お久しぶりです。ちょっと架空都市でサバイバル遭難しててまっっったく執筆してませんでした。最近はリードの尻尾もいいなとか思ってます。あっちょっとまってマウンテンさんちょっとMOFUらせて…
サリア大好きな某ドクターが立て続けに新しい話を出してテンション上がりまくってた話をしましょうか()
今回は今までに出てきた被害者達とのやり取りですわね
両手に花、と聞けば思い浮かぶのは大抵「美人2人を侍らせた男」というイメージが湧くだろう。しかしここ、ロドスの中においてはその言葉は一部面々に対して「じ、地獄だ…。」と総じて言わせる処刑宣告に近いだろう。
そしてまさしく今、そんな状況がロドスの執務室で発生しているのであった。
「ほおおぉおおぉぉっぅうっっぁあぁぁぁぁ!!!!尻尾!!!尻尾!!!これぞまさしく天国ともいえる状況にほかならぬぅっっっっ!!!」
「あっ、んぅっ…!ちょっと、まっ、て…そこ、よわっ…んっ…」
「あぁぁぁぁ…………なんという、なんという触り心地の良さであろうか……優しく触れれば綿毛のように空気を纏ったふんわり感触、一本一本の毛の艶がきめ細かく、それでいて全体に行き届いているほどに丁寧なブラッシングとトリミング…」
すうぅぅぅぅぅ……、と執務室の中央に鎮座する
「
「はぅ、んっ、あっ…!」
両手に花、この場合は両腕に尻尾と言い換えたほうがいいだろう。
花の代わりに犠牲となっているプロヴァンスは尻尾を散々に、しかし決して乱雑にではなく寧ろ丁寧にまさぐられ、揉まれ、撫でられたことで完全に腰が砕けてしまっている。おまけに顔も完全に蕩け切って他所には見せられないレベルになっている。もしこれで服が脱がされていれば完全に事案、否、寧ろ現在の状況であっても完全に事案である。
書類を届けに来ただけであったはずが、運悪く理性が無くなってしまったドクターにロックオンされて逃げられるはずもなく。プロヴァンスはロクな抵抗もできずにドクターの餌食となっていたのである。
「流石BWD*1社製の手入れオイルだ。何もかも【分かっている】者の手によって作られているだけある…!非常にッッ非常に素晴らしいッッッ!!!!」
「っ、ッッ…!」
これ以上声を漏らすのはまずい、と自覚しているプロヴァンスは声を漏らさないように腕で口をふさぐ。が、どうしても声は漏れてしまう。敏感な尻尾を散々親切丁寧にねっとりじっくりしっかりと弄られて声を漏らさないオペレーターはこの世に存在しないと思っている。だが、主に自分の今後の事を考えて最低限の対策はしておきたい。
もし、もしもである。この状況で他のオペレーターの誰かが入ってきてくれれば非常にマズいのである。それ故に声を漏らさないようにとしているが────
「……ドクター、レッドもモフモフしたい」
「ああもちろんいいとも。一緒にこのふわっっっふわでさらっさらな尻尾に盛大に顔をうずめて深呼吸してお日様の匂いを心行くまで堪能していくといい…!」
───現実は非情であり、最早なりふり構っていられない状況に追い詰められるのであった。
▽▽▽▽
「ドクター!!!!!いったい何をしているのですか!!!!!!」
「I was enjoying what I wanted to do to my heart's content」
「いきなり別の言語を使わないでください…」
「『自分のやりたいことを心行くまで堪能していた』、だそうで。アーミヤ、いつでも行けます」
「さぁさぁさぁIt's a お仕置きタァァァイム!!!!!」
全身を簀巻きにされ、訓練室の天井から鎖で吊り下げられたドクターは非常にハイテンションな状態で今か今かとリスカムの
アーミヤとリスカムは中々戻ってこないプロヴァンスを心配したシュヴァルツの依頼で居場所を探していたのだが、同時に秘書を務めている為に即刻原因に思い当たり、そして様子を見に行けば顔を真っ赤にして腰が砕けた状態になっていたプロヴァンスを発見。そしてその元凶である非常に満足げな様子のドクターを見て一瞬で理解した。本日の第一犠牲者の確認である。
