東方最高神[零ZERO]【番外編:日常編】(完結)   作:神森リョウカ

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大事な事なのでもう一度だけ説明します…

※…注意!これは最高神シリーズの番外編です…尚R-17.9要素も有る為注意して下さい…それでも良い方は先にお進み下さい…

尚以下注意書き…


・R-17.9は要素あり…(グロは無い…と思う筈…一応閲覧注意)

・基本的にほのぼのでギャグ要素満載…稀に百合及びR-17.9表現有り更にシリアス要素あり…尚且つ神森家中心…

・本編無関係…なのだが、そこで得た物は本編にて引き継がれる…

・本編のタグ一部機能しない

・お馴染みの文章力と駄文注意!

・番外編である故に本編と違い短め…尚且つ…独自の編集時のルール適応外である…

・更新不定期及び投稿不定期…

・何時ものあらすじコーナー及び後書きコーナーは無し…

等の以上だが…偶にタグが変わる事が有るので注意!




その1 神森一家の厄介な事情

ここは、あのブッ壊れのチート使いの最強…いや元最強の最高神…神森一家の住んでいる空間だ…そこは、神様…いや最高神か…にしてはあまりにも科学に発展しまくっているわ…更には魔法とも共存しているわ…物理法則を無視するわ…軍事力も最強だわ…殆ど何でも有りな神森一家の作った空間…さて、そんな彼女達の日常の話である…

 

 

 

 

【東方最高神[零ZERO]【番外編:日常編】

 

 

 

はい!どうもです!あ…こうして挨拶するのはかなり久々ですね、お馴染みのリョウカですよ!あ…本体です、今回から…いえ正確には番外編なので、本編と関わり無いですから、あの特殊な編集ルールは無効となってますのでご了承下さいね?えっと、今回は、私達の日常って言う話なので…ごゆっくりと見て下さいね。

 

 

リュウカ(幻想)「おい…お前どこに向かってぶつぶつ呟いているんだ?って何だこのデジャブは…久々だな、こんな事を言うのは…。」

 

リョウカ(幻想)「あ…ごめんなさい…久々なのでつい癖が出てしまいました。」

 

リュウカ(幻想)「やれやれ…まあ良いが…だがな…かと言って…食事中にそれは無いと思うが?」

 

リョウカ(幻想)「う…ごめんなさい…。」

 

リュウカ(幻想)「まあ、気を付けろよ…ほらさっさと食べろ。」

 

リョウカ(幻想)「はい。」

 

 

そう…今絶賛リョウカ達は食事中だった…時間帯は…夜だ…つまり晩御飯だ…だが…彼女達の事だ…普通の食事で済むと思ったら大間違いだ…何故なら…

 

 

ドン…!!

 

 

リュウコ(幻想)「テメェ…!!それは、俺のエビチリだって言ってるだろうが…!!」

 

リュウキ(幻想)「あぁ…!?そんなの速い者勝ちだろうが!?」

 

リュウコ(幻想)「やんのかテメェ…!?」

 

リュウキ(幻想)「やんのかリュウコ…!?」

 

リョウキ&リョウコ(幻想)『うるさいですよ、それだったら私達が貰います…!』

 

 

パシ…!!

 

リュウコ&リュウキ(幻想)『あ…!?俺のエビチリ…!?全部取られたァァァ…!!!』

 

リョウキ(幻想)「全く…!もう少しマナー良く食べないといけないよ?お姉ちゃん?」

 

リョウコ(幻想)「そうですよ?だから、こうなりました…はむ…。」

 

リュウコ(幻想)「く〜…!ちきしょうめぇぇ…!!!」

 

リュウキ(幻想)「だいっきらいだぁ…!!バァァカ…!!!」

 

 

ポーピー…!!ポーピー…!!

 

 

リュウコ&リュウキ(幻想)「…へ?」

 

 

デデーン…!!

