ガンダムビルドダイバーズ～青き熾天使～

正義をなす者

『エクスカリバァァアアアア！！！！！！』

「イヤァァァァァァ！」

悠side

シークレットミッションをクリアした次の日、僕はまたハロトリアからの一撃で目を覚ました

仰向けに寝ていたからか、ハロトリアの一撃は綺麗に腹に決まった

「痛いたた…アルトリア？何でこの起こし方なの？」

『ユウ、オキナイ、シカタナイ、シカタナイ』

そう言って羽をパタパタさせるハロトリアもといアルトリア。

「はぁ」

アルトリアを見てため息をつきながら朝食を作り始める

何故こうなったのだろうか？

そもそもハロは時計のはずなのに………

「もう一個買えばわかるかな」

そう考えをまとめた僕はテレビのニュースに耳を傾ける

『本日、タイムズユニバースが黒塚社の違反を告発しました事がニュースになっています』

『武器の密売、コンピューターウイルスの自作自演。違法取引など様々な事件が上がっており……』

「タイムズユニバース？どっかで聞いたことがあるよーな……」

今日も僕はGBNに、ログインしていた。学校は編入するのにまだかかるらしく、暇なのだ

それにもっとこの世界(GBN)を見てみたい。

そう思った僕はこの世界の色々なフィールドを観光することにした。この世界では食べ物を食べることが出来る、実際は空腹感が紛れるだけだが、ちょうどいい

GBNのホールにあるショップでジュースやおやつを購入しガブリエルに乗る

操縦桿を握り閉め、様々なフィールドを飛ぶ

片手に操縦桿、片手に肉まんを食べながら色々な景色を見ては写真を撮った

砂漠、雪国、草原、森林など。

今は花畑の中に座り、お茶を飲んでいた

「はぁ～落ち着くなぁ」

そう言えば恵どうしてるかな？

「っとそろそろ次のフィールドに行かないと」

そう呟き、ガブリエルのコックピットに乗り込む

次はどんなフィールドかな？

そうワクワクしていた僕の目の前に映ったのは、所々崩れているビル……廃墟が広がっていた

僕は機体から降りて近くのビルの階段をあんまんを食べながら上る、所々ビルの破片が落ちている道を歩く。

すごくリアルだな、そう思いながら屋上へと進む

────ドカンッ！─────

「えっ！？」

突如として、近くが爆発したかのような音がして慌ててマップ画面を見る。

近くで四機のモビルスーツが戦闘しているようだ

「と、取り敢えず機体に！」

あんまんを一口で頬張り、ガブリエルの元へ走る

四機のモビルスーツには発見されていないのか、おいた場所に方膝をついたままだった

僕は急いでコックピットに乗り込み、メインカメラで戦闘しているところを見ると

見るところガンダムアストレイベースのガンプラとジンクスをベースにしている機体３体が戦っていた

どうやらオープンチャンネルで会話しているらしく、会話の内容が聞こえてきた

『なんとも陰湿的だね、あなた方は！』

そう言ってアストレイベースのモビルスーツが近くのドラグーンを二つ切り裂く

『すべてビジネスだ、私は君のせいで会社を失った！』

会社？一体どうゆうことだろう？

『あくどいビジネスをしてるからさ、あなたはコンピューターウイルスの自作自演、君は違法取引、そして君は戦争中の両軍に武器を売っていたね』

『全てビジネスだ、いずれ君もそうなる』

『黙れ！薄汚い金の亡者どもが！』

そう言ってアストレイベースの機体が二体を攻撃し吹き飛ばす

だが、残っている一体がアストレイベースを捕まえて動けなくした

『いいぞ、そのまま捕まえておけ』

そう言って一体がライフルを構える

このままじゃ不味い！助けに入らないと

そんなことを考えガブリエルを飛翔させる

ガブリエルでの初戦闘だ、上手くやれるかな。

「いくよ、ガブリエル……デストロイモード！」

すると、ガブリエルの装甲が各部展開去れていき、最後に顔の部分が変形、角が二つに割れ、ガンダムの姿となる

ガンダムに変形したガブリエルに少し感動するが、今はあの人を助けないと

高速でジンクスベースに向かいながらアームド・アーマーDEを起動、ファンネルのように動かしアストレイの前に展開させた

