「あんちゃん……」
ボクたちは武器屋に来た。
「コイツが使えそうで銀貨6枚の範囲の武器を寄越せ」
「……はぁ」
「国が悪いのか、それともアンタが汚れちまったのか……まあいいや、銀貨6枚だな」
「後は在庫処分の服とマント、まだ残ってるか?」
「……良いよ。オマケしてやる」
「銀貨6枚だとコレが範囲だな」
「これで良い」
らふたりあはナイフを持った。
「ホラ、オマケの服とマント」
その後らふたりあは着替えた。
「まだ小汚いな……後で行水でもさせるか、それはともかく……」
「これを刺して割れ」
「ヒィ!?」
「え……い……いや」
「命令だ。従え」
「い、いや」
「ぐ……」
「ほら、刺さないと痛くなるのはお前だぞ」
「コホ……コホ!」
「アンタ……」
その様子をボクと武器屋のおじさんは絶句しながら見下ろしていた。
らふたりあはオレンジバルーンを刺した。
ブニ……。
「弱い! もっと力を入れろ!」
「……!? えい!」
バアン!
大きな音を立ててバルーンは弾けた。
ナオフミから殺気が漏れた。
「どーしたの?」
「あのクソ女。俺と同行しているつもりも無ければシステム的なことをするつもりすらなかったという事か。カービィ、パーティを組むぞ」
「う、うん。」
「それとラフタリア!良くやったな。」
ナオフミはらふたりあの頭を撫でてやる。
「じゃあ次はこれだ」
次はレッドバルーンをナオフミはらふたりあに出した。
バアン!
EXP1
同行者EXP6
ボクにも経験値が入った。
どうやらパーティを組むとこうなるらしい。
「よし、どうやら戦えるようだな、行くとしよう」
「……コホ」
「あーあれだ。言わせてくれ」
「なんだ?」
「あんちゃん、お前絶対ろくな死に方しないぞ」
「お褒めに与り光栄です」
ぐう……。 ぐう〜。
ボクとらふたりあのお腹が鳴った。
「あ!」
らふたりあはブンブンと違うと主張する。
とにかくお店へ入った。
「いらっしゃい……ませ!」
「こいつ(ラフタリア)には、あそこの席にいる子供が食べてるメニューで。俺はベーコン定食、こいつ(カービィ)にはベーコン定食5つで頼む。」
「!?」
「了解しました。銅貨34枚です」
「ほい」
ナオフミが銀貨を渡し、おつりをもらった。
「なん…で?」
「ん?」
「お前が食いたいって顔してたからだろ。別のを食いたかったか?」
「なん、で、食べさせてくれるの?」
「だから言ってるだろ、お前が食べたいって顔しているからだ」
「でも……」
「いーじゃん!食べられるんだから!らふたりあも食べなよ!」
「とにかく飯を食って栄養をつけろ。そんなガリガリじゃこの先、死ぬぞ」
「お待たせしました」
きゅーいーん!
「おいしかったー。」
ボクはなんとか吸い込みでナオフミとらふたりあの分を食べないように気をつけて食べた。
「……やっぱり味がしない。」
「ええっ!?大変だよそれは!」
「大丈夫だ。」
「とにかくボクに見せて。コピー能力ドクター!」
「カービィさんの姿が変わった!?」
「あぁ、カービィのことは気にすんな。」
ボクはナオフミを診察したけど異常は見つからなかった。
「うーん、原因がわからなかったよ。」
「……まぁ、診察できる技術があるだけで凄いんだが……。ん?食べないのか?」
「……良いの?」
「はぁ……良いから食べろ」
「うん」
恐る恐るらふたりあはは素手で食べた。
ご飯の上にある旗をらふたりあは大事そうに握っている。
もぐもぐもぐ。
どれいのことはよくわからないけどご飯を食べたがらないなんてきっと何かある筈だと思う。
ちゃんと話してくれるかな?