多分ほとんど居ませんよねえ。
・・・・・
・・・
・・
・
深い海の底から浮かび上がるように、深い眠りから眼が覚める。
今日もまた、変わることの無い日常が始まる。
何時もと変わらない朝。
今日もまた、何時もと変わらない日を過ごすのだろう。
起きて、軽く走りに行き。
お風呂に入り。
朝御飯を食べ、普通の学校へ行く。
そんな、変わることの無い日常。
つまらない毎日。
ふと、顔を上げ、部屋に置いてある鏡を見てしまう。
鏡に映るのは、驚くほど白い肌。
長く、さらりとした黒い髪、切れ長の眼。
さらに高い鼻筋は、計算されつくし、完成された氷細工を思い立たせる。
そんな、そんな、自分でぐちゃぐちゃに壊してしまいたいような、自分の姿。
・・・いつの間にか手に持っていたハサミを机に置き、走る為にジャージへ着替え、家の外に出る。
一人称『切替』・姉
突然ではあるが、私。
時狙(ときね)白(はく)には弟がいる。
時狙 鵺(ぬえ)と言う、可愛くも愛おしい。
そんな、弟。
しかしある時、ある事件に巻き込まれ、眠ったまま目覚めなくなってしまった。
その事件が、あの忌まわしき茅場晶彦の引き起こした事件。
日本全国で約1万人もの若者逹が意識を電子の牢に囚われ。
その内少なくない人数が、そのまま帰らぬ人となった。
弟は、病院に運び込まれ、ベッドの上でコードに囲まれた。
頭に禍々しいヘッドギアを被ったあの子の姿を見たとき、私は泣いた。
一晩中、泣いた。
柄にも無く、泣き叫んだ。
そして、呪った。
こうなってしまった運命を、あの事件を引き起こしたあいつを、そして、
ーーーー何も出来ず、ただ居ることしか、願うことしか出来なかった。
自分自身を、呪った。
それから私は、武芸に身を置いた。
何も出来ないのは嫌だったから。
これ以上、自分の無力で何かを失いたく無かったから。
そしてあの子が帰ってきたら、今度こそ守ってやる為に。
もう二度と泣かないと、心に決めて。
二年が過ぎ、私は大学三年生になった。
この時、私はもう諦めていた。
もう会うことは出来ないのだと。
もう二度と、声を交わすことは出来ないのだと。
そんな時だった。
ーーー病院からあの子が目を覚ましたと、連絡が入ったのは。
あの日から結構な時間が経った。
もうそろそろだろう。
あの子が変化を求めるのは。
本人は忘れているだろうが、今日はあの子の誕生日。
だから私が変化を与える。
SAOに負けない高スペックを誇るVRソフト、アルブヘイム・オンライン。
通称、ALO。
きっと始めると驚くだろう。
何故なら私は、
ウンディーネ領領主なのだから。
誤字、脱字報告御願いします。
皆さんの好きなキャラはなんですかね。(チラッ