1人は、以前に既に登場しているキャラの再登場です。
もう1人は……もしかしたら、タイトルでわかる人もいるかも。
Side.緑谷出久
「すー……はー……すー……はー……」
自分の呼吸の音が、やけにうるさく聞こえる。
それ以外に音がほとんどないからそう聞こえるだけだろうけど……今は僕には、そんな風に何か意識を向けて、暇をつぶせることができるものがあるだけでありがたい。
何せ、何もない……というか、何をすることもできないこの状態では、他にやることもなくて。
今僕は、薄暗い部屋の中で……ジャージ姿に、両手両足を拘束された状態でいる。
手首には手錠をかけられて上手く動かせない。両足も同様。その状態で椅子に座らされている。この姿勢のまま、ずっとじっとしている。
いや……実際に長い間なのかはわからない。僕の感覚でしかないから。
何せ、この部屋には時計がない。窓もない。
天井の裸電球のわずかな明かりだけが部屋を照らしていて、ずっとそのままだ。時間がわかるものが何もない空間。あるのは、その電球と……今座ってる椅子。そして、正面に見える扉だけ。
とっくに目は暗闇に慣れたけど、指標になるものが何もないから、どのくらいの時間こうしているのか……感覚がなくなった。秒数を数えてみようかとか思ったりもしたけど、無理だった。
なので、今はただひたすら、じっとして待っている。この時間が終わるのを。
(思ったよりコレ、つらいな……ただ退屈というか、何もすることがないだけなのに……今、何時なんだろう? 僕はあと、どのくらいこう……)
――ガチャ、ばたん!
その時、突然、鍵が開く音がして……正面にあった扉が開いた。
はっとして視線を上げると、そこには……開いた扉から入ってきたのであろう人が立っていた。
小柄で華奢な……しかし、凛とした雰囲気と、重厚そうな軍服が特徴的な、金髪に緑の目の美少女が。
「終了だ、緑谷出久。本日の『対尋問訓練』はこれまでとする」
「あ、はい……ありがとうございました」
話は、昨日の夕方の訓練が終わったあたりにまで遡る。
いつも通り、ウエイトスーツとマスクを使ったトレーニングを終えた僕は、昨日と同じく、後はシャワーを浴びて(そして衛生状態の確認=半裸ガン見を挟んで)夕食かな、と思っていたところで……なぜか、別メニューをこなしていた栄陽院さん共々、ジムの別な部屋に連れていかれた。
そしてそこには……1人の女の子が、既に来て待っていた。
(小さい……中学生? いや、もしかしたら小学生かも? でも、どこかで見たような……)
普段身近にいる女子の中に、少なからず発育のいい女子や背丈の高い女子がいるためか、最初に僕が思ったことはそんなことだった。
小さくて華奢な体躯。服の上からでもわかるほどに手足は細く、どう見ても子供だ。
さらに言えば、金髪碧眼の美少女である。どこからどう見ても外国人だ。……まあ、この個性社会、見た目が当てにならないというケースはさほど珍しくもないが。
そして、そんな小さな女の子は……軍服に身を包んでいた。
単なるコスプレの類ではない、と一目でわかるほどにぴしっと着こなしていて……肩についている階級章もかなり立派な装飾がついている。胸の部分には勲章?みたいなのもいくつか。
本職の軍人? だとしたら、それなりに上の地位にいるんだろうか?
あるいは、こういうヒーローコスチュームとかなのかもしれないし……だとしたら、この子はプロヒーロー? 小さいのに……いや、何度もアレだけど見た目はそこまで当てにならない。
以前会った『ビューティービスケット』だって、見た目は中学生くらいの女の子にしか見えなかったけど、きちんと成人しているプロヒーローなんだから。
「おや、お揃いでおいでなすったわね、お2人さん!」
そうそう、この通り子供にしか見えな……って!?