『なんだ！』

『いったい誰が！』

敵がアームドアーマーDEに驚いている間に高速でアストレイベースを捕まえていた奴に接近しアームド・アーマーVN

を起動

そのまま、ジンクスに、向かって振り下ろす

「切り裂け！」

すると、一体がアームド・アーマーVNにより切り裂かれ爆発した

そのまま、オープンチャンネルを開きアストレイのダイバーに声をかける

『助太刀します』

『誰だか知らないけど、感謝するよ』

『仲間を呼ぶなんて卑怯だぞ！』

「盛大なブーメランだよ……」

そう言って、ドラグーンをまたひとつ切り裂くアストレイベースの機体

せっかく相手がファンネル系を使ってるなら

僕は機体を操作し、ファンネルに向かって手を翳す

すると、先程までこちらを狙っていたドラグーンたちが突如として停止する

『何をしてる！攻撃しろ！』

（当たれ！）

すると、ドラグーンは進む方向を変え、ジンクスベースに向かって攻撃し始めた

『ッ！？……サイコ・ジャックか』

できた！

原作でユニコーンガンダムがやって見せたサイコ・ジャックを試してみたのだが成功したようだ

『ひぃっ！？』

ドラグーンとアームド・アーマーDEで破壊され、もう一人はアストレイベースのガーベラストレートで倒されていた

時間もちょうど良かったのか、デストロイモードが解除それ元のユニコーンモードに戻った

『サイコ・ジャックか……良く作ったね』

『はい！』

『改めてお礼を言いたい、機体を降りて話さないか？』

『分かりました』

そう言って、ガブリエルを降下し地面に着地し片膝を着く

コックピットを開け、外に出ると

アストレイベースのガンプラからも金髪の青年が降りてきた

あれ？どっかで見たことがある気がする

「やぁ、僕はウィル。先程は助けてくれてありがとう」

ガッ！ガッ！

ガンダムブレイカー3のキャラクター！？

それに良くみたらあのアストレイベースのガンプラ、ガンダムセレネスだ！？

「い、いえ！大丈夫です。僕はユウって言います」

「ユウと呼ばせてもらうよ、今回は本当に助かったよ」

「い、いえお役にたてたなら大丈夫ですよ」

「よかったらフレンドにならないか？GBNには知り合いが少なくてね」

「はい！是非！」

そう言ってフレンド画面を呼び出すとウィルからフレンド申請が来ていたので、登録する

ウィルはフレンド画面で僕のステータスを見ているようだ

「へぇ、熾天使…二つな持ちなんて凄いじゃないか」

「た、たまたま始めたらクエストの画面が映って」

「それに、そのアバターで男だったとは」

「アバターの性別と名前以外はランダムで決めたので」

「そ、それは災難だったね」

「あはは、取り敢えず今日は落ちるのでまたログインしたときに会いましょう」

「そうだね」

そう言って僕はGBNからログアウトした

頭に着けるギアをはずし、ガブリエルをら眺める

「お疲れ様、初戦闘……勝てたね

そう言ってガブリエルをケースにしまい、店を出て家への道を歩く

すると、道の恥に段ボール箱が置かれていた

興味本位で近付いてみると、拾ってくださいと書かれていた

「捨て猫かな？」

そう呟き、段ボールを開ける

「フォウ！」

「……なんだこの生き物？」

まるで、栗鼠と犬が合わさったかのような白い何かがそこに鎮座していた

「……拾お」

何か可哀想だし、面白そう

そう思った僕はフォウと泣く動物を抱き上げる

「フォウ？」

「僕の家においでよ」

そう言って右肩にのせると、動物はバランスを取り肩に乗っていた

「名前はどうしよう……フォウと鳴くからフォウでいっか、ね？フォウ」

「フォウ！」

するとフォウは同意するかのように片手を挙げて鳴いた

さて、帰りにドッグフード買わないとな

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ご愛読ありがとうございました

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