そのままプロヴァンスを速攻で保護、ドクターはアーミヤの一撃で一瞬だけ隙を作ったタイミングで簀巻きにした。この時点でアーミヤの至近距離のアーツを無効化する身体能力の高さを無駄に発揮したドクターではあるが、もはや日常茶飯事となっている以上、アーミヤからしてもこれと言った驚きはもう無い。それを横から見ている新人や外部の客人がフリーズすることはよくあるが。
そうして簀巻きにしたドクターを訓練室に連行し、偶々訓練室にいたドーベルマンが何も言わずに裏の倉庫から鎖を持ってきてセッティング&退出。そのまま立ち入り禁止の立て札を訓練室にかけて大人しく自室へと戻っていった。
そんなこんなで出来た状況ではあるが、簀巻きにされたドクターは何事も無いかのようにリスカムからの電撃を食らっている。普通、人間と言うのはちょっとした電流でも死に至るというのに、ドクターは平気な顔をするどころか気持ち悪いほどの笑い声をあげて歓喜していた。お仕置きどころか処刑に近いのに、受けている本人からすればとんでもないご褒美である。
「ああそうだともっっっっ!!!もっともっと来なさいリスカム!!!!!その程度の電撃、この私からすればちょっと強めの静電気ぐらいで気持ちよさすら感じてしまうねぇっ!!!」
「うわぁ…」
「そんだけっ!お望みならっ!これで…!!」
「おぉっほおっおっほほっほぅおっっ!!!!」
「駄目ですね」
「はぁ…はぁっ…!普通、ここのくらいまで、やれば…炭化する…レベルなん、ですけどね…!」
ガシャンガシャンとハイテンションであることを隠しもせずに簀巻きで暴れるドクター。傍から見れば完全に変態を超えたナニカである。リスカムが出した電撃は本人の宣言通り、人体に通せば即死、そのまま流し続ければ熱で体が炭化するレベルで凶悪な物であり、決して人に、それも上司に当たる人物に出してはいけない威力だ。
「Fumu Fumu Fumu…いやはや、前よりは強いが私には弱いなぁ…だからこそ──フゥッッン!!」
「あっ!しまっ…!」
「アーミヤ、追って!」
「ふっーーーーーーーっっぅはぁぁあああああンンンンンンン!!!!!」
するっと簀巻き状態から一瞬で抜け出したドクター。そのまま出口の方へと無駄に滑らかで気持ち悪い体勢をとったまま脱走を見事に決める。アーミヤは急いで追いかけるも、既にドクターの姿は廊下に見えない。天井に潜んだのか、速攻で駆け抜けていったのか、それとも謎の身体能力で何かをしでかしているのか。そのどれなのかは分からないが一つだけ言える。
────ハイテンションなドクターが脱走したままである。
▽▽▽▽
ロドスの甲板にて。フロストノヴァとフロストリーフの2人は互いに少しばかりのお酒を持って外を眺めに来ていた。
元々は2人で訓練室で軽く体を動かそうと思っていたのだが、いざ訓練室の前に来てみれば立てかけられている「変態猛獣処刑中」の立て看板が置いてあった。ああ、また今日もドクターが何かをしでかしたのかと思いつつ、自分がされたことを思わず思い出してしまい、背筋にうすら寒いものが走った。それ故に早々に訓練室から離れた2人であったが、特にやることも無かったのでゆっくりしたいという意味も含めて甲板に来て軽く一杯、としていたのであった。
「最初は訳が分からなかったが、今となっては『理解してはならない』と本能が言ってくるようがしてきてな…」
「ああ。大いにわかるぞ…。寧ろそれでいい、ドクターの魔の手にかかっているから分かっているだろうが…」
「やめてくれ、龍門の時のころを思い出すと未だに…うぅ…」
「あっ、すまない。…いや、でも、うん…あの時は特段ひどかった」
思わず龍門での一幕を思い出し、軽く涙目になるフロストノヴァ。その様子にフロストリーフは素直に謝った。出会って2回目であんなことをしこたま受けたのだ、トラウマにならないわけがない。ましてや、あの時のドクターはいつもより理性を多く無くしていた上に、MOFUMOFUの時間がとても少なかったのだ。犠牲になったブレイズには悪いが、そのあとの欲求不満をぶつけられたフロストノヴァはもう憐れむしかない。
