マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート   作:みみずくやしき

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パート72 那由他さん家の平和な日常

 

 それは、スーパーでお得な買い物をしている時だった。

 気が浮いていたのかもしれない。あるいは、特売の人参に気を取られていたか――那由他の「今日のラビさんの料理が楽しみですの」なんて言葉を思い出していたからか。 

 

 既にその人物は、私のパーソナルスペースに入り込んでいたのだ。

 

「今日はポイント10倍らしいわね」

 

 声につられて横を見ると、カゴの中にメロンやメロンパン、メロンアイスを敷き詰めた少女がいた。

 

 メロン。メロン。メロン。

 ポイントも、値段も、栄養さえすべてを度外視している。好きなものばかり買っている様子は子どものようで、そのしっかりとした立ち振舞いとは真逆だ。

 

 彼女を知らないわけじゃない。むしろ一方的に私が知っていると言うべきだろう。

 

 なにせ、ピュエラケアのリヴィア・メディロスからメロン好きの魔法少女について話を聞いていた。

 曰く能力は人並み。行動に奇抜なところがあるものの、性格は善良で困ったことがあれば助けてくれる。そういった内容だった。

 

 しかし困っているわけではなく、行動だって一般的な買い物をしていたにすぎない。声を掛けられるいわれも、勘違いされる要素もない。

 

 じっと見つめてくる様子にキリはなく、私が先に口を開くのは当然だった。

 

「なにか用でしょうか」

「向こう」

 

 愛想もなにもない言い方で指差したほうは通路。

 つられて見ると、見知った顔がいた。

 

「ラビたーん!」

「待ってられず来てしまいましたの。いつもの商店街じゃないと聞いて探したんですの」

 

 八雲みかげと里見那由他。神浜で親しくしているその二人が駆け寄って来て、帆秋くれはになにやら感謝の言葉をかけている。

 彼女たちに知らない関係があるのは至って当然のことでも、私の生活圏にぬるりと入り込んできたようで、拭いきれない違和感があった。

 

「ところでラビだったかしら。誰かにプレゼントしようと本持ってるのだけど、あなたは本読む?」

 

 ……なぜ?

 

「難しそうな本ですの……哲学書?」

「わわ、こっちのは園芸の本だよ!」

 

 なぜ、こんなにも、私の趣味を知っている?

 

 見せてきた本はそのどれも興味を惹かれた。もしワゴンセールで安くなっていたらまとめて買っていたはず。貰えるというのなら嬉しいけれども……。

 

 浮かんだ単語はストーカー。

 ここ最近、誰かに後をつけられている気がしていたのは間違いじゃなかった。私が立ち話しているのを聞かれていたのかもしれない。

 

「氷室ラビ。また会う気がするわ」

 

 だけれど別れ際の一言は、もっと別の気味の悪さを覚えさせたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 帆秋くれはと遭遇した翌日。

 なかなか起きてこない那由他を今日は蚊の鳴き真似で起こし、朝食をとっていたところ、その一言が飛び出てきた。

 

「今日は里見メディカルセンターに行くんですの、先日アポは取りましたの」

「というと、私が出かけていた先日の間に?」

「はいですの」

 

 一人では心配だからと用心棒をしている魔法少女に護衛を頼んだら、その場に帆秋くれはがいたらしく親しくなったとか。

 

 なぜ、関係のない彼女がいたのか。

 なぜ、偶然にも那由他の護衛のタイミングでついてきたのか。

 

 ……わからない。

 

「那由他様だけでは心配ですし、私も行きます」

 

 もとより付いていくつもりだった提案は、ごく自然と私の口から伝えられた。

 するとすぐに「わかりましたの、頼りになりますの」と二つ返事が返ってくる。……断られたときのために考えてた方法は、使わなくていいらしい。

 

 そして向かった先は神浜市北養区。

 広大な自然がそのまま残された山の景色は馴染み深く親しみやすい。

 

 されど、電車から降りて見えた巨大な建物――里見メディカルセンターは、さながらその場所だけ大都会のようであった。最新の設備を備え、入院施設も富裕層向けの特別個室もあるらしく、院内学級やサナトリウムという施設も保有している大病院だ。

