この作品を待っていてくれた皆様、大変お待たせしました
今年もどうかこの作品をよろしくお願いします
そして今回の作品は少し挿し絵を挟みます
凄く下手な絵ですが
さて、今回の話は青い鳥の曲を聞きながら読むことをおすすめします
曲名がさっきので伝わることを信じて、それではどうぞ!
ユウside
ひたすらに目の前にいる敵機体を倒す
残った武装は、バックパックのアームドアーマーDEとアームドアーマーVNのみ
他は戦闘中に壊されたり、投げ付けたりして無くなってしまった
近くにいるリーオーをアームドアーマーVNを閉じた状態で殴り飛ばして破壊する
『うわぁぁぁぁあ!?』
後ろからパルヴィーズさんの叫び声が聞こえ、後方を確認するとヴァルキランナーへと近付く二体のリーオーへ
そしてパルヴィーズさんは、焦せりと恐怖から炎をあちこちへと乱射していた
僕はバックパックのアームドアーマーDEを二体のリーオーに突撃させて破壊する
「落ち着いて下さいパルヴィーズさん!大丈夫!大丈夫だから!」
そう言って画面を確認する
ヒロトさん達は大丈夫そうだけど、こっちはもう持ちそうにない
「あぐっ!」
突如、左側から衝撃で機体が揺れる
見るとアームドアーマーVNを装備していない方の腕の肘から下を切られたようだ
どうにかバーニアで切られた腕から離れ、アームドアーマーVNで急接近して殴り飛ばしヴァルキランナーの隣に並ぶ
だが、僕の機体は所々に紫電が走っていて
機体はそろそろ限界に近かった
『す、すいません!ユウさん!』
「大丈夫だから、パルヴィーズさんはしっかり狙って」
そう言って再び接近してくるリーオーへと突撃する
バルカンを放ちながら接近し、同じようにアームドアーマーVNで殴り付けた
僕らは、次のミッションであるエルドラ防衛戦の為にクリエイトミッションでシュミレーションしていた
結果は、惨敗だった
すぐに突撃してしまうカザミさん、怯えた焦りで炎を乱射してしまうパルヴィーズさん
みんな全力だった
いや、みんなじゃない
僕だけ、全力じゃない。
全力を出したくない
あれを、NT-Dを発動させたくない
だって、デストロイモードを使ったら、ガブリエルが暴走する
僕の言うことを聞いてくれない
何度も何度もシュミレーションをするが、結果は変わらなかった
『また失敗かよ!』
『組み合わせを変えるか?』
『いや、もう一度これで試してみよう』
通信では、また失敗だと怒るカザミ
組み合わせを提案するメイさんにもう一度これで試そうと促すヒロト
ウィルとロウはそれぞれの戦闘を考察して戦いかたを考えている
そんな中、パルヴィーズさんはずっと顎に手を当てて考え事をしていた
そして考えが纏まったのかパルヴィーズさんは僕の方を見て言った
『ユウさんは何故NT-D、デストロイモードを使わないんですか?』
そう言われ、僕の心臓がドクンと跳ねた
『確かに、その方が機体性能も上がるはず………ユウ、なんでNT-Dを使わないんだ?』
「そ、それは………」
『みんな全力でやってんだ、お前も全力でやれよユウ!』
『みんな全力でやっている、君だけ全力を出していないのは、なにか理由があるのか?』
そう言われ、僕は口を開いた
「使いたく、無いんです」
『はぁ?』
『使えない、ではなくか?』
そう聞くメイさんに僕は頷いて返す
『システムに何か以上でもあるのか?』
「はい。実は僕の機体、NT-Dを発動すると暴走するんです」
『はぁ!?エグザムシステムやゼロシステムじゃねぇんだぞ!?ま、もし暴走したら俺が止めてやるって!だからやってみろよ、な?』
「で、でも………」
『うだうだしてないでよぉ、頼むぜ?』
『やめないか、彼はNT-Dを使いたくないんだ。無理強いはよくない』
『でもよ!このままじゃミッションが失敗して、特別報酬が貰えなくなっちまうぜ!?』
『だからって無理やり戦わせるのは可笑しいだろ!』
『パルだって初心者なのに頑張ってんだよ!頼むぜマジでよ。お前がやんないと無理なんだッて!』
『ユウ、一度試してみよう。暴走しても俺たちが止める』
カザミさんとヒロトさんに言われ、僕は
「わかり、ました」
『ユウ!?』
『本気かお前!?』
そう言ってくるロウとウィルに頷き、システムを操作する
