異世界で俺がモンスター娘達と契約しまくる話。   作:ワロリッシュたん

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Stage7 ハチノス

今、俺ははじまりの街の隣街である商業都市『コマース』にいる。

 

そして大量の金貨を手に入れた俺はここで念願の一軒家を購入したッ!!

 

そう、俺とエリーゼの愛の巣をッ!!

 

 

 

どうしてこうなったのか?

それはダイジェストでお送りします!

 

盗賊倒した

盗賊のアジト発見

中には大量の金銀財宝が

マルコさんと山分け

即換金

依頼の報酬と合わせて所持金は金貨150枚に

いつ家買うの?

今でしょ!?←イマココ!!

 

衝動的に買ったわけじゃなくてしっかり考えた上での家購入だが。

ここ、商業都市には帝都程では無いが帝都に近い為、物が溢れており、物価も安定している。

そしてなりよりこの商業都市を活動の拠点にしたのは、巨大な"魔物討伐ギルド"と"依頼ギルド"があるからだ。

"ギルド"というのはある特定の職業で作られた組合だ。

『ギルド>普通の店』

という認識で問題無いだろう。

 

"モンスター討伐ギルド"ではモンスター討伐の仲間を募り、モンスターの討伐に成功した場合そのモンスターにかかっている懸賞金を受け取る事が出来る。

・・・・モンスター討伐をする気が無い俺にとってはあまり関係無いが、モンスター討伐ギルドほどモンスター娘の情報を得るのに適した場所は他に無いだろう。

ハーレム達成の為にも欠かせない場所だ。

 

"依頼ギルド"は依頼屋と役割は殆ど変わらないが、"ギルド"の名を冠するだけあって依頼の質や量が段違いだ。

・・・・勿論、報酬もな。ぐひひっ

 

というわけで、俺はここ商業都市を活動の拠点にしたのだった。

・・・・ふふ、思い出すぜ。

家を買った時の俺のカッコいい台詞の数々。

俺の人生に『釣りは要らねえぜ!!』と言える瞬間が訪れるとはな。

異世界に来て良かった!!!

 

剣を新調し、食材の買い出しを済ませたので、家に帰るとしますか!

 

はい、着きました!

どうでしょう!

二階建ての一軒家!

レンガ造りの立派な家、まさに家の中の家!

 

では、早速中に入りましょう!

ドアを開け、玄関に入るとそこには、主人の帰りを待つ美しい嫁の姿がーーーーありません!!はい!ありません!!

 

次に行きましょう!キッチンです!

調理道具が一式揃った厨房のようなキッチン。

そこには主人の帰りを料理を作りながら待つ美しい嫁の姿がーーーーーーありません!またしてもありません!!

 

さてお次は大浴場です!

風呂に入るという行為はこの世界ではメジャーでは無く、一部の貴族のみが行うらしく、この大浴場が1番お金がかかりました!

そこには、主人の為に健気にも身を清める美しい嫁の姿がーーーーーーありません!!残念!!ありませんでした!!!

 

あと一階には大きなリビングがあり、二階は全て寝室となっています。

最後に俺の寝室だけ紹介して終わりましょう!

俺の寝室は机にクローゼットにベッドというシンプルなものですが、ベッドは巨大で、4人くらいは問題無く一緒に寝る事が出来るでしょう!!

そして、そこには夜の営みを求める妖艶な嫁の姿がーーーーーーありました!!ありましたが、完全に寝ています!!!熟睡です!!夜の営みする気ゼロです!!!

・・・・はい、これで瀬尾英人の自宅紹介を終了します。

 

俺の部屋で熟睡しているエリーゼを見て、肩を落として一階に降りる俺。

え?寝込みを襲えばいいんじゃないかって?

無理。

エリーゼ未だに幼女のままだし。

幼女の寝込みを襲うのは罪悪感が物凄いから。

逆に、エリーゼが大人状態だったら襲うけどね!!

 

 

今更だが、商業都市『コマース』は近代都市だ。

近代といっても東京やニューヨークなどと比較したら、全然近代都市と呼べるわけないのだけれど、冷蔵庫、ガスコンロ、洗濯機レベルの電化製品は魔法の応用で微妙に形は違うが存在している。

そのおかげで現代っ子の俺でもお嬢様(エリーゼ)を養いながら暮らす事が可能になった。

・・・・あれ?俺ってハーレムの主が目標だったよな?

