TSから始まるヒロインアカデミア   作:破戒僧

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第154話 全寮制へ

 

 8月がお盆、墓参りの時期だというのは、どこの世界でも同じのようだ。

 

 色々あってずれ込んでしまったけど、私は今、そのお墓参りに来ている。

 誰のか? 私の、実の父親のだ。

 

「でも、何で今まで教えてくれなかったのに、今年は連れてきてくれたの、母さん?」

 

「……あの人からは、自分のことは忘れるように……って言われてたからね。お墓の場所も、聞いてはいたんだけど……一回行ったっきりで、それ以降は……って感じだったのよ。でも、今回は……あなたがあの人の『個性』を使えるようになったって、流石に報告しなきゃって思ってね」

 

 墓参りってことで、ご丁寧に黒を基調とした服装で来ている母さんと……私は雄英の制服。

 

 『想間(そうま)解理(かいり)』……これが私の父親の名前。

 まあ、さすがにこれは知っとる。写真あるから、顔とかもわかる。

 

 ただ、墓参りは……さっき言った通り、この年になって初めて来た。

 

 エゴサーチっぽく調べてみて、どんなヒーローだったかも知ってる。

 前に母さんが言ってた通り、そんなに強くも有名でもないヒーローだったらしいから、そこまで情報見つからなかったけど。

 

 ヒーロー名『リンクマン』。シンプルだな。

 『個性』は……非公開。珍しいことに、メディアとかにも情報を出さないスタイルだったようだ……アングラヒーローの相澤先生でさえ、『個性』は知られてるのに。

 

 そして、母さんからは……さっき言った墓の場所を含め、前の父親のことはほとんど聞かされることはなかった。

 

 が……先日の一件を皮切りに、話してくれるようになった。今までは知らなかった、私の実の父親のことを。

 

「あの人の『個性』はね……『同調』というものだったの。文字通り、他人の心と自分の心をつなげて『同調』ないし『同期』させ……感情や情報、記憶を共有する能力。他人が嬉しいと思ったことや、悲しいと思ったことを理解できるし……それによって、相手が嘘をついているかどうかを見破ったりすることもできる、っていうものだったわ」

 

「へー……応用幅ありそうな能力だね。戦闘向きじゃないけど、裏方としてなら重宝しそうだ」

 

「だと思うでしょう? けど、許容限界(キャパシティ)が結構重めでね……同調している間中、ずっと精神力を消耗する上、射程距離も短いし、他にも色々制約があって……『個性伸ばし』を繰り返しても、かなり使い勝手は悪い力だったわ。『個性』がそんなだから、そのぶん地力の方を鍛えなきゃいけなくて……育てるの大変だったなあ」

 

 そういや、母さんの解析・育成能力は、もともと父さんを育てるために培われたんだっけな……雄英在学中に育成関係のアドバイスをしたりしたのも、プロヒーローになってからのそれも、全部データを集めてそっちに反映させるため……。

 

 聞けば、父さんの出身校は雄英ではない。聞いたこともないような私立校のヒーロー科だ。

 仮免試験の時に偶然一緒になって意気投合して、そこから遠距離恋愛みたいな感じになったそうで……そんななれそめだったの。

 

 しかし、そうするとやっぱり……

 

「緑谷の『感情感知』や、私との『個性共有』は……」

 

「ええ、間違いなくあの人の『同調』が変化して受け継がれた形でしょうね……出力、射程距離、応用範囲……何もかもけた違いになってたから、最初は全く気づかなかったわ」

 

 なるほどね……緑谷のアレは、『ワン・フォー・オール』由来のものではなく……私の中に眠っていた、父さんの『個性』由来のものだったのか。感情を『感知』するんじゃなく、その感情を持つ他者に『同調』してたんだ……それも、遠く離れた相手のSOSを受け取れるほどに、射程距離を強化して。

 

 恐らくは、私の『オール・フォー・ユー』の性質の一つである『変容』の影響だな。緑谷が望む、彼にぴったりな形に能力を組み替えていたんだ。

 その因子を、緑谷は私から『エネルギー』を受け取るたびに、少しずつ受け取って取り込んで、定着させていったんだろう。

 