 

 幼少期から身体の弱かった私は病院には慣れていても、周囲にこんな大きなものはなかった。

 

 私の地元は湯国市の温泉街にある民宿で、小学生になると実家のある山から町へと学校に通うようになった。

 その頃から原因不明の症状に悩まされ、いくつかの病院を転々としてやっと町特有のなにかしらの人工物が原因だとわかったのだった。もしもこの近くに住んでいたら、すぐにわかったのかもしれない。

 

 もっとも、薬や手術のおかげで身体が改善したのではない。普通の生活を送れるようになったのは、祖父の作っていた有機野菜のおかげだ。体質に合っていたんだと思う。

 

 祖父の野菜が回復の手助けになったのは間違いない。

 だけど……完治したのは、魔法少女になって身体能力が向上したからだ。

 

「電車はあっても山奥なのに、いつも人が多いですの」

「自然環境は身体に良いですから。むしろこういう場所のほうが良いんですよ」

 

 吹き抜けになっている天井を見上げて、入院している患者を思う。 

 

 いくら環境が良くて医療が優れていても限界がある。

 不治の病ともなれば、それはきっと、魂を差し出すとわかっていても完治を願ってしまう。ここはきっとキュゥべえにとって恰好の場所なんだろう。

 

「ラビさん、学生の方がいますの」

 

 那由他が向いている先には、深緑の上品な色と茶色のベレー帽が特徴的な服を着た人物がいた。

 

「あれは聖リリアンナ学園の制服ですね。同じく北養区にあります」

 

 その学校は立地が里見メディカルセンターと同じなだけあり富裕層が多い。敷地は広く建物は絢爛豪華。さらには入試は神浜でも屈指の高難易度だという。

 

 そんな富裕層の象徴のような制服を着た女子生徒は、キリリとした眉をしていて、佇まいはたおやか。服に着られている様子はなく、まさしくお嬢様といったもの。

 私たちに背中を向けた誰かと話しているらしく、その人物に向けてなにか――

 

「というわけでくれはさん、ご無理なさらずに」

「ええ」

 

 また、いた。

 

「どうしたんですの?」

「那由他様、行きましょう」

 

 横を早足で通りすぎると、なぜ気づかなかったのか不思議で仕方がない。南凪の制服のままだし、あの雰囲気はそうそういない。偶然を装うにしても無理がある。

 

 狙いが私だけでなく、もし妙なことを考えていたら危険だ。

 とはいえ結局、那由他が話を終わらせるまで待機して注意していたものの、危惧していたような事態は起きなかった。

 

 ただ、今度は帰りに商店街で買い物をしていた時だった。

 今日は良い野菜が入っていて、空気が一段と冷えているのもありシチューにしようかと話していたとき――

 

「シチューにはカツが良いらしいわ」

「そうなんですの?」

 

 ……また、いた。

 急に話に入り込んできて、那由他に変なことを吹き込まないでほしい。

 

「そうだ、ラビ」

「なんでしょうか」

「あなたのストーカー、捕まえておいたわよ」

「……はい?」

 

 急に話があらぬ方向に転がり始めて、彼女はその見た目に反した怪力で男子生徒を引っ張ってきた。

 

「いた、いたた……! な、なんなんだよお前! だから言ったろ!? 俺はストーカーじゃない! ラビに一目惚れしただけだ!」

「素性を調べ上げて尾行してたって言ってたじゃない」

「ま……間違いありませんの! ストーカーですの!」

「はあ」

 

 なんでもこの男性は、商店街を私を見かけてからというもの付けまわしていたらしい。

 運命とか言われてもまったく知らない相手だ。大きな騒ぎになる前にこうして判明したのは良いけれども……。

 

「なに」

 

 では、彼女がストーカーではなかったと。

 

 ……なら、なんで。

 説明しやすい理由ではなくなったことで、余計に疑問と恐怖が深まる。

 個人が調べられるにも限界がある。どこで知った、なぜ近づいてくる。なぜ、なぜ、なぜ。

 

「でも、いてくれて助かりましたの。今日はどうしたんですの? もしかして、またどなたかのお手伝いをしていたり……」

「ええ、旭と」

「やっぱりですの。知らない方ですの」

 

 ……旭?