 

 

リュウカ(幻想)「うるせぇぞ?テメェら…そんな事で騒いでどうする?」

 

リュウコ(幻想)「だ…だけどよぉ、今目の前に食べたい時に無いのが問題なんだぞ!」

 

リュウカ(幻想)「だったらまた自分で取って来るか、自分の手で作りゃあ良いだろうが?」

 

リュウキ(幻想)「あぁ…そうかそうか…分かったよ…なら、テメェのぉ頂き…、」

 

 

ゴッチィィン…!!!

 

 

リョウキ(幻想)「あの〜…こちらのお姉ちゃんが本当にすみませんでした…。」

 

リョウコ(幻想)「ごめんね?」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…まあ大丈夫だ…。」

 

リョウキ(幻想)「…そうですか…じゃあ、ほら…行きますよ。」

 

リョウコ(幻想)「ほら、貴女もですよ。」

 

リュウキ&リュウコ(幻想『……ふぇい…。』

 

 

そして…リュウコとリュウキは、妹達に引き摺られながら戻されて行った…

 

 

リョウカ(幻想)「こうしてみると…本当に平和ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「ああ、そうだな…まあ、束の間の奴だが…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですね…あ、お姉ちゃん…はい、豚の角煮だよ…はい、あーん。」

 

リュウカ(幻想)「お!サンキュー…あーん…むぐむぐ…そんじゃあ、こっちも…はい、あーん。」

 

リョウカ(幻想)「はい、ありがとうございます…あーん…あむ…。」

 

リュウキ(海賊)「ああぁ…!!!それは、俺が最後に楽しみにとっていた豚の角煮ぃ…!!くぅ〜…!!!」

 

リョウカ(幻想)「あ…ごめんなさい…。」

 

リュウカ(幻想)「…なんかすまん…。」

 

リュウキ(海賊)「とほほ…まあ良いが…また美味いもん探さないとなぁ…はぁ…って!あぁぁ…!?そいつは俺のチキン南蛮…!!!待てェェェェェェ…!!!」

 

リョウカ(幻想)「あ…行っちゃった…。」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…何だろうな…確かに戦力的は、超有難いが…色々とカオスだな…こりゃ…。」

 

リョウカ(幻想)「…うん…そうだね…あ、お姉ちゃん…はい、あーん。」

 

リュウカ(幻想)「ありがとな…あーん……はい、俺からもだ…あーん。」

 

リョウカ(幻想)「ありがとう…お姉ちゃん…あーん…。」

 

 

そしてリョウカとリュウカは…結婚したからか…更にイチャイチャしているようだ……周りの事もあまり気にして無いようだ…って言うよりも何時もの光景らしいと言う感じだった…

 

 

次の日…本体のリョウカは、新しい技や形態を編み出し…修行していた…

 

 

リュウカ(幻想)「お!リョウカ!調子はどうだ?」

 

リョウカ(幻想)「う〜ん…あんまりですね…鈍ってしまったか…お姉ちゃんとの死闘で敗れて…何かの力を失ったかの…どちらか…又はその両方かな…。」

 

リュウカ(幻想)「…そうか……。」

 

 

そう…実はだが、本体のリョウカがハンターハンターの世界線にて…本体同士で…リョウカとリュウカが本気の殺し合いをしたのだ…その結果…リュウカによって…完全に逆転敗北されてしまった…しかもリョウカ自身の意思が有る状態で…完全にリョウカを打ち負かした…そして…本当の意味でリョウカの願いが叶い、リュウカの手でリョウカを殺す事とリュウカの手でリョウカを止める事……そして……リュウカが…リョウカを幸せにする事…その全てが叶った事によってだ…リョウカの邪や負の部分が消えた…いや正確には…融合しちまったと言うべきか……まだ慣れてないのと、身体は治っても戦闘に関する治療はまだ終わった訳じゃ無い為か…かなりリョウカの動きは鈍っている…

 

 

リュウカ(幻想)「…それで、新しいのが出来たって聞いたが?」

 

リョウカ(幻想)「ああ…それでしたら、少し見てて下さいね。」

 

リュウカ(幻想)「お…おう。」

 

リョウカ(幻想)「………。」

 

 

パチン…!