すると、目の前にウィンドウが現れNT-Dの使用の警告が出てきた
僕はYESへと指を向ける
頭のなかにノイズが走りある光景が浮かびあがる
浮かぶのは、聞き覚えのある声達の恐怖の声
「はぁ、はぁ、はぁ」
NT-Dを発動しサイコフレームから赤い光を発して沢山の敵をそして仲間を蹂躙する僕のガブリエル
『ユウ!もういい!やめるんだ!』
何故か息苦しくなり、YESを押そうとする指が震える
『おい、大丈夫なのかよ!』
ゲームだと言うのに冷や汗が止まらない
『ユウ!聞こえるか!?』
目の前に映るのは、積み上がる建物らしき瓦礫の山、燃え盛る炎
『わかりません、一体何が………ユウさん!返事をしてください!』
無惨にも地に転がっているのは、装甲の所々が歪み、頭部が半分無くなり片腕片足の引きちぎられたアースリィガンダム
そして胴体と顔以外の全てが切り落とされたジャスティスナイト
パイロット席のボディ部分のくりぬかれたガンダムセレネス
たった今、ガブリエルのアームドアーマーVNに頭部を引きちぎられたガンダムフェンリル
胴体に大きな穴の空いたウォドムポット
そして残ったヴァルキランナーへとゆっくりとアームドアーマーVNを展開し近付くガブリエル
パルヴィーズさんの悲鳴、泣き声が聞こえる
僕の殺戮の熾天使《ガブリエル》は、美しき神獣の首へとその牙を立て、そして引きちぎった
体温が急激に下がり、恐怖の一言が頭を支配する
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
僕はクリエイトミッションから抜け逃げ出した
何時もの誰もいない花畑、近くに膝を付きコックピットを空けたガブリエルの近くで、僕は泣いていた
怖かった、また暴走して皆を傷付けてしまうのが
恐れられる事が、凄く怖かった
「ごめんね皆、ごめんねガブリエル………僕がちゃんと使ってやれなくて」
そう言って僕はまた膝を抱えて顔を埋める
「お兄さんのガンプラ、泣いてるよ」
「え?」
突然、僕以外の声が響き渡る
僕は驚いて顔を上げると、原作のサラやイヴに似た雰囲気のある白髪でショートヘアーの少女が立っていた
「カブリエルが、泣いてる?」
「お兄さんには聞こえないの?この子の声が」
そう言って不思議そうな顔をする少女に僕はどうにか頷いて肯定する
「なら私が繋げて上げるよ!」
そう言って少女が僕の手をとって僕をガブリエルの近くへと近付くと、少女が僕の右手をガブリエルに触れさせてその上から手を重ねる
「な、何を────」
『…………ごめんなさい』
「っ!?」
突如として頭のなかに声が聞こえた
その声はまるで泣いてるようで、寂しそうだった
僕は驚愕を隠しきれず、思わず少女の方を見る
「うん、この子の声だよ。私が貴方にこの子の思いを伝えてる」
それを聞いて僕は驚きと同時に申し訳ない気持ちで一杯になった
「そして、私達からも声は伝えられる」
それを聞いて僕は黙っていられなかった
「ガブリエル!僕の声が聞こえる!」
『マス、ター?』
「そうだよ!僕だよ、ユウだ!」
『そんな、わけ……無いよね……………マスターに私の声が聞こえるなんて………』
「聞こえる!聞こえるよガブリエル、君の声が!!」
『う、嘘だよね………本当に聞こえてるの?』
頭のなかに響き渡る声が震えだす
きっと、僕の声が届いたことに驚いているんだ
「うん、聞こえるよガブリエル」
『本当に、聞こえるんですね……………ごめんなさい。あの時、私はただマスターを守りたくて、傷付けたくなくて………あんなことになるなんて思って無くて』
そうか、だからあの時にガブリエルはデストロイモードあんなに沢山の敵機体を
『ごめんなさい……ごめんなさい………私は、マスターの心を傷付けてしまって』
「でも、あれは君が僕を守ろうとしてくれたからなんだろ?なら僕が謝るべきだ、君の気持ちも知らず怖がって、ごめん」
『マスター………』
「ガブリエル、お願いがあるんだ。また、僕と一緒にあの空を飛ぼう」
そう言うと先程まで泣いていたような声が変わり、ガブリエルのサイコフレームが展開されデストロイモードに変形する
でもそのサイコフレームから発せられる色は赤ではなく白だった
そして機体全体が白く輝き始める
思わず少し下がる
一体、何が起きて………あれ?
