空に輝く音速の矢(ソニックアローズ) 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
今回もどうぞごゆっくり見ていってください。
「おっはようございまーす!」
そう言って私は事務所のドアを開ける。
そこにはいつもならいるはずの尾島一尉と宮本三佐の姿がなく、珍しく私が1番だった。
珍しい事もあるもんだ、そう思っていると、ガチャリとドアが開き、知らない女性が2人入ってきた。
「……あれ?どなたですか?」
そう私が聞くと、2人はポカンとした顔をして、
「え?何言ってるんですか秋本さん、尾島と宮本ですよ?」
「こんこーん!」
そうおっぱいのついたイケメンと糸目のおっとり系の女の子は言い、私の脳内は混乱でいっぱいになっていた。
え?私の知ってる2人は女性だった?え?
そうSAN値がチェックされそうな場面に出くわし、夢では無いのかとほっぺたをつねる。
しかし、帰ってくるのは鈍い痛みだけで、私の意識は夢ではないんじゃないの?と現実を突きつけてきた。
「だーかーら!T-2ブルーの方がエロいの!あの演技見ただけでもうびしょ濡れよ!」
「いーやT-4ブルーだね!あのかわいい機体から行われるエロい演技がいいんじゃん!」
そんな会話が聞こえてきたと思いドアの方を見てみると、中学生くらいの女の子と高校生くらいの女の子が、口論しながら事務所に入ってきた。
「そーだあきもっちゃんに決めてもらえばいいじゃん!ねぇねぇあきもっちゃん、T-2ブルーとT-4ブルーどっちが好き?」
「え、えーと……お2人はどちら様で……?」
そう私が尋ねると、2人はお上品とは言えそうにない笑い方をすると、
「あたしは鳥居!んでこのわからずやが植田!忘れちゃったの?」
「誰がわからずやだこの逆レ魔!うちの言う事に間違いはないの!」
「誰が逆レ魔だ!この"元"統括班長が!」
「まだ引き継ぎ書類作ってるだけで元じゃないですーだ!」
そう2人は口論を再開すると、そのままソファに座って論議を始めた。
「ああ…また2人やってるよ…」
そう声が聞こえたと思うと、ドアを開けて入ってきたてのアホ毛の生えた中学生くらいの女の子がいた。
「あ、秋本さんおはようございます」
「お、おはようございます…えーと……どなた様で……?」
「え?ボクはボクですよ?船戸です」
もうダメだ、今日来てから何かがおかしい。
あれ?私が知ってる皆さんは男性だったはず……
いつも皆さんから美少女と呼ばれて最近それにしっくり来てしまっている伊地知一尉や川村一尉、最近近大マグロの生まれ変わり説が出てきた牧野二尉や最近転属書類を死んだような顔で書いてる坂元一尉たちは大丈夫……だと信じたい。
そう希望を持って雑談していると、どうやら中身は変わっていないらしく、会話自体は難なくできた。
……ただ、見た目と声、そして喋り方に激しい違和感を感じるため、常に脳内は混乱しっぱなしだ。
混乱しつつも会話を続けていると、船戸一尉が、こんなことを言い出した。
「ああそうだ宮さん、今日夢に宮さん出てきたんですよ」
「船戸さんの夢にですか?どんなことしてました?」
「ワ○ピースのフ○ンキーみたいな角張った人間を超越した筋肉で陸軍のゴリマッチョエリートたちと1vs11のサッカーしてました」
「どんな夢みてるんですかそれwww」
そうなんとも摩訶不思議な会話を聞いて頭の中が?ばっかりになりつつ、私は訓練開始まで時間を潰していた。
やがて私が来てから1時間ほど経った頃、何やら声が聞こえてきた。
「いっけなーい!遅刻遅刻ぅ!朝にツナ缶6つも開けるんじゃなかった!」
「遅刻だぁぁぁ!でも今日もじゃがいもはうめぇ!やべぇじゃがいもうめぇ!」
ああ、例の2人か…そう思ってドアの方向を見ると、2人同時にドアを開けようとしたのか、激しい衝突音がした。
心配になりドアを開けてみると、そこには2人の、高校生くらいの女の子がいた。
しかも周りにはツナ缶とラップで包まれた蒸かしたじゃがいもまで転がっている始末だ。
嫌でもこの2人が誰かわかる。
しかも黒髪ボブの女の子はツナ缶を抱え、黒髪ショートの女の子はじゃがいもを咥えている。
余計に誰かがわかってしまう。
「あ、あのー……大丈夫ですか………?」
「な、なんとか……ってあれ……?」
「私たち……」
「「入れ替わってる!?」」
そう驚く2人を白い目で見つつ、
「いやいやいや、そんな事あります?」
と尋ねると、
「え?ないよ?」
「やっぱりこの状況だとお約束だよね!」
と、すがすがしい程の笑顔を向けられた。
もうやだ。帰りたい。
そうだ、購買に行って訓練開始まで時間を稼ごう。
他のところなら大丈夫のはずだ。
そう思い、財布を持って購買に向かう道中、私たちの飛燕を整備している整備士の人々、ラバウル基地に所属する他の人々、どの人々も女性になっている事に気づいた。
でも購買のおばちゃんなら大丈夫なはず……!
