海星ステラが発見されたのは、和歌山県田辺市の沖合に浮かぶ神島の"おやま"の北部の砂浜だった。発見した『第三十六磯間丸』は、この地ではあまり珍しくない神島近辺への沖釣りのためにチャーターされる漁船だった。
しかし、この日は違った。2689年(皇紀)6月1日、昭和天皇御幸100周年を祝って、南方熊彦(南方熊楠の曾孫)ら当時の関係者の子孫が一堂に会し、当時の行程をなぞった。そんな中で午前9時、『第三十六磯間丸』は最終準備のために神島へと向かった。
そこで、砂浜に一人の女性が倒れているのが発見された。前日までの準備段階では影も形もなかったのにもかかわらずだ。
すでに近海には記念館長門(100年前に昭和天皇が南方熊楠から進講を受けた船。当時の御召艦であり、連合艦隊旗艦でもあった。数度の近代化改修を経て2666年に退役、その後可動記念館として定期的に全国各地を歴訪。管轄は国防省。)などの多数の船が接近しており、今更一人の漂流者の存在だけで式典を中止することはできなかったので、第三十六磯間丸は連絡した後でその女性を最寄りの国立南和歌山広域病院に送り届けることにした。
不思議なことに、病院についてから看護師がステラの服を脱がせようとしたが、脱げることはなかった。困った看護士がハサミを用いて破ろうとするも、傷は少ししかつかず、付いた傷から血が流れだしたため、慌てて脱がせようとするのを止めた。
結局、検査の結果服が体と一体化していることが分かり、そのままとなった。
ステラは、発見されて病院に運ばれてから5日後の6月6日の早朝に目を覚ました。その間点滴のみで過ごしていたにもかかわらず、やせることがなかった。
ステラは目を覚まし、体が焼けるように熱い、でもまるで海の底深くに沈んでいくようだと訴え、再び眠りについた。
結局、ステラが再び目を覚ましたのはさらに2日後の7日の午後であった。そこで、ステラは自身のことをハマダイ(学名:Etelis coruscans)だと名乗った。"海星ステラ"と名乗ったのもこれと同じタイミングだった。そこで、海星ステラが魔界製の【動植物ヒト化装置】(魔界34区の動物学者が発明した装置。作るのにどんなに効率化・簡略化を行っても約1兆円の経費と3年の歳月を必要とする。装置という名前ではあるが、実態は直径3センチほどの球体であり、これを摂取した動植物がヒト化する。摂取した動物は殆どの場合日本語を解し日本の常識、自身のヒト化以前の記憶、自身の変質の経緯、および自身の名前を記憶している。また、不老不死になる。謎の団体がたまにばらまく。)の被害者(被害魚?)であることが判明した。
しかし服が体に融合している例は初めてであり、詳しい検査が行われたが、特に何かが発見されたわけでもなかった。一部の科学者たちはステラの解剖を希望したが、昭和天皇御幸100周年の地に突然現れた謎の美少女ということで全国的に大々的に報道されていたため、承諾すると批判が殺到すると予想した院長が拒否をした。そもそも不老不死である相手を解剖できるのかといった疑問もあった。
そして、その数日後、退院したステラは日本政府に保護され、京都(近年首都機能のみが東京から移され、東京は経済的な首都になった。)に移動し、後に田辺市にあった熊野御用邸を改装した田辺南方記念邸に移った。
その後、海星ステラは長く国民に愛される存在となった。
あの日までは......
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海星ステラ:
不思議な力で人の姿になったお魚さん。
歌に踊り、それからお喋りが大好き。
今はやりたいことを探している真っ最中。
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・初めての第三者視点
・説明口調になってしまった。
・装置を使われたほかの動植物の行方はお察し
・不老不死(不老不死とは言っていない)
・政都の移転は2660年(皇紀)
・『高い塔の男』の世界に似てる世界
・時系列なんかは人物紹介6人分書き終わったら整理します。
・あまり書くことがない
・口調が決まらない
・遅れてごめんなさい
・この後男爵に叙爵されたりした