マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート 作:みみずくやしき
――死ぬ。
今にも振り下ろされそうな魔女の腕。数秒後の結末が簡単に想像できた。
なのに頭はいやに冷静で、逃れられない現実を押し付けられているよう。
こういう時、もっと未練があったり、会いたい人とかいるんじゃないの。そんな当たり前の感情すらもうなくなっちゃったの。
思い出すのは助けられなかった後悔ばかりでただただ私を苦しめる。
あの時ああしていれば、こうしていれば、こんな状況にもならなかったのかもしれない。
死ぬのは怖い。戦いたくない。
だけど、誰かを助けられないのも惨め。
魔法少女になってから良いことあったかな。
……ああ、もしかして私は――
「黒江さん!」
気づきかけたことさえ魔女ごと射貫いたのは、桃色の矢と聞き覚えのある声。
私の名前を呼ぶ彼女のことを、確かに知っていた。
「環さん……」
思わず口から洩れた言葉は自分でも不思議だった。
彼女と初めて出会ったのは神浜市で、普段過ごしているのもそこ。ここは宝崎市だ。元は宝崎の魔法少女だって言ってもこんな都合の良いことがあるんだろうか。
けれども目の前でフード付きのマントをなびかせているのは本物だ。黒羽根だった私と違う、白羽根よりも綺麗な白と桃色が実感させる。
そんな彼女の死角から、残った使い魔が迫っていた。
危ないって、逃げてってせめて言わないといけないのに、頭が追いつかなくて手間取っているうちに――その使い魔は、刃物で真っ二つにされた。
「後ろにいたわよ」
「あっ、すみません……どうしても助けなくちゃって思って」
「いいのよ」
見知らぬ魔法少女と親しくしている姿が視界に入って、少しばかり揺れた。
環さんは私に似ていると思ってて、ホッとしていた。
周囲に馴染めなくて、弱くて、開き直ることもできない魔法少女なんだって。
けど、それは私の勘違いだったんだ。
こんな強い魔法少女だったんだなって、勝手なさみしさを覚えた。
◇
連れられて入った喫茶店で、二人の視線が私を見つめる。
「この人は帆秋くれはさん。宝崎に用があるらしくて、案内を頼まれたの」
環さんの隣に座る、冷たく鋭い視線の魔法少女。ガラス越しに通りかかる人々が振り返るほどの綺麗な見た目は私にとっては刃物のような煌めきを持っていて、間近に向けられることは恐怖へと繋がるものだった。
元々マギウスの翼の黒羽根だった私は、要注意人物として挙げられる彼女の名前を知っていた。多くの魔法少女と知り合いで、ことごとくウワサの邪魔をしてくる存在は、マギウスにとっても面倒だったらしい。
要素をあげれば強い魔法少女であり、救われるのではなく救う側の、どこにでも馴染める存在。つまりは、彼女は私とはかけ離れた別世界の人間だ。
「あなたはいろはと知り合いなの」
「あ、はい……」
「ちょっと前なんですけど、みかづき荘のみんなでキャンプに行ったときに会ったんですよ」
……正確に言えば、それより前に一方的に環さんを見たことがある。
神浜市に向かう途中の電車で、移動する魔女と戦う姿を見て、苦戦しているようだったから見殺しにはできないと加勢しようとした。
だけど、電車から飛び移ろうとしたとき、手をすべらせて落ちてしまったんだ。
魔女の反応が離れて小さくなっていくのと反比例するように安堵は増していって、戦わなくてよくなったと考えてしまう思考を最低だと思った。罪悪感のようなものに突き動かされて飛び出したところで、私が行っても助けることなんてできないのだから見て見ぬフリすればよかったのに、もともと無謀な考えだったんだ。
結局、その後梓さんに出会って黒羽根になって……宝崎市でちょっとだけ会ったあと、任務で行った北養区で偶然再会した。
だけど……それだけだ。
私があまり喋らないこともあって、次第に会話は神浜のものへと移り変わっていく。
それでも疎外感を持たなかったのは、内容が内容だったからに違いない。
「この前は大変だったわね」
「そうですね。チーズパーティで誘き寄せたって聞きましたけど、あんなにたくさんの魔女の群れ、見たことなかったです」
「え……?」
