転生した。
いつものように出勤していたらテレビの電源を切ったようにいきなり視界が暗くなった。
気付くと市役所の会議室みたいなところにいた。
頭がぼーっとしている。
周りを見渡すと結構な人数がいる。会議室には、折り畳み式の机と椅子があり全員が席に着いており机の上にプリントが置かれていた。
まだ頭がぼーっとする。風邪の時みたいな感じだが徐々に回復して行ってる。暫くすると係りの人なのか人が入ってきた。その人は、昭和時代の市役所のTHE受付のおっさんだった。ただおっさんは頭に光る輪と背中に純白の羽を付けていた。「おはようございます。」おっさんは会議室の前列の中央に来ると挨拶をした。『おはようございます。』会議室の殆どの人が挨拶を返した。
「それでは、ただ今より皆様の現在の状況を説明させていただきます。皆様は状況に違いはありますがお亡くなりになりました。ここに居られる方達は事件等により突然命を落とした方達が居られます。その中でも特に害などが無い方達が集められています。ここまでで何か質問はありますか?」
おっさんの言葉に少し場がザワザワするが何故だか納得出来た。
「本当に死んだのかよ?」「嘘でしょ⁈」「やっと死ねた!」「冗談だろ」色々な感想が飛び交っている。「お静かに」おっさんが言葉を発すると場が静かになる。
「皆様、突然の事で戸惑って居られると思います。本当にお亡くなりになられたか判らない方も居られると思います。そのためご自分の死因を確認していただきます。目の前のプリントに触れて頂ければご自分の死因を確認することが出来ます。発狂などしないようになっているので安心して確認してください。」
おっさんの言葉を聞いて少し戸惑いながらもプリントに触れた。触れた瞬間、自分の死因とその後のことが判った。某国のテロを装った破壊工作の爆破テロに巻き込まれたのだ。国の数ヶ所で起きた同時多発テロで死んだ人は100人ほどに上りけ重症・軽傷などで数万人に被害が出た。テロから数ヶ月後、アメリカから破壊テロの首謀者が某国であり破壊工作のためにお越したテロであると報じらた。某国は、否定したがアメリカがテログループを拘束して情報を聞き出したのと某国の軍人とテログループが頻繁に接触していたことを事前に知っていたことで某国の破壊工作であると断定したのだ。
アメリカは、同盟国が攻撃されたため報復として徹底抗戦すると軍の派遣を宣言した。日本も世論に押され自衛隊の派遣を決定した。そして某国は、裏でテロなどを支援していたため他の国から見限られアメリカと日本を相手に戦うも国力の違いから圧倒的な戦力の前に国は壊滅したのだった。
プリントからの情報を受け取り、頭痛がするがプリントからの情報が自分の確かな死因であると理解出来た。何故だか分からないがこのプリントの事が実際な起きたことだと理解出来たのだ。
「皆様ご自身の死因を確認したら次の転生課に行っていただきます。自分の死が納得いかない方は転生課の方に申して下さい。こちらでは、対応出来ませんので落ち着いた方からで結構なので移動して下さい。転生課で個別対応させていただきます。では、こちらになります。」おっさんはそう言って会議室の外に出る。何人かは慌てておっさんについて行った。不思議と騒ぐ人はおらず暫くするとポツポツと移動する人が出始め自分も移動を開始して転生課に向かった。