・・・・どうしてこうなったorz

 

冷蔵庫に買ってきた食材を詰め込み、魔法石に魔力を注ぐ。

魔法石とは、元々魔力の容量が少ない人間の生み出した自身の魔力を増幅、貯蔵する装置だ。

魔法石を使う事で、俺の魔力を増幅して強力な氷魔法で食材を保存するーーーこれが、冷蔵庫の原理らしい。俺は魔法使いじゃないので、詳しい事はよくわからないが。

 

 

・・・・何か足りない気がする。

食材は買ったし、剣も新調した。

洗濯機も回したし・・・・あ!

この家に名前を付けてなかった!

あん?なんだそんな事かって?

お前、名前の重要性わかってないな?

"名は体を表す"って昔のえらーい人の言葉しってるか?

クラスで1番頭の良い奴の名前が『ひょっとこさい』だったらお前、それ認められるか?

俺は認められないな、ひょっとこさいのカンニングを疑う。

つまりはそういう事だ。

わかったか?

 

そしてなにより、名前があった方が書きやすいんだよ!!(小説的に)

・・・・はっ、ついメタ発言をしてしまった。

反省はしているが、後悔はしていない。

 

 

では、命名。

『英人とハーレムの愛の巣』

ゑ?長い?じゃあ

『エイトの愛の巣』

ん?キモい?仕方ないなあ

『8の巣』

・・・・『ハチノス』でどうでしょう!?

え?めんどくさいからもうそれで良いって?

 

では、改めまして、この家の名前は『ハチノス』に決定しました!!

拍手〜!!

パチパチパチパチ

 

 

・・・・・・・・・・・・エリーゼが寝てるから話し相手がいないよう、寂しいよう。

英人は寂しくなると死んじゃうんだよう。

 

シクシクと一階リビングの隅っこで丸くなる俺。

そんな俺を慰めてくれる人はいない。

・・・・こうなったら、エリーゼと添い寝してやる!

俺はエリーゼの眠る二階の寝室目指して駆け出した。

二階への階段を登っている途中ーーーードカーンという爆音が俺の鼓膜を襲った。

爆音は恐らく外で生じたのだろう。

しかし、まるでハチノスが爆発したように聞こえたぞ。

 

「エイト!外に出るぞ!

何か嫌な予感がする!」

 

俺を呼ぶのは・・・・エリーゼさん!!

しかも、幼女じゃなくて大人バージョン!!

キタァアアアアアア!!!

おっぱいキタァアアアアアア!!!

エリーゼは、両腕のガッツポーズをしながら感動して固まっている俺の手を取って、駆け出した。

 

「・・・・手、超柔けえ。

じゃなくて!エリーゼ一体どうしたんだよ!?さっきの爆音が関係してるのか!?」

 

「ああ、あれは恐らく魔法による爆発により生じたものであろう。

妾は強大な魔力を感じた。」

 

エリーゼに手を引かれるまま、外に出て15m程走るとそこには爆発が起こったのであろうボロボロになった屋敷とその持ち主であろう傷だらけの男、そしてその男を足蹴にして大笑いしている黒いローブを着て、杖を持っている魔法使いと思わしき男。

見た感じだと、魔法使いの男が傷だらけの男の家を襲ったということだろう。

 

・・・・俺は見逃さなかった。

魔法使いの男の杖を持つ手の甲に刻まれた痣を。

奴は契約者なのだ。

そして、契約したモンスターの姿は・・・・あった。

奴の後方に待機している黒紫色のローブ、顔は完全にローブで隠れているので男か女かはわからないが、恐らくそれが魔法使いの男が契約したモンスターなのだろう。

 

・・・・超どうでもいい話だが、契約の痣って人によって模様が違うらしいな。

俺の痣は六芒星だが、魔法使いの男の痣はとぐろを巻いた蛇だ。

俺は今まで、自分の六芒星の痣をダサいと思ってきたが、今日、六芒星で良かったと思うようになった。

何故なら、魔法使いの男の痣のとぐろを巻いた蛇・・・・う○こにしか見えないんだもの、笑が堪えられん!!うひ、うひゃひゃひゃ!!!

・・・・あー、笑った笑った。

 

少し状況に動きがあった。

半壊した屋敷の中から女性と子供ーーー恐らく傷だらけの男の妻と子供なのだろう、が現れて泣きながら必死に男を呼んでいる。

 

「あなた!あなた!しっかりして!あなた!」

 

「パパ!パパ!パパァッ!」

 

しかし、男はピクリとも動かない・・・・まさか、もう既に死んでーーーーあの魔法使い野郎、死んでいる人間を足蹴にして笑っているのかよ!!

