上弦の白兎   作:ヨーギラス

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ダンジョン探索

ギルドに着くと、僕は早速冒険者登録をしようと受付に向かうとハーフエルフの女性職員に声を掛ける。

 

「すみません、冒険者登録をしたいですけど。」

 

「はい、分かりました。それではこちらの紙にお名前と所属派閥(ファミリア)をご記入ください。」

 

「分かりました。」

 

そう言ってハーフエルフの職員は手慣れた様子で紙とペンを取り出し、僕の前に出して来る。

 

差し出されたその神に僕はスラスラと記入し、書き終えるとすぐに渡した。

 

「えっと、ベル・クラネル氏ですね。所属派閥(ファミリア)は【ヘスティア・ファミリア】、新規ファミリアですね。」

 

「そうです。」

 

「分かりました、それでは登録してまいりますので少々お待ちください。」

 

そう言ってハーフエルフの職員はファミリア登録の為に席を外していった。

 

少し待っただけでハーフエルフの職員が戻って来てこう言って来る。

 

「これでクラネル氏の冒険者登録が完了しました。新規で冒険者登録をされた方に無償でダンジョンの講習を受ける事が出来ますが受講されますか?」

 

そう言って来るハーフエルフの職員に対して僕はこう答えた。

 

「はい、お願いします。」

 

「分かりました、こちらの別室で講習を行いますので入室してください。」

 

そう言われて僕は案内された部屋に入り、一時間程講習を受けるのだった。

 

講習を終えると、ハーフエルフの職員がこう言って来る。

 

「以上で講習を修了とさせていただきます。」

 

「そうですか、お疲れさまでした。」

 

ハーフエルフの職員の言葉を聞いて僕がそう言うと、こう言って来る。

 

「これからクラネル氏の専属アドバイザーを務めさせていただきますエイナ・チュールと申します。」

 

「そうでしたか、これからよろしくお願いしますエイナさん。僕の事は好きに呼んでくれて構いませんので。」

 

エイナというハーフエルフの職員の自己紹介の後に僕はそう言った。

 

「分かったわ。これからよろしくね、ベル君。」

 

こうして、僕は冒険者登録を済ませるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

冒険者登録を済ませた後、僕は一度ギルドから出ると神様が待っていた。

 

「お帰り、ベル君。登録は出来たかい?」

 

「えぇ、滞らず無事に登録できました。」

 

神様の言葉にそう答える僕。

 

すると、神様がこう言って来る。

 

「そう言えばまだベル君を本拠(ホーム)に案内していないと思ってね、出て来るのを待っていたんだよ。」

 

「そうだったんですね、お手数をおかけします。」

 

「いやいや、ボクの派閥(ファミリア)に入ってくれたんだからこれくらい訳ないよ!!」

 

そう言って来る神様は更に言葉を続けて来る。

 

「それじゃあ行こうか、ボクらの本拠(ホーム)へ!!」

 

「はい。」

 

そうして、僕と神様は【ヘスティア・ファミリア】のホームにへと帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

北西と西の目抜き通り(メインストリート)の区画にある廃教会の隠し部屋こそが僕達【ヘスティア・ファミリア】の本拠(ホーム)である。

 

「ごめんよ、ベル君。本拠(ホーム)がこんな汚い所で・・・。」

 

申し訳なさそうにそう言って来る神様に対して僕はこう言った。

 

「そんな事は無いですよ、神様。これから築き上げて行けばいいんですから。」

 

「ベル君、・・・そうだよね!!」

 

僕の言葉を聞いて神様は元気を取り戻してこう言って来る。

 

「これからがボク達の【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】の始まりだぁ!!」

 

「はい」

 

こうして、【ヘスティア・ファミリア】の物語が幕開けを迎えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は早速ダンジョンにへと足を踏み入れ、先へと進んでいくとゴブリンが五匹の群れを成して襲い掛かってくる。

 

その事に対して僕は冷静に刀を鞘から抜刀すると同時に斬り捨て、魔石へと変える。

 

「弱い・・・。確か、ダンジョンのモンスターは外に出ているモンスターより強いって聞いてたがそうでもないな。」

 

そう言いながらゴブリンの血を払い落とし鞘に納めてから魔石を回収する。

 

「これなら下に降りても問題ないな。」

 

そう言いながら二階層に降りる階段を目指し、進んでいく。

 

二階層に辿り着いたが、一階層と変わらず更に下の階層へと進んでいく。

 

六階層までやって来ると、新しいモンスターが姿を現した。

 

