空に輝く音速の矢(ソニックアローズ)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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どうも、ノアです。
書いてと言われたのでネタのない中書いてみました。
暇な時にでもゆっくり、見ていってください。


第3話

「へ?テレビ取材…ですか?」

 

そう、植田二佐の言葉に、オウム返しのように聞き返す。

 

「ああ、テレビ取材だ、経験はあるか?」

 

「いえ、無いです…あったとしても収録してるのを見たことくらいしか…」

 

「だよな……今日来るんだが……どうしたもんか」

 

そう言ってうーん……と唸り始めた所を見ると、植田二佐はテレビ取材のオファーが来たのはいいものの、どう言ったふうに受け答えすればいいのか、わからなくなっているようだった。

 

「どうしたも何も、テキトーにやっちまえばいいんだよ……あ"あ"あ"!?今のアウトだろオイ!?」

 

「審判がセーフって言ってるんやからセーフですー!残念だったな伊地知ィ!」

 

「うっせぇぞ坂本ォ!ボコボコにしたらァ!」

 

「うるせぇぞお前ら!もうちょっと静かに出来んのか!」

 

「うるせぇ統括ホモ長!隊長と仲良く掘りあってろ!」

 

「誰がホモだ誰が!ホモは鳥居だけだ!」

 

「誰がホモだKobo!俺はホモじゃねぇ!」

 

………急にギャーギャーと口論が始まったが、もはやいつも通りのソニックアローズなので特に気にならなくなってきたあたり、私もかなり毒されてきたようだ。

 

「紅茶どこ……?ここ……?」

 

「宮本三佐、気を確かに、紅茶ならここにありますよ」

 

「メガネどこ……?ここ……?」

 

「船戸一尉、メガネは一尉の頭の上にあります」

 

「コャァァ……」

 

「よしよし、おやつが欲しいのかい?」

 

「キツネってそう鳴くんですね……」

 

いつもながらに混沌としている事務所だが、今日はさらに混沌としてる気がしてきた。

…多分、皆さん取材が来るという事で緊張している……のだろう。

そうであって欲しい。

やがて昼になり、全員で食事を終えた辺りで、滑走路に一式陸攻が降りてきた。

それを見るなり全員の表情に緊張が走り、各々が鏡の前で身だしなみを整えたりし始めた。

それを見て私まで緊張してきてしまい、私の表情が固くなるのがわかってきた。

 

「…よし、記者の出迎えだ、みんな行くぞ」

 

そう植田二佐が言い、全員終始無言のまま、記者を出迎えに行った。

着陸した一式陸攻の元へと向かうと、中から一般の人に混じって、大きなカメラを持った人と、レポーターのような人が降りてきていた。

 

「モリテレビの保森 域杉と申します、本日はよろしくお願いします」

 

「ソニックアローズ統括班長の植田二佐であります、こちらこそ本日はよろしくお願いします」

 

そう言って植田二佐が敬礼し、それに続いて私たちも敬礼する。

やがて植田二佐主体での取材が始まり、私たちはそれを少し離れたところで見る事になった。

 

「あははっ、植田二佐めっちゃ緊張してますやん、表情が固まりっぱなしですよ」

 

「これは今晩それでいじりつつ酒だな、伊地知の奢りで」

 

「なんで俺なんだよ!そこは隊長であるアンタでしょ!」

 

そんな会話を聞きながら取材を見ていると、今は飛燕の説明に入ったところだった。

先程までの表情とは打って変わって、とても楽しそうに説明しているあたり、本当に飛燕が好きなのだなと感じることが出来た。

やがて説明が終わり、植田二佐がこちらに駆け寄ってきたと思うと、

 

「よし、お前ら早く自分の機体に乗り込め!いくつか演技するぞ!」

 

と、言ってきた。

 

「え?今から?Kobo、今からって言った?」

 

「ああ、今からだ、今晩酒奢るから!な!あきもっちゃんはまだTRだからお留守番だ!」

 

そう言って無理やり機体に乗せられていく先輩たちを見て、少し同情しつつ、私は植田二佐について行くことになった。

 

「これより、第6航空団、第201飛行隊、ソニックアローズの飛行展示を行います、彼らの勇姿を、どうぞご覧下さい!」

 

そう植田二佐がマイクを持って言うと、我らがソニックアローズの飛燕が6機、滑走路へと一糸乱れぬ動きでタキシングして行った。

それを見てレポーターとカメラマンの人が「おお…!」と興奮気味に言ったことにテンションが上がったのか、植田二佐は、無線機をタキシング中の飛燕の無線に合わせると、

 

「よし、第1区分行ってみよー!」

 

と、先程言っていたこととは違う発言をしていた。

 

『はぁ!?Kobo、さっきはいくつかの機動飛行って―――』

 

そう鳥居三佐が反論してくると、何も言わずに飛燕の方向へ向かいサムズアップし、無線の周波数を変え、反論できないようにしていた。

うわぁ…この統括班長、鬼だ……

そう思わずにはいられなかった。

 

~~~

~~

 

『あーもう!無線切りやがったKoboのやつ!』

 

『これはもう第1区分するしかないですね…どうします?Nest?』

 

『これはもうやるしかないでしょうねぇ、やらんとどうせ後々めんどくさいですよアレ』

 

『それは否定出来ないですね…Nest、仕方ないんで第1区分やりますか』

 

『Tankが言うなら…やるしかないかぁ、NoahとAmaryllisもそれでいいか?』

 

「こちらArrow5、隊長に任せます」

 

『俺はめんどくさいんでもう適当に任せます』

 

『はぁ…了解、第1区分やるぞ』

 

そう隊長が言うと、全員でいつものフォーメーションに滑走路で並び、コールを待った。

 

『Throttle 90, flaps 0, take off ready…now!』

 

その掛け声で、前方の4機が離陸滑走を開始し、やがて宙に浮く。

そして右旋回に入ったところで、

 

『5,6 start mission!』

 

と無線が入り、僕たちもスロットルを最大まで入れ、離陸を開始した。

 

~~~

~~

 

「はぁ……つっかれた…1区分やるなら事前に言ってくれねぇと準備ってもんがあるんだよ…」

 

「それ、そもそも飛ぶとも聞かされてねぇしよ…めんどくさかった……」

 

「ホンマにそれですよ、飛ぶんなら事前に言っといて欲しいですわ」

 

「まあまあ、だから俺が奢ってやるんだからさ、まあ飲めって」

 

「「「絶対破産させてやる……」」」

 

そう言って、隊長と伊地知一尉、坂本一尉はガブガブとお酒を飲み、料理を頼んでは食べていた。

対して尾島一尉と宮本三佐は優雅に紳士っぷりを発揮しながらお酒とおつまみを食べ、船戸一尉はマイペースにお酒とおつまみを黙々と食べていた。




どうでしたでしょうか?
今回のネタはソニアロの統括班長をしている人がなんか動画作ったんでそれをネタにしてみました。

ではまた次回!
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