 そして私の『個性共有』は……まあ、考えるまでもないな。自分が持つ力の全てを、リアルタイムで緑谷と共有することで、彼をより強化するため……

 

 まあ、『同調』って単語が使える点以外は何もかも違ったものになっちゃってるけども……私が言うのもなんだが、『オール・フォー・ユー』、頑張り過ぎだろ……面影ねえよもう。

 

 それでも、母さんの助けもあって、いっぱしのヒーローと呼べるだけの戦闘能力その他を身に着けて、地道ながらも順調にヒーロー活動を行っていた。

 幸い、戦闘の才能はないわけじゃなかったので、そんなに爆発的に、って程じゃないけど、徐々に力もつき始め、プロになって以降も少しずつ伸びていってたとか。

 

 母さんも、献身的にそれを支え続け、やがて2人は結婚し……私が生まれた。

 

 そしてそれから少しして、母さんと父さんは離婚し……そのしばらく後、父さんは殉職した。

 

 以前聞いた時には、母さん以外に好きな人ができたから、母さんの方から身を引いたって聞かされてたけど……どうやら真相は違うようだ。

 

「当時、あの人はね……チームアップして、かなり大きな犯罪組織の捜査にあたっていたの。私はどうしても外せない別な案件があって、一緒にはいられなかった。けれど、他にもかなり大きくて優秀な、サイドキックも大勢いる事務所が参加していたから、大丈夫だと思っていたわ。けれど……敵の組織の規模が予想以上に大きかったの。ヒーローが何人も返り討ちに遭って……しかもあの人は『同調』を使って尋問を担当していたから、敵組織に目をつけられて……狙われる身になった」

 

「……ひょっとして、父さんは母さんを……」

 

「そう。その時私は、その案件の捜査に参加していなかったから、まだ間に合うかもと思って……私に、あなたを連れて逃げて、しばらく身を隠すように言ってきたの。この案件が無事片付いて、狙われる心配がなくなったら、また一緒に暮らそう。けど、もしそうならなかったら……自分のことは忘れて、新しい恋を見つけて幸せになってくれって……日付の入ってない離婚届置いて……」

 

 そして……ダメだったのか。

 浮気だの、他の女だのなんて理由じゃなかったんだな。そこは……変な言い方だけど、ちょっとよかったかもしれない。

 

「その犯罪組織って、今は?」

 

「その後、あらたにチームアップされた、より強力な……対凶悪犯罪のヒーロー達によって壊滅させられたわ。そのことを墓前に報告したのが、最初で最後のお墓参りだった」

 

「そっか……しかし母さん、よく聞き入れたね、それ? 私も『幾瀬』の女で、『オール・フォー・ユー』の使い手だからわかるけど……そんなことになるくらいなら、最後まで一緒に戦うと思う」

 

「……当然、そうしたかったわよ。できることなら、最後まで一緒にいたかったし、なれるなら盾にだってなりたかった……でもね、言われちゃったのよ、『これは命令だ』って……」

 

「あー……」

 

 そう言われたら……断れないわ……

 

「そして、『無事に逃げて、俺達の子供を立派に育ててくれ』って……他にも、あなたが立派に成長するまで、このことを話すの禁止されるわ、父親に未練が残ったり、新しい家庭に影響が出ないように、離婚の理由も誤魔化すように言われるわ……総合して、自分のことは忘れろって言われてるようなものだったわ……でもね、私やあなたのためだって言われて、泣きそうな顔で懇願するように、必死に『命令』なんてしてきてさ……そうまでされたら、断れなかったの……」

 

「……よりにもよって私達みたいなのに、キツイことを言ってくれたもんだ、父さんってば」

 

「ホントよ……でも、こうしてきちんと幸せになったんだから……永久も、立派に大きくなったんだから……もういいかなと思ってね」

 

「ヒーローとしては、まだ卵だけどね」

 

 買ってきた花をさして、線香を立てて、手を合わせて……とりあえず、声には出さずに、現況でも報告しておこか。

 

 えーと、雄英に入りました、『ご主人様』ができました、なんか『個性』がえらいことになりました、その他色々……

 

