リリカルマジカル殴り合う   作:ナストマト

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毎日かめはめ波の素振りしてるんだけどいつ出るの?





いや誰だって頑張れば飛べるから

 

「で、次は誰とやる?すずか?」

 

「あんたバカァ?すずかがいくら運動神経がいいと言っても戦えるわけないでしょ」

 

「そ、そうだよ!私じゃ相手にならないよ!」

 

「でもさっきの黒服よりは強いと思うけど。気の強さが違う」

 

「気って何よ気って」

 

「んー?でも何か変なんだよなぁ。どこか普通の人の気と違うって言うか。」

 

「き、気のせいじゃないかな!」

 

「気だの気のせいだのややこしいわね...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「アンタの強さはよく分かったわ。認めましょう」

 

「流石に普通の人には負けないとは思うよ」

 

「ジンくんはどこで習ったの?」

 

「武天老師様っていう人に習った。色々と鍛えられたよ」

 

「ふぅん、聞いたことないわね。老師を名乗っているからには有名なのかしら」

 

「すごく強いよ。今の俺でも勝てないんじゃないかな」

 

「そんなに強い人がいるんだ」

 

 

今思えば色んな特訓やったな。重い亀の甲羅背負ったり、素手で畑を耕したり、印をつけた石を見つけてこいなんていうのもあったな。クリリンがインチキして飯抜きにされたりしてたっけ。

 

随分と無茶な方法で鍛えられたもんだ。それでも実際に強くなったんだからやっぱり武天老師様は凄い。あの天下一武道会の本戦にも出場出来たし。

 

みんなで競い合った天下一武道会は楽しかった。悟空にクリリンにヤムチャ。最初は敵だったけど、最後は正々堂々と戦ってくれた天津飯に餃子。研鑽した自分の武をぶつけ合った。

 

楽しかった。本当に楽しかった。

 

結局、生き返してもらう時のあの襲撃はどうなったのだろう。悟空達は無事だろうか。無事だといいなぁ。

 

みんな今はどうしてるかなぁ。

 

 

「...」

 

「ジンくん?」

 

「...ああゴメン。それで、認めてくれるのかな?」

 

「ええ。なのはがどんな危険なことに突っ込んでるのか知らないけど、言ってくれるまで待つことに決めたわ」

 

「だからジンくん。なのはちゃんを守ってあげてね。お願いします」

 

「うん、わかった」

 

 

言われなくてもそのつもりだったし。戦闘初心者のなのはにばかり戦わせてられない。ていうか女の子が戦って男の俺が戦わないわけに行かないでしょ。

 

というより強い相手がいるなら喜んで戦います。

 

 

「じゃあもう帰っていいかな。遅くなると家の人が心配するから」

 

「あ、そうね。車を手配するわ」

 

「ありがとうね、ジンくん」

 

「いやいいよ。友達の事だもの」

 

 

むしろ誤魔化されてくれてありがとうと言うべきかなんというか。もっと追求されたら絶対バレてたもん。ごめんね!本当は色々聞きたいだろうに言えなくてごめんね!

 

 

「じゃあお邪魔しましt......ん?」

 

「どうしたのよジン?」

 

「いやちょっと...」

 

 

この気はアルフ...?

すごく弱くなってるけどこの近くにいる。どういう事だ?なんですずかの家に?

 

とりあえず話を聞こう。何処にいるんだ?

 

気をたどっていくとそこに居たのは...犬?

あれ?アルフじゃないの?寝ているみたいだけど...でもこの気は確かにアルフだよな?