「え!? び、ビューティービスケット!?」
「あれ……ビスケさんも来てたんですか?」
「もちろんよ! こんな面白そうな企画、私が誘われて断るわけないでしょ!」
その軍服の女の子の陰に隠れて見えなかったが、そこにいたのは紛れもなく、プロヒーロー・ビューティービスケットだった。
以前行った彼女のエステサロンで、前後不覚になるほどとろっとろに気持ちいいマッサージ(嫌らしい意味ではない。断じて)を受けたのはまだ記憶に新しい。
そんな彼女が、ヒーローコスチュームなのかどうかわからないゴスロリ服姿でそこにいた。何でここに……?
「何でってあんた……聞いてないの? 今日から私達が、新たにあんた達の講師役に加わることになったからよ。『デウス・ロ・ウルト』とやらのね」
「え、そうなんですか!?」
現役プロヒーローの講師! それも、美と健康の第一人者であるビューティービスケットが僕らの特訓を見てくれるなんて!
彼女はそのスキルから派生して、健康を『増進させる』ないしは『取り戻す』類の仕事の功績も数多く残している。有名なトレーニングジムとタイアップして体質改善や鍛錬のメニューを作ったり、事故で体が不自由になった人のリハビリメニューを作ったりもしてたはずだ。
『体作り』はある意味彼女の本領なわけだ。モデルやボディビルダーみたいな『魅せる肉体』から、アスリートやプロヒーローみたいな『動かす肉体』『戦う肉体』まで何でもござれ。
そんな彼女が協力してくれるなら、この上なく心強い!
……けど今、ビューティービスケットは『私達』って言ってたな?
それってやっぱり、もう1人のこの……軍服の女の子のことか?
僕の視線がそっちを向いたのに気づいてか、その子が僕の方を見て言った。
「初対面の相手に向けるにしては、少々視線の不躾が過ぎるのではないか? 私は観賞用のアイキャンディではないのだが」
「えっ……あ、す、すみません……」
ぴしゃりと言われたその言葉に、思わず敬語でそう謝ってしまった。
なぜだか、そうしなければならない気がしたというか、凄みみたいなものを感じて。
すると、女の子は『ほう』と少し感心したように、
「なるほど、礼節を全くわきまえていないというわけではなさそうだな。日本人の奥ゆかしさというやつか……私の姿を見ると、たいていの男は見た目で侮って子ども扱いしてくるのだが。まあいい……自己紹介がまだだったな」
今度は彼女は、体ごとこっちに向き直って、
「永久には必要ないだろうが……私の名はターニャ・フォン・デグレチャフ。所属はドイツ正規軍、階級は少佐、プロヒーロー資格も持っている。ヒーロー名は『シルバーピクシー』。今回、軍上層部と『栄陽院コーポレーション』の協定に基づき、貴様の指導を行うために教官として着任した」
「ドっ……え!? 外国のプロヒーロー!?」
驚く僕には構わず、彼女……ターニャさんは、説明というか自己紹介を続ける。
「私が見るのは主に戦闘訓練と精神鍛錬、あとは必要に応じて座学なども見ることになっている。貴様は別に軍人ではないから職業上の上下関係はないから、そこまで肩肘張った敬う態度はいらん。が、教官である以上立場は私が上だ。年齢では貴様の方が上だとしてもな」
年下!? え、もしかしてホントに見た目通りの年齢!?
……っていうか、思いだした! どっかで見たことあると思ったら……以前、外国のヒーローを紹介する特集番組で見たことあったんだ!
プロヒーロー『シルバーピクシー』! 世界最年少クラスのプロの1人って触れ込みで……そこまで詳しくは紹介されてなかったはずだからすぐには気づけなかったけど。よくよく見れば、あの時にテレビに映ってた女の子に似てるような……でも、あの時はもっと髪の毛長かった気が?