「あれでグリーフシードどれだけ増えたの」
「ユニオンのみんなに渡しても孵化するまでに使い切れないぐらいには……」
「ええ……?」
神浜市って、どうなってるんだろう。みんな当たり前のように協力してる。
しばらく通ってたから魔女が強いのは知ってるけど、そのせいかチームを組むことが多く、さらにはマギウスの翼って大きな組織があって、その後は神浜マギアユニオンというものができたからか、魔法少女の縄張り意識というのが薄れている気がする。
グリーフシードは魔法少女の生命線。ソウルジェムが濁り切れば訪れる終わりを先延ばしにするため、生きるために必要なもの。
だから魔法少女は自分の担当地域をそれとなく決めてその中で魔女を狩って命を繋ぐ。
もちろん、弱ければ魔女を倒せない。
当然魔法少女同士の争いが起きることもあって、これも弱ければ奪われるだけ。
魔法少女になるということは、毎日がそんな争いになってしまって、普通でなくなる。
今まで好きだった食べ物も流行りの音楽にも興味が薄れてきて、放課後の学生らしい時間なんてない。だって、そうしないと死んでしまう。
こういう考えの子は私以外にもいっぱいいて、『神浜市なら魔法少女は救われる』という言葉を信じてマギウスの翼へと入った。違う子もいたけれど、それにしたって"弱い魔法少女"に違いはない。
だから、グリーフシードを手に入れなくてよくなる自動浄化システムに希望を抱いていた子は多くて、マギウスの考えにも賛同していたんだ。『魔法少女至上主義』って考えは私にはよくわからなかったけれど。
「そうだ、よければこのグリーフシード使ってください。使わないよりいいですから」
「えっでも」
「マギウスの翼って黒江さんの"希望"を壊す選択をしたのは私だから……できるだけのことはしたいんです」
……ああ、やっぱり、環さんは私とは違う。
差し出されたグリーフシードがなによりの証明だ。
それは私にできなかったこと。これから先もできる気がしないこと。
私の中にいつまでも残る夕暮れが、如実に目の前に浮かんでくる。
まだ黒羽根になる前のことだ。私の担当地域で、知らない魔法少女が魔女と戦っていた。
慣れてない動きで魔法少女になり立てだったんだろうし、縄張りでとやかく言えるほどハッキリとした意識も持ってなかった私は、やっぱり見殺しにしたくなくて彼女に加勢した。魔女は逃げてしまって倒せなかったけれど。
眩しいほどの橙色が煌めく駅で、彼女は黒く濁り始めたソウルジェムを見せて言った。
『その、グリーフシードとか……余ってませんか?』
渡せなかった。
私だって、余裕があるわけじゃなかった。
向こうも自分が無理を言ったと互いに謝って、お互い頑張ろうと別れた。
そう、それだけ。
それだけなんだ。
夕日を背後にずっと手を振る彼女に振り返すこともなく、名前も連絡先も聞かずに別れた。それきり会っていない。
協力して魔女を探して倒すこともできたはずなのに、なにも選べなかった、選ばなかった――見捨てた。
テーブルに置かれたグリーフシードはあの日の自分を責め続けるようで、手を伸ばすことなんてできず、俯いてしまう。私を待ってくれている優しささえも貶しているようで、それがまた嫌だった。
「そういえばくれはさん、私との待ち合わせの前に誰かと来てたんですよね? その人は……」
「待たせてた。呼んでくるわね」
まごまごとしている間にそんな会話が聞こえてくる。
帆秋さんが席を立ってほんの少しあと、カランカランとドアが開き、また喫茶店に誰が入って来た。
「ふむふむ、ふんんむ!」
「ええ、ええ、そうですね」
三人。先頭は連れてきた帆秋さんで、後ろの二人が会話のような音の投げつけ合いをしている。片方は小学生ぐらいの小さい子で、もう片方は――
「え……!?」
「あ、あなたは……!」
グリーフシードを渡せなかった、あの子だったんだ。
口が動かない。なにも言えない。
髪で隠れた目は、私をどんな色で映しているんだろう。
見捨てて逃げた私を、どんな言葉で責めたてるのだろう。
だけれども、その子は声を震わせて言った。
「……いつか、いつか会えたら良いなと思ってました。でも、不思議です、お話ししたいことがたくさんあるのに、ぜんぜん言葉が出なくて」