ウォーシャドウ、別名新米殺しと呼ばれるモンスターの一種だ。

 

それが三体現れ、僕は肩慣らしの為にここで初めてスキルを使用する。

 

【血鬼術 飛び血鎌】

 

いつの間に手に握っていた血で出来た鎌を振るい、薄い刃の様な血の斬撃を飛ばしていく。

 

その血の斬撃は僕の意のままに動き、三体のウォーシャドウを切り刻んでいき、魔石に変えて拾い集めて先にへと進んでいく。

 

七階層ではウォーシャドウと同じ新米殺しのモンスターであるキラー・アントが無数の群れで襲い掛かってくる。

 

【血鬼術 寒烈の白姫】

 

それに対して僕は血で作った蓮が描かれた金の対の扇を取り出し、氷の巫女を生み出した。

 

生み出された氷の巫女の口から冷気の吐息が噴出し、キラー・アント全てを凍らせたと同時に魔石へと変えた。

 

魔石を全て回収すると、自前のバッグパックが一杯になってしまったため今日の所は此処までにしておく事にして換金の為にギルドにへと向かった。

 

地上に戻ってくると、夕日が沈もうとしていた。

 

それだけの時間潜っていたのかと錯覚してしまうが、そもそも僕がオラリオに到着したのが正午近くだった事を思い出すのだった。

 

換金を済ませると、29000ヴァリスという金額を稼いだ。

 

それに一応の満足感を抱きながら、食材を買ってから本拠(ホーム)に帰るのだった。

 

 

 

 

 

本拠(ホーム)に帰って来ると、神様が僕の事を出迎えてくれた。

 

「ただいま帰りました、神様。」

 

「お帰り、ベル君!!初めてのダンジョンはどうだったんだい?」

 

そう聞いてくる神様に対して僕は感じたことを正直にこう言った。

 

「そうですね、上層では手応えを感じられませんでした。」

 

「そ、そうかいなのかい?」

 

僕のその言葉に神様はそう聞いてくる。

 

「えぇ、人間とは違って動きというか行動が決まっているというか人形を相手にしているようでした。」

 

「へぇ~、そうなのかい・・・。」

 

僕がそう言い切ると、神様は本格的に困った表情をしてくる。

 

それに対して僕はこう言った。

 

「神様、そろそろ食事にしましょう。帰りに色々と食材を買ってきましたので。」

 

「そ、そうだね!ご飯にしよう!!」

 

僕の言葉に神様も賛同し、食事にするのだった。

 

食事を済ませ、掻いた汗を風呂で落としてから僕は【ステイタス】の更新を神様にしてもらうのだった。

 

「ベル君、終わったよ。」

 

その声と共に神様は僕の【ステイタス】を写した羊皮紙を手渡して来る。

 

ベル・クラネル

 

level1

 

力SSS10100 耐久SSS10001 器用SSS10200 敏捷SSS10398 魔力I0

 

鬼SSS 剣士SSS 拳打SSS 破砕SSS 狩人SSS 耐異常SSS 再生SSS

 

【十二鬼月・上弦の鬼】

・早熟する

・肉体の超再生

(おもい)が続く限り効果持続

(おもい)の丈により効果向上

 

【血鬼術】

・上弦の鬼の能力行使

 

黒死牟

・全集中の呼吸:常中

・月の呼吸

・武器精製

 

童麿

・対の扇

・氷雪操作

 

猗窩座

・破壊殺

・素流

 

半天狗

・積怒

・哀絶

・空喜

・可楽

・憎珀天

 

玉壺

・異形召喚

・潜水のアビリティを一時発現

 

妓夫太郎

・血鎌

・猛毒

 

堕姫

・帯の伸縮

・帯の硬質化

 

鳴女

・空間移動

・空間操作

 

獪岳

・全集中の呼吸:常中

・雷の呼吸(弐から陸)

 

血浴狂喜(ブラッドバス・マッドネス)

・血を浴びれば浴びるほど全アビリティ超高補正

・血を流せば耐久のアビリティが低下

 

【夜天闊歩】

・暗闇の中であればある程敏捷のアビリティ高補正

 

基本アビリティが一万越えを果たしていた。

 

「全く、君は本当に規格外だね。」

 

「そうですか。」

 

そう言って来る神様に対して僕はそう返答した。

 

神様はそんな僕に対してこう言って来る。

 

「ベル君、くれぐれも無茶な事は避けてくれよ。」

 

「分かりました。」

 

その話が終わると、僕と神様は眠りにつくのだった。

 




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