永遠の巫女の魂を持つ赤龍帝   作:レオナ

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12話

「ふふふ……まかさ攻撃されるとは思っていなかった?狩りを終えて油断した獲物は一番狩りやすい……基本よ」

 

「そうね……確かに基本だね。タイミングも完璧だった。しかし、殺気は隠さないと駄目だよ?」

 

「な!?」

 

相手の『女王』は相当驚いているな。

それもそうね、確実に不意を突き、事前から用意した術を放ったて、しかも直撃を確認したのにも関わらず、声が聞こえたもんね。

僕は結界を貼い、爆撃を防いだ。

それでもタイミングはギリギリだったけどね。

 

「殺気の押え方を知ったほうがいいですよ?」

 

「余計なお世話」

 

敵に起こられちゃった。

 

「小猫ちゃん大丈夫?」

 

「イッセー先輩。結界も使えるのですね」

 

「まぁ、見せてなかったからね」

 

っと言ったけど、これからはどうしようか?

 

「イッセー君、小猫ちゃん……先を急ぎなさい」

 

「朱乃さん!」

 

そう思っていると、ちょうどあの『女王』と相対するように上空から降りてくる、朱乃さんがあった。

 

「心配はご不用ですわ。私の大切な後輩に不意打ちて傷つけようとする不届き者。オカルト研究部副部長として…倒しますわ」

 

朱乃さんは目を開くと、魔力が跳び上がる。

 

「分かりました!でも、気をつけてください!」

 

そう言って、僕と小猫ちゃんは木場の元に向かった。

 

『ライザー様『兵士』3名リタイア』

 

すると更に3名がリタイアしたというアナウンスが入った。

兵士3名ね……成る程、木場がやってくれたんだ。

 

「これで半分近くのあの人の駒を殲滅出来た。後は!」

 

僕と小猫ちゃんは運動場付近に到着すると、僕はすぐそばに木場がいることに気がつく。

そして僕は腕を引かれた。

 

「やあ、イッセー君、小猫ちゃん。無事で良かったよ」

 

腕を引いた張本人は涼しい顔で無傷の木場だった。

 

「さてと、これからどうする?」

 

「次の敵は小猫ちゃんとは相性が悪い『騎士』や『僧侶』だらけだ…ここは」

 

「小猫ちゃんを待機するとかないね」

 

そう言うと、木場は頷いた。

それを聞いていた小猫ちゃんは苦い顔だった。

 

「ですが……」

 

「小猫ちゃんの気持ちも分かるけど、僕たちは負けれない。それに駒の数じゃ僕たちは圧倒的に降りなんだ」

 

僕が諭すように言うと、小猫ちゃんは頷いた。

 

「ごめんね、小猫ちゃん。もし、僕と木場がピンチになったら……その時は、助太刀してくれるかな?」

 

「…分かりました」

 

小猫ちゃんが頷くを見て、僕と木場は静かに立ち上がった。

 

「木場、こそこそと隠れるのが面倒くさくなってきていない?」

 

「そうね。僕も面倒なのは嫌になってきたところだよ」

 

そう言うと、僕たちはどちらともなく笑った。

考えるのは一緒か……だったら!

 

「オカルト研究部の男子コンビで、あいつらに目を飛び出るくらいに驚かしてやろう!そして見せつけやるんだ!僕たちの実力を」

 

「当然だよ!僕たちは舐められて終わらないからね」

 

そして僕と木場は拳を殴り合わせ、そして用具倉庫から飛び出る。

 

「ライザー・フェニックスさんの眷属たち!出てこいや!僕たちはここにいるぞ!」

 

僕は運動場に姿を出で叫ぶようにそう言い放ち、籠手を出現する。

 

『Boost!!』

 

すると、甲冑姿の女の子が出てきた。

剣を持っているから『騎士』かな?

 

「正面から堂々と現れるなど、正気の沙汰とは思えん。だが、私はお前らのような馬鹿が大好きだ!」

うん。僕も言えたことじゃないけど、あの娘も結構、馬鹿じゃないの。

 

「私はライザー様の『騎士』、カーラマインだ!グレモリーの『騎士』よ、名を名乗れ!」

 

「僕はリアス・グレモリー様の『騎士』、木場祐斗。『騎士』同士の戦い、待ち望んだよ!」

 

「良く言った、リアス・グレモリーのナイトよ!!」

 

すると相手の『騎士』が高速で動きはじめる。

木場と遜色のないほど速度……さすがは『騎士』だ!

木場、あんたも実は剣馬鹿だったのね!