互いに口が動くようになったのは、同じテーブルについて、よく冷えた水を飲み、一息も二息もついてからだ。
彼女は慌ただしく、これ以上ないぐらい嬉しそうに、でもどこか冷静さを持って話してくれた。
一言で言ってしまえば、彼女は強かった。
単なる魔法少女としての力量ではなく、その心。人としてだ。
別れ際に言った、ひとりでも魔女を倒せるぐらいに強くなってみんなの分のグリーフシードを取れるぐらいになるという約束を守り、私にグリーフシードをあげるため。工夫し、努力し、戦っていたのだと。
「独学で特訓して、やっとのことで弱い魔女でしたがひとりで倒せたんです。あ、その、ちょっとした事情があってグリーフシードは使ってしまったので信じられないとは思いますが……」
視線を佐和月出里という子に移して言葉が途切れる。
それから続く話は、自分から進んで行動して、一時はチームまで組んで練習して、そこで虐げられて自分の弱さを自覚しても、傷つかないためにひとりでも生きていけるよう強くなろうと努力する……そんな内容だ。
「……すごいな」
思わず声が漏れた。
助けたくても助けられない私には、遠い国の出来事を聞いたようだった。
だけど、彼女は身を乗り出して――
「これも全部、全部……あなたのおかげなんです!」
「……え」
「私を魔女から庇ってくれたじゃないですか。助けてくれたおかげなんです」
「だってあれは、私じゃ倒せなくて」
「違うんです、あの時、あの瞬間、私の心を救ってくれたのはあなただけです!」
とても強い感情だった。
名前も知らない。連絡先も交換しなかった。だけど私にもう一度会うために、倒し損ねた魔女を追ったり似顔絵の練習をしたり、そこまで思っていたなんて。
……私は、誰も助けられないわけじゃない。
向けられる感情はちょっと重いけれど、その眩しさが私のおかげだと言われると……不思議と、顔を上げられた。
それと同時に、忘れていた憧れが少しだけ蘇る。
「……あなたみたいになれるかな」
「え、ええ!? 私みたいに!?」
誰かのようになること。それは、私も憧れていた。
けれど私は、私でなくなってしまうのが怖かった。
大きな目的に賛同するだけの駒になりたくなくて、もう一度マギウスを信じるのも、組織に属するのも嫌に思えていた。
マギウスの翼って場所があっても、周りに支えてもらっても、私には無理だった。
魔法少女としての役目を投げ出してしまいたくなって、いつまでも弱いまま。それでも頑張れる人は、根底になにがあるんだ。それだけで、私とは違う。
みんなが同じ目的を持ってひとつになることは綺麗なことだと思うけど、私みたいな角ばった欠片はピッタリとはまらない。全員が同じになれるわけがない、当たり前の結論。強引に当てはめたところで歪なピースはいつか押し出されていく。
みんなが同じじゃないのなら、私が組み合わさるピースもあるのかな。
そうじゃなければ、私は別のなにかにならないといけない――そう、思っていたけれど。
「いえいえ私になる必要はないですよ、むしろ私があなたみたいになりたいと言いますか!」
「二人の言ってることは……どっちにでもなるわけじゃないのかな」
「うん、そうかもね」
答えはたぶん、まだ先にある。
そんな気楽な考えができることが、不思議だった。
私が誰かの生きる希望になれていたのなら、もう少しだけ、頑張ってみようかな。
ああ――今さら気づいた。
死ぬ前に思いかけたこと。それはきっと、これで魔法少女をやめられるって思ったんだ。
ずっとずっと、いつまで魔法少女を続けなくちゃいけないかと悩んでいた。
だけど、このまま魔法少女を続けていくのなら、どんな魔法少女になればいいのだろう。私は、なにになったらいいんだろう。
彼女のように一人でも強く、もしくは、環さんのようにより多くを助けられたのなら、その時こそ私は私になれるんだろうか。誰かでもなく、強い魔法少女でもなく……。
その時、「ふむんむ?」と、小さな子が言った。
それは"くれはさん?"と言ってるようだった。
「ええ、そうね。私はこれからも助け続けたい――姉さんとあーちゃん……タルトのように」
◆
宝崎市に赴くRTA、はーじまーるよー。
おうやってるかい!
