正直上手く書けてるかは分かりませんが是非読んで見てください。
『ブーッブーッ』
灰羽アリサがお風呂から上がり、自室に戻ると、ベットの上で充電されているスマホが電話によって振動していた。
「誰からかしら?」
そう思い、スマホを見ると、そこには彼女がこの世で1番愛している男性の文字が浮かんでいた。
アリサさ嬉嬉として、その名前、潮崎束の文字を見た瞬間に通話ボタンを押し、スマホを耳に当てる。
「もしもし!?」
『あっ、出た。今忙しかった?』
「うんん。大丈夫よ」
普段は自分からの電話に秒で出る彼女が中々出なかった為、忙しかったのかと思ったが、「お風呂入ってたの」と言うアリサの言葉に束は、「なら良かった」と返事する。
「それで、どうしたの?」
『あれ? 何か用事がなきゃ電話かけちゃ駄目だった?』
「えっ、全然そんな事ないわよ!」
『あはは、冗談冗談。ちょっとからかっただけだよ』
その言葉に、「ムー」と少し拗ねるアリサに束は「ごめんごめん」と少し笑いながら謝る。
『まぁ、冗談はさておき。明日って予定空いてる?』
「明日? 空いてるけど……」
『それは良かった。じゃあデート行かない?』
「えっ!? どうして急に!?」
『明後日からまた東京で練習試合あるんだけどさ、急遽明日練習休みになっちゃったからさ。一足先に東京行って、久々にアリサとデートしたいなぁと思って。嫌?』
「い、嫌じゃない! 嫌じゃないわ! 行きましょう!」
『了解』
「ところでどうやってくるの?」
『新幹線で行こうと思ってる』
「じゃあ、東京駅ね。迎え行くわ」
『そう? ありがとう。じゃあ、また連絡するね』
「ええ」
『ピッ』と言う音と共に、通話を終了する。
「ふふっ。久しぶりの束くんとのデート! 気合い入れなくっちゃ!」
アリサはそう言うと、スマホを操作し、デートのプランを考えるのであった。
「たーばーねーくんっ!」
「ごふぅ」
翌日。束が改札を出ると、勢い良く束の方に向かって走ってくる物体。基、灰羽アリサが束の名前を呼びながらハグと言う名のタックルをかましてくる。
束はそれを何とか受け止め。頭を撫でるとアリサはニコリと顔をあげる。
「久しぶり、アリサ。待たせちゃた?」
「久しぶり。大丈夫よ」
「それよりアリサ。抱きついてくれるのは嬉しいんだけど、そろそろ離れようか。ここだと視線がね……」
いつもより、少しオシャレな彼女。普段から周りの視線が集まりやすい美女がいきなり男の名前を呼びながら抱きついているのだ。
通り過ぎる人々がチラチラと見てくる状況に、束は少し苦笑いをしアリサもそれに気づいたのか、恥ずかしそうに離れる。
「それじゃあ、一旦、僕の家に向かおうか」
「いえ、ここから今日の目的地にそのまま向かうわ!」
「えっ? でも荷物は?」
「大丈夫よ。預けれるし。何より久しぶりのデート、いっぱい束くんと居たいじゃない?」
とびっきりのアリサの笑顔に、束は少し見惚れてしまうが、直ぐに何時もの何処か余裕のある笑みをこぼす。
「そうだね。そう言う事なら従いますよ、お嬢様」
束はそう言うと、キャリーバックを掴んでいない空いている方の手をアリサと繋ぐ。
──────────────────────────────
あの後、アリサに目的地を聞き、たどり着いたのがこと。ラ〇ンドワンである。
多くのスポーツが出来、カラオケや、ゲームセンターなかんも内蔵されている。更には、大型ショッピングモールの中にある施設な為、ショッピング等も楽しめる。こういうのは宮城には仙台まで行かなきゃ無いから素直に羨ましい。
受け付けでお金を払い、コインロッカーに荷物を入れる。練習試合で使う練習着があるので、それと貴重品を持ち、更衣室に移動する。
着替え終わり、外で待っていると、「おまたせっ」と言う声が聞こえる。
