星の戦士の成り上がり   作:コロンKY

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冤罪

 ボクとナオフミは謁見の間にまで案内された。

 機嫌が悪そうな王様と人間がいた。

 

「マイン!」

 

 レンとモトヤスに樹とその仲間が集まっていた。

 そしてマインはナオフミが声を掛けると元康の後ろに隠れて、こちらを睨んでいた。

 

「な、なんだよ。その態度」

「ボクたちは何もしてないよ!?」

 まるでナオフミとボクが悪いことをしたと言わんばかりの目で見てくる。

 

「本当に身に覚えが無いのか?」

 

「ないよ?あれ?モトヤスが着ているのって……。」

「あー!」

 

 モトヤスがナオフミのくさりかたびらを着てる。

 何で?

 

「お前が枕荒らしだったのか!」

「誰が枕荒らしだ! まさかお前らがこんな外道だったとは思いもしなかったぞ!」

「外道? 何のことだ?」

「げどー?」

 

「して、盾の勇者とカービィの罪状は?」

「罪状? 何のことだ?」

「ボクなんも悪いことしてないよ!」

「うぐ……ひぐ……盾の勇者様とカービィさんはお酒に酔った勢いで突然、私の部屋に入ってきたかと思ったら無理やり押し倒してきて」

「は?」

「盾の勇者様は、「まだ夜は明けてねえぜ」と言って私に迫り、カービィさんは私のことを(物理的に)食べようと無理やり服を脱がそうとして」

 

 モトヤスの後ろに居たマインが泣きながらナオフミとボクを指差して弾劾する。

 

「私、怖くなって……叫び声を上げながら命からがら部屋を出てモトヤス様に助けを求めたんです」

「「え?」」

 

「何言ってんだ? 昨日、飯を食い終わった後は部屋で寝てただけだぞ」

「そーだよ!それにボクまだ子供(25歳越え)だからお酒飲めないよ!」

「嘘を吐きやがって、じゃあなんでマインはこんなに泣いてるんだよ」

「何故お前がマインを庇ってるんだ? というかそのくさりかたびらは何処で手に入れた」

 

「ああ、昨日、一人で飲んでいるマインと酒場で出会ってな、しばらく飲み交わしていると、マインが俺にプレゼントってこのくさりかたびらをくれたんだ。」

「は?」

 

「そうだ! 王様! 俺、枕荒らし、寝込みに全財産と盾以外の装備品を全部盗まれてしまいました! どうか犯人を捕まえてください」

「ボクも何でお腹いっぱいに食べさせてもらえないの!?」

「黙れ外道達!」

 

「嫌がる我が国民に性行為を強要するとは許されざる蛮行、勇者でなければ即刻処刑物だ!もちろんカービィは死刑にしたいが人間でないから殺したら何が起こるかわからん。」

「だから誤解だって言ってるじゃないですか! 俺はやってない!」

「ボクも悪いこと何もしてないよ!!」

「はっ! 強姦魔と人食いが何を言ってやがる」

「ふざけんじゃねえ! どうせ最初から俺たちの金が目当てだったんだろ、仲間の装備を行き渡らせる為に打ち合わせしたんだ!」

ボクは……騙されてたの?

でもレンと樹とモトヤスは話を聞いただけみたいだからマインに騙されてるってことだよね?

ボクが前にマホロアに騙されたことがあるけどマホロアはボクと友達になりたかったから騙してたけどマインは何か違う気がする。

 

※マホロアについては小説版星のカービィ大迷宮のトモダチを救え!より。

 

 

「異世界に来てまで仲間にそんな事をするなんてクズだな」

「そうですね。僕も同情の余地は無いと思います」

「……いいぜ、もうどうでもいい。さっさと俺を元の世界に返せば良いだろ? で、新しい盾の勇者でも召喚しろ!」

ナオフミの目つきが悪くなった。

 

「都合が悪くなったら逃げるのか? 最低だな」

「そうですね。自分の責務をちゃんと果たさず、女性と無理やり関係を結ぼうとは……」

「帰れ帰れ! こんなことする奴を勇者仲間にしてられねえ!」

 

「さあ! さっさと元の世界に戻せ!」

 

「こんな事をする勇者など即刻送還したい所だが、方法が無い。再召喚するには全ての勇者が死亡した時のみだと研究者は語っておる」

「……な、んだって」

「そんな……」

「う、嘘だろ……」

「このままじゃ帰れないだと!」

「何時まで掴んでんだコラ!」

「こら! 抵抗する気か」

「暴れねえよ!」

「で? 王様、俺とカービィに対する罰は何だよ?」

「……今のところ、波に対する対抗手段として存在しておるから罪は無い。だが……既にお前の罪は国民に知れ渡っている。それが罰だ。我が国で雇用職に就けると思うなよ」

「あーあー、ありがたいおことばですねー。」

「1ヵ月後の波には召集する。例え罪人でも貴様は盾の勇者なのだ。役目から逃れられん」

「分かってる! 俺は弱いんでね。時間が惜しいんだよ!」

「ホラよ! これが欲しかったんだろ!」

ナオフミは隠してたお金を投げた。

「ま、待ってよナオフミ!」

ボクはナオフミを追いかけて行った。

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