持っていたガラスコップに入っているお酒を一気に煽るフロストノヴァ。そのままコップをガァン!と手摺に割れるんじゃないかという勢いでぶつけた。
「不覚だった…あれはもう見抜けなかったとかそういうレベルの話ではなく、関わってはいけないレベルの変態だというのを…!」
「あれを初見で見抜けたのは後にも先にもサベージだけだよ」
「なっ…!」
衝撃の事実に思わず目を見開くフロストノヴァ。フロストリーフも若干諦めた表情で遠くを見ている。
「極東にある言葉でな…『類は友を呼ぶ』と言うものがあるんだ」
「あのウサギもかぁーーーーーーーーー!!!!」
「君もウサギだろう」
フロストリーフのツッコミも正確である。そしてフロストノヴァの脳内ノートには危険人物としてサベージが追加された。
「まあでも、医者としての腕が確かなのが困る」
「オマケに体調不良はいくら隠してもバレるし、最悪セクハラで発覚する…セクハラで傷を隠していたのがばれたときは…もう、もう…!」
「注意しようと思っていたが手遅れか。哀れだな、スノーデビルの元リーダーが一切抵抗もできずに好き勝手に体を弄ばれるのは」
「もう少し言い方を変えてくれないか…?万が一あの頑固親父に届けばドクターの所に『お話』をしに来るかもしれない」
「誰がOHANASHIにくるんだ?フロストノヴァよ」
「それはもちろんパトリ…なぁっ!?」
「やぁ、ドクター。香ばしいにおいがするという事は処刑でもされたのか?」
突然真後ろに立って自然に話に入ってきた
「君の父上が来るのであれば私も真正面からOHANASHIをしよう。それこそッッッ!!!君の!!!耳のすばらしさについて!!!!盛大になぁーーーーッッッ!!!!」
「やめておけドクター。その前に槍が飛んできそうだ」
「そうか。ああ、それといい感じのご褒美をリスカムからもらってきているぞ。お陰でものすごく思考が澄み渡っていてとても気分がいい」
「「ご褒美…」」
即死レベルの電撃をご褒美というドクターにドン引きする2人。あながち間違っていない。寧ろぴんぴんしているドクターがもはや埒外のナニカなのだ。
「しかしまあ、安心したよ。ロドスに馴染めたようで何よりだ」
「
「私の訓練にも付き合ってもらっているが、やはりレユニオンの幹部だったから強くていまだに勝てない。ドクター以外に勝てるオペレーターは居るか居ないかのラインじゃないか?」
「一応いるんだが…」
「おおよそヘラグあたりだろうな。それ以外だとニェンやチェン、エイヤフィヤトラと…まぁ、上級エリートオペレーターの一部か」
「無傷で切り抜けるどころか手籠めにしたのはお前だけだ」
「はっはっは!!」
論外に「お前が戦え」と言っているフロストノヴァである。知る由もないが、これでもレユニオンの軍勢を一人で蹂躙したこともあるが、それを知る人物はここにはドクターを除いていない。
はぁ、とため息をついて呆れの視線を向けるフロストノヴァ。その横で何かを察したフロストリーフは静かに、しかし確実にドクターとフロストノヴァから離れていく。
「ところで、先ほど私がご褒美をもらっていた時に訓練室前に来ていたな…?もしかしなくても体を動かすつもりだったのだろう?」
「ん、ああ。看板があるからここに来て雑談をしながら酒を飲んでいたのだが。…まさか」
節減の寒さとは違う、危険な寒さを感じて思わず一歩後ずさるフロストノヴァ。視線をドクターに向けつつも、先ほどまで一緒に居たはずの人物の気配を探るが────
「(──フロストリーーーーーーフ!!!!!!)」
「さぁて…今日こそ私に一撃、与えられるといいなぁァ…!」
「こうなったらロドスの艦ごと凍らせるぞ!!!!!!」
「さぁこい♡」
ヤケクソ気味のフロストノヴァの気合が響き、その15分後、ものの見事に執務室にお持ち帰りされているフロストノヴァの姿がカシャによって納められていた。
▽▽▽▽
後日、ケルシーによって書類付けの刑にされたドクターであった。
レッドはアーミヤとリスカムに見つかる前に逃げました