「さっきの子は」
ふと周りを見ると先程までいた少女は消えていた
そしてガブリエルのサイコフレームが更に光輝く
僕は眩しくて、思わず目を覆った
「うわっ!?」
そして次の瞬間、体に何かがぶつかり
僕は後ろの花畑に仰向けに倒れてしまう
「いてて……」
そう言いながら目を開く
僕に覆い被さるように白髪に青いメッシュの入った女の子が僕に抱きつく形で倒れていた
「マスター、彼方がそう言ってくれるなら」
その声は先程まで頭のなかに響いていたはずの声
「っ!?」
「何処までも、一緒に飛びましょう」
そう言って少女が顔をあげ、笑った
「ガブリエル、なの?」
そう言って立ちあがり、改めてその少女を見るとまるでガンダムAGEのユリンのような容姿だった
ユリンと違うのは白髪に青いメッシュが入っており、元気そうな所だろうか
「はい、マスター!」
そう言うガブリエル?らしき少女、でも後ろにはユニコーンモードに戻ったユニコーンガンダム5号機の姿があった
「なんで、そんな姿に?」
「わかりません。でもやっとこうしてマスターと話せます!」
「でも、後ろの機体は…………」
「なんと言いましょうか………私はやろうと思えばいつでも元の体に戻れるんですけど、戻らなくても私を操縦することはできます」
「つまりは、人の姿になれる。そして元のガンプラの中にも戻れるってこと?」
「はい、マスターその通りです!」
「そっか、取り敢えず今の状態の時はユエルって呼んで良いかな?」
「ユエル、ですか?」
「うん、機体と機体の意思を持った君を分けた方が良いと思って。
そう言うとしばらくはユエルと呟いた後
「ユエル、ユエル。今の私の名前………ユエルをよろしくお願いしますね、マスター!!」
そう言ってユエルが笑った
「うん。所でさ、もし機体を改造したり、機体を変えたりしたらユエルはどうなるの?」
もし、機体を改造したり、新しく作り上げた場合
ユエルがどうなるか、僕はそれが不安だった
「ならマスター、これを」
そう言ってユエルが差し出したのはひし形の中に水色に輝くサイコフレームらしき宝石の埋め込まれた物に紐のついたネックレスだった
「もしマスターが別の機体に乗ったり、私に乗るとき、これを嵌める場所が出来ます。それは私の意思が入ったサイコフレーム、なのでどの機体でも嵌め込めば私が出てこれるはずです。これはマスターと私を繋ぐ鍵のような物です」
そう言ってユエルは近くに佇むユニコーンガンダム5号機ガブリエルを眺める
「なら安心だね。これの名前は、じゃあ………GRキー。意味は僕とガブリエル、ユエルをリンクさせる。」
「良いですね!そうしましょうマスター!私とマスターを繋ぐ鍵、素敵です」
「そ、そうかな?ありがとうユエル」
「もしかしたら私とマスターがかこうして会えた事で新しいシステムが使えるかもしれませんね!」
「新しいシステムか、凄い!凄いよユエル!」
「はい!」
そう言って胸を張るユエルに思わず頬が緩んでしまう
「それじゃあ、行きましょうマスター!」
そう言ってユエルがガブリエルを片手を差し出す
一瞬、なんの事か分からなかったけど、直ぐに分かったので、僕はそれを握り返して二人でガブリエルに乗り込む
そしてガンダムエックスのティファやガンダムAGEのユリンのように僕の上にユエルが座る
すると目の前にGRキーを嵌め込むらしき台座があったのでその台座にGRキーを嵌め込む
するとGRキーの形状が少し変化し、ユニコーンガンダムの装甲よようにスライドしサイコフレームが展開される
僕は両手で操縦桿を握ると右手にユエルが両手を添える
「よし、行こう!」
そう言って機体を立ち上がらせ、バーニアを吹いて空へと飛び上がる
そして飛びながらシステムを操作し、NT-Dを発動させる警告が現れる
もう、僕は怖くない
僕はYESへと指差すと認証され、ガブリエルの各装甲がスライドし変形、バックパックのアームドアーマーDEもまるで翼のように装甲が展開され、頭部の角が割れガンダムとしての真の姿を表す
そしてサイコフレームから発せられるのは、白き光
ユニコーンガンダム5号機ガブリエル、デストロイモードがここに再誕した
そしてガブリエルは更に上へと
雲を抜け、輝く太陽の見下ろす青空
「綺麗…………」
雲のない、綺麗な快晴
僕はそれを見て思わずそう呟いた
ユエルも同じようにパイロット席から見える景色を眺めている
「覚えてますかマスター?私に言ってくれたあの言葉」
「うん、『生まれ変われるなら、来世でもお前と一緒に飛びたい』……だったよね?」
「はい、叶っちゃいましたね………」
「うん、でも…………」
「?」
「この世界の物語は終わってない」
「そう、でしたね。まだ、終わってない」
「色々とあったけどさ、ここから始めよう。もう一度、僕と」
「私で、最初から」
「「一緒に飛ぼう/飛びましょう!」」
「僕とユエルなら、もっと」
「もっと、高い場所に」
「一緒なら、もっと高い場所に」
「「もっと高く飛べるんだ/です!」」
ご愛読ありがとうございました
感想、お気に入り登録、高評価
お待ちしております
のグランドオーダークエスト追加キャラのもう人枠、誰?キャラに付いては原作の名前を書けなかったので調べて貰えると分かると思います
-
レーア&エクシア
-
ロボ太&FA騎士ガンダム
-
アイレ&テレノ
-
全部だろ?頑張れ作者