スマホを操作していた指を止め、顔を上げると、そこには、何時も腰あたりまで伸ばした灰色に近い金髪を結び、ポニーテールにしているアリサが立っていた。
スラッとしたモデルの様な体型。178cmほどある身長は、女性の中では高い方だろう。男のプライド的に、こういう時に関しては背が高くて良かったと思う。
今日は運動をする為か、何時もより少し薄めの化粧。まぁ、そもそも元の素材が相当良い彼女はあまり化粧はしていないが。
運動着のせいか、彼女の白い肌が何時もより出ており、身体のラインもハッキリしている。
まぁ、これ以上の彼女の身体の特徴は僕だけの秘密としておこう。
「何ボーっとしてるの? 早く行こ!」
「ごめんごめん」
アリサに見惚れていた、僕の手を掴んだ彼女は、そう言うと腕を引っ張りながら笑顔で駆けて行く。
本当に楽しそうだ。彼女の笑顔を見ていると僕も自然と笑ってしまう。
そして、改めて実感する。あぁ、僕は彼女の事が好きなんだと。
「……私、初めてなんだけど上手くできるかしら」
「大丈夫。僕が手取り足取りおしえるからさ」
「本当? よろしくお願いしますね先生」
「先生は言い過ぎじゃないかな」
そう言うと、僕とアリサの体が密着する。
「じゃあ、まずは右手で棒の柄の部分をしっかり握って、左手の親指と人差し指で先端を軽く掴んで」
「こう?」
「そうそう。そしたら、左手はそのまま固定しながら、棒を前後に軽く擦るように……」
「こうかしら?」
「うん。じゃあ後は、こうやって、白いのを発射させるだけ」
「わっ! 上手くいったわ!」
「流石アリサ。上手だね」
僕はそう言うと、アリサのそのサラサラの髪を撫でる。
え? 何してるんだって? そんなの、会話の流れで分かるだろ? ビリヤードだよビリヤード。ここには、こういうボードゲーム類もあるらしい。
それにしても、やっぱりアリサは運動神経が良い。どのスポーツも飲み込みが早い。
そんな事を考えていると、ビリヤードを教えるのに密着していた為、アリサが顔だけ振り向き、こちらを見てくる。そして次の瞬間、
「チュッ」
少し状態を起こした彼女の柔らかい唇が僕の唇を塞いだ。
「なっ!」
初めての行為ではない。しかし、いきなりの出来事に僕の思考が一瞬にして固まる。
「ふふっ。いつも落ち着いてる束くんの赤面。可愛い」
アリサは一瞬チロリと舌なめずりをしながら妖艶な笑みでそう言い放つ。
彼女は偶にこう言う所がある。本当に心臓に悪い。
「嫌じゃないけど、場所は考えようね?」
「はーい」
「あと、その顔は僕以外には見せちゃダメだよ」
「? ごめんなさい?」
僕の言った言葉の意味が分からなかったのかアリサは顎に手を当て、首を傾げる。
ほら、そういう仕草とか。少し彼女の大学生活が心配になる。
僕は意外と独占欲の強い男なのかもしれない。
その後、ある程度のルールを理解したアリサとビリヤードをし終わり、次は何をしようかと移動しながら話していると、何やら揉めている複数の男性を見つける。
「だーかーらー。俺達この後試合なの。だから先に俺達に使わせろっていってんの。分かるか?」
「……そう言う問題じゃないだろ。……順番は守れよ」
「まぁまぁ、少し落ち着けって」
明らかに一触即発の様子。おそらく大学生であろう、ガタイのいい男が3人とどちらかというと細身な男が2人。
近づくにつれて、声も聞こえてき、そんな中で何処かで聞いた事ある声が2つ。
そして、その中の1人の男と目が合う。
「「あっ」」
僕と男の声が重なり、言い合いしていたもう1人の男がこちらを向くように振り返る。
「あっ? ……何でお前がここに居るんだよ」
「それはこっちのセリフなんだけど?」
僕を見ると同時に、男はため息と共に悪態をついてくる。
ここで言い争いをしていた内の2人組は、僕に悪態をついてきた男、基、井闥山学園の佐久早聖臣と聖臣を宥めていた古森元也であった。
長くなりそうなんで、ここで切ります。
次には終わらせる予定です。