 

「ところでそのヨーヨー……コマ? はなんですの?」

「ディアボロ。さっき買ったの。ほら」

「すごい、プロみたいですの!」

「有愛うららって人が講座してるって聞いて気になったから」

 

 うらら……?

 

 おかしい。

 旭も、うららも――そして私も、『午前0時のフォークロア』。

 

 各グループに散らばった私たちは関係性としては薄く、ひとりの魔法少女にすぎない。旭は時女一族と関与していればありえる。うららは、もしかしたら彼女の趣味が一致していたのかもしれない。

 

 これが偶然ならばいい。

 だけどもし、サーシャとまで会おうとしていたら――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネオマギウスに行こうと思います」

 

 思わず、ガタリと椅子から立ってしまった。

 

「ラ、ラビ殿……?」

「どうしたんですかラビちゃん」

「……なんでもない。続けてほしい」

 

 青く薄暗い空間。巨大な水槽の前に置かれた4つの椅子。

 そのうちの1つに座りなおして、残る椅子のうち2つを埋める魔法少女を見る。

 

 ここにいるのは旭とサーシャ。

 うららは二木市でやることがあるらしく、集まれなかった。

 

「やっぱり、ネオマギウスが良いと思うんです。今は誰もリーダーに向いていないそうで、組織としては動かないまま。時間が経てば瓦解してしまいますから」

「今のままでは我々の目的の結果は観測できないでありますな」

「それに……あそこならきっと」

 

 二人は口々に話を進めていく。私も本来なら異論はない。ただ眺めるだけでいいのだから、とやかく言うことじゃない。

 

 だけど、そこは――帆秋くれはが属しているではないか。

 

 暗闇から首を掴まれたような錯覚に陥る。

 ()()()()()()、どうしても、なにか大きな運命の流れや人知を超えた力を感じてしまう。これも自然の摂理だというのなら、諦念しかない。

 

「旭、帆秋くれはと会ったと聞いた。どこに住んでいるかは?」

「急にどうしたでありますか。確か……南凪だと」

 

 言葉にされた五文字を理解し、身体に大きな力がかかったように感じた。

 

 ……予想はできていた。

 南凪自由学園の制服なのだから、その可能性は高い。でも、信じたくなかった。

 

 拠点にしているここは、()()()に存在する神浜水族館だ。裏手にある海洋生物研究所から入らないと来れない分そうそう見つからないはずだけれど、その暗闇に潜んでいる気がしてしまう。

 

 あまりにも、あまりにも……偶然が重なりすぎている。

 まるで蜘蛛の巣のように、張り巡らされた糸の中心に彼女がいて誘き寄せているようだ。さながら私は捕まった獲物だろうか。

 

 干渉はしないと決めたのに、イレギュラーが私たちを狙っている。抗えない脅威にさらされている。

 私だけならともかく、最悪の場合、那由他まで――

 

「……白金」

 

 懐から時計を取り出し、眺めた。

 私の取るべき行動は合っているのだろうか。

 

 期待してしまったら、覆せなかった時に感じる絶望は大きくなる。

 それでも確かに信じたい気持ちがあるからこそ、最後に私たちはこの街に来た。

 

 でも……だけど。

 

 この時計は私の心だ。

 

「また、針が進む――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パパっとラビさんを攻略するRTA、はーじまーるよー。

 

「哲学書と歴史小説と園芸の本、でしたよね」

「くれはさんって難しい本読むんだ」

「か、かえでちゃんそれは……でもプレゼント用だから、うん」

 

 今日は珍しくブロッサムからのスタートです。もう始まってる!

 

 というのも、今回狙うのは氷室ラビ。

 八雲みかげ、里見那由他の両方と出会っているため、しめしめと近づくことが可能です。

 

 別の接触ルートとしては、かえでちゃん経由でも可能です。

 彼女の家の家庭菜園を手伝っている場合のみ、秋野夫妻からラビさんの話を聞けます。神浜市立大附属スタートだとこの辺楽ですね。

 

 ラビさんは畑や野菜に詳しく、魔法少女になった際の願いも土壌の改善と出自がファーマー。信頼度を最大まで上げてラビさんエンドになると一緒に土いじりの暮らしを送るらしいっすよ?

