青汁とかそういうのめっちゃ勧めたり健康食品だけで味度外視したりするタイプ
体に良い分性質悪いんよ...
というか私は一体何を書いているのか、コレガワカラナイ
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「ドクター、失礼します。昼食をお持ちしましたよ」
時刻はお昼、直前まで仕事をこなしていたDr.の元に昼食を配膳しに来たハイビスカスが訪れた。
「ハイビスカスか、いつもすまないな」
仕事量が多く、最近は昼食を取りに行かないことも多くなり、代わりにこうしてオペレーターが配膳しに来てくれている。そのことにDr.は申し訳なさを感じつつも、ありがたく頂いている。
Dr.がデスクの上を片付けると、すっと配膳される。礼をいつつ、鳴いている腹へと食事を入れていく。
今日は皆大好き(豆腐)ハンバーグだ。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
今日の料理も美味いなと、食べ進めるDr.を他所に、ハイビスカスは斜め後ろへと控えている。この後食べ終わった配膳を回収するためだ。
ハイビスカスは手持ち無沙汰になり、部屋の中を見渡し始めるとデスクの上に一つのお皿を発見した。
それは深いお皿であり、中に細長い茶色い物体が幾つか入っていた。それが一体何なのか気になり、ジーと観察していると気づいたDr.が教えてくれた。
「ハイビスカス、食べてみるか? オリジムシの燻製肉」
「...はい?」
箸を進めるDr.の発言にピシリと固まるハイビスカス。オリジムシの燻製肉、確かにDr.はそう言った。
「お、オリジムシ...?」
「ああ、これがまたイケるんだよ。ちょっと処理が甘い方が苦味があって」
嬉々として語り始めるDr.に、昨日今日始めた物ではないことが見受けられる。
ハイビスカスはよもや鉱石病罹患生物のオリジムシを食べているなどとは思っておらず、怒りで体を震わせる。
「...止です」
「え?」
「禁止です!!」
この日、ハイビスカスの怒号がロドス内に響き渡った。
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「ということがあったんだ」
「それはドクターが悪い」
その日の夜、Dr.は執務室の中で夕食の大量のサラダをもっしゃもっしゃと食べている。
話し掛けられたラヴァは、Dr.が取り上げられたオリジムシの燻製肉のうち隠し持っていた分を食べていた。
「てか苦いなコレ」
「酒のつまみ用だからな。というかきちんと処理された製品なんだが、何がダメなんだ」
「いやダメでしょ。オリジムシ云々もだけど、姉貴は間食の方を問題視してんだよ」
「そっちか」
「医者の不養生だぞドクター」
漸く納得するDr.であった。
それから1週間、Dr.はハイビスカスが作成した献立を食べることになった。
ただそれを聞いた一部のオペレーターは恐怖した。Dr.はこの先生き残ることができるのか、と。
ここで一つ、とある日の献立を取り上げて見ると。
朝食
ライ麦の黒パン
海草のスープ
山盛りのサラダ
青汁
昼食
マッシュポテト
青汁で煮込んだキャベツのみキャベツロール
多用な豆の煮豆
カフェイン抜きコーヒー
夕食
オートミール
スターゲイジーパイ
青汁
となっている。このような食事を1週間、なんとかこなしてきたDr.であったが遂に爆発した。
「に゛く゛か゛た゛へ゛た゛い゛!」
「ドクター!? どうしたんですか?」
「まぁそうなるな」
手をデスクに叩きつけて、心の底からの叫び声を上げる。
一緒にいたラヴァは特に驚きもせず、納得顔で頷くが姉のハイビスカスは理由が分からずDr.に駆け寄った。
「お肉が食べたいんだよぉハイビスカスぅ...」
「え、でもたんぱく質はきちんと摂取できるようになってますけど...」
駆け寄ったハイビスカスにDr.はさめざめと泣き付く。
Dr.を抱きとめたハイビスカスはその頭を撫で慰めるものの、やはり理由が分かっておらず首を傾げるのみであった。
「そうじゃない、そうじゃないぞ姉貴」
「でも...」
「普通の男は肉が食いたいもんなんだよ。というか私も食いたい」
姉の肩を掴み、真顔で語るラヴァ、実は彼女もDr.と一緒の献立であったりする。そのため表には出していないもの、本人も非常に肉が食べたいのである。
尚、何故Dr.と一緒の献立なのかというと、オリジムシの燻製肉を食べていたのを見られたためである。自業自得なり。
「お肉食べたい...」
「...分かりました」
余りにも弱弱しいDr.と真剣な顔のラヴァに、ハイビスカスがついに折れた。
一度二人を引き剥がすと、室内にある棚から一袋取り出した。Dr.も知らなかったそれには、燻製肉の文字が書かれてあった。
「実は、一袋残しておいたんです」
「ぉぉおおお! オリジムシの燻製肉...!
「オリジムシでも肉は肉!」
ハイビスカスが取り出したるのは、あのオリジムシの燻製肉であった。Dr.とラヴァは、それを崇めるように持ち上げた。
「早く、早く空けよう!」
「まぁ、まてこれは酒のつまみ用なんだ。なら用意しないとな、酒を...!」
逸る気持ちを抑えて、Dr.は人数分のお酒を用意し始める。そわそわとするラヴァは待ちきれないといった様子。
これにはハイビスカスは苦笑い。肉を許しただけだったのだが、まさかお酒まで用意するとは思っても見なかったのである。
「さぁ乾杯しよう!」
「お肉の日に!」
「「カンパーイ!!」」
「か、乾杯...」
ノリノリな二人に押される形で、ハイビスカスも控えめに乾杯した。
酒盛りを始めて数時間後、そこには酔いつぶれたラヴァの姿があった。
普段あまり飲まないお酒に、変なテンションが合わさって許容量を超えて飲酒してしまった。
「にく...にぃ...く...」
肉肉と言いながら口が動いている辺り、夢の中でも肉を食べているようである。
Dr.は元からお酒に強い上に加減を知っているため、多少酔っているのみ。ハイビスカスは元から飲酒の量が少なく酔ってすらいない。
二人になり、静かに燻製肉を食べつつお酒を減らしていくDr.だが、ハイビスカスの手は止まっておりお酒の量も減っていなかった。
「どうした、飲まないのか?」
「...ドクター。この度はすみませんでした」
Dr.に話し掛けられて漸く決心したのか、ハイビスカスはDr.に頭を下げた。
「ん? 謝られるようなことあったか...?」
「その、今回の献立が...」
「ああ! 気にするな気にするな。善意なのは分かってるから」
畏まるハイビスカスに、Dr.は本当に気にしていないと言う。だがハイビスカスは、どこか納得いかないようで食い下がる。
「ですが」
真面目だな、そう思うDr.であるが、ただまた同じ様な献立は勘弁願いたいのか。
「まぁ限度さえ間違えないでくれれば、うん。お肉も食べたいんや...」
「以後、気をつけます」
心底お願いするように頭を下げた。
Dr.のその姿に、今後は改めようと誓うものの飲む前の姿とのギャップに苦笑が漏れる。
これにて献立騒ぎは終わりだと言う様に、Dr.はグラスをハイビスカスに差し出した。ハイビスカスも習う様にグラスを差し出し、軽くかち合わせた。
「日々の健康に」
「乾杯、です」
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タイトルの後ろにメインキャラの名前を入れていく方針に決定しました。
アンケートありがとうございました。