TSから始まるヒロインアカデミア   作:破戒僧

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前話の内容については、感想欄で様々なご意見・ご感想をいただきましてありがとうございました。

それにつきましては、前書きに書く内容かと考えればそれも違うように思えましたので、活動報告にて新規に記事を掲載し、触れさせていただいております。
それ自体もお目汚しかもしれませんが、もしよろしければお目通しください。

今後とも拙作『TSから始まるヒロインアカデミア』をよろしくお願いできれば幸いです。

では、第43話、どうぞ。


第43話 TS少女と指名リスト

 さて、『職場体験』に行く先についてだが、当然ながら自分に指名のあった全国のヒーロー事務所の中から選ぶことになる。

 指名がなかった者については、学校側がオファーした40あるヒーロー事務所の中から選んでいくことになるそうだ。

 

 そしてヒーロー事務所と一口に言っても、その傾向とか得意分野みたいなものは様々だ。対凶悪犯罪専門だったり、レスキュー専門、地域協力や後進育成に力を入れているなんてのもある。

 

 そしてそれは、私達が『どんなヒーローになりたいか』と考えている点についても同じだ。

 

 どこの事務所がどういう方針を掲げていて、どんな人材を求めているのか、どんな能力・働きを期待されているのか……それを考慮した上で、職場体験先は選ばなきゃいけないってことだな。

 

「オイラはMt.レディ!」

 

 そしてこいつはそのへん絶対考慮してねーな。

 

 梅雨ちゃんも指摘してたが、十中八九本能とか欲望に正直に選んだんだろう。

 

 Mt.レディってヒーローは私も知ってる。最近有名になってきているヒーローで、素肌の露出こそ少ないものの、伸縮性のかなり高いスーツを身にまとって体の線がかなりくっきり出ている……結構なお色気枠のヒーローだった気がする。

 峰田という生き物がそんなとこを志望する理由なんて、最早考えるまでもないと言える。本人は否定してたが……いや、そんな無理すんなって。皆わかってるって。

 

 しかもなんか今週末までに提出しなきゃいけないって……瀬呂も言ってたけど、あと2日しかねーの? この件数、目通すだけでそんくらいかかりそうなんだが……いや、泣き言言ってる時間もないか。

 

 ……実際問題、1つ1つ目を通して調べて、とかやってたらとても時間が足りない。詳しく調べるのは最低限にして、私の目的に合っていそうなヒーローを……やはり、1つ1つ調べてたんじゃとても無理だ。

 となれば……

 

「まずはこの指名が来てるヒーローらの得意な活動条件を調べて系統別に分けた後事件事故解決件数をデビューから現在の帰還まででピックアップしてたらとても時間が足りないから残念だけど期間を絞るか分野を絞るかして僕が今最も必要としている要素を備えている人を割り出さないといけないな……こういうのはただランキングが上ならいいってもんじゃないけどかといって実績に乏しいという意味でランク下位にいる人を選んでもいいわけもないしそもそもこんな貴重な経験そうそうないんだし例のプランの試金石やそれに先んじて経験を積むっていう意味でも有効活用しなきゃそもそも事件がない時の過ごし方なんかも参考にしないといけないなああ忙しくなるぞうひょー」

 

 あっちの方でブツブツブツブツ独り言言いまくって……近くにいるクラスメイト達から『芸かよ』って感じの生暖かい視線をもらっている、クラス屈指のヒーローオタクに協力を仰ぐか。

 色々話したいこととかもあるしな。

 

 ……とか思ってたら、声かけようとした昼休みに、

 

 

「わわ私が独特の姿勢で来た!」

 

 

 とか何とか言って来襲したオールマイトに連れられて、例のごく去っていった。確かに、腰を90度に曲げて、その……独特、としか言いようがない姿勢だったな……なぜあんな感じに?

 

 ……しょうがない、ま、どうせ今日も訓練する予定だったし……放課後にしよう。

 

 

 

 で、その放課後。

 

 私と緑谷は、部屋とジム……ではなく、学校のトレーニング施設を借りて、私達は組み手主体の戦闘訓練を行った。

 

 というのも、修理に出してた私と緑谷のコスチュームが返ってきたって教えられたからだ。

 

 基本的に、雄英の敷地内にあるトレーニング施設であれば、合わせて申請すれば、コスチュームを着用して訓練を行うこともできるのだ。

 

 まあ、そりゃ……自主トレとはいえ、コスチューム使わずにやってたら、コスチュームを使って戦う訓練にならないからな。授業時間だけじゃ。さすがに足りないだろう。

 

 加えて、『個性』の種類によっては、そもそもコスチュームを使わなければ訓練自体が難しい場合もあるし。轟の、特に『左側』とかその典型例だな。ジャージとか普通の服じゃ、発動した時点で燃えるし……最低でも、耐熱性能のある特殊な服を着なきゃ、訓練もできない。

