永遠の巫女の魂を持つ赤龍帝   作:レオナ

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11話

僕たちオカルト研究部の部員は旧校舎に集まっていた。

 

小猫ちゃんは拳にフィンガーグローブを付けて、

木場は帯剣している剣をじっと見ている。

 

部長と朱乃さんはさすがと言ったほど落ち着いていて、アーシアは僕の傍にいても不安なのだろう。アーシアは戦う力もなければ、戦闘経験もない。

緊張や不安が感じるもの仕方がない。

 

「やっぱり、怖いよね?」

 

「はい……」

 

「そうね。心配するなって、言っても難しいよね。でも、僕たちが今、出来ることをする。部長の為にもね?」

 

そう言って僕は、アーシアの手を握った。完全に不安を取り除くことは出来ないけど、少しでも気持ちを落ち着かせれば良いってね。

 

「皆様、準備はお斉なりましたか?」

 

試合10分ほど前に銀色の魔法陣が展開され、その中からグレイフィアさんが現れた。

 

「この10日間で随分変わられましたね。お嬢様、私の立場的に言いにくいのですか……頑張ってください」

 

「勿論よ。最善をつくさせてもらうわ」

 

グレイフィアさんは部室の真ん中に魔法陣を展開される。

そして全員が魔法陣の中に入ると、次の瞬間、魔法陣が光を出し始める。

 

「開始時間になりましたら、こちらの魔法陣から戦闘フィールドへ転送されます。それでは、ご武運を祈ります…」

 

そして次の瞬間、僕たちは光に包まれながら転移していた。

 

 

 

 

目を開けると、そこは先程と変わってない部屋だった。

転移失敗か?と思っていたが、窓を見ると空が紫に覆わっていた。

 

『皆様、この度、フェニックス家とグレモリー家の試合に置いて、審判役を任せられましたグレモリー家の使用人、グレイフィアと申します』

 

するとアナウンスのような音声で、どこからがグレイフィアさんの声が聞こえた。

 

『この度のレーティングゲームの会場としてリアス・グレモリー様方が通う、駒王学園の校舎を元にしたレプリカを異空間に用意しました』

 

異空間に学校のレプリカを用意するなんて、悪魔の技術力がすごすぎる。

 

『両者、転移された先は本陣でございます。リアス様は旧校舎のオカルト研究部部室、ライザー様は新校舎の生徒会室でございます。兵士はお互いの敵地に踏み込めた瞬間、昇格を可能とします』

 

なるほど、僕が新校舎に入ればその瞬間に昇格可能か。分かりやすい。

 

「全員、耳に通信機をつけなさい」

 

通信機ってもしかして、赤い光の球のことかな?

 

「戦場ではこれで味方同士やり取りするわ」

 

これで離れた場所で命令するのか~極めて便利なアイテムだから壊さないようにしないとね

 

『それでは0時になりました。開始の時間になります。制限時間は人間界の夜明けまで。ゲームスタートです』

 

そして校内の鐘の音が響く。

まるで試合開始と暗に告げているようだ。

 

「さぁ、初めましょうか……その前にイッセーは、こっちに」

 

「むきゅっ?」

 

部長は僕を自分の肩に指して、多分そこに来なさいと言っているだろう。

 

「この戦いはあなたが要なの。だからイッセーには体を休めて貰わないと……」

 

言われるままに、僕は部長の方を頭に乗っけた。

 

「今からイッセーの封印を解くわ」

 

「封印ですか?」

 

疑問を口にした時、僕の中で何かが外れて気がした。

 

「あなたを悪魔に転生さてる際にね、あなたの力があまりにも大きすぎたの。だから私はたかだか人間がそんな力を持って転生したら、体が持たないと判断し、あなたの力いくつかに分けて封印したの……杞憂だったけどね」

 

つまり、僕の中の存在する封印を解いたってことか?

だから力を溢れているのか~

 

「あなたが悪魔に転生出来たのは今さらながら奇跡でしょうね。変異の駒を含めないと転生できない16個分の『兵士』……最強の『兵士』よ、イッセー」

 

最強の『兵士』か……言い響きね!