なんなか、2人とも生き生きしているね。

こうなると僕と小猫ちゃんが暇だな。

 

「暇だな」

 

「まったく、頭の中まで剣で塗りつぶされた者同士の戦など、泥臭くてたまりませんわ。カーラマインったら『兵士』たちを犠牲にするときも渋い顔をしていましたし、主の戦略が気に入らなかったのかした?」

 

なるほど。

 

「全員投入となさすがに驚いたよ」

 

顔の半分だけ仮面をつけた女性と、ドレスを着た金髪縦ロールの女の子、双子の猫耳少女に和服の女の人に大剣を持った奴…。

うわ、属性もりもりだ。

 

「それにしては随分と物静かだな、リアス・グレモリーの『兵士』」

 

「焦っても意味がないからね」

 

仮面の女が僕にそう言ってくる。

 

「ほう、面白い。ならその力を見せてもらおう!私はライザー様に使える『戦車』イザベラ。さあ、行くぞ!リアス・グレモリーの『兵士』!」

 

「上等!!」

 

『Boost!』

 

そして僕と『戦車』の近接戦闘が始まる。

 

――――――ッ!!

 

こいつは小猫ちゃんと戦った『戦車』よりも強い!

僕はこいつの全ての攻撃を避けていくけど、拳の風圧だけで火傷しそうだ!

 

「ほう!良く避ける!さすがはライザー様のご友人のことだけあるようだ!」

 

「そいつはどうも!」

 

僕がイザベラの攻撃した瞬間、籠手に包まれた拳を強く握り、素直にストレートを放ち狙う!

紙一重で交わずも、そして体制が崩れ攻撃してきたところを、回し蹴りでカウンター!!

 

「ぐぅっ!」

 

勢いに勝てず、イザベラは地面に叩きつけられる。

 

「これほどとは。ならば全員で掛かるまで!!」

 

すると僕を囲むように金髪の女の子を除く全ての駒が臨戦態勢になる。

って、え?

 

「あの子は戦わないの?」

 

僕はイザベラに尋ねると、彼女はなぜか歯切れが悪そうに答えた。

 

「あ、あぁ。その方は戦わないのだ。なぜならその方の名は、レイヴェル・フェニックス」

 

 

 

 

……………フェニックス?

 

 

 

「つまりライザー様の実の妹君だ」

 

「……………………………え?」

 

あの子はライザー・フェニックスさんの実の妹であの人の駒?

もしかしてこの戦いの空気を感じされる為に眷属になったのかな?

 

「まったく、頭の中まで剣、剣、剣で塗り潰された者同士、泥臭くたまりませんわ。カーラマインったら、お兄様が言ったサクリファイスに顔を渋っていましたし、あちらの殿方も顔は良いですが、そちらも剣バカだなんてついていませんわね……」

 

この子は高飛車系なお嬢様だ。

友達関係でギクシャクしそうね。

 

「相手を全員倒せば、良いだけだね」

 

夢想封印でもいいけど、今回はチーム戦だから、久しぶりにあれだ!

 

「受け取って木場!赤龍帝の贈り物(ブーステッドギア・ギフト)!」

 

『Transfer!!』

 

「こ、これは?」

 

「木場!あんたの神器を使って!!」

 

魔剣創造(ソード・バース)

 

木場が地面に魔剣創造(ソード・バース)を使うと、地面から数多な魔剣が生え、ライザー・フェニックスさんの眷属の腹部に全員が刺さった。

 

「ば、馬鹿な!?」

 

「……これもドラゴンの、力!?」

 

彼女たちが呟くと、光に包まれて消えていた。

 

『ライザー様の『兵士』2名、『騎士』2名、『僧侶』1名、リタイア』

 

レーティングゲームでリタイアした下僕は然るべき場所で然るべき治療を受けるらしい。

 

「イッセー君。この力は…」

 

「赤龍帝の籠手は、自分の力を増やす以外にも、それを物や他人を譲渡することが出来る。他人には譲渡した事はないけどね」

 

すると、

 

『イッセーさん!聞こえますか?』

 

アーシアの通信が突然に響いた。

焦ってる?何があったの?

 

「どうしたの、アーシア!何があったの!?」

 

『大変なんです!部長が……部長さんが!!』

 

何だろう、この胸騒ぎは。

アーシアの焦りの声と、どこからともなく感じる様な予感に僕は冷や汗を掻くながらアーシアの言葉を待つ。

そして、その嫌な予感が的中したのだった。

 

『部長さんが単騎で相手の本陣に向かいました』

 

それは衝撃な出来事で、僕は目を見開いて驚いた。

そして……

 

『リアス様の『女王』リタイア』

 

更なる追い討ちを掛けるようにそのアナウンスが響き通った。

そして僕の耳に聞こえた。朱乃さんのリタイアを知らせる音声。

 

「アーシア、一体何があったの!?どうして部長が……」

 

朱乃さんのことは心配だけど、今は部長が最優だ!