 

怒りのあまり魔法使いの男に向かって駆け出しそうな俺をエリーゼが俺の腕を掴んで止める。

 

「エリーゼ、離せ!」

 

「駄目じゃ。

あの男と戦う事は妾が許さん。」

 

「どうして!?」

 

「あの男の強さは本物じゃ。

魔力は通常の人間では比較にならぬほど強く、妾と契約したお主でも下手をすれば死んでしまう。」

 

「だからってあれを黙って見てろって言うのかよ!?」

 

俺はエリーゼに向かって怒鳴る。

 

「だ、だって、妾はエイトに死んで欲しくないんだもん・・・・ひっく」

 

エリーゼは涙目でしゃくりあげながら、俺を止めていた。

・・・・可愛いなぁおい。

つーか、エリーゼは俺に怒られるのに弱すぎだろう。

俺が怒ったら直ぐ泣くし。

可愛いから許す。

男の妻と子供にはすまないが、エリーゼにここまで言われたらもう見逃すしかない。

俺はエリーゼへの抵抗を止める。

 

俺がエリーゼへの抵抗を止めた直後、泣き叫ぶ妻と子供を見た魔法使いの男が

 

「そこまで言うならっ、ほらよ!」

 

そう言うと彼は傷だらけの男の遺体を妻と子供に向かって蹴り飛ばした。

遺体はゴムまりのように跳ねて2人の前に止まる。

 

「あなた!あなた!ねえ、目を覚まして、あなたぁあああああああああっ!!」

 

「パパァーーーーーーーーーーーー!」

 

遺体を見て、より一層泣き叫ぶ妻と子供。

・・・・ごめん、何もしてやれなくて。

 

「エリーゼ、帰ろう。」

 

俺はそう言うと、背を向けてエリーゼの手を取りハチノスへ歩き出そうする。

 

「どうして、どうしてこんな酷いことを!?

私の夫が貴方に何をしたと言うの!?」

 

聞こえてくる、夫を殺された怒りを魔法使いの男へぶつける妻の声。

その妻への男の返答は驚くべきものだった。

 

「いいや、何も?

俺が殺したかったから殺しただけだけど?

強いて言えば、俺のき、ま、ぐ、れかな?」

 

「巫山戯ないで!夫を、夫を返してよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

「まったく、煩い女だ。

オクタヴィア、始末しろ。」

 

オクタヴィアと呼ばれたのは魔法使いの男の後ろに待機していた黒紫色のローブを纏った女性(名前から判断)、彼女は男の言われた通りに妻と子供の前に出て、杖を構えた。

・・・・?あれは男が契約したモンスター娘なんだろ?

どうして、命令が通じるんだ?

 

しかし、杖を構えただけでオクタヴィアは一向に2人を殺さない。

 

「早くしろ!

愚かな混血の禁忌の魔女、オクタヴィアよ!」

 

男の怒気の篭った声が響く。

・・・・混血か、なるほど。

オクタヴィアはただのモンスター娘じゃなくて、魔女と人間の混血ーーーつまりハーフなんだな。

だから、人間の言葉も理解出来る。

 

「・・・・燃え盛る紅蓮の炎よーーー」

 

オクタヴィアが魔法の詠唱を始める。

・・・・俺は見てしまった、詠唱をしている彼女から零れる涙を。

それが地面に落ちた瞬間、俺は駆け出していた。

 

「・・・・無理すんなよ」

 

俺はオクタヴィアの前まで辿り着くと彼女の被っているローブを外し、その頭を撫でた。

涙を流した緑髪のポニーテールの女の子、オクタヴィア。

 

 

こんな可愛い娘を泣かせたのは誰だ?

・・・・ああ、こいつか。

 

「この鬼畜魔法使い野郎っ!!

許さん!!!」

 

俺は奴を真っ直ぐ睨みつけて、吼える。

 

「俺の名前はエドワード・コミット。

鬼畜魔法使い野郎などという巫山戯た名前じゃあない。

 

 

『悪夢の魔導師』とは、俺の事だ!!

俺にひれ伏せぇ!小僧がぁ!!」

 

「俺も小僧なんて名前じゃないんでね。

瀬尾英人だ。

覚えとけ!!」

 

エドワードは吼えると杖を構える。

俺も腰から剣を抜く。

 

・・・・負けるわけにはいかない、エリーゼの為にも、オクタヴィアの為にも!!




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