私は今日も、いつもと同じ不思議な夢を見た。
朝七時にいつものように目を覚まして朝食を摂っていた私の頭の中に、ふとそんな一文が踊った。パンを咀嚼していた口は止まり、そして、部屋の中に沈黙が降りた。聞こえるのは、窓の外から聞こえる波の音だけになった。
私はいつからか、毎日同じ夢を見ている。
夢を見始めた時期に何かがあったような気もするが、思い出そうとしても思い出せない。思い出そうとするとなにかとても大切なことを忘れているような気分になるが、やはり思い出せない。気付くと、頬を涙が伝っている。このことを考えるときは、私は決まって涙を流す。
なぜだろう。
なぜ、私は夢のことを考えると涙を流すのだろう。
なぜだろう。
なぜ、私は夢の内容をあまり覚えていないのに夢のことに執着するのだろう。
なぜだろう。
なぜ、私は夢の内容を、毎日同じだと考えるのだろう。
なぜだろう。
なぜ、私はいつもこのことに心をかき乱されるのだろう。
ふと気付くと、もう八時前だった。
涙はもう、すっかり乾いていた。
「もう八時なの。急がなくちゃ。遅刻しちゃう。」
急いで支度をして、家を出た。
冬の日特有のキンと張り詰めた冷たい空気と朝方特有の海風が肌を刺す。
今日も私は線路を超え、仕事場の銀行へ向かう。八時を過ぎても、周囲の人通りは少ない。
人口一万五千人あまりのこの小さな街に、あまり活気はない。
それでも私はこの街が好きだ。生まれ育った、この街が。
この町には、他の場所には見られない不思議な空気が漂っているから。
私の名前は小鳥遊ミミ。この町出身の一介の銀行職員である。
──────────────
小鳥遊ミミ:
体を動かすことが大好きなお姉さん。
平日はスーツ姿でバリバリ働く。
──────────────
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町出身・居住。
現在住んでいる家は両親が引っ越す前の家があったところに両親が結構なお金を出して新築した一軒家。
両親は10年ほど前に熊野那智大社の近くに引っ越した。
体を動かすことが好きで、中学高校は陸上部に。全国大会に出場したこともある。
体がなまらないように休日はよく走っている一方、たまに両親が住んでいる家へ走って行くことも。(所要距離は10キロくらいだが、山を登るので一般人にはなかなかきつい)
駅向こうの銀行で働いている。家の近くには10軒ほど"小鳥遊"さんが点在しているが、本家は太地町の方にある。
二十代中頃で、親から結婚をせっつかれている。
6人ともデビューしていなければいいかなと思いまして、書いてみました。
誰かのデビューまでには終わらせるつもりですし、終わらなければ改めて考えます。
ちなみに、この世界は株式会社いちから及びにじさんじプロジェクトが存在しない世界観ですが、にじさんじライバーの皆様は存在します。なるべく全員(引退組も一部含める)登場させる予定です。
また、大筋に神道の話が関わっている作品となっていますので、宗教上・感情的な理由でご不快になられる方もいらっしゃるかもしれません。その場合、ブラウザバックしていただきますよう。
また、この世界はにじさんじライバーの皆様がいらっしゃる都合上歴史改変が一部で起こっています。しかし、拙作とは一切関係在りませんのであしからず。
ではどうぞ、お楽しみください。
ちなみに隔日もしくは隔二日投稿となります。