文章量少なめです。多分次回もそんな長くないです。
あ、ドッカンバトルでLRベジット引いたのとバンドリのイベラン上げのためしばらく投稿頻度下がりそうです。遊びまくるので。
煌之介side
俺と胡蝶姉妹が家族になって2年が過ぎた。
2人とも知識をしっかりと身につけ現在は医者として十分働けるようになった。
俺の屋敷を蝶屋敷と名付け鬼殺隊の医療施設として十分な役割を果たしている。
だがまだ人手が足りない。人員募集中だ。
隠の人が手伝ってくれてはいるが彼らにも自分たちの仕事があるのでいつまでも頼ってはいられない。非常に困った。
なんて考え事をしながら巡回している。
真面目にやれって言っても鬼いないし。
基本的に俺の区域はあまり鬼が出ない。
まあ俺が狩りまくったからなんだけど。
だから警戒しているのか俺の区域に足を踏み入れる鬼はあまりいない。
まあ平和なのが1番だわな。
平和かなー…
平和だと良かったんだけどなー…
人攫いか?人売りか?
遠くに縄で手を縛った少女を引っ張るおっさんがいる。
「はぁ、脅威は鬼だけじゃないもんな。仕方ない、事情を聞くとしよう」
おっさんの元へ急ぐ。
「おっさん、その少女はどうした?攫ったのか?」
「あぁ?こいつは親に売られたんだ。だから俺がどうしようと勝手だろうが」
「いやいや、絵面が良くないだろ。なんで縛ってるんだ?」
「見て分かるだろ。蚤だらけで汚いからだよ。それに逃げられるかもしれねぇからな」
「はぁ、初めまして、俺は天宮煌之介だ。君の名前は?」
少女に尋ねる。
「……」
答えてくれない!悲しくなっちゃうよ!
「こいつに名前なんかねえよ。親が付けなかったからな」
相当劣悪な環境で育ったんだな。可哀想に。
「もういいだろ?離れろや。これ以上は金払ってもらうぞ」
それだ!
「おっさん、この子は言い値で買う。いくらだ?」
「あ?てめぇガキだろうが。金なんか持ってんのかよ?」
こいつめんどくさいなー。
「じゃあこれでいいだろ!!」
財布を投げつけて縄を奪い取り少女を抱える。
「おい!待ちやがれ!」
「じゃあなおっさん!俺の金、大事に使えよ!」
多分あの中には1ヶ月は遊んで暮らせるくらい金が入っている。
少女1人の値段よりは格段に安いだろうがあのおっさんにはちょうどいいくらいだろ。
カナエたちにどう言い訳しようかなー。
カナエは何とか説得できるだろうが問題はしのぶだ。
最近俺に対してやたら辛辣だ。反抗期ってやつかな。
「ま、少女の命には変えられないよな。」
少女を抱えてひたすら走る。
少女side
もう何もかもどうでもいい。
ある日突然プツンと音がしてからは何も感じなくなった。
他の兄弟は全員親の暴力で死んだ。
私は目が良かったので致命傷を見極めながら何とか生き延びていた。
悲しい、虚しい、苦しい、寂しい、そんな感情も次第に無くなっていった。
親に売られたときでさえ何も感じなかった。
でも彼は違った。
「君の名前は?」
話しかけられたとき、何だか嬉しかった。
抱えられたときは胸がドキドキした。
この人なら私をこの闇から救い出してくれる。
そう確信した。
煌之介side
少女を連れて屋敷に帰ってきたとき、カナエとしのぶにものすごく問い詰められた。
「人攫いですか!?何してるんですか兄さん!」
「いや、買ったんだって」
「煌之介くんは人身売買をしていたのね…じゃあ私たちも…」
「違うって!この子が売られそうになってたから金を払って安全なとこに置きたかったんだよ!」
「フフフ、冗談よ。煌之介くんがそんな事しないってことは私たちが1番分かってるわ」
「本当に心臓に悪い冗談だな!?」
心臓が飛び出るかと思ったわ!