 

 ただし、訓練の内容やコスチュームの仕様によっては、教員の付き添いが必要だったり、そもそも許可が降りなかったり……っていう場合もあるが。

 爆豪の籠手とかが多分それにあたる。訓練中にあの大爆発ぶっ放されたりしたら大変だからな。

 そういう時は、今言った通り教員が立ち会ったり、コスチュームのうち一部だけを着用許可が下りたりする。『籠手以外許可』とか。

 

 幸いにして、私らのコスチュームは単なる防護服ってだけのものなので、普通に全部許可が下りたが……緑谷のコスチューム、なんか前とデザイン変わってるな?

 

 ……え、何? 制作会社が独断と偏見で材質とか見た目変えたの? えー……そんなのあんの?

 

 まあ確かに、すごく性能上がってるっぽかったけどさ。

 緑谷は、これまでのコスチュームにも愛着とか色々あった風ではあったんだが、『まあ仕方ない』って使うことに決めたようだった。修正要望は出さないそうだ。

 

 で、それを使って戦ってみたわけだが……やっぱり緑谷、とんでもなく強くなったな、と実感した。もう私でも、楽に勝つことはできないレベルだ。

 

 10回やって3回は取られた。残り7回もかなりギリギリだった。半分は馬力とタフネスでのごり押しで勝ったようなもんだし、クリーンヒット食らったら一撃で意識持っていかれたからな……。

 

 それに加えて……私相手じゃ、緑谷はまだ踏ん切りがつけられてないというか、無意識に実力を出しきれていない感じもする。徹頭徹尾、顔は殴ろうとも蹴ろうともしてこなかったし。

 

 それに、この組み手は私が十分にエネルギーを補充した状態でのものだ。残量次第では勝率は0になるだろうし……それでも勝率7割ってことは、この先どんどん私は勝てなくなる。

 こと、義姉さん達のプラン『デウス・ロ・ウルト』が始まれば……今までに増して緑谷は飛躍的に強化されるだろう。

 

 そうなったらもう……私は置いて行かれるな。

 姉さんに話して、『デウス・ロ・ウルト』のテスターには、緑谷と私の両方が参加することになったけど……成長速度という点において、緑谷は異常なまでに優れている。鍛えれば鍛えるほど、どんどん底知れない可能性が見えてくるんだよ。

 

 何だかなあ……嬉しいような、さみしいような。先生役でいられたのも、短い期間だったかも。

 

 でも、これでいい。これで緑谷は、もっともっと強くなる……

 そうした先にこそ、私が本当に望むものがある。

 

 

 

 ……ま、それはいいとして……汗かいたから、後はシャワー浴びて着替えて帰る、って段階になったんだが、その前の整理体操中の雑談の時のこと。

 

「え、緑谷もう職場体験先決めたの!?」

 

「あ、うん……色々考えて、っていうか事情があってなんだけど……指名があったうちの1つで、『グラントリノ』っていうヒーローの所に行くことになったんだ」

 

「……グラン、トリノ?」

 

 聞いたことない名前だな……少なくとも、有名どころじゃない気がするが。

 

 ちょっと見せてもらった限りだと、緑谷の所に来てたリストには、相当上のランクからの指名もあった。それこそ、ビルボードチャート10位以内の事務所すら。

 

 トップ10圏内やその周囲だと……ミルコにギャングオルカ、ヨロイムシャにクラスト……そうそうたるメンツが並んでるな。この中から選んでもよさそうなもんだが……あえて、全然知られてないような知名度のヒーローを選んだからには、何か理由があるんだろう。

 ……それも、何かはぐらかしたそうにしてるから、深くは聞かないが……。

 

 ……昼休み、突然現れたオールマイトに関係してる、なんてことは……ううむ……

 

 まあ、何が判断基準になったのかは知らないけど、納得して決められたならそれでいいんじゃないかな。あの件数の中からじゃ、普通に選ぶには、情報収集だけでも大変だっただろうし。

 

「しかしまいったな……緑谷と一緒に相談したりして体験先決めようかな、って思ってたのに……こっちだけが一方的にアドバイスしてもらうわけにも……当てが外れたかな?」

 

「あ、栄陽院さんはまだ行き先決まってないんだね。もし僕が役に立てることなら手伝うよ? 日ごろからその……お世話になりまくってる恩返しもしたいし」

 

「恩返しなんていいんだけど……いやでも、正直助けてもらいたいのはその通りなんだ。ぶっちゃけ、どのヒーローがどんな感じの奴なのか、私あんまり知らんくて……」

 

「それだったら……流石にあんまり細かいデータは無理だけど、ビルボードチャート上位100位圏内くらいのヒーローなら僕、大まかになら知ってると思うよ?」

 