そう希望を持って購買へ向かうと、固定資産税がかかってそうな筋肉の、おじちゃんが現れた。
「いらっしゃい、どれが欲しいの?」
そう大塚○夫さんばりのイケボで尋ねられ、少し戸惑いつつも、いつも買う飲み物と唐揚げを買う。
そして商品を受け取り、戸惑いが続いたまま、事務所へと戻る。
……逆効果だった。
混乱が解けるどころか混乱がさらに大きくなってしまった。
そうしてなんやかんやブリーフィングが始まると、とてもダルそうな、1人の美人なお姉さんが入ってきた。
しかも、私より、遥かに、デカい。
今までの隊員の皆さんだと、私と同じくらいかそれ以下、もしくは少し大きい程度だったのだが、この人は違う。
デカいし美人だ。
「ちょっと、遅いよ伊地知!やっと来たの!?」
「ああ〜…眠い……今日休んでいい……?」
「だーめーだ!ほら、さっさとブリーフィングする!」
もうムリ。訳わかんない。
そう思った時、私の意識は途絶えた。
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「……はっ!?」
そう私は飛び起きると、そこは終業時間までもう少しの事務所だった。
…もしかして、今の今まで気絶していたのだろうか。
そう思って申し訳なくなり、誰か周りにいないかと周りを見回すと、そこにはいつも通りT-4ブルーかT-2ブルー、どちらがいいか議論している男性が2人。
キツネの画像を漁ってとてつもなくいい笑顔を浮かべている男性が1人。
共にHK416やAN-94のエアガンを触って良さを語り合っている男性が2人。
野球のゲームをして騒いでいる男性が2人。
蒸かしたじゃがいもを食べている男性とツナ缶を食べている男性がなにやら楽しそうに会話をしている。
いつもの事務所だ。
という事は、あれは夢だったのだろうか。
そう思っていると、起きた私に気づいた船戸一尉と宮本三佐が、私に声をかけてきた。
「よく寝てましたね、まあ今日の訓練は厳しかったのでそりゃそうでしょうけど」
「ですねぇ、まあ若干うなされてた気がしますけど…何かあったんですか?」
「い、いえ……ちょっとした悪夢を……」
「ああ、楽しそうですね、僕なんて最近頭おかしい程のマッチョになった僕と宮さんとでミリタリーエリートマッチョたちとサッカーした夢くらいしか面白い夢見てないですよ」
「あははっ、とんでもない夢ですね」
そんな会話をしながら、私はいつも通りの日常に、少し喜びを感じていた。
船戸の見た夢の内容、それは本当に見た夢です()
これをネタとして出せって言われました()
ちなみに前書きでぼかしたカオスなネタ、それが今回の女体化なのですが、それを伝えるとこうしてくれと要望が多かったです。あんたら性癖暴露大会かよ。あ、いつもの事でした。
まあそれに沿って書いたのが鳥居と伊地知です。
このロリコン&シスコンどもめ。
とまあまた次回お会いしましょう!