「兄さんはシスコンですもんね。少女を連れてきて妹を増やすことは想定出来てました」
「嫌な想定だな!それに俺が好きなのは妹だけじゃないぞ。家族が好きだ」
勘違いされては困る。
「はぁ、本当に兄さんは仕方ない人です。で、この子の名前は何ですか?」
「あぁ、それが無いらしいんだよ。親が付けなかったんだとさ」
「そんなの酷いわ。そうだ!私たちが付けてあげればいいんだわ!」
「カナエにしてはいい提案だ」
「本当ですね。姉さんにしてはいいアイディアだと思いますよ」
「2人とも酷いわ!私のことをなんだと思ってるのよ!」
うーん、
「「頭があまりよろしくない」」
「もう怒ったんだから!しばらく2人とは口聞いてあげない!」
「だってさしのぶ。じゃあ俺たちは2人でカナエと口聞かないようにするか」
「そうですね兄さん。姉さんは口聞いてくれないようなので仕方ないですね」
しのぶとの完璧なコンビネーションプレイがカナエに炸裂する。
「ごめんなさい2人とも!私が悪かったわ!だから口聞かないなんて言わないで〜!」
なんてやり取りの後にみんなで笑い合う。
そんな中少女はずっと真顔で俺たちのやり取りを見ていた。
「それにしても笑わないですね、大丈夫なんですか、この子」
「まぁ、育った環境が相当劣悪だったみたいだからな。恐らく自分の感情とか全部殺してるんだろう。これは長い目で見ながら付き合っていかなきゃいけないな」
「そうね。でも大丈夫よ!この子はこんなに可愛いんだもの!」
「姉さんは楽観視しすぎですよ…」
「そういや名前、どうするんだ?」
「そうねぇ……カナヲ!栗花落カナヲなんてどうかしら!」
「いいじゃないか」
「姉さんにしてはまともで良かったです」
カナエにしてはまともな案を出して名前はカナヲに決まった。
「じゃあカナエ、カナヲを風呂に入れてやってくれ。汚れたまま放って置くのも可哀想だろ」
「わかったわ」
「しのぶは風呂から出た後のカナヲの怪我の治療を頼む」
「分かりました。兄さんは何をするんですか?まさか何もせずに待ってるなんて言わないですよね?」
「あぁ、俺は飯を作る。カナヲがうちに来た記念だ。うんと美味いもんを食わせてやりたいからな」
そう言って台所へと向かう。
何を作ろうか。
みんなで仲良く食べれる物…
そうだ、すき焼きにしよう。
きっとカナヲも喜んでくれるはずだ。
早速準備に取り掛かるとするか。
カナエside
あら、いい匂いがしてきたわ。
カナヲをお風呂に入れていると不意に美味しそうな匂いが漂い始めた。
煌之介くんったら、カナヲに美味しい料理を食べさせるために腕を振るってるわね!
「いい匂いがするでしょ?これは煌之介くんが作ってるのよ。煌之介くんの料理はすごく美味しいわ」
「私が、食べて、いい、の?」
カナヲが喋った!?
「えぇ、いいのよ!カナヲはもう私たちの家族なんだから!遠慮なんてしないでいっぱい食べていいのよ!」
そう言うとカナヲは俯きまた無言になる。
「フフ、ある程度洗い終わったわね。じゃあおめかししてしのぶのとこに行きましょうか」
しのぶの昔の服を着せてみる。
「似合ってるわね!髪も括りましょう」
サイドテールにしてみる。
「とっても可愛いわカナヲ!早速しのぶに見せに行きましょう!」
しのぶの驚く顔が楽しみだわ!
長くなりそうなのでカナヲ編2つに分けます。
次回は食卓を囲みますよ。
そしてその次こそ宇髄さん出したい。