 

 

リュウカ(幻想)「…な…何だ?その格好は…?」

 

リョウカ(幻想)「これですか?これは、これから行う技や形態に関係ある服装でしてね…見栄え的にはこれが適任かと思いまして…。」

 

 

そう、今リョウカの着ているのは…確かに何時もの服装…ぽく見えるが…スカートは更に長くなっていて…足までとは行かんが…膝以上の長さで…服の模様が…龍や龍神等の龍系に関する物に変わっている…更には、装飾品も戦闘用か…少なくなってもいる…色も…所々に黒く染まっていて…欲に言う…極道やヤクザやマフィアに関係した服装っぽくなっていた…(以後…極道服と呼ぶ)

 

 

リュウカ(幻想)「……服装から見ると…まさか…極道か?」

 

リョウカ(幻想)「…よく分かりましたね…その通りですよ。」

 

リュウカ(幻想)「おいおい…。」

 

リョウカ(幻想)「それでですけど…形態変化…いえ…この服装では、スタイルって呼びましょうか…先ず…【オリジナル…つまり自身】の場合のスタイルは…【怪力乱神・破壊神・龍神皇天帝王・伝説(自身)】の以上のスタイルとなっています。」

 

リュウカ(幻想)「あ?…あ〜…じゃあ、こうか?【怪力乱神は…現実的には…喧嘩師スタイルで…破壊神が…破壊やスラッガースタイル…んで伝説って言うのは…自身のスタイルでやる…】って感じか?まあ、龍神皇天帝王は知らんが。」

 

リョウカ(幻想)「ええ、そんな感じですよ…因みに龍神皇天帝王スタイルは…激しく動き回り…敵を翻弄しながら敵を追い詰めて…隙あらば一気に仕留める…どちらかと言えば…喧嘩師に更にスラッガー又は破壊者スタイルとラッシュとダンサースタイルの今までの全てのスタイルを詰め込んだスタイルって言う所ですよ。」

 

リュウカ(幻想)「あ…なるほど…。」

 

リョウカ(幻想)「さてと…やってみますか…お姉ちゃん、的を。」

 

リュウカ(幻想)「あいよ。」

 

 

リュウカは、リョウカの為に的を出した…がその的は…

 

 

?「な…なんだぁ!?」

 

?「お…おい!何処だよ此処は!?」

 

 

そう…人間だ…だが普通に人を殺すくらいの実力を持った男達だ…数は10人…

 

?「あ…?何だ?」

 

?「おいガキ!此処はどこかいな?」

 

?「喋ってくれたなら、見逃してやるぜ?」

 

リョウカ(幻想)「答えるつもりは無いですよ、だってこれから…私のリハビリの為に散ってもらいますからね…悪く思わないでね?」

 

?「な…何だとこのガキ…!!」

 

?「もう良い!!構わねぇ!!殺しちまえ!!」

 

リョウカ(幻想)「御託は良いです…死にたい奴だけ…掛かって来いやぁぁ…!!!!」

 

リュウカ(幻想)「うわぁ…似合わねぇセリフ…。」

 

 

そしてリョウカは…何処ぞの伝説の堂島の龍みたいなセリフを言って…戦闘を始めた…(因みにだが…リョウカ自身は、至って正常なのか…?…まあ良い…それであのセリフを言った…あれ?本当に邪や負が取れたのか?)

 

 

 

VS【チンピラ×10】

 

 

勝利条件【敵の全て撃破】

 

 

【戦闘開始】

 

 

?「おらぁ…!!!」

 

 

ブォン…!バシ…!

 

 

?「な…!?は…離せ!!」

 

リョウカ(幻想)「遅い…止まって見えますよ?…ふん!!」

 

 

ズガァン…!!グシャ…!!バキ…!!グシャァァァ…!!

 

 

?「がぁぁぁぁ…!!?」

 

リョウカ(幻想)「…一人目…。」

 

?「な…こ…コイツ強いぞ…!!」

 

?「なら数で攻めれば…!!」

 

リョウカ(幻想)「数で責めたら…、」

 

 

パチン…!

