『一緒に戦おうナダ。ソウルを・・一つに』
「いや~~~~何度見てもこのシーンはいいよな~~」
青年“桜井悠斗”が自宅のテレビで録画したビデオを見ていた。言葉から察するに何度も同じシーンを繰り返し見ているようだ
「でも、できればもう少しだけガイソーグの活躍を見てみたかったな~。・・・ん?そろそろバイトの時間だ。さっさと支度するか」
悠斗はテレビを消すと出かける用意をし、用意を終えると家から出て行った
「ん?臨時ニュース?」
悠斗が歩いていると携帯に登録したニュースアプリに臨時のニュースが届いた
「何々“OO時OO分、OO銀行に強盗が入り、盗んだお金をを持って車で逃走中、近隣に住む人々は注意してください”か。結構近くだな・・・お!遠くからサイレンの音が聞こえる」
ニュースを確認し終えると遠くからパトカーのサイレンの音が鳴っているのが聞こえてきた
「だったら、表の道に戻ったほうがいいかもしれないな。こういう道は逃走車が来るっていうのが定石だし・・・って、サイレンの音近くなて来てないか?」
遠くから聞こえていたサイレン音がだんだん近づいてきていることに悠斗は嫌な予感を感じていると、曲がり角から車が猛スピードで曲がってき悠斗のいる方へと車を走らせてき、悠斗は意識を亡くした
「・・・っは!?何だったんだ今のは?夢?」
あまりにも現実味だった夢だったのか悠斗は身体中から汗を流していた
「ようやく目が覚めたんですね?」
「へ?」
声をかけられ上を向くと、グラビアアイドルなんて目ではない美少女が笑みを浮かべて悠斗を見下ろしていた
「(で、でかい。じゃなくて誰だこの子?つーか、後頭部から伝わってくるこの感触、まさか膝枕されてる!?)」
「心配したんですよ?中々目覚めてくれないから」
「あ、その、えっと、どちら様ですか?」
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。私は貴方たちが神と呼ぶ存在です」
「・・・・・・・・・・はい?」
「粗茶ですがどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
少女が指を鳴らすとどこからともなくテーブルと2人分の椅子が現れ、少女は淹れた紅茶を悠斗に渡す。悠斗は椅子に座り、淹れてもらった紅茶を飲んでいくと心が少しづつ落ち着いて行っているのが何となくわかった
「落ち着きましたでしょうか?」
「少しですけど」
「ふふ、無理もありません。では、改めて自己紹介をしましょうか」
「じゃあ、俺から。桜井悠斗です」
「私はさっきも言いましたが貴方たちが神と呼んでいる存在です。名前はちゃんとあるのですが、人にそれを教えるのは禁止されているんです。でも神と呼ばれるのも味気ないのでエルシャと呼んでください」
「はぁ。じゃあエルシャさんと呼んでも?」
「はい」
「聞きたいことは山ほどありますが。取り合えず、ここは何処ですか?空もなければ地面もない。こんな場所、俺は宇宙以外知らないんですけど」
悠斗は周りを見回しながらエルシャに尋ねる
「ここは私が作った生と死の狭間にある転生の間と呼ばれる場所です」
「生と死の狭間?ちょっと待ってください!じゃあまさか俺は?」
「はい。貴方は・・・死んでいます。死因は貴方が夢だと思っていたもの」
「じゃあ、あれは夢じゃなくて・・現実で起こったこと」
自分が夢だと思ていたものが現実で起きたことだと理解すると悠斗は身震いする。そんな悠斗をエルシャが優しく抱きしめる
「泣きたいときは泣いていいのですよ?だって人は泣けるんですから」
「あ・・あ・・うわぁああああああああ!!」
「みっともない姿をお見せしてすいません」
「いえいえ」
女性の前で子供のように大声で泣いたのが恥ずかしかったのか悠斗は顔を赤くして言うとエルシャはにこやかに笑っていた
「それで俺はこれからどうなるんですか?やっぱり、天国か地獄のどちらかに行くんですか?」
「いいえ。貴方には別の世界へと転生していただきます」
「転生・・ですか?」
「はい。偉業をなして天寿を全うした人や不慮の事故で亡くなってしまった人は転生をする権利を得るのです」
エルシャが悠斗のこれからについての話を終え、指を鳴らすとテーブルの上に1台のガチャポンボックスが現れた
「ガチャ・・・ポン?」
「転生するにあたっての特典を手に入れるためにこの券を入れてレバーを引いてください。役立つものが出てくることもあれば全く役に立たない物が出てくることもあります」
「つまり、運しだいってことですか」
「はい。ではまず、特典の数を決めますのでガチャを引いてください」
悠斗は言われた通りレバーを引くと1個のカプセルが出てきた
「え~~と特典を得る数は・・・10個ですね。ではこの券を入れてもう一度ガチャを引いてください」
悠斗はエルシャから10と書かれた券をガチャに入れレバーを引く。パチンコのスロットのような音が鳴り、音が止むとガチャから10個のカプセルが出てきた
「さて、さて、どんなものが入ってるんでしょうね」
エルシャはそういうと出てきたカプセルを開けていく。出てきたのは
1個目 丈夫な身体
2個目 膨大な魔力
3個目 ネギまの魔法を習得できる魔導書セット
4個目 トリコの小松の能力
5個目 ダイオラマ球
6個目 発動媒体セット
7個目 物を収納できる指輪
8個目 回復薬セット(15ダース)
9個目 錬成魔法
10個目 最上大業物“大倶利伽羅”
「・・・・もしかしなくてもこれて大当たりですかね?」
「もしかしなくてもそうです。ここまで当たりを引いた人は貴方が初めてですよ」
エルシャはこれほどのあたりを出した悠斗の運に呆れため息を吐く
「あ~~~なんかすいません」
「気にしなくてもいいですよ。では、次にこの券を入れて転生する世界を引いてください」
「はい」
悠斗は渡された券をさっきと同じようにガチャに入れレバーを引くと転生先の書かれたカプセルが1個出てきた
「え~~~といく世界は・・“魔法先生ネギま!?”の世界ですね」
「“ネギま”か。なら引いた特典は結構よかったのかもしれないな」
「では、転生させますね。私が出した光の陣の上に立ってください。それでは桜井悠斗さん、第2の人生を楽しんできてくださいね」
エルシャが指を鳴らすと乗っていた陣から漏れ出す光に包まれ悠斗は引いた世界へと送られていった