 

『向こうからの通信で、部長さんとの一騎打ちで決着を付けるって!』

 

僕は新校舎から怒る爆発音と轟音に気付く!

むきゅう!こうなったら!!

 

「木場、小猫ちゃん!相手の『女王』は朱乃さんを倒した!次に狙われるのは部長か、アーシアがいるところだ!だからアーシアの所に向かって……」

 

その時、通信機からアーシアの叫び声が聞こえた!

あの方向は間違い。

 

「急いで!木場、小猫ちゃん!あの区域は朱乃さんが仕掛けた罠があるけど、それも通用しない!僕がすぐにも部長のところにいく!」

 

木場と小猫は急いでアーシア達の所に向かう。

敵の狙いは僕たちの生命線であるアーシアの撃破。

そして部長を自身で葬り、保険としてアーシアを消す。

 

もし、木場と小猫ちゃんが相手の『女王』を押さえてくれたえら、僕はライザー・フェニックスさんに集中できる。

 

それでも敵は朱乃さんを倒したほどの悪魔……強さは相当なはず。

 

「あぁ、分かった!…………イッセー君、頼んだよ!」

 

「先輩も、気をつけて!」

 

「こんなことは、言いたくありませんけど、あなた方の勝ち目はありませんわ。こちらの女王、ユーベルーナ。彼女にはフェニックスの涙を一つ、持たせていますわ」

 

僕が急いで新校舎の中に入っていた時、

僕に話しかけるライザー・フェニックスさんの妹がいた。

彼女はガラス張りの扉にもたれかかってそう言ってくる。

 

「だからどうしたの?僕たちを舐めるなよ。例え、相手が不死身でも倒す。何があってもだ」

 

『Boost!』

 

僕はそれだけを言うと、そのまま新校舎を掛け上がる。

どうにか間に合ってくれよ!

 

 

 

 

リアスside

 

私は旧校舎の屋上でライザーと対峙している。

アーシアには回復のオーラを送ってもらっているが、予想外が起こったわ。

まさか、ライザー自ら私たちの本陣に攻めてくるなんて。

 

「リアス、いい加減諦めろ………君はもう詰んでいる。君の本陣には我が最強の女王、ユーベルーナを送った。もうじき、リタリアになるだろう。そしてそこで君が倒されればそこで終わりだ……投了しろ、リアス」

 

「いいえ、ライザー。私は諦めないわ。せっかく皆が頑張ってあなたを追い詰めているのよ。

『王』である私が諦められるわけが無いわ!」

 

私はライザーの顔に向けて大質量の魔力を放つ…だがそれが直撃しても、ライザーの顔が消し飛んでもまた再生する。

魔力の消耗や精神力は削られるが、例えその行為が愚かだとしても私は諦めないわ。

 

「なら、この一撃で終わろう。散っていった眷属たちの思いも背負った『王』の攻撃だ」

 

ライザーの上げられた片手の上に炎が渦巻き球体を作り出す。

 

「チェックメイトだ、リアス」

 

「くっ……!!」

 

私は目を閉じて敗北を認めた時、私のよく知る声が屋上に響いた。

 

『Boost!』

 

『Exploslon!』

 

「夢符<二重結界>」

 

ライザーの炎を防ぐように鎮座する結界と、その内側で私の傍に立つイッセーの姿があった。

 

「イッセー」

 

イッセーはこくり頷いた。

 

リアスsideout

 

 

部長は満身創痍の状態で、アーシアのところまで向から、優しく頭を撫でる。

 

「言いたいことは沢山ありますが、今は僕がやりますから。部長は休んでください」

 

「ごめんなさい」

 

謝らないでください。

 

僕は部長に自分の制服を被せ、ライザー・フェニックスさんの元に向かった。

 

「兵動一誠。貴様がここまで来るとわな」

 

「来ちゃった。ライザー・フェニックスさん」

 

「―――なんだ」

 

「一丁やります?」

 

ライザー・フェニックスは好戦的な笑みを浮かべ、その背後に炎の翼を大きく拡げる。

 

「貴様と話すものいいけど、それに……このゲームは負けるわけにはいかないからな!!」

 

その言葉と共に、二人は足を動かした。

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