 

 

リョウカは、その場で指を鳴らすと、そこには…10人のリョウカの分身がそこに居た…

 

 

リョウカ(幻想&分身)『何だって?』

 

?「こ…コイツ!増えやがったぞ…!!」

 

?「と…トリックだ…!!トリックに…!」

 

 

バシ…!!バキィン…!!

 

 

男の一人は最後まで言わせて貰えず…分身のリョウカに背後から頭を掴まれて…勢いよく地面に頭からめり込んで即死した…

 

 

リョウカ(分身1)「二人目…。」

 

?「な…何て奴だ…!!」

 

?「こ…コイツらに勝てるのか…!?」

 

リュウカ(幻想)「あ〜…テメェらに忠告言っとく…その分身…分身のようで分身じゃないからな?だから本体と全く同じ強さだから頑張れよ?まあ、どっちにしろテメェらは死ぬだけだ…。」

 

?「な…何だと!?」

 

?「なら…!テメェから始末…」

 

 

ザシュ…!!ゴロン…ブシャァァァァ…!!!

 

 

?「ひ…ひぃぃ…!!!」

 

リョウカ(幻想)「ねぇ…今お姉ちゃんに…何しようとしていたの…?ねぇ?」

 

 

ドカ…!キィィン…!!ズガァァァン…!!!

 

 

?「が…!」

 

リョウカ(幻想)「……お姉ちゃんに手を出す敵は容赦しません…一人残らず…【コロシテアゲル…。】」

 

 

リョウカは、構えを変えて(龍神皇天帝王スタイルに変更)…殺気を放った…一気に4人も殺害されてしまったか…此処で怖気ついて失禁してしまう者が居たり…必死に祈りを捧げる者まで居た…

 

 

リョウカ(幻想)「もう良いです……さっさと死んで下さい…。」

 

 

パチン…!

 

 

リョウカは、指を鳴らし…分身を全て消して…

 

 

パチン…!

 

 

ブルゥン…!ブルゥン…!ブルォォォォォン…!!

 

 

?「ひ…ひぃ…!!」

 

リュウカ(幻想)「………。」

 

 

リョウカが出したのは、何とチェーンソー…そのチェーンソーは、神森一家の改造して出来た対人及び対戦車や対艦にも使えて…挙げ句には、核シェルターも鋼鉄の要塞も意図も簡単に断裂切断し…惑星も簡単に切断可能…っと言った物だ…まあ、例の刀剣と比べると、破壊力やヒット数ではチェーンソーが上だが…それ以外では完全に刀剣が上と言う感じだ…(コラそこ、『別に刀剣使えば良くね?』なんて言わない…)

 

 

リョウカ(幻想)「………。」

 

 

ブルォォォォォン…!!ザシュ…!!ブシャァァァァ…!!

 

 

リョウカ(幻想)「5人目…。」

 

 

リョウカは、瞬時に男の懐に入り…真下からチェーンソーを振り上げて…男を縦に真っ二つに切断し…殺害した…

 

 

?「ひ…ひぃぃ…!」

 

?「く…くらぇ…!!」

 

 

バン…!バン…!キン…!キン…!グシャ…!!

 

 

?「が…!?」

 

 

リョウカ(幻想)「6人目…。」

 

 

男は、発狂しながらも拳銃を取り出して発砲したが…無残にも反射結界によって、威力や貫通力や弾速が何倍にも爆発的に膨れ上がった弾丸が…急所の心臓部を貫き死亡した…

 

 

リョウカ(幻想)「…クックック…!ヒィハッハッハッハッハ…!!!」

 

 

ブルォォォォォン…!!!

 

 

リョウカは…まるで…いや既に戦闘が始まる以前から狂っていたか…狂った笑い声をあげて…

 

 

ザシュザシュザシュザシュザシュザシュ…!!!ブシャァァァァ…!!!!

