空に輝く音速の矢(ソニックアローズ)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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第2話です。
あきもっちゃん着任前を書いて欲しいと頼まれたため書いてみました。
ネタが定まってもないしグダグダしてますがまあいつものソニアロだなと諦めました…()

では今回もごゆるりと。


第2話

…話は秋本がソニックアローズに着隊する前まで遡る。

いつも通り誰よりも早く寝て遅く起きている僕…船戸は、メガネをかけ直しながら、寒空の下、ソニックアローズの事務所へと向かっていた。

 

「おはようございまーす」

 

そう言いながら誰もいない事務所のドアを開け、事務所に備え付けられた冷蔵庫からバナナを取りだし、テレビの電源をつけて、テレビを見ていた。

すると、事務所のドアの開く音がし、その方向を向いてみると、ランニングウェアに身を包んだ、宮本 三佐の姿があった。

 

「宮さん、おはようございます」

 

「はい、船戸さんもおはようございます…ほかの皆さんは?」

 

「食堂じゃないですかね?俺はコレ2本で足りるんで」

 

そう言いながら、僕はバナナの皮をヒラヒラと見せてから、ゴミ箱へと皮を放り投げた。

 

「いつもながら朝は少食ですね、では私も食堂へ行ってご飯を食べてきます」

 

「はーい、行ってらっしゃーい」

 

そう軽く手を振りながら言い、宮本 三佐が部屋から出た後、僕は薬を飲んだり、毎朝のトイレという名の長期戦闘を繰り広げたりしていると、いつの間にか時刻が0800になっていた。

そして事務所に戻ると、いつの間にか全員揃い、各々自分の好きなことをしていた。

 

「Noah!またトイレか、いつもながら長ぇなぁ」

 

「腹が弱いんですよ…薬も飲んでるんですけどね」

 

「辛いのとかも食べるくせに腹弱いは笑うしかないやろ、自分で地獄見に行ってますやんか」

 

「好きなんだから仕方ないだろう、ねぇ尾島 一尉?」

 

そう無理やり話を振ると、尾島 一尉はキツネを愛でる手を止め、困惑気味にこちらを見てきた。

 

「そう私に振られましても…辛いもの食べてもお腹大丈夫ですし」

 

「キツネにエキノコックスあっても好きなもんは好きですよね?」

 

「なるほど、そういう方向でですか、確かにそうですね、好きな物は好きです」

 

「ですよねー!仕方ないですよねー!」

 

そんな会話をしていると、植田 統括班長がわざとらしく咳き込み、辺りを黙らせた。

しばらく全員の視線が植田 統括班長へと集まり、なにか喋るのを待っていると、

 

「……この部隊には、何が足りないと思う?」

 

と、膝に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持っていって、割と真剣な面持ちで、全体に聞いてきた。

 

「どうしたんです?急に。…まあ、私はパワーかなと思いますけどね、特に馬力とかで」

 

「宮さん、乗るだけ無駄だよ、このオッサンの気まぐれだって…素振りしてくるー」

 

そう言い、伊地知 一尉が木製バットを肩に担いで事務所から出ていき、残るはシンとした雰囲気だけだった。

 

「あのー、やっぱり華が足りないんやないですかね、隊長も統括班長もホモですし」

 

「おいコラPixy、俺はホモじゃねぇ!俺は彼女もいるんだぞ!?」

 

「彼女さん来た時に愛の低空ローパス勝手にしましたもんね、それでもやっぱりホモやと思いますよ」

 

「ホーモーはーKoーboーだーけーだー!」

 

そう駄々をこねるように隊長が言い、統括班長がそれを睨みつけるといういつも通りの風景になりつつ、紳士組2人がまともに考え始めつつ…という、なんともカオスなムードができあがった。

 

「にしても華…か、少し検討しておこう、他に意見は?」

 

そうムードを切り替えるように統括班長が言い、僕達は再度思考に入った。

そしてしばらくすると、坂本 一尉が、

 

「もういっその事F-4ファントム乗りましょ、その方が盛り上がりますよ」

 

と言ってきた。

 

「あのなぁ…この世界にファントムがあると思うか?あってもOPな疾風とかだぞ?それにファントム乗れるなら俺もF-2乗りたい」

 

そうバッサリと切り捨て、僕達はまたシンとした空気に包まれた。

 

「…考えても仕方ないな、なんとか出た華がないってことを中心に改善策を考えるか」

 

「って言っても、Lobiに女性ほとんど居なくないですか?まあ稀に見ますけど…それより飛燕のパワーを何とかしましょうよ、グリフォンエンジンにしたりして」

 

「グリフォンエンジンを積むのは草しか生えないしそもそも無理です」

 

「oh……ですよね…」

 

そう宮さんは言い、しょぼんとしながら、優雅に紅茶を飲み始めていた。

 

「華…ってことは女性ですもんね…演目で補うこともできますけど…看板狐としてキタキツネ飼いますか?」

 

「エサ代がヤバいんで却下で」

 

「ですよね…」

 

「…11戦術飛行隊から誰かピックアップしてくるかぁ、飛べる奴がいたら飛ばして、飛べないやつしかいないならアナウンスとかにしてもいい」

 

そう統括班長は言うと、スマホをいじって、関係箇所にメールを飛ばし始めた。

 

「…グダグダしてるなぁ」

 

ここはソニックアローズ。

特に毎日ネタが起きるでもなく、こうしてグダグダしている。




オーケーオーケー、言いたいことは分かります、グダグダすぎて読みづらいししょーもない、でしょう?
基本的に仲のいいソニアロですが、いざリアルネタを突っ込んで過去を書こうとするとこうなります、個人個人だとネタになりますけどね。(個人差があります)

ちなみに5番機の船戸が主人公だった理由ですが…
筆者が5番機だからです。
だから実際のネタ突っ込みやすいと思ってこうしました。
ではまた次回!

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