同期がどいつもこいつもヤバすぎる件について(仮題)   作:恋愛大好きおじさん(なお本人)

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「あ〜ぁ、誰かレイエとかレブルとかグリブルとかの学園青春モノ書いてねーかなー」
「現パロ入って(書いて)ないやん!」
「ならワイがやっちゃろ」(無計画)

あぁやめてください、石投げないで!




あ、若人の青春云々はもうちょっとだけ待って下さいお願いします


プロローグ:とある嵐の夜の記録

『わわっ!?だ大丈夫!?すぐ手当するから待ってて!ってうわぁっ!?包帯が─────』

 

あぁ、懐かしいなぁ。

 

あわわ、と自らの手に絡みつく包帯と悪戦苦闘する()と、今に途切れそうな意識の中で呆然と君を見つめる僕。

 

そう、これはあの日の夢。ただ苦しいだけの日々が色付き、君に救われた時の、大切な思い出(記憶)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この季節にしては珍しい、まるで砂が際限なく叩き付けられる様な音を窓から響かせる程の豪雨。

時間も時間の為に普段から外にいるポケモン(彼の友人)達は既に彼らの寝床に移動はさせたものの、それでも不安に駆られてはいないだろうかと心配になってしまう。

 

「・・・大丈夫かな、博士達」

 

だが、今の彼にとって一番の心配のタネは違う所にある。いや、彼らがどうでもいいとかそういう意味ではなく、それ以上の不安がのしかかっているという意味で、だ。

特にたった一人───それと一匹───で、ランプ一つ、いや二つ分くらいしかない灯りに図書館の様に広い空間、何より彼のすぐ(そば)にある目覚まし時計が指し示す、午前1時という時間がますます不安を煽り立てる。ましてや自分が二桁になったばかりの子供となれば尚のことだ。

 

そもそも何故そんな子どもが暗くだだっ広い空間で遅い時間まで起きているかといえば、この施設の持ち主にある。

 

どうでもいい話だが、自分はベテラントレーナーの兄、そして何処からか連れてきた姉弟と四人暮らしをしており、その兄はと言えば依頼された仕事の都合により遠くの街に出張っている。

どうやらこの大雨、それに伴う停電は地方全体で起きているらしく、"なみのり"や"そらをとぶ"といったポケモンの技で戻るのも危険だろうし、そもそも明後日まで帰ってこない。

 

そこでこの大きな施設(研究所)(あるじ)である大城戸 幸成という、兄との付き合いが長くポケモン研究の権威たる人が自分を預かろうと名乗りを上げてくれたのだ。

 

そこまでは良かったのだが、この日になって予想外の出来事が起きた。

 

妊娠し入院していた彼の知り合いの娘が産気づいたのだ。

 

それを聞いた彼は大慌てで出掛ける最低限の準備をし、彼に留守番を任せ孫を率いて文字通り飛び出していった。自分の家族の事のようにはしゃいでいたので孫の翠児(グリーン)共々、少し引いた。いや、いい事なんだろうけど。

 

全国的な嵐の予報は前もって発表されており、普段忙しなく動き回っているほかの研究員達も博士の計らいで全員が自らの家へと帰っている。

 

そして雨風の音が少し怖いというのもあるが、博士がこの研究所を出る際に鍵を忘れていたために、帰ってきたらいつでも中に迎えられるようにと気だるい体に鞭打って何とか意識を保ち今に至る。

 

運動がてら停電で動かなくなった冷蔵庫の中の食材を守らねば、と腰を上げようとしたが「そう言えば朝見たら栄養ドリンクばっかだったな」とお片付けしたために空っぽな事を思い出し、再びため息をついた。

 

先程から流れてくるラジオ放送はどのチャンネルもこの悪天候の為に似た様なものばかりで飽きてしまったし、机の上に積んだ本も暇潰しに何周もしたので新鮮味があまりない。

 

「・・・こんな環境でよく寝れるなぁ、お前は」

 

完全に手持ち無沙汰になったのでお手上げの意味も込めて本を閉じ、隣で気持ち良さそうに眠りこけるポケモン(友達)───ヒトカゲに視線を落とす。

 

周りのものが燃えない様にと、先端に炎を宿す尻尾を器用に抱えながら長椅子の上で丸くなっている。別にポケモンの言葉や感情が分かるとかいう特殊能力を持っている訳ではないが、少なくともいい夢を見ているというのは何となく伝わってくる。

