『アミール』さん、『青龍騎士』さん、評価ありがとうございます!
ボクたちは町の宿屋に来ていた。
一泊一人銅貨30枚らしい。
「二部屋と1人部屋で」
「一部屋じゃないの?」
「勇者様……」
「じゃあ二部屋と1人部屋で」
「はいはい。ごひいきにお願いしますね」
銅貨90枚を払った。
食事代は別料金だった。
そのあと食べたご飯は少なかった。
そろそろオレンジバルーンがみかんに見えてきそう……。
「そういえば……」
ナオフミは帰りに買ったた地図を広げてマインに聞いた。
「今日、俺達が戦っていた草原はここだよな」
「はい。そうですよ」
「昼間の話から推察するに、草原を抜けた森辺りが次の狩場か?」
「ええ、この地図には載っていませんが私達が行こうとしているのは森を抜けたラファン村です」
「ふむ……そうか」
「ラファン村を抜けた先あたりが初心者用ダンジョンがあるんですよ」
「ダンジョン……」
「あまり実入りは無いでしょうが勇者様がLvを上げるには良い場所かと思います」
「なるほどね」
「装備も新調しましたし、勇者様の防御力にも寄りますが楽勝です」
「そうか、ありがとう。参考になったよ」
「いえいえ、所で勇者様、カービィさん? ワインは飲まないのですか?」
「ボクはまだ子供(25周年越え)だから……。」
「ああ、俺はあんまり酒が好きじゃなくてな」
「そうなんですか、カービィさんはともかく勇者様は一杯くらいなら」
「悪いね。本当、嫌いなんだ」
「でも……」
「ごめんな」
「そう、ですか」
「まあ、明日からの方針を相談できて助かったよ。今日は早めに休むから」
「はい、また明日」
「また明日〜。」
☆次の日☆
「あれ?」
「どーしたのナオフミ?」
「……おかしいな。無いぞ?椅子に立てかけていたくさりかたびらは……。何処にも無い。テーブルに置いた銀貨を入れた袋もなくなっている! しかも予備の着替えにと残しておいた俺の私服さえ無い!」
「え……。」
「マイン! 大変だ! 俺達の金と俺の装備が!」
ザッザッザ!
なにやら騒がしい足音が廊下の方からボクたちに近づいてくる。
「あなた達は城の騎士だったよな、ちょっと話を聞いてくれないか!」
「盾の勇者とカービィだな?」
「そう、だけど」
「うん。そうだけど。」
「王様から貴様に召集命令が下った。ご同行願おう」
「召集命令? いや、それよりも俺、枕荒らしに遭っちまったんだ。犯人を――」
「さあ、さっさと着いて来い!」
「痛いって! 話を聞けよ」
「何するの!?」
「おい、マイン! 早く――」
人間たちはボクとナオフミの話を聞かないで城へ連れてかれた。