上弦の白兎 作:ヨーギラス
傭兵として三年間戦場を渡り歩いた僕ベル・クラネルは迷宮都市オラリオにへとやって来た。
「ここが・・・オラリオ・・・。」
そう言いながらオラリオに足を踏み入れた僕はまず最初に所属する
「さて、僕の入る
そう呟きながら心を高揚させながら所属する
数時間後
「・・・。」
もう日が暮れる時間帯になっても自分が所属する
というよりも、見た目で判断をされてしまって門前払いをされてばかりだ。
今日ほど自分の容姿について僻んだ事は無いだろうと自己完結していた。
「そこの君、
すると、突然声を掛けられて後ろを振り返ると、そこには女神がいた。
「貴女は・・・?」
「ボクかい?僕の名前はヘスティア、正真正銘の女神さ!!」
どや顔と共にそう言って来る神様に対して僕は咄嗟にこう言った。
「僕を貴女の
「もちろんだよ!!」
こうして、僕は【ヘスティア・ファミリア】最初の眷属となった。
僕は神様からとある本屋の二階で【
「えっ、ベル君はオラリオに来るまでは傭兵をしていたんだ!?」
「はい、そうです・・・。」
僕はオラリオに来る前のこれまでの事を話すと、神様は大層驚いていた。
「それなら何でこのオラリオにやって来たんだい?傭兵でもお金は稼げるんじゃないのかい?」
神様がそう問いかけてくるのに対して僕はこう返答した。
「実は傭兵は結構損する事が多いんですよ・・・、ここに来る前に参戦した戦争では僕の事を雇っていた国が用済みと判断して殺しに来たんですから・・・。」
その事を話した僕に対して驚きながらもこう言って来る。
「えぇっ!?でも、無事な所を見ると逃げ切れたんだね。」
「・・・いえ、逆に皆殺しにしました。」
それに対して訂正をするようにそう言うと、神様は問い返して来る。
「へ?でも、軍で動いていたんだよね?」
「そうです・・・。しかし、有象無象の雑兵でした・・・。」
「・・・。」
その問いに答えると、神様は黙りこんで作業に集中し始めた。
「・・・な、何だい、この【ステイタス】は!?」
「どうかしましたか、神様?」
作業が終わったのか、いきなり叫び出した神様に僕が問いかける。
すると、神様は用意してあった羊皮紙に【ステイタス】を
「ベル君、自分の【ステイタス】を自分の目で確認するんだ。」
そう言って差し出される羊皮紙を受け取り、【ステイタス】を確認するとそこに書かれていたのは・・・。
ベル・クラネル
level1
力SSS9999 耐久SSS9999 器用SSS9999 敏捷SSS9999 魔法I0
鬼SSS 剣士SSS 拳打SSS 破砕SSS 狩人SSS 耐異常SSS 再生SSS
【十二鬼月・上弦の鬼】
・早熟する
・肉体の超再生
・
・
【血鬼術】
・上弦の鬼の能力行使
黒死牟
・全集中の呼吸:常中
・月の呼吸
・武器精製
童麿
・対の扇
・氷雪操作
猗窩座
・破壊殺
・素流
半天狗
・積怒
・哀絶
・空喜
・可楽
・憎珀天
玉壺
・異形召喚
・潜水のアビリティを一時発現
妓夫太郎
・血鎌
・猛毒
堕姫
・帯の伸縮
・帯の硬質化
鳴女
・空間移動
・空間操作
獪岳
・全集中の呼吸:常中
・雷の呼吸(弐から陸)
【
・血を浴びれば浴びるほど全アビリティ超高補正
・血を流せば耐久のアビリティが低下
【夜天闊歩】
・暗闇の中であればある程敏捷のアビリティ高補正
これが僕の今の【ステイタス】か、傭兵として行動していたからこんな感じなのか?
いや、幾つかの【スキル】が関係しているんだろうな。
そう考えていると、神様がこう言って来る。
「君から見てこのステイタスはどう思うんだい、ベル君?」
そう聞いてくる神様に対して僕はこう言った。
「そうですね・・・、こうして見るのは初めてですのでよく分かりません。」
「そうか、それじゃあ簡単に言うとこれはむしろ異常すぎるよ!!」
声を大にしてそう言って来る神様に対して僕はこう言った。
「異常ですか・・・。神様、あまり大きな声で【ステイタス】の話はしないでください・・・。」
「おっと、ごめんよベル君。でも、これは異常だ。」
僕の指摘に謝罪する神様はすぐに話に戻ってくる。
「そうですか・・・。」
それに対して僕は生返事で返す。
「ベル君、この重大さを理解しているのかい?」
僕の返事に呆れながら神様はそう言って来る。
「えぇ、珍しい【
「そんな事無い、他の神々に知られれば確実に玩具にされしまう。」
「ですが、バレなければいいのでしょ。」
「うぐっ」
僕の正論に神様は言いあぐねる。
「それでは、ギルドに行って冒険者登録を済ませて来ます。」
「う、うん、分かったよ。」
僕は神様にそう言ってから上着を着て本屋を出て、ギルドへと真っ直ぐに向かうのだった。
ギルドに向かっている途中、値踏みをする視線を感じ取った。
その視線は
ただ、それだけだ。
害を及ぼすのであれば斬り捨てに行くが、何もしてこないのなら関わるつもりは無い。
そう考えながらギルドへと足を進めるのだった。
所変わって、ここは
その私室の主は
「ウフフフ、あの子興味深いわね。」
外を見下ろして椅子に腰かけ微笑ながらそう言って
「いかがされましたか、フレイヤ様。」
その者の名はオッタル、【フレイヤ・ファミリア】首領にして迷宮都市に置ける唯一のlevel7であり、神々から授かった二つ名は【
「ねぇオッタル、今興味深い魂の色を持った子供がいたの。」
フレイヤはまるで新しいおもちゃを買い与えられた少女の表情を浮かべながら話していく。
「その子供の見た目は白兎の様に愛らしいのに、魂の色は夥しいほどの血と狂気に暴虐、渇望に羨望や憎悪があるのにもかかわらず純粋な
昂る主神の言葉に
「こんな魂は今まで見た事が無いわ!」
「それでは、お望みとあらばその白兎を連れて参りましょう。」
「今はまだ良いわ。もう少しだけ遠くからあの子の輝きを見ていたいから。」
「出過ぎた真似を。」
そう言い頭を下げるオッタル。
それに対してフレイヤはオッタルの方を向きながらこう言った。
「いいのよ、オッタル。だって、私の為を思っての事なのだから。」
「ありがとうございます。」
フレイヤの言葉にオッタルは感謝の意を述べるのだった。
オッタルから
「本当に楽しみだわ。そう思うでしょ、ねぇベル?」
そう言ってフレイヤは再び
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