ユウリの姉に転生しました   作:智也0424316

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前回のあらすじ。
カイリューはかいこうせん。


第10話 レナはトラウマが蘇るようです。

…あぁ…なんでこんなことに…。私…なにも悪いことしてないのに…。

 

「…お願い…来ないでっ…!」

 

「うるせぇ。来い。」

 

「やだっ…!あなたが…私を捨てたんでしょ…!今さら…何の用よ!」

 

私は必死に強がりながらも罵倒する。

 

「お前もう体売れる歳だろ?俺のために稼げよ。」

 

「やだっ…ユウリ…っ…皆…助け…っ…!」

 

その瞬間。

 

「ジュラルドン!てっていこうせん!」

 

男…いや私の元父親にむかってジュラルドンがてっていこうせんを放った。

 

「お姉ちゃん!」

 

「ユ…ウリ…」

 

「レナ!」

 

「き…ばな…」

 

「お姉ちゃん大丈夫!?なにもされてない!?」

 

「う…んっ…大丈夫…。」

 

「……。」

 

お姉ちゃんは恐怖で震えていた。お姉ちゃん…いったいこのクズに何をされたの…?

 

「…レナ。」

 

…なぁ…レナ。お前の過去に…いったいなにがあったんだ…?怯え方が普通じゃねぇ。

 

「お姉ちゃん…?」

 

「気絶してるみてぇだな。」

 

「キバナさん…お姉ちゃん…なにがあったんでしょうか…。私に…話してくれるかな…?」

 

「…さぁな。だが妹のユウリならきっと言ってくれるさ。」

 

そういうとキバナさんはいつものワンパチスマイルで私の頭を撫でてくれた。そして私はお姉ちゃんの家に連れて帰りベッドに眠らせた。

 

~翌朝~

 

 

「…ぅ…。」

 

あれ…私…確か…昨日…。そうだ…あの…クソ親父のせいで…気を失ったんだっけ…。

 

「ん…お姉ちゃん…?」

 

「ユウリ…おはよ。」

 

「うん。おはようお姉ちゃん。体は大丈夫?」

 

「うん。大丈夫。」

 

「よかったぁ…。…それでね…お姉ちゃん…私聞きたいことが…。」

 

「…わかってるよ…あいつのことでしょ。」

 

「…うん。お姉ちゃん…めちゃくちゃ怯えてたから…。」

 

「…ねぇユウリ…。私処女じゃない…って言ったら信じる?」

 

「…え?」

 

私は突然のことに頭がフリーズした。お姉ちゃんが…処女じゃない…?ある程度私もそういう知識はあったが衝撃がすさまじかった。

 

「…ユウリ…落ち着いてきいてね。」

 

お姉ちゃんが話してくれたことはとてつもなく酷かった。

あの男の性欲処理係にされていたこと。

お金は全部とられていたこと。

避妊はしていたものの避妊具がなくなるまでおかされたこと。

あまり詳しくない私でも吐き気がするほどとてつもない理由だった。

 

「お姉ちゃん…ちょっと待っててね。私…ちょっと出てくる。」

 

「あ…うん。わかった。」

 

そういうと私はお姉ちゃんを優しく撫でてキバナさんに連絡を取った。

 

「もしもし。キバナさんですか?ユウリです。」

 

「どうした?ユウリ。」

 

「あの拘束しているお姉ちゃんの元父親いますよね?」

 

「あぁ。」

 

「…とてつもないクズでした。」

 

私はお姉ちゃんに聞いたままの事を全部話した。

 

「…おい。それほんとか?」

 

「…嘘はつきません。」

 

「…そうか。…あいつ…苦しんでたんだな…。」

 

「…キバナさん…私…全チャンピオンに話してみようと思います。この事。」

 

「…あぁそういうことか。お前らしいな。」

 

「当たり前です。誰の姉に手を出したと思ってるんですか。どこの地方の地面も踏ませませんよ。」

 

「おめぇが一番こえぇよ。」

 

お互いに笑ってその後キバナさんは

 

「まぁどかんとやってやりな。」

 

といって電話を切った。

 

「…お姉ちゃん。私…お姉ちゃんの障害は全部どかすからね。」

 

~家にて~

 

「…ユウリ…幻滅したのかな…。でも…あの男にまた会うなんて…思わなかった。」

 

~回想~

 

「今日はなにしようかな!」

 

そんなことを思いながら町を歩き回っていたら…。

 

「ねぇ君レナでしょ?」

 

「…!?…どうして…お前が…ここに…!?」

 

「いいじゃねぇかそんなこと。ほらかえんぞ。」

 

「いやだ…!誰が…お前のところになんか!」

 

そう言って逃げ回ったのはいいのだが…逃げ場がない道に入り込んでしまいあの状況になったのだ。

 

~回想終わり~

 

「ただいま~。」

 

「おかえりなさい。ユウリ。」

 

「…お姉ちゃん…大丈夫?」

 

「え…?」

 

「お姉ちゃん…泣いてるよ?」

 

そういわれて私は泣いていることに気がついた。

 

「…どうして…私…泣いて…っ…」

 

「…お姉ちゃん…いや…レナ姉…。」

「…!」

 

レナ姉…。ユウリがまだ小さい頃に言っていた呼び方だ。

 

「…たくさん泣いて…いいんだよ。」

 

優しくユウリに抱き締められて私はたくさん泣いた。

 

お姉ちゃん…私が絶対に守るからね。

 




キャラ紹介。

レナ
父親にとてつもない仕打ちをくらっていた転生者。ユウリの母親に引き取られて幸せな日々を送っていたが元父親に出会いトラウマがよみがえった。

ユウリ
元父親絶対許さないマン。お姉ちゃんは渡さないし。なんならガラルや他の地方の大地を踏ませないつもりのレナの最強セコム。

キバナ
この度レナのセコムになった人。ユウリから話をきいて絶句。こいつは絶体守らなきゃいけないという使命感と恋愛対象として守ると決めた人。

各地方のチャンピオン
あ?レナに元父親が近づいてしかも体売らせようとした?上等じゃ二度と大地踏めると思うなよ。レナちゃんの最強セコムその2。
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