 

 

「あれ?すずかってこんな犬飼ってたかしら」

 

「ねぇ、この犬どうしたの?」

 

「ああその子ね、この間家の前で倒れてたんだ。酷く傷だらけで弱ってたからうちで看病してるの。寝たままで起きないんだ」

 

 

倒れてた?この間アルフと戦ったけどそんなにボッコボコにやった覚えはないぞ。それにフェイトはどうしたんだ?ていうか犬になれるのか。魔法って凄いな。

 

じゃなくて、話を聞かないと。

 

じっとしているのも不審に思われるので、ゆっくりと身体を撫でながら念話をかける。

 

 

『おーい、アルフさんや。起きてくれ』

 

『むにゃ、いいんだよフェイト。そのカ○リーメイトメープル味はフェイトが食べてよ。アタイは平気だからさ』

 

 

なんだろう、すごく悲しくなるような夢を見ている気がする。

 

 

『今日は豪盛だねぇ。ウィダ○ゼリーを2本だなんて。これで3日は持つね!』

 

 

普段どんな貧相な暮らしをしてるんだこの子たち。だめだ早く起こそう。こっちの精神が削られる。

 

 

『起きろアルフ!おーい!』

 

『ご○盛りしょうゆ味と豚骨味どっちがいい?アタイは豚骨がいいなぁ』

 

『いまならチキンラーメンも付けるぞ』

 

「バウッ『チキンラーメン!』」ガバッ!

 

「あ、起きた!良かったー!」

 

『おはようアルフ。ごめんな、あれは嘘だ』

 

『そんな!嘘つくなんて酷いよフェイト...フェイト...?じゃない!?』

 

『そういえば自己紹介してなかったな。ジンだ、よろしく』

 

『なんでアタイの名前を知ってる』グルルッ

 

『フェイトに名前呼ばれてたのを聞いた。名前を呼ばれるのが嫌なら悪い』

 

「いやに警戒されてるわね」

 

「ジンくん、その子を知ってるの?」

 

 

ずっと様子を見守っていたすずかが話しかけてくる。

 

 

「うん、知り合いの犬だよ」

 

「へぇー、偶然ね」

 

「ならその飼い主に伝えてくれる?」

 

「会えたら伝えるけど、住んでるところまでは知らないんだ」

 

「あらそうなの。ならもう少しここで静養させた方がいいかしら」

 

「アルフが家に連れてってくれればいいんだけどなぁ」

 

「アルフっていうんだ。可愛い名前だね」

 

『ってことだから、家まで案内してくれる?』

 

『誰がアンタなんかに...!』

 

『言っとくけど俺は敵対するつもりは無いよ。こっちは最初から話し合いで解決しようとしてたじゃん』

 

 

そっちが襲ってきたから対応しただけだからね。仕方なく戦っただけだから。うん。仕方ない仕方ない。

 

でもよく考えてみると、なのはも話し合いしようよとか言っておきながらビームぶっぱなしてたよな...?全く、まともなのは俺だけか。

 

 

『...だからって馴れ合うつもりは無い』

 

『そう思うならそれでもいいよ。それよりフェイトはどうした』

 

『フェイトは...っ!そうだフェイト!フェイトを助けなきゃ!』

 

『何があったの?』

 

『アンタには関係ない!』

 

『助けるよ?』

 

『え?』

 

『だから助けるって。フェイトが危ない目にあってるんでしょ?君も傷ついてたみたいだし』

 

『ど、どうして』

 

『ん?』

 

『どうして助けようとしてくれるんだい。アタシたちは敵だ。ジュエルシードを奪い合ったんだ』

 

『それだけでしょ』

 

『それだけって』

 

『別に命の奪い合いまでした訳じゃないんだから。それに言ったじゃん、最初から敵対するつもりはなかったって。2人とも悪い気はしなかったし、何か理由があったんでしょ?』

 

『気?』

 

『性格とか強さを感じ取る力があると思ってくれればそれでいいよ。まぁそういうこと。悪いやつが困ってるなら自業自得だけど、そうじゃないなら助けるよ』

 

『...』

 

『信用できない?卑怯な言い方するけど、他に宛はあるの?』

 

『...』

 

『それと、俺のことは信じなくてもいいけど、なのはのことは信じてやってくれない?フェイトと戦ってたあの女の子ね』

 

『なのは...あの子か』

 

『あいつ底抜けに優しいやつだから。最初からずっと2人のこと悪いやつだと思ってなかったよ。だから理由を教えてってフェイトに説得してたんだけどね。教えて貰えなくて悲しそうにしてたよ』

 

 

まぁ言えるもんなら言ってるよね。それでも言えないんだから大事なんだろうな。ロストロギアなんていう禁忌に触れてるんだし。子どもの遊びでやってる訳じゃない。それはこのアルフの反応を見てもわかる。