 

そんな幸せそうな友の頭を起こさない程度に撫でながら、博士が今どうしているか想像する。

 

病院には非常電源があるからそこまで大事にはならないとは思うが、それでも彼からすれば知り合いの娘の出産の日に停電が起きているのだ。さぞかし不安な事だろう。

・・・或いは自分が緊張しすぎて停電(ソレ)にすら気付いていないかもしれない。いやそれは流石に、と一瞬思ったが彼のあの浮かれようからして容易に想像出来てしまった。

 

「・・・ふっ、く、んっふふ」

 

一度出来上がったイメージは易々とは拭えないもので、そのあまりの光景(想像)に思わず笑いを堪えきれずに吹き出してしまう。一人で本当に良かった。

 

と、その時、ポケットに入れていたポケギアがいきなり激しく揺れた。マナーモード推奨。

 

「ぬおっ、なになに何事・・・て、兄貴?仕事中に珍しい・・・はいもしもし」

 

『あ、やっぱ起きてたのね紫苑(シオン)!』

 

「あ、藍ちゃん(ブルー)。そっちこそ起きてたんだ」

 

『あぁうん、こっちで凄い大きな雷が落ちて、それでね。シルバーもびっくりしてお兄さんにしがみついてる』

 

「・・・そんな凄かったの?」

 

『そりゃあもう!ホテル揺れたもの』

 

「そりゃ凄いね」

 

今ポケギア越しに会話している少女、名前は藍、あだ名をブルー。先程紹介した姉の方である。

なんでもたまたま仕事帰りに傘もささずに雪に晒されていた所を拾った、としか聞いていないが今頃兄にしがみついているであろう彼女の弟と共にかれこれ二年程共に暮らしている。

 

ただ、そう話した時に兄の表情には消しきれていない険しさがあった。恐らくは長年追い続けている犯罪者、とやらに少なからず関わっているのだろう、ということは薄々感じていた。仕事に関して必要以上に私情で動かないあの人があの二人を現場に連れ回しているという事がそれを証明している。

 

因みにその前日が掃除をしていた兄の部屋からオッサンが○リっ娘ショ○っ子の姉弟にアレやコレやをするR1○本を処理した後だったのは余談である。その姉弟と初めて会った時の心境たるや。その後どんな茶番があったかはご想像にお任せします。

 

『て、そんな事はどうでもいいのよ!いつまで起きてるつもりなのよ!』

 

「でも博士、研究所の鍵忘れてったし」

 

『え?じゃあナナミさんは?と言うか博士は?』

 

「えーと、博士のお弟子さん?のマサキって人のとこに。博士はグリーンと一緒に今出かけてる。つまり寝たくても寝れない」

 

『え、あ、その・・・ごめん』

 

「やめて、そんな気の毒そうな言い方やめて」

 

今、ヒトカゲと共にいるシオンと呼ばれた少年とてまだ十歳の子供。大人しくしながら夜更かしなど、負荷以外の何物でもない。

 

「て、言うかブルーこそ寝なくていいの?兄貴に怒られない?」

 

『あー、うん、寝たいんだけど雨音と雷が煩くて。兄さんに電話お願いされたし、ついでにね?』

 

「確かに凄いもんねぇ、外。明日の片付けを考えると憂鬱かなぁ」

 

『アッハハ、確かに』

 

「笑い事じゃないんだけど・・・」

 

『だって〜?私関係ないし〜?』

 

「こんちくしょう」

 

とばっちりなのに、と思わず呟けばころころと笑い声がポケギアから零れる。

 

『・・・そう言えば話戻すけどさ』

 

「あぁ、うん」

 

『博士、病院なんでしょ』

 

「さっき言ったじゃん」

 

『なら一泊くらいさせて貰えるんじゃない?』

 

「───あ」

 

 

 

 

 

 

尚、ちょうど寝ようとしたタイミングでドタバタと帰ってきたある老人に対してヤクザキックかました子供が居たらしい、という事をここに記す。




色んな作品のキャラの絡みを見守る砂粒になりたい(なおリアル)


ここ は 真白町(まさらちょう)
まさら は まっしろ はじまり の いろ。
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