 また、父親の影響もあってか家事の合間に本を読むぐらいは本好き。ワゴンセールをしていればたくさん買っていくでしょう。

 

 つまり。

 

 このみちゃんと一緒にバイトして得た金!

 かこちゃんから買ったブックス!

 かえでちゃん経由で仕入れた家庭菜園の知識!

 

 ブロッサムの3つの心がひとつになれば1つのラビさん仕様は100万パワー。知識をパンパンにパンプさせたくれはちゃんが信頼度上げで遅れを取るわけがないんだよな!

 

 彼女は第二の七海やちよと商店街でうわさが流されるように、スーパーの特売デーに行けば必ず会えます。特売の情報はやっちゃんが持ってます。ポイントが10倍ね、ポイントが10倍……。

 では会いにイクゾー!

 

 

 

 

 ~少女移動中~

 

 

 

 

 「なにか用でしょうか」

 

 どうもラビさん……。

 道中なゆたんとみかげちゃんが付いてきましたが無事遭遇しました。信頼度上げになって良いですね、ええ。

 

 人参片手にウサギ感マシマシの彼女が『氷室 ラビ』。『午前0時のフォークロア』のリーダー格の魔法少女です。スーパー使用人だけあって家事はおまかせ。料理技能が非常に高いので料理大会があれば放り込むのもいいでしょう。

 

 ぴったり張り付いて行動している間、フォークロアとラビさんについて解説しておきます。

 

 彼女たちはもともと湯国市という場所で活動していた魔法少女です。

 事前に湯国市にいれば結成イベント『灰色革命』に関われますが、くれはちゃんには関係ないので超簡単に要約しましょう。

 

 魔法少女の生き方を慰めてもらいたかったり、なんやかんやで存在を広めようとしたら色々と事件も起こりもう大変。擁護派は全滅するし魔法少女撲滅派なんて勢力も出てきてパニックパニック大混乱。以上です。

 そんなこんなで魔法少女は救われないという結論に辿り着き、諦念に至る……という考えで動いています。あぁん? なんで? 救いはないんですか!?

 

 この広めようとして起きた事件事故はすべて『宇宙の意思』によるものだったんだよ! なんて飛躍した仮説をぶち上げたのがなゆたんパパの民俗学者里見太助。

 

 その仮説を確かめるため、太助と彼女たちは協力しているのですが……。

 一言で言ってしまうと、白タヌキが神浜なら仮説を確かめられるよと誘って実験しにきたグループです。第二部は外から来るグループがどこも面倒ごとを持ってくるとかフランスといいどうしてそんなに神浜を困らせるんですか?

 

 なお、『宇宙の意思』というものは太助が言ってるだけなので、少なくとも第二部の間は存在しませんし気にしないでヘーキヘーキ。

 その正体は上位存在や宇宙の法則、はたまた運命という因果とか誰かの願いの結果生まれた現象、もしくは白タヌキの工作や全部偶然の出来事だったなど、自由自在に考えられるフリー素材です。なんだよ宇宙の意思って(哲学)。

 

 太助は湯治してたり病気でもう長くない雰囲気を出してますが、そのうち治って元気にボクシングやるので心配も必要ないです。4003勝目指せ。

 

 というわけで、第二部の対処に忙しくなる僅かな期間の間、ラビさんの信頼度上げを行います。

 

 彼女となゆたんは本筋とは完全に別ルートで行動するので意識しなければ出会えません。

 こうしないと表舞台に出てくるのが遅すぎて、最終回で唐突に出てきた謎の魔法少女となります。つい最近は……那由他家に隠れとったのか?

 

 そんなラビさんの固有魔法は『概念強化』。

 固有魔法強化バフを与える唯一無二の超性能をしており、組み合わせと使い方次第では通常ありえない奇跡を起こすことすら可能です。

 

 というわけで最低限でも力を