有り難う御座います!
四キロ程走り、そろそろ家へと帰る。
SAOから帰って来た時は酷い有り様だった。
筋肉が衰え、白姉様の手助け無しでは何も出来なかった。
そんな点でも白姉様には感謝している。
勉強を教えて貰ったり、家に住ませて貰ったり、他にも色々手を貸して貰ったりと。
数え挙げれば切りがない。
私はそんな白姉様を尊敬している。
恩を感じている。
信頼している。
信用している。
白姉様は絶対だ。
白姉様こそ全てだ。
あの仮想の地より戻った私は、半分は白姉様の為に生きている。
そして白姉様によって生かされている。
それ程の存在なのだ私にとって白姉様というのは。
と言っている間に家に着いたので上がり、洗面所へ行く。
ーー時に起きていた白姉様がキッチンに立っているのを見つける。
挨拶をしようとちかずくと、白姉様も足音に気がついたようで此方を振り向く。
その美貌は抜き身の刃の様に鋭く危険だ。
しかし武芸に身を置くだけあって、その佇まいは落ち着いた物だ。
そこいらの男よりも高く、引き締まった体。
女子にさえ人気がでたり、女に告られた。
という噂が絶えないのも納得だ。
メリハリの効いたそのプロポーションは、まさに美を表すかのようだ。
モデルの勧誘が絶えないらしい。
家族であり、何時も見ている私でさえ見惚れ、魅了される。
「おはよう。」
澄み、落ち着いた声が私へと掛けられる。
その挨拶に私もおはようございます、と返す。
しかし白姉様はふっ、と目を細め、顔を少し下へと向ける。
何か悔しがる様に、辛そうに。
白姉様はたまにこんな表情を浮かべる。
私の、せいなのだろうか。
だとしたら重罪だ。
私の何をもってしても償うことなどできはしない。
どうしたものか。
と、かんがえていた私に白姉様から声がかかる。
「ゆっくりするのはいいが、速くしないと朝食がさめてしまうぞ?」
それは大変だ。
せっかく白姉様の作ってくれた朝食だ。
私のせいで冷めてしまっては勿体ない。
「分かりました。
少し、待っていて下さい。」
私は急ぎ、洗面所へ行く。
視点 SAO事件対策チーム
「PN・キリト、黒の英雄。
SAOをクリアしたプレイヤー、と。
これで完成だ、長いものだよ全く。
ーーしかしそれにしても、茅場はいったい何がしたかったのだろうね?」
モブD「自分に言われても・・・」
「あははは、悪いね。
そういえばあの子のことは何かわかったかい?」
モブD「いえ、何も。
個人情報は何者かによって完全隠蔽&ブロックされているため、通っている学校すら不明です。
そして、」
「ゲーム内での名前、は、レベルも分からないと。
それを知っている人はもう居ないしなぁ」
ーー何者なんだろうね。あの子。
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しかし、その答えを知る者は、まだ居ない。
姉のイメージ、容姿は黒髪のセルベリアを想像していただけると。
知らない人はggって頂ければ画像が多分出ます。