 

 

リョウカ(幻想)「ヒィハッハッハッハッハ…!!!ヒャハハハハハハハハハ…!!!」

 

 

残った男達をチェーンソーで横に切断したり…縦に真っ二つにしたり…木っ端微塵にしたり…首を切断したりして…全員殺害した…

 

 

ピキィィン…プシュゥ……

 

 

リョウカ(幻想)「………!?」

 

 

戦闘が終わったのか、リョウカは元の姿に戻った…が…リョウカ自身に…その男達の返り血でべっとりと大量に付いていた…

 

 

リョウカ(幻想)「私…私…は……!何て事を…!」

 

リュウカ(幻想)「…リョウカ……あ〜成る程な……あの姿になっちまうと、どうやら…お前の意識は別のなんかになっちまう感じで…事が終われば元に戻るが…それまでやった記憶は元に戻った際にその記憶を引き継ぐと言う感じになっちまうな…。」

 

リョウカ(幻想)「…だとしても…私が殺した事に間違いないですね……本当に…ごめんなさい……。」

 

リュウカ(幻想)「リョウカ、もう良い…お前は確かに強いのは分かるし…俺達の為にやろうとしているのは分かるが…お前はれっきとした俺の大事な俺の妹なんだよ…お前が俺の為や家族や仲間や友達の為にその手を汚す必要も無いし…お前自身が黒の世界に入る必要は無い…良いな?」

 

リョウカ(幻想)「………うん…。」

 

リュウカ(幻想)「おりこーさん…ほら、さっさと風呂入って服着替えて…さっさと休め…お前が倒れるのはこりごりなんだよ…後、此処の後始末はしとく。」

 

リョウカ(幻想)「うん…分かった。」

 

 

そして…リョウカは、風呂に入って…服を着替えて…精神的に参っている為かそのままぐったりとした感じで眠った…一方リュウカの方は、リョウカの殺した奴の死体の除去をしているんだが…殺害方法が原因で手間取ってしまっていたらしいので…盛大に溜息をついた…

 

 

そしてまた次の日…

 

 

どうやら…本体のリョウカが昨日の一件が原因…いや元々病弱で更には身体も弱くまだ幼い身体である故か…起き上がる事さえ出来ないくらいにまで身体が弱っていた…

 

 

リョウカ(幻想)「…力…入らない…ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「あのさぁ…昨日言った通りにやって、ここまで弱るもんなのか?」

 

リョウカ(幻想)「ははは…面目無いです…っ…ごほ…ごほ…!」

 

リュウカ(幻想)「大丈夫か…?」

 

リョウカ(幻想)「ごめんね…多分2週間か…4週間ぐらいはこのままだと思います…げほ…!げほ…!…はぁ…はぁ…。」

 

リュウカ(幻想)「……そうか……まあ、お前は良く頑張った…何度も言うが、お前が倒れて動けない状態なら…俺達がお前の代わりをしてやる…だから安心しろ。」

 

リョウカ(幻想)「うん…分かり…ました…っ…!げほ…!げほ…!」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…もう寝とけ…リョウカ…。」

 

リョウカ(幻想)「うん……そうするね……おねぇ…ちゃん………。」

 

 

 

リョウカは、ただ起き上がって…喋っただけにも関わらず…酷く体力を消耗してしまった為か…直ぐに眠ってしまった…

 

 

そして…数時間後…今度は、それぞれの神森一家を全員集めた会議が始まった…

 

 

リュウカ(幻想)「では…これより会議を行う。」

 

リョウカ(忍者)「あの〜…何の会議をするのですか?」

 

リュウカ(幻想)「これから説明するから待て…え〜…ごほん…!んで俺達は、未だに最強の存在なのは分かってはいる…だが…今の俺達に…深刻な問題を抱えている…。」

 

リュウカ(海賊)「それは一体…何だ?」

 

リュウカ(幻想)「それは…、」

 

全員『それは…?』

 

リュウカ(幻想)「それは即ち…!【深刻な側近や執事長やメイド長とメイドや執事不足である…!!】」

 

全員『な…何だってぇぇぇ…!!?』

 

 