 たっぷり30秒くらいも使ってお祈り&報告した後、私達はその場を後にした。

 

 そして、途中にある駅で母さんとは別れる。母さんはこれから仕事だ。

 

 そして私は……これから電車で雄英に『帰る』。

 家ではなく、雄英に。これから先、私の家となる……雄英の『寮』に。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 ハイツ・アライアンス。

 雄英敷地内、校舎まで徒歩5分の築3日(単位おかしい)。

 

 今回の全寮制に伴って急遽用意された、私達の新しい家だ。

 でかでかと看板に『1-A』って書かれてる……わかりやすい。

 

 必要になったからってそんな3日とかで、建造物用意できるもんなのかと思ったけど……この『個性社会』、その手の『個性』さえあれば割と何でもありだからな……。

 

 おそらく、セメントス先生が頑張ったりしたんだろう。というか、設計図と材料さえ用意してもらえれば……私も『オーバーホール』で同じようなことできるかもしれない。

 

 相澤先生に連れられて入寮する前に、注意事項の説明があった。

 といっても、寮に関することじゃなく、今回の騒ぎについてだ。

 

 今回私達は、どうも相手にとっても不測の事態っぽかったが、黒霧のワープで半ば拉致されるような形で連れてこられたので、あの時は『戦わなければ生き残れない』状態だったってことで、一応おとがめなしにはなっている。

 

 最後のAFOに対して仕掛けた『マトリョーシカアタック』の時には、結果的には上手くいったとはいえ、本来はターゲットとして見られていなかった私達が飛び出してきたことに、相澤先生はいい顔をしていなかった。

 『色々棚に上げた上で』とわざわざ言った上で、もし状況が違えば、除籍処分が下っていてもおかしくない事態だったと覚えておけ、とのこと。

 

 ま……勇気と無謀は別物だってのは、色んな所でさんざん言われることだしな。きちんとこの辺は、注意事項として受け止めて、心に刻んでおこう。

 

 そんな感じで注意事項とこれからの方針……『仮免』習得に向けて進めていく、というのを話した上で、いざ皆で寮に入ることに。

 

「広キレー!! そふぁああ!!」

 

「中庭もあんじゃん!」

 

「豪邸やないかい」

 

「風呂・洗濯が共同スペース? 夢か?」

 

「男女別だ、おまえいい加減にしとけよ」

 

「はい」

 

「部屋はエアコン、トイレ、クローゼット、冷蔵庫完備……デスクと椅子もあるんだ」

 

「我が家のクローゼットと同じくらいの広さですわね」

 

 まー色々いるな……リアクション。

 喜ぶ芦戸、感心する瀬呂、気絶する麗日、息を荒げる峰田、個室に感心する耳郎、ナチュラルにセレブリティな感覚を吐露する八百万。

 

 ……半分くらいアレなリアクションが混じってたけど、まあとりあえず普通に楽しく暮らせそうな寮でよかったよ。

 

 ……と、私も個人的に気になってるところをきちんと確認、と。

 

「おぉ……いいねぇ……! おい砂藤、来てみ!」

 

「うん? 栄陽院、何で俺呼ん……ああ、なるほど、こういうわけか」

 

 呼ばれてきた砂藤と主に、恐らくは私らの縄張り、ないしホームグラウンドとなるであろう、キッチンを確認する。

 

 いい感じに設備整ってるな……大人数用だから流し台も広いし、蛇口も複数ある。ここにも大きな、共用の冷蔵庫きちんとあるし、床下収納もある。

 食器や調理器具も色々そろってて、しかもその収納スペースにはきちんと余剰スペースもある。後から色々買い足しても大丈夫そうだ。

 大人数用の炊飯器や寸胴鍋、電子レンジやオーブントースター、網焼きグリルもある。……おい、中華なべや蒸籠なんてものまであるぞ、充実しすぎだろ。

 

「林間合宿で、お前ら2人を筆頭に、料理ができる面子なのは把握してるからな。予算は降りてたんで、その辺充実させてみた。使い方は任せるから、やるなら上手くやれよ」

 

「マジすか相澤先生! あざっす! やべーちょっとコレ腕なるわぁ」

 