「ふむふむんむ、ふむむむ」
「"この前寝過ごして宝崎市まで行っちゃったんだよ"と申しております」
ピュエラケアのトレーラーで会話していますが、とあるイベントが起きたかの確認に来ました。起きてました(超速確認)。
出張調整屋の彼女たちが神浜市に来た序盤、地理を把握しようとバラバラに行動して神浜を散策します。この散策イベントが発生した場合、月出里は電車で寝過ごし宝崎市へとたどり着くのですが……これです、ここ、ここを知りたいわけ!
ところでリヴィアさんよぉ、月出里の固有魔法について教えてくれませんかね?
「なんでそんなこと気にするんや」
「ええ、私たちの固有魔法は調整では?」
「ヨヅルそれはな……いや、ええわ。その口ぶりからして教えたのはみたまやろ」
違います(一刀両断)。
まあ勝手に判断してくれるのなら、みたまさんにすべての責任を押し付けてやりましょう。
実のところ、調整屋さんが調整を行えるのは魔力が特殊だからで、各々ちゃんと固有魔法を持っています。
普通にやっていたら第12章の特定ルートという超後半でしかわからない情報ですが、これでヨヅルくんの『心を切り捨てる力』と月出里の『感情を切り替える力』がわかりました。
「とまあ、固有魔法の話しても特に面白いわけでもないなぁ。そんなことよりほら、今日は月出里と出かけるんやろ?」
「ふむむ、むむ」
「"そうだった、電車行っちゃうよ"と。そうですね、もう時間では?」
「……にしても自分、なんでもう疲れた顔しとんの? よく見たらなんで服とか濡れてるんや」
なんやかんやで煙に巻かれてますが、なんでリヴィアさんは固有魔法を教えてくれないのか不思議ですよね~?
だって彼女の固有魔法は悪そのもの。誰かのためになる行動をすると、その相手を不幸にするという超迷惑制御不可のトンデモ固有魔法持ちだからです。
なのでキュゥべえに協力するように行動しており、影響対象をヤツらにして安全を得ているんですね。白タヌキ冷えてるか~?
もっとも、固有魔法すら跳ね除ける『停止』使用中くれはちゃんは影響受けないのでリヴィアさんルートに入れるんですが……今回のチャートでは関係ないのでスルーだスルー。
そんなことより月出里を連れていざ宝崎!
彼女を連れ歩くために、信頼度を稼いでおく必要があったんですね。
◇
「ふんむむ……?」
宝崎市第一次駅で降りたら即座に魔力反応をサーチ。魔女の結界が出てくるまで繰り返します。でなきゃリセです。
結界のデザインは魔女ごとに違うので見てて飽きないですね(本音)。いやロスるから気持ちよくない!(本音)
しかし諸事情あり簡単に引き当てられたのは『肉焼きの魔女』の結界。
結界に入ると時々先客がいることがあると以前説明しましたが、宝崎市でも同様です。特に、この肉焼きの魔女の場合は必ず『くろ』がいます。さっきからくれはちゃんを的確にスナイプし続けている矢の出所さん!?