そう…これである…神森一家はありとあらゆる面で最強の存在なのだが…唯一の最大級の問題が…彼女達を支える為の側近やメイドや執事や執事長やメイド長が深刻に人材不足になっていた…

 

 

リュウカ(ハンター)「だけどよぉ…別にそこまで問題じゃあ…、」

 

リュウカ(幻想)「じゃあ、聞く…いつもこの空間や家や戦闘…その他色々あげたらキリがないくらいの量をこなしているのは…誰だ?」

 

全員『……!?』

 

 

そう…実はもうその人物の正体はもう分かっていた…だが全員が沈黙してしまった…

 

 

リュウカ(幻想)「……だろうな…まあ、そうなるだろうな…今全員が揃ってる状態で…この全てをやっているのは…本体…いや…俺の嫁のリョウカだよ…リョウカが全てをやっているんだよ…はぁ…お前ら一体何を考えている?これで全てにおいて最強って言う肩書きは御飾り当然だぞ?これだから本体のリョウカばかりに被害が出ているんだよ…せっかくもう無理しなくていいって言った直ぐ側にこの様だ…あ?」

 

リョクヨウ(幻想)「面目無いです…本当にごめんなさい…。」

 

アヤカ(幻想)「すまなかった…ごめんよ…。」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…まあ愚痴っても仕方ない…早速だが…兵士の中から大人数のメイドや執事を募集して…採用し…更に兵士の隊長クラス以上の奴から側近や執事長やメイド長を募集する…お前らも協力しろよ?」

 

全員『はい!(おう!)』

 

 

そして…何やかんや有りながらも…【何とか】募集に成功し…リュウカ達の直属の指導や修業によって…あの何処ぞのパーフェクト長顔負けの完全な従者が大量に量産された……尚…これを1週間でやってのけたのだ…そう…リョウカ達(分身体も含む)の為に…無論、最低クラスメイドや執事でも…元は神森一家の隊長クラス以下の兵士達だ…戦闘が起きようが即座に鎮圧する程の実力者だ…もう一度だけ言うが…最低クラスのメイドや執事は…元は…神森一家の隊長クラス以下の兵士達だ…最弱クラスの兵士だけでも…全ての世界線の主役のキャラや敵キャラが束に掛かって来ようが…一人で余裕で返り討ちにする程の超実力者だ…能力無しでもな…無論だが、能力有りの場合は…何処ぞの某メイド長よりも恐ろしい存在となる…因みにだが…彼女達の方にも、何と咲夜が居たりもする…しかも一人につき一人だし…彼女達の直属の鍛え上げた熟練者のメイド長だ…

 

 

リュウカ(幻想)「でな訳でだ…リョウカ…。」

 

リョウカ(幻想)「あはは…なんか…色々とごめんなさい…。」

 

リュウカ(幻想)「いやいや、別に気にする必要はねぇよ。」

 

リョウカ(幻想)「え〜っと…それじゃあ、どうしましょうか?」

 

リュウカ(幻想)「ん?何が?」

 

リョウカ(幻想)「えっと…何と言うかその…お嬢様風って…基本的にどんな感じにでしたっけ?」

 

リュウカ(幻想)「……あ…。」

 

 

そう…新たな問題が有った…そう…神森一家は、確かに最高神でお嬢様でもあるが…基本的には、部下には無理はさせたくないが為にか…基本的に家事や整備等全ての事は基本的にリョウカがやっており…リョウカが倒れたり何らかの事情で居ない…又は動けない時はリュウカ達でリョウカの分をカバーすると言う物だった…だからお嬢様風と言う根本的な事が分からないのだった…特にリョウカは酷い…何度も言うが基本的に全ての事はリョウカが全てやっているのだ…だからリョウカはお嬢様って言うよりも…メイド長…いや…メイド総長の方が一番長くやって来たと言う感じで、お嬢様としては…何にも知らないし…してもいないのが現状だった…因みにリュウカ達の場合は、お嬢様風と言うのは最低限の事は分かる…寧ろ神森一家としては偉業を成し遂げたと言う物だ…が…その最大の要であるリョウカがその最低限の事を知らないとなると…その偉業は全てパー…水の泡と化すのだ…何せ…神森一家の大黒柱って言うよりも…その親も…リョウカ無しで神森一家は絶対に保たないし消えてしまう…って言う感じで、リョウカの存在は、最早心臓部って最大の存在と化している…つまり…リョウカがお嬢様風としての最低限の事を覚えなければ…その偉業は成し遂げたとは言えないのだ…