「トップヒーローを目指すそうだな? ならば、私が与える試練程度、容易く乗り越えられるようになって見せろ。貴様が全力をもって……おい、聞いているのか?」
「えっ!? あ、はい、もちろん聞いてます!」
「……まあいい。私の指導は明日から始まる……今日はこの後は、いつも通り食って寝ろ。永久、お前の面倒も見ることになった。仕事である以上、友人とはいえ本気でしごくつもりだ……お前なら大丈夫だとは思うが、死ぬ気で付いて来いよ。軍人としての私は……優しくはないぞ」
「了解、よろしくターニャ。あー……呼び方とか口調どうすればいい? 私ら生徒になるわけだし」
「さっきそいつにも言ったが、そこまで深く考えなくていいさ。学校の先生にやるような敬語か……それも窮屈ならため口でもいい。ただし、あまり無礼すぎるようなら殴ってわからせる」
「いや、手出す前に口で言いなって……」
無礼なことしたら殴られるのか……っていうか、なんかそんな風には見えてたけど、やっぱり2人って知り合い、というか友人みたいだ。
随分気安く話してるし、互いのことをよく知ってるみたいだし。
ターニャさんは訓練期間中、僕らのいるタワマンのフロアの一室を自室として滞在するらしい。実質、住み込みの家庭教師みたいな扱いだ。
一方、ビューティービスケットはここには自宅ないし事務所から通うそうだ。必要な時はゲストルームあたりに泊まるそうだけど。
部屋に戻る途中で世間話的に聞いたんだけど……栄陽院さんとターニャさんはそこそこ古い付き合いで、ターニャさんがプロヒーローになる前からの友人なんだそうだ。仕事で忙しいから、会うのは久しぶりだそう。
どうやって知り合ったのか聞いたら、どうやら、栄陽院さんのお母さんが関係しているようだった。プロヒーローとして、ターニャさんの『国際インターン』を受け入れたことがあるらしい。
ホームステイ状態だったから、その時に知り合って、友人関係になって、今に至ると。
その時に、多少なり『アナライジュ』仕込みの解析・指導のスキルも身に着けたらしく、今は軍の現場で辣腕を振るっているそうだ。基本は後方勤務だけど、必要に応じて現場に出て、軍人としてもプロヒーローとしてもバリバリ働いてるんだって。
ちなみに、以前栄陽院さんが言ってたドイツの知り合いってのはやはりターニャさんだったそうだ。あのぶどうジュース、彼女つながりで持ち込まれてたのか。
彼女自身はジュースよりコーヒーが好きだそうだが。
栄陽院さんから『コーヒーもジュースもどっちも経費で飲み放題だから』って言われた時は、年相応?に嬉しそうな顔をしてたな。
しかし、見た目は可愛い女の子でも……飛び級して軍大学も出ているプロヒーロー。恐らくだけど、僕なんかよりずっと強い。
軍隊仕込みの訓練か……。明日からだっていうけど……不安でもあるけど、やっぱり楽しみだ。
☆☆☆
そして、明けて翌日。
いよいよ始まる訓練がどんなものかと思っていたら……課されたのは、この訓練だったというわけだ。
その名も『対尋問訓練』。軍人なんかが、敵に捕まって捕虜にされた時なんかに、尋問、あるいは拷問されても秘密事項を話さないようにするための訓練。
いや、たしかに軍人っぽい訓練ではあるけど……よりによってこんな感じで……?