隠れているので簡単には見つけられませんが……おう、やってやんな!
「ふむむ!」
なに言ってるかわかりませんが、『魔力は"2つ"あったッ!』 と言ってるでしょう。
実際そんなこと書いてあるスマホを見せてきてるので間違いありません。
くろは、かつて『
言動が光属性のくろは強くなろうと色々とするのですが、なんやかんやで黒江ちゃんへの気持ちがクソデカ感情へと変貌。ソウルジェムが濁り続けるのにも関わらず、グリーフシードを渡そうと出会った宝崎市第一次駅でひたすら再会を待ち続けるグラビティガールとなりました。お前重いんだよ!(感情)
そんな折、偶然にも月出里が駅に到着。もはや魔女化目前といったところで月出里の込めた魔力がまた偶然にも固有魔法を発動。黒江ちゃんに依存し続けた感情を切り替えられて、ひとりで生きていくことに執着し始め、ついでに出会いのきっかけの魔女を守ってしまう……という流れです。
というわけで探し出してはい解除!
「――ハッ!?」
すると、元の激重感情に戻る……わけでもなく、切り替えられたあとひとりで戦えていたことを自覚し、自信を持ってくれます。
月出里の魔法がないまま黒江ちゃんに合わせると、黒江ちゃんは重い感情に耐え切れずに逃亡。結局二人ともアレな結末に至るので、魔法にかかってなければ月出里にかけさせる手段を取るつもりでした(ド畜生)。
「ふむむ、ふむ、ふむんむ……」
「ああ、大丈夫です、大丈夫……おかげでわかったこともあります。私、そっか」
まだ初心者のM(魔法少女)は弱いように見えますが……ところがどっこい! 魔女を生かさず殺さず被害を出さず守り抜くなんてチョーS(すげーやつ)だよな!
事実そんなことしてたからか、とてつもない経験値が集中。
第二部が終わるまでやらせてると今のかりんちゃんレベルになり「私、普通に強いんです(天下無双)」とか「グリーフシードは余ってます(王者の風格)」とか言い始めて一撃で魔女を葬ったりします。
そうでなくとも、既に白羽根レベルのパワーを得ているのでこれぐらいヘーキヘーキ。
みたまさんほどではありませんが調整屋は戦闘に向かないので協力プレイで撃破しましょう。
じゃ、流しますね……。
◇
魔女を倒したあと~また駅にいる~。
「あっ、くれはさん、待たせちゃいましたか……?」
冬服コーデでちょっと困り眉のいろはちゃんと合流! 話がややこしくなるのでくろと月出里は待機な!
いろはちゃんと事前に待ち合わせしていたのは今回のもうひとつの目的のため。
宝崎市の魔法少女一定数と遭遇しておきたいので、いろはちゃん、くろ、それともう一人……黒江ちゃんをなんとしてでも召喚します。コイン200枚貯めて人身売買しろ。
『黒江』とは、宝崎市に住む魔法少女であり、いろはちゃんとの遭遇タイミングによって自身の運命どころかアニレコルートに突入させかねない変動をもたらします。具体的に言うと第一部でいろはちゃんと一緒に初めて神浜市に来たらアウトです。そうなったら? 再走だよ再走! ハハハ!(諦め)
しかし今回ばかりは来てもらわないと困ります。
このため、くろ発見の前に神浜市でできる限りの準備をしてきました。
早朝から水名区の縁結びスタンプラリーを猛ダッシュで達成し遭遇度アップ!
水名神社のおみくじで破魔大吉が出るまで引き続け!
さらに北養区山中のパワースポットの滝に飛び込みがぶ飲みバフ!