 

じゃあ何かって言われたら分からないけど。

 

ああもう、考えるの面倒くさくなってきたな。アルフもまどろっこしいし。何を迷ってるんだか。

 

 

『ていうかもう助けるから。嫌って言われても助けるから。だから早く何があったのか教えてくれない?』

 

『な、何か急に雑になったね』

 

『フェイトが助かる。なのはも理由がわかる。俺も戦える。ほらいい事づくめじゃん。何を迷ってるの』

 

『戦うだけでいいんだ...迷ってるのはね、相手が強いからだよ。なのはって子の強さも、アンタの強さもよく分かってる。それでも、アイツは強い。アタイら束になっても勝てるか分からないくらいに』

 

 

 

 

へー、それはいいことを聞いた。

 

 

 

 

『ふーん、そいつ強いんだ』

 

『ああ...なんでそんなに嬉しそうにしてるんだい?』

 

『いや、また1つ戦う理由が増えたと思ってさ』

 

『???』

 

 

そんなこと言われて抑えられないでしょ。丁度いい理由もあるし。いやもちろんフェイトを助けることが1番だようん。

 

ただちょっとそっちにも興味が出てきたかなーってね。

 

 

『それじゃ、さっそく家に案内してよ』

 

『そもそもなんで案内しないといけないのさ』

 

『じゃないとしばらくここで足止めだよ?むしろ出られるチャンスだと思うんだけど。別にここでも話するだけならいいけどさ』

 

『うっ...』

 

『それとも自宅が嫌ならウチに来る?俺、居候だけど。ああ、そっちの方がいいか。すずかに言い訳もできるし』

 

『...いやいいよ。わかった、ウチに来な。もしかしたらフェイトも帰ってくるかもしれないし』

 

『そっか』

 

「ちょっと、何ボヤっとしてんのよ」

 

 

おっと、ずっと念話してたから不審に思われたかな。傍から見たら惚けてるだけだもんね。

 

 

「あー、アルフと会話してた。家に連れてくってさ」

 

「はぁ?アンタ犬と話せるっての?」

 

「まぁそんなとこ。出来るのと出来ないのがいるけど」

 

 

もう考えるのが面倒だから正直に言ってしまった。だって事実なんだもん。

 

 

「だよな、アルフ」

 

「...ワフッ」

 

「な?」

 

「えぇ、本当に...?」

 

「すずか、アルフをウチで預かっていいかな?俺なら飼い主に会えばすくわかるし、それにウチにも犬を飼ってるからそんなに負担にもならないよ」

 

「でも、その、ジンくん居候でしょ?家主さんの許可が必要なんじゃないかな」

 

「あー、それもそうか。ちょっと許可取ってくる」

 

「電話なら貸すよ?」

 

「いや番号知らないし」

 

 

はやての気...は弱すぎてわからないから、守護騎士の気を探ればいいか。ああ、ちょうどよく4人固まってるな。わかりやすい。

 

 

「それじゃ、行ってくる」

 

「車出すよ...えっ?」

 

「えっ?」

 

 

車より飛んで行った方が早い。はやての家まで舞空術でひとっ飛び。

 

なんて説明しようかな。まぁちょっと犬預かりたいでいいか。はやてにはあまり関わらせたくないしな。知ったら進んで関わってきそうだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「飛んだ...」」ポケ-

 

「ワフッ(あれ魔法じゃないんだよねぇ。どうやって飛んでるんだか...)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どこか普通の気と違う
:だってすずかの一族は実は...おや?誰か来たようだ。


天下一武道会
:ジンは天津飯に負けた。目の前で舞空術を見てたから早く覚えられたというどうでもいい裏設定。


カロリー〇イトメープル味
:筆者が1番好き。


話をしようよ(ビーム)
:高町流会話術。時としてパーフェクトコミュニケーション。


守護騎士の気
:魔力反応があるんだから気もあるでしょ。



何も考えずにすずかの家にアルフを保護させたけど、確認してみたらアリサの家だったでござる。
これが頭空っぽの末路よ(白目)。

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