「マジで!? すごいな相変わらず、知識量……じゃあ、ちょっと付き合ってくれる? あ、晩御飯ご馳走するから」

 

「いやいや、そんなのいいって……ええと、自習室とか行く?」

 

「いや、PC使いたいし。無難に……いつも通り、うちに来なよ」

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.緑谷出久

 

『無難に……いつも通り、うちに来なよ』

 

 そんな風に言われて、僕も『そうだね』ってついて行ってしまったが……よくよく考えたら、女子の家にお邪魔するなんて、少し前までの僕からしたら、無難どころか大事件だったのにな、なんて思って、不思議な感じがした。

 

 体育祭に向けて一緒に修行して、その際によく立ち寄ってたからか……この部屋に来ても、前程緊張することはなくなった。全くしないわけじゃないが、『ゆっくり待ってて』って言われて、『うん』って返せるくらいには、そのままソファでくつろぎながら軽食が出てくるのを待てるくらいにはなってる。

 

 なんだか……栄陽院さんと過ごす時間が、自分の日常の一部になりつつあるような気すらする。

 というか何なら、彼女自身がもう……

 

 それゆえなのか……何だか最近、以前なら彼女に対して、あまり考えもしなかったようなことを考えたり、よくわからない感情が湧きあがってきたり……することがある。

 

 障害物競走で、峰田君と一緒にいた時、

 

 騎馬戦で、尾白君や鉄哲君、心操君と組んでるのを見た時、

 

 トーナメントで、上鳴君や、常闇君、かっちゃんと戦ってボロボロになってる彼女を見た時、

 

 そしてそれは……今日もだった。

 

 

 

 彼女の職場体験先を決めるにあたって、リストを見せてもらった。

 

 予想通り、ランキング上位の事務所からもたくさん指名が来てる。多分だけど……ビルボードの順位でラインを引いて、この中から選ぶ感じでいいんじゃないかな。

 

 僕みたいに、『ワン・フォー・オール』の調整のために、オールマイトからその恩師――グラントリノっていう、隠居済みだった人を紹介されるとか、そういう特殊な事情がない限りは。

 

「あ……そうだ栄陽院さん、こないだ育乃さんに聞かせてもらった感じだと……栄陽院さんの家って、少なからずプロヒーローとも色々コネクションがあるんだよね? そこで知り合いになってるヒーローを選んだりとかするのもいいんじゃないかな?」

 

 実際、彼女は個人的にも、この間の『優勝祝い』の時に会えた、ビューティービスケットなんかのプロヒーローとも知り合いだったようだし、それも手だと思ったんだけど……そう言うと、なぜか彼女は『あー……』みたいな、ちょっと気まずそうな表情になった。

 

「それも手ではあるかもだけど……私が知り合いのヒーローってそんなに多くないんだよな。あくまで実家を通して知り合う機会があった人達だけで……その実家自体、私はあんまり関われない立ち位置にいるもんだから?」

 

「え、そうなの……ってか、『関われない』?」

 

「うん。……そういや、話したことなかったな、緑谷には」

 

 そう言って彼女が聞かせてくれたのは、彼女の出自だった。

 彼女は『栄陽院家』に生まれ育ったのではなく、その当主の後妻の連れ子として家に入ったため、どちらかと言えば冷遇されているんだそうだ。大っぴらに非難されたり、危害を加えられることこそないけど、真の意味で『栄陽院家』の一員としては、認められていないんだって。

 

 それでも、お母さんや、再婚したお義父さん……つまりは、家の当主の人。

 そして、その連れ子である2人の義姉……この間会った、育乃さんと成実さんとも、仲は良いらしいし、特段寂しく感じてはいないらしいのは幸い、なのかな。

 

 いきなりのカミングアウトに、ちょっと空気がしんみりしかけたものの……『別に今更気にしてることでもないし』って、彼女自身はポジティブなままだったので、僕も深くは考えないことにした。彼女が気にしてないのに、僕だけ暗くなってても……かえって迷惑かもだしね。

 

 それに、僕にそういう事情をこうして話してくれたってのは……信頼してくれている証拠みたいな感じもして、嬉しいし。

 

「そういうことなら、普通にランキング上位のところからとかで選んでいいかもね。にしても……」

 

 そこまで言って……なんというか、一覧表を見ているうちに、どうにも無視できなくなってきた部分に目をやる。

 リストが五十音順だから、僕が知ってる限りではあるけど、ヒーロー事務所を系統別に分けてみる作業をしてたんだが……

 

 なんというか、こちらもある意味『予想通り』と言えばいいのか……

 

「その……いろんなところから来てるね」

 

「それは私もパッと見で思った。まあ、ある意味想定できたことではあるし……うん。体育祭がアレだったからなあ……自分で言うのもなんだけどさ」

 