ほう……乱数調整ですか、大したものですね。
アニレコルートでない場合黒江ちゃんの遭遇率は極めて低く、本走直前にチャートを変更するRTAランナーもいるくらいです。それに特大感情のくろといろは。これも黒江ちゃんを呼び出す召喚源です。しかもスダチもそえてパーティバランスもいい。
それにしても通し1回目だというのにこれだけ安定できるのは超人的なチャート消化力というほかはない(自画自賛)。
「黒江さん!」
来た、来た、来たなぁ!?
こんなこと言ってる間に黒江ちゃんが出現。やっぱり色違いは出にくいんすねぇ。
しかしなんだか黒江ちゃんの様子が変よ、変……。
ははーん、超スピードで第一部を駆け抜けた結果、黒江ちゃんといろはちゃんのイベント『Little Bird's Star』が発生してないか失敗してますね。
まあハロウィンからクリスマスちょっと後ぐらいまでの3か月ぐらいで終わってるので夏にキャンプする暇がね……。おかげで黒江ちゃんのメンタルがアニメルート寄りになってんねんこれじゃあ。
まま、そう焦んないで。
こういう場合も正常化したくろをぶつければ解決。魔女をパパッと倒して突き合わせてやりましょう。
「この人は帆秋くれはさん。宝崎に用があるらしくて、案内を頼まれたの」
黒江ちゃんとくろが出会うイベントは感動的ですよね。でもタイムに関係ないので聞き流します。
その間に黒江ちゃんの固有魔法『存在肯定』について解説しておきましょう。
これは"誰でもない"ことと引き換えに、周囲からいつの間にかぬるっと許容される自動発動洗脳魔法です。やることなすことすべて受け入れられ、関係ないとこでも自分の手柄になり好感度が上がってたら怖いですよねぇ。
もっとも、黒江ちゃんの実力では対魔法少女への洗脳効果はないに等しく、魔法少女として強くなると条件を満たさなくなり、さらにはいろはちゃんは元から肯定するので影響はなく、くろもきっかけがあるので肯定しまくります。なんだお前ら!?
まあ固有魔法はその魔法少女の願いと想いに深く根差したものなので、時として変化したり封印されたり、強化や弱体化が起こる不思議能力です。使い続けると熟練度が上がるのもみなさんご存知かと思います。そういうこともあるぜ。
あっ黒江ちゃんとのお話終わりました? 終わりましたね?
というわけでちょっと情報収集して……よーよー姉ちゃんたちよぉ、宝崎市の公民館の場所知らねぇかい!
「それならあっちのほうだけど……」
情報入手したのでじゃあな! いろはちゃんは月出里を案内してやってくれよな!
~少女移動中~
条件を満たしたので到着。公民館です。
市民でもないし特に開催されている催しもありませんがガラッとドアを開けてダイナミックエントリー。
現在は火祭りの準備ということで、宝崎市の光塚という場所の青年会が仕切っています。山車の修理とかしてますね。
「あなたは……広報で有名だった魔法少女の」
「どうしたんですか燦様――お、おおっ!?」
いました。マギウスの翼では白羽根で教官を担当していた『
彼女たちの情報がゼロだと気づけませんが、宝崎市の魔法少女から宝崎の情報や、事前に観鳥さんから"白羽根の教官"という情報を得てフラグを立てれば出会えます。良い後輩を持ったなあ?
軽く説明しておくと、神楽燦は変身すると右手はガトリング、左手はガトリング、頭はガトリングとデスペラードな見た目になります。ハイカラですね。こう見えても宝崎市立光塚中等教育学校に通う中学生。実は妹系キャラとはあざといなお前……。
遊狩ミユリは元黒羽根で塁くんの知り合いの足フェチです。以上。
マギウスの翼も解散したわけで地元に戻った彼女たちは、光塚神社と光塚青年会が行う火祭りというお祭りに深く関わっています。しかし……。
カグラ、あれを見てみろ!
えぇ~!? 火の中に飛び込んどるやん!