別に、縛られて鞭で打たれたり、痛みを伴うようなものじゃなかった。
ただ、時間も何もわからない暗所で、いつまでも同じ姿勢でいさせられるというもの。ストレスはまあ……確かに結構かかるしつらいけど、今のところまだ耐えられる範囲だ。
もう少し長時間続けられたら参ってくるかもしれないけど……
……ていうか苦痛云々よりむしろ、訓練の方向性が予想外だったことへの戸惑いが大きい。
軍隊式だって言うから、よくテレビのドキュメンタリーとかで見るような、大の大人でも泣きながらなんとかこなしていくような、すごい厳しい訓練になるんだとばかり思ってたけど……いや確かに、着任当時、精神鍛錬もやるとは言ってたけどさ……
というか、プロヒーローに対尋問訓練って必要なのかな? まあ、敵に捕まった時とかに、そういうスキルがあれば味方の情報を話さなくて済みそうでいいかもだけど……
「安心しろ、肉体的に追い込む訓練もきちんとやるよ、主に夕方な」
「えっ!? あ、はい……すみません。……あれ? 僕、声出てました?」
「いや? ただ、予想通りの反応というか表情だったからな。それを差し引いても貴様はわかりやすいが」
……最近、色んな人に言われるな。僕……わかりやすいって。
「まあ、確かに軍人程ヒーローに『対尋問訓練』は必要ないかもしれんさ。だが、きちんと意味があってやっていることだ……でなければ、朝のこの貴重な時間を使って、こんな時間だけは無駄にかかるような訓練などやらんさ」
それは確かに……今までは朝練ってことで体動かしてたもんな。
それに代わる何かの『意味』がこの訓練にはあるんだろう。純粋に対尋問スキルを積ませること以外にも、恐らく何かあるであろう『意味』が。
歩きながらそんなことを思っていたが、前を歩いていたターニャさんが足を止めたので僕も止まった。
そのまま動かない。見ると、ジト目になってこっちを睨んでくる。
「おい、いつまでついてくる気だ。部屋に戻って身支度して飯を食えと言っただろ」
なんとなくでターニャさんについて行ってしまっていた僕は、『対尋問訓練』に使っていた部屋から出るのではなく、また別な同じような部屋の前までついてきていた。しまった、考え事してたから……
でもこの扉、同じような部屋に見えるけど……やっぱり中も同じ『対尋問訓練』用の部屋か?
だとしたら、僕以外にそれに参加している人は……つまり、この部屋の中にいるのは……
「何だ、そんなに拘束されている永久の姿が見たいのか? ……それなりに仲はいいようだが……かといって婦女子のあられもない姿を見ようとするなど、あまり感心せんぞ?」
「え!? い、いいいいえそういうわけじゃ!? っていうか……あ、あられもない姿って!?」
何!? 栄陽院さんそんな刺激的な恰好で拘束されてるの!?
僕は普通に雄英ジャージに手錠+足錠だったけど……ど、どんな……
「言っとくがこっちもジャージだぞ、普通に。ポージングが特殊なだけだ」
「と、特殊……?」
「まあ、想像にお任せする」
ほらさっさと部屋行け、と追い出された僕。
と、特殊って……どんなんなんだろ……? い、いかん、気になってきた……。
……聞いたら教えてくれるかな? い、いやでもあんまりアレなのだったら聞くだけで白い目で見られる可能性も……いやでも、栄陽院さんなら大丈夫な気も……
「緑谷様ー? あの、朝食もうできているのですが……? 着替えも早くしませんと……お疲れになられましたか?」
「えっ!? あ、す、すいません今行きますっ!」
☆☆☆
「あられもないって何さ……ただ単に拘束されてるだけじゃん。ジャージだし」
「男にとってはそうではあるまいよ。お前クラスの女が拘束されてるってだけで、ジャージだろうが下着だろうが色気が出るってものだ」
「ターニャにもその感覚わかるの?」
「いや、わからん。わからんが、そういうものだと教わった」
「誰にだよ?」
「士官学校のカリキュラムでだ」
「マジかよ……ドイツ軍、高度なこと教えてんな」
そんな馬鹿な話をしながら、私はターニャに拘束された体を解放してもらっていた。