 

 

リュウカ(幻想)「…あ〜…うん…まあ、リョウカの事だからな…何も知らないんだよな?」

 

リョウカ(幻想)「あ…はい…すみません。」

 

リュウカ(幻想)「う〜ん…どうするか…一応は服装的には問題無いし…カリスマ性は有る…尚且つ部下達の信頼も濃厚……まあ、確かに見た目や周りは問題無い…これだけでも最低限は満たしてはいるが…じゃあ、おーい。」

 

メイド長1「はい、何でしょうか?」

 

リュウカ(幻想)「じゃあ、リョウカ…このメイド長になんでも良いから指示を出してみろ。」

 

リョウカ(幻想)「え?で…でも…。」

 

メイド長1「大丈夫です、お嬢様…その為の私達です…さ…ご指示を。」

 

リョウカ(幻想)「そ…そう…それじゃあ…紅茶を入れて来てもらえないでしょうか?」

 

メイド長1「かしこまりました。」

 

 

リョウカの指示を受けたメイド長は、瞬時にその場から消えた…

 

 

リョウカ(幻想)「…時止め…ですかね…それとも…別の空間移動能力を使ったのかな……それとも…その両方かな…?」

 

リュウカ(幻想)「まあ、俺達全員も…その両方を持っているがな…味方が使っても何も問題無いだろ?」

 

リョウカ(幻想)「そうですね…。」

 

 

そして…数分後…

 

 

メイド長1「お待たせしました、紅茶を淹れて参りました。」

 

リョウカ(幻想)「えっと〜…ご苦労様でした…ありがとう。」

 

メイド長1「有り難き幸せです…それでは何か有りましたらお呼び下さい。」

 

 

そして、メイド長は再び即座に姿を消した…

 

 

ズズズ…

 

 

リョウカ(幻想)「……美味しいですね。」

 

リュウカ(幻想)「そうだな…。」

 

リョウカ(幻想)「流石、お姉ちゃん達に鍛えてもらっただけの事がありますね。」

 

リュウカ(幻想)「へ…よせやい…俺達は、お前にこれ以上無理はさせない為にやっただけだ…褒める様な事はしてないぜ。」

 

リョウカ(幻想)「それでも…私の為に…ありがとうございます…。」

 

リュウカ(幻想)「……おう。」

 

 

 

ズズズ……カチャ…

 

 

リョウカ(幻想)「はい、ごちそうさまでした…。」

 

リュウカ(幻想)「おう…。」

 

メイド長1「それでは、片付けて来ますね。」

 

リュウカ(幻想)「おお…いつの間に…ありがとな。」

 

メイド長1「いえいえ…それでは失礼致しました。」

 

 

メイド長は、リョウカとリュウカが飲んだカップセットを持って、瞬時に姿を消した…

 

 

リョウカ(幻想)「っ…ふぅ…。」

 

リュウカ(幻想)「…大丈夫か?」

 

リョウカ(幻想)「はは…少しだけマシになった程度ですから……すみません…また眠りますね……。」

 

リュウカ(幻想)「ああ…ゆっくり寝ていろ……って俺も疲れた…俺も寝る。」

 

リョウカ(幻想)「そう…ですか…それじゃあ……おやすみ……なさい……おねえ…ちゃん……。

 

リュウカ(幻想)「…リョウカ?」

 

リョウカ(幻想)「……すぅ……すぅ……。」

 

リュウカ(幻想)「……寝るの早いな……あ〜…くそ……眠い…よいしょっと……んじゃ寝るか……。」

 

 

そして…リュウカも何時もの様にリョウカの隣に寝転がり…そのまま眠った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その1:完】


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