そうさ火に飛び込んでご神体を取り出す、宝崎でもっともホットな祭り、火祭りだ!
なんてお祭りなので世間からの目が痛いですねこれは痛い……。青年会も下町気質なので華の喧嘩が荒っぽいと悪評が立つ始末。おかげで廃止運動が始まってしまいました。
スポンサーは降りてしまうしあることないこと吹聴されるしでもう大変。
もっとも、かはるんマネーパワーと似たような問題に関わった美雨に相談すれば解決して第二部が簡単になります。魔法少女にはインフルエンサーも多いので宣伝もやろうと思えば(王者の風格)。
廃止の方向で進んでもみっふの幻覚で無理やり前を向かせることもできますが、どうせ後で火祭り再開の兆しが出てくるのでヘーキヘーキ。青年会のタツ兄あたりが勝手にサポートしてくれます。手を繋ぐのは魔法少女だけの特権じゃねぇぜ!
ですが今回は運良くもっとお手軽な手法が使えるのでやりましょう。
さきほどまでの方法では問題の根本的な部分である、火祭りは危険なものという認識を変えるのに手間がかかります。
しかし世の中には奇祭が多いもの。歴史的に価値があれば認められるわけです。
つまりみくらさんを連れてきて『復元』発動。火祭りに関する歴史的書物を見つけてもらうと問題解決。
あとは宝崎の治安の悪さが解決すれば燦様とミユリが完全フリー化します。工匠の力感じるんでしたよね? いなきゃ総動員で図書館漁るだけです。
「お、おぉぉぉ~~~!? あの足は~~~! いつか近くで見たいと思っていたのが叶うなんて、ミ、ミユ、ミユは~~~!」
「ミユ……」
今回はこの下準備のためだけに来たのでもう帰ります。じゃあな!
「でも、私もあなたのことは個人的に気に入っていたのよ」
なんのこったよ(素)。
宝崎市を満喫したので今回はここまです。ご視聴ありがとうございました。
■今回の内容
『バレンタインメッセージ ~思い出は淡いくろ色~』
『Little Bird's Star』(一部分)
黒江 魔法少女ストーリー 2話 『助けてくれない神様へ』(一部分)
くろ 魔法少女ストーリー 3話 『いつかまた会えたなら』(一部分)
神楽燦 魔法少女ストーリー 1話 『神様に気づいたとき』(一部分)
■黒江
名前か名字かわからないのが公式設定の黒江ちゃん。アニレコルートでないので生存している。
彼女のMSSは特殊でアニメ版の話となる。しかし、彼女にあるドッペル解放クエストのストーリーのはアプリ版。
■くろ
アニレコで出てきたあの子がゲームに輸入。名前はわからない。
実は成長すると普通に強くなる。黒江ちゃんもゲーム的な性能は超上位なのでそこまでいけるかもしれない。
アニレコの場合、ピュエラケアが神浜に来ない=魔女化が確定する。
■Little Bird's Star
黒江ちゃん実装イベント。アニメ版とはルートが違う。
やちよさんが『環さん』呼びかつさなちゃんがいるので第一部第5章以降第6章以前だが、水着イベント同様きっちり時間を夏に合わせると時間経過が果てしない。冬にやっていたことにすれば一応大丈夫。
■環さんみたいになれるかな
アニレコでのセリフ。
この時の黒江ちゃんは
・後から私も追い付くから
・いろは「待ってるからね」
・環さんや七海さんみたいになれるかな
と死亡フラグをこれでもかと立てていた。
"七海さん"とまで入っているので、いろはちゃん特有のものではなく、二人に共通したものに憧れていたのかもしれない。
■神楽 燦
一足どころか二足ぐらい早く出てきた白羽根の教官魔法少女。
見た目の教官らしさではなぎたんに負けている。
■遊狩 ミユリ
ローラーブレードを武器にする魔法少女。足フェチ。
本当に最初から最後までこれ一本でやっていく。いいのかお前それで。