……部屋の前の会話、聞こえてたかんね。
別にいいんだけどさあ……緑谷になら見られても。
ただ、そんなに面白みのある光景でもないと思うけど……ただ単に、両腕鎖で壁にはりつけっぽくされてるだけだし……しかも、微妙な高さで。
立ってると中腰になるし、座ってると吊り下げる形になって腕が痛い。どっちにしても地味にきつい。
楽なところで……膝立ちくらいで延々と耐えている必要がある。
色気……あるかなあ? 私個人としては膝と腕が痛いだけなんだが……これで薄着だったりすればワンチャンかもしれんけど、ジャージだし……。
まあ、精神的にストレスがたまるのはそうだから、対尋問訓練にはなるかもだけど。
「にしても、対尋問訓練って、裸にされて鞭で打たれてるとか、ずっと寝かせてもらえないとか、食事抜かれるとか……そういうのやっぱフィクションの中だけなの?」
あとは電気ショックとか、石を抱かせるとか、水を張った牢屋の中で延々と立たされるとか、それかもっと……薄い本的なエロいのとか、そういうイメージあったんだけど……流石にないか。
「いやまあ、そういうのもなくはない。だが、そこまでするのはよっぽど特殊な任務に就くような……まあ、特殊部隊の、超のつく精鋭くらいだ」
「あ、あるにはあるんだ。そういうSMプレイみたいなの」
「お前もうちょっとマシな例えをしろ……まあ、そういう部隊はえてして重要な情報も扱ったりするからな。敵方に漏らされると困るから、そういう訓練にも力を入れるのさ。反対に、末端の兵卒なんぞ大した情報は扱わんからな。訓練課程の1つとして、今やったような拘束・暗所ストレスなんかはやるが、それだけでもある程度効果はあるからそこまで突っ込んだことはやらん」
聞けば、人間って『そういう状況』に置かれたことがある、っていうだけでも大分ストレスに耐性つくんだそうだ。わざわざ『へっちゃらなくらいに慣れる』までやらなくても。
だから、こういう訓練は頻度的にはそこまで多くはしないんだと。そういうもんなのか。
「それに、敵方に精神制御系の『個性』持ちでもいれば、途端に意味なくなるからなあ……情報を渡さないために一番確実な方法はと言えば、今も昔も変わらんよ」
「その方法て?」
「奥歯にカプセル仕込んで捕まったら何かされる前にガリっと」
「その中身毒だろ。物騒だなおい……」
死人に口なしってか……怖いわ。
や、でも実際、心操みたいな個性もちには対尋問訓練なんてするだけ無駄だしな……軍人ともなれば、時に死ぬのも仕事の内だって聞く。それも立派に選択肢というか、手段なのか。
「この手の訓練は今後も、形を変えて散発的に行う。予告なく抜き打ちでな。ただ、精神鍛錬は私1人で見ているうちはまだ楽だしまともだからな。途中から奴が来るらしいから、気をつけろよ」
「? 奴って?」
「……あのゴム女だよ」
「ゴム女……ひょっとしてラバー!? うわ、マジか……あの人もカリキュラム参加すんの……?」
こっちの情報の方がびっくりだった。
えー……あの人かぁ……。あの人が精神鍛錬担当すんのか……きつそうだなっていうか、あれこそまんまSMになっちゃうんじゃ……?
というわけで、クロスオーバーキャラで指導者役が2人着任しました。ターニャの方は何人か感想欄で察していましたね。お見事です。
以下、簡単に紹介。
・ビスケット・クルーガー
『HUNTER×HUNTER』より。ニセ幼女。強い。主人公たちの修行をつけていた時期もある師匠的存在。この世界では永久の知り合い。
・ターニャ・フォン・デグレチャフ
『幼女戦記』より。ガチ幼女(ただし中身は転生者)。神様転生で魔法と戦争の世界に生まれ、やることなすこと裏目に出るエース軍人。この世界では永久の知り合いで、中身は別に転生者でも何でもない、普通の(普通じゃないけど)幼女。
なお、前々話のぶどうジュースのネタは『幼女戦記』のさらにスピンオフの『幼女戦記食堂』より。ターニャや仲間たちがお菓子からミリメシまで毎回色々食ってます。
なお、最後にまたさらに新キャラの存在が匂わされましたが……今後本編で。