 

『部長、僕と小猫ちゃんの準備、整いました』

 

『こちらもですわ、部長』

 

木場と朱乃さんの声が通信機から聞こえる。

なら僕の出番ね。

 

「朱乃は旧校舎の屋根で待機、祐斗は相手の『兵士』を森で警戒しながら待機、小猫はイッセーと合流して体育館に行きなさい」

 

その言葉で僕たちは同時に了承する。

 

「さて、私の可愛い下僕たち。準備は良いかしら?敵は不死身のフェニックス家の中でも有望視されている才児ライザー・フェニックスよ。消し飛ばして上げましょう!!」

 

それは宣戦布告としてはありがたいほど、意気の入った声だった。

 

 

 

 

 

僕は体育館付近で小猫ちゃんと合流し、そのまま裏口から入る。

僕たちは舞台袖で相手がいるかどうか疑った。

 

「小猫ちゃん、どうやら敵が来ちゃた。隠れる意味がないね」

 

「イッセー先輩は潔いがいいですね。行きましょう」

 

小猫ちゃんにそう言われたのは初めてだね。

そう思いつつ、僕たちは舞台の中の真ん中に立とつ、すでに体育館の真ん中にライザー・フェニックスさんの眷属の数人がいた。

チャイナドレスの女の子、体操服の双子の女の子、棍棒の女の子だ。

 

「こんにちは、グレモリー眷属の下僕さん……ってあなたでしたか。ライザー様のご友人さん」

 

「ライザー・フェニックスさんとは、去年に知り合ったけどなぁ。僕は兵藤一誠。リアス部長の下僕で唯一つの『兵士』」

 

僕のことを知っていたら、ライザー・フェニックスさんが眷属全員に女装の教えているかもしれない。

 

「私はライザー様に使える『戦車』、雪蘭よ」

 

「『兵士』のイルで~す」「ネルで~す」

 

「同じく『兵士』のミラよ」

 

双子の女の子とチャイナドレスの女の子と棍棒を持った女の子がそう言って自己紹介してくれる。

 

「小猫ちゃん、僕たちのデビュー戦た。行くぞ!」

 

「……はい!」

 

そして、僕たちは相手の舞台から飛び降りて、そのまま向かった。

 

「解体します」

 

「バラバラバラバラ」

 

目の前の女の子がチェーンソーを取り出して来たから。

僕に向けて双子はチェーンソーを振り回して来たぁぁぁぁぁ!!

 

「可愛い顔でとんでもない物を振り回しているの?物騒すぎるよ」

 

僕と小猫ちゃんはライザー・フェニックスさんの『戦車』1人と『兵士』3人と対峙している。

正直、僕1人でも良かったけど、どうしても小猫ちゃんが相手の『戦車』と戦ってみたいだね。

 

たぶん自分の修業の成果を見せたいだね。

だから僕は『兵士』3人と対峙しているけど……

 

「きゃはは!性別が分からないので、バラバラしてから調べてあげるよ!」

 

「バラバラしてあげる!可愛いね」

 

「可愛いくって何!?僕が男って分かるよね!?それにチェーンソーは少女が振り回すものじゃないだろ!?」

 

僕は双子のチェーンソーとミラの棍棒をかわしつつ、お札を霊力で纏われて彼女たちの足に向けて投げた。

 

「動けない!」

 

「外してよ!」

 

「ただの紙切れなのに取れない!」

 

それはそうよ。僕が投げたのは博麗神社印のお札。ただのお札じゃないからね。

『兵士』3人の動きを止めたことだし、良しとするかな?

さて、小猫ちゃんはどんな感じかなって、小猫ちゃんを見ているとチャイナドレスの女の子を圧倒している。

 

「はあ、はあ、攻撃が重い」

 

「修行の成果です」

 

そう言って小猫ちゃんは相手の腹部に鋭い一撃を送った。ズシンと重い音と共に、チャイナドレスの女の子は膝が床に付いた。

 

『イッセー!準備が整ったわ!』

 

部長からの指示が入った。

僕は小猫ちゃんと視線で合図を送り、頷いた。

その後、僕たちはその場から走り出し離脱する。

 

「逃げる気なの!?此処は重要拠点なのに!!」

 

4人が僕たちの行動に驚いている。

当然の反応ね。此処が重要拠点だからこそ僕たちの行動が繋がる。僕と小猫ちゃんが体育館から出た瞬間に、巨大な雷が襲い、消し飛ばした。

 

「テイク」

 

その言葉と共に、体育館の上空にいる巫女服装の朱乃さんの姿があった。

 

『ライザー様の『兵士』3名、『戦車』1名、リタイア』

 

審判役のグレイフィアさんの声がフィールド中に響く。

やっぱり凄いや朱乃さん

 

「凄いですね。朱乃先輩……」

 

呟くと、部長から通信が入った。

 

『イッセー、小猫、良くやったわ。次は祐斗と合流してちょうだい』

 

「「了解です」」

 

部長との通信を終え、僕は小猫ちゃんに向き変える。

 

「小猫ちゃん、行こう」

 

「はい」

 

と呟くと、僕たちを爆風が襲った。

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