 彼女に対しての指名先は……大きく分けて、3つの傾向から集まっている。

 

 1つ目は、体育祭4位という、その戦闘能力に着目したと思しき、戦闘専門、あるいはそれ重視の事務所からの指名。

 

 2つ目は、体育祭の実況の中で語られた、彼女の個性の便利さを見据えた先からの指名。災害時の人命救助や、医療機関なんかに関わりのある事務所から主に来ているようだ。

 

 そして3つ目……彼女のそのルックスや、すらりとした奇麗なモデル体型、そして体育祭を通して散々見せつけた(そんな意図はなしに、だが)セクシーなシーンを魅力として見た指名だ。

 

 特に3つ目が……すごい。

 テレビCMやドラマ出演なんかで露出の多い、タレント的な副業を持っているヒーローの事務所や、まさに昨日見に行った劇場とかで活躍するような、名だたるアクトヒーロー・アクトレスヒーローから指名が集中している。

 

 うわ……宝塚ヒーロー『トゥルーウイング』に、女形ヒーロー『フロンティアルト』、登竜門ヒーロー『ジェノンボーイ』、昨日会った『アマイマスク』や『パンドラズ・アクター』とかからも……確かに栄陽院さん、華がある、って言える見た目してるからなあ。舞台役者の男役、男装の麗人とかも似合いそうだし……。

 

 それに、毛色は違うかもだけど、時代劇でよく見る強面ヒーローや、アクション映画で活躍しているヒーローなんかも指名してきてる。彼女なら、演技を覚えれば色んなところで活躍できると思われたから……かもな。

 

 そして、やっぱりいるのが、テレビ出演なりヒーロー路線そのものなりで、セクシー路線を売りにしてきている人達からの指名。まあ、本人も言ってたように、体育祭での目立ち方がアレだったし……それどころか、マイク先生やミッドナイト先生があんな感じで煽るから。

 

 ま、どんな形で期待されているのかはともかくとして……一番は、彼女がどういうことを勉強したいか、どんなヒーローになりたいかっていうこの一点だ。それを聞いて、どこに行くか決めないとな。

 

 ただ、どういうヒーローになりたいか、っていう視点とはあえて外す手もあるけど。

 麗日さんなんかは、彼女自身の本命路線は、災害時救助とかだけど……職場体験に選んだ先は、バトルヒーロー『ガンヘッド』の事務所、ゴリゴリの武闘派だ。

 

 将来的な目標とは違うけど、それだけ見てても見分狭まるし、色んな種類の力や知識をつけることで選択肢が広がるだろうから、っていう長期的な、広い視点で選んだんだって。

 もし必要なら、栄陽院さんの事務所もそういう感じに選ぶことになる……かも?

 

「そうだなあ、私は……」

 

 

 

 それから、色々聞いた上で、最終的に『ここがいい』って話し合って決めたんだけど……まあ案の定と言うか、彼女が志望したのは、舞台とかタレント系の事務所ではなかった。

 もちろん、セクシー要素とかそういうのはかけらもない。考えたことも無いって。

 

 というか僕、彼女がどういうヒーローを目指してるのか、今更になって初めて聞いた気がする。

 聞いた時、ちょっと意外で……『そういう方向だったの?』って、少し驚いちゃったよ。栄陽院さん、勝手なイメージだけど、てっきり戦闘系とかを見据えてるもんだと思ってたから……。

 

 そして同時に……彼女がそういう、タレント系やセクシー系の路線で行くつもりはなく、また職場体験先にも選ぶつもりはない、と知って……僕は、ほっとしてしまっている自分に気づいた。

 

 同時に、そういう可能性を少しでも考えてしまっていた今まで、どこか不安や苛立ちを覚えていたことにも。落ち着いた今になって気づけた。

 

 何か、どうしちゃったんだろ、僕……何なんだろう、この感じ……?

 

 この間は、彼女は僕をどう思ってるんだろう、と考えた。

 けどよく考えたら、その逆はどうなんだ? 今まで、考える機会がなかったんじゃないか?

 

 

 

 ……僕は、彼女を……栄陽院さんを、どう思ってるんだろう?

 

 

 

 彼女を見ると、ドキドキする。

 彼女が喜ぶと、僕も嬉しい。悲しそうにしてると、僕も悲しい。

 彼女が苦しんでいれば、それを何とかしてあげたいと思う。

 彼女が僕以外と仲良くしてるのを見ると……何だか、面白くない。

 

 ……これって、いわゆる……芦戸さんや葉隠さんが大好きな、恋愛的な感情、なんだろうか?

 

 

 僕は……栄陽院さんのことが、好き、なのか?

 

 

 ……それとも……

 

 

 

 


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