「確かに……おお、加熱設備、IHとガス両方あるじゃねえか、わかってるな……」

 

「IHは安全だし省エネだけど、火力使う中華なんかはガスが一番いいんだよなあ……なんか話してたらエビチリかチャーハン作りたくなってきた。中華鍋あるし」

 

「俺はちょっとシフォンケーキでも焼きたくなってきた。いや、オーブンあるし、タルトもいいな」

 

「どんな衝動だよ。横で聞いてるだけで腹減ってくる会話やめてくれ2人とも……」

 

「とりあえず食生活は問題なさそうだな。なんか、料理は交代制らしいから……お前ら2人中心にシフト組んでいい?」

 

「「任せろ」」

 

 振り向くと、尾白と瀬呂がなんかよだれが出そうなのをこらえてました。

 わんぱくどもめ。期待しているがいい。

 

 ……にしても、まあ住む以上は当然と言えばそうかもしれんけど……きちんと電気・ガス・水道通ってるんだな……この短期間で。

 どんだけ迅速に業者動かして備品手配して工事したらこんなん可能になるんだ……? まだ見ぬプロフェッショナルの存在だろうか。

 

 

 

 その後、今日は各自部屋を作ってろとのことだったので、夜までかかって荷解きから何からやった。各自の部屋の中で完結するようなことではあるが、普通に大仕事だし大変そうだったな。

 

 当然途中で腹も減る。その頃には、私と砂藤が自発的にキッチンに立って(まだ料理当番のシフトとかないしね)用意していたエビチリ、チャーハンその他中華中心のガッツリ系メニューで、皆存分に腹ごしらえしてもらった。

 

 その後も各自続け……時刻は9時を回り、とっぷりと夜も更けたくらいになって、皆ようやく部屋が完成。

 

 そっから何か『お部屋披露大会』……ないし『部屋王決定戦』なるものが始まった。

 まあ、お互いに部屋を見せあって色々褒めたり騒いだりしようってだけの、テンション重視系イベントのようだった。

 

 オールマイトのグッズだらけのオタク部屋と化している緑谷の部屋や、彼の中の中学二年生が大暴走している常闇の部屋、アジアンテイストになっている瀬呂の部屋や、畳が敷かれて純和風になっている轟の部屋など、特徴的な部屋もあれば……

 

 飯田や尾白、砂藤みたいに、取り立てて特徴とかもない、普通な部屋もあり、

 

 あ、でもピンポイントで特徴的な部屋とかはあるな。飯田の部屋にメガネがめっちゃ置いてあったり、口田の部屋にペットの兎がいたり。てか、ここペット可なのか。

 

 手あたり次第って感じで騒がしい上鳴の部屋に、逆にほとんど何もない障子の部屋、色々と暑苦しさ全開の切島の部屋……

 

 あと、峰田の部屋はなんかヤバそうな匂いがしたのでスルー。

 爆豪は『くだらねえ、寝る』つって不参加だったそうな。

 

 その後は女子の部屋に移ったわけだが……大体は普通と言うか、インテリアの趣味に可愛い系、色鮮やか系の差はあれど、芦戸、葉隠、麗日、梅雨ちゃんと、そこまで突拍子もない感じではない部屋がほとんど。

 

 耳郎の部屋が楽器だらけですごいロッキンガール風味だったり、八百万の部屋にスペースの大半を占拠するお姫様ベッドが置いてあったりと、中々強烈な部屋もあったけど。

 

 で、別に何を狙ったわけでもないんだが……最後に私の部屋になった。

 

 まあ、別に何も見られて恥ずかしいものはないので、見たければどうぞ、ということで……普通に招き入れたんだが、

 

「「「なんか近未来っぽい!?」」」

 

「何だよその感想……まあ、言いたいことはわかるけども」

 

「つか、生活スペースってより、仕事場とかオフィスっぽいんだけど……」

 

 私の部屋は、今大半のメンバーが叫んだのに加えて、耳郎がツッコミ?を入れた通り、なんか色々ハイテクあるいは機能性重視タイプの機材が並んでる上、レイアウトがオフィスっぽいので。

 

 部屋の中央に、PCや各種周辺機器その他内蔵型のオフィスワーク用システムデスクを置いてある。何も置かれていないように見えるが、天板の一部が変形してPCのディスプレイとかキーボードが出てくるし、プリンターやスキャナも全部内蔵されてるのだ。当然引き出しには、アナログな文房具やら資料・教科書類も入っている。

 

 その周辺も漏れなく全部機能性ハイテク家具で固めている。

 

 椅子は電動リクライニングチェアー。背もたれの角度は自在に変えられるし、感触もふわふわで快適。座ってて全然腰とか背中が痛くならないやつ。マッサージ機能までついてる。

 

 収納スペースには電動開閉・展開型キャビネットを使っている。普段は埋め込まれる形で壁と同化していて、ボタン一つで収納された服とか本棚とかが、シュバッと伸びて出てきて取り出すことができ、用がなくなればまた引っ込むハイテク収納家具だ。

 もちろん壁にホントに埋め込んだわけじゃなく、もともとクローゼットになってる部分に、ほぼぴったりはまるようにセットしただけである。

 

 ベッドも機能性ベッドで、寝心地抜群なのはいいとして、姿勢調整機能や照明、時計機能も内蔵されてるので朝スッキリ起きられる。時間になると顔の近くが明るく照らされる上に、ベッドがわずかに起き上がる、音が鳴るなど、ガッツリ起こしてくれる仕組みだ。

 しかもこのベッド、修行でもお世話になった『高圧酸素カプセル』に変形することができ、その機能を使うことができる。定期的に酸素タンクの交換が要るけど。

 

 窓にも電動ブラインドをつけてあって、しかも特殊素材のため遮音機能もばっちり。外の騒音をシャットアウトしてくれる。

 

 テレビはパソコンでも見れるが、壁際にホログラム式の投影装置がついているので、デスクのオーディオ機能と合わせて、場所を取らずに大画面で見れる仕様だ。臨場感も出る。

 

 その他にも、証明とか電子ロックとか色々あるが、これらのハイテク器具の数々の操作は……

 

「OK『アーフィ』、ブラインド閉じて」

 

 

 ――ウィーン…… ← ブラインドが閉じる音

 

 

「音声入力――!?」

 

「やべえ、ガチでハイテクの巣窟だぞこの部屋……」

 

 ガチでハイテク家具で固められたこの部屋に、なんか皆戦慄していた。

 

 なおコレ、全部自社製品……『栄陽院コーポレーション』の製品である。一部、まだ発売前のものも混じっちゃいるが……義姉さん達に頼んで発注してもらった。

 貯まる一方である貯蓄を吐き出すつもりでいたんだが、なんか義姉さん達がプレゼントしてくれたんだよね。全部買うと100万や200万じゃ足りないくらいにはなったと思うんだけど……なんか悪いなあ、また今度お礼言わないと。

 

 そして今やって見せた通り、これらのハイテク家具にはすべて私の音声データを登録してあるので、ボタンやリモコン操作すらなく動かせる。

 その際のキーワードも合わせて任意設定可能なので、『AFY』から読み方でとって『アーフィ』にした、という経緯があったりする。……どうでもいいか。

 

 

 

 そんなこんなで、私達の入寮1日目は無事に終わった。

 

 なお、栄えある今回第1回の『部屋王』は、砂藤に決まった。

 理由は、部屋で焼いてたシフォンケーキが美味しかったから。おい、部屋は!?

 

 ……次やる時は、私もガトーショコラか何か用意して待ち受けよう……なんかますます『部屋』から離れていく気がするけど。

 

 まあそれはまた今度として、今日はもう就寝……

 

 

 ……と言いたいとこだが、まだやることがあるんだなあ…………ふひひ♪

 

 

(さぁて……今行くから待ってろよ、緑谷……♪)

 

 

 

 




寮の食事のシステムとかいまいちわかんなかったので、適当に当番制って感じにしました。
違ってたら後日しれっと直すかもですが……SSなので『この世界ではこう』ってことでこのままいくかもです。

そして簡単にですが、永久の父のエピソードもようやく出せました。
矛盾とか出てきてないことを祈る……。
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