巫女さんが幻想入り_神隠しに遭ったら何故か神になったのですが_ 作:水凪茘枝
いつかロボトミーコーポレーション小説も書いてみたい。
(息抜きってか気分転換に書くかもしれない)
第1話です。てか第2話かな…
バレンタインが近いのでバレンタイン鈴ちゃん
↓
side アリス
「さて、こんな所かしら。」
満足そうに微笑む少女の目の前には、キノコやら鉱物やらが大量に積まれている籠。
彼女はアリス・マーガトロイド。
この魔法の森に住む、人形を操る魔法使いだ。
「そこまで珍しくも無いキノコは、魔理沙にあげましょ…あら?」
ふと、とある光景がアリスの目に入る。
それは、ルーミアが人を食おうとしている光景。
それはルーミアが人食い妖怪であるが故に普通の光景ではあるのだが、紫からの1日1回十分な量の人間の配給が
ある筈。
今朝、ルーミアが配給を嬉しそうな顔で受け取っているのを見たのだ。
矛盾した光景に、アリスは首を傾げる。
その理由がとても下らないことに後々呆れる事になるのだが。
「貴方、今襲っている人間を逃がしてあげなさい。」
「えー、折角の食料なのだー」
「配給があるでしょ?今日の分はどうしたの?貰ったでしょ?」
「貰ったのだー、でも」
ルーミアは、俯き暗い表情を見せる。
アリスは、人食い妖怪にも、色々事情があるのかしら、なんて考えながらルーミアを眺める。
だが、直ぐにルーミアは顔を上げ、にぱっと笑った。
「今日の分は食べちゃったのかー、でもお腹が空いたから、丁度いい外来人を見つけたのかー♪」
「はぁ、貴方ねぇ…取り敢えず、そこの人間を逃がしてあげなさい。自分で食べてしまったのは自業自得でしょう?」
「はぁ、仕方ないのかー、諦めるのかー。」
「はいはい、さて…」
気を取り直して倒れている巫女の方に目を向ける。
その巫女の髪は真っ白。大体、紫が連れてきたのだろう、だとしたら危険な魔法の森に落とすなど、紫は何を考えているのだろうか。
「はぁ…こんなだから厄介事には巻き込まれたくないのよね。」
そう言い、巫女を運びながらこれからの予定を考えるのだった。
………
side 鈴
「うーん…」
本日2度目の目覚め。
ここは何処だろう、あの世とかじゃ無かったら良いが。
すると、部屋のドアががちゃりと開く。
そして入ってきたのは、金髪のショートに青いワンピースの少女だった。
「あら、目が覚めた?怪我とかは…大丈夫?」
「い、いえ…助けてくれた?んですか、ありがとうございます…」
彼女が助けてくれたのだろうか、ご丁寧に紅茶まで用意されている。
「貴方は…外来人かしら?」
「外来人といいますと?」
取り敢えず椅子に座った後、持ちかけられたのはこの世界についてという、スケールの大きい話題だった。
だがそこまでこの世界(幻想郷というらしい)は大きくない為、そんなにスケールは大きく無いらしい。
「まぁ、この幻想郷の外から来た人間のことね。あと、幻想郷にはスポーツとしての戦いというものがあるんだけど…この後行く先々で色んな人と戦うと思うから、ルールを教えておくわね。」
「戦い…ですか…」
「ま、説明した所で試しに戦う、なんてことは出来ないけどね。こんな時に魔理沙が来てくれたら…」
「その魔理沙さんって___
どんな人なんですか、と聞こうとした所、玄関のドアが開き、なんとも魔女っぽい格好をした少女が入ってきた。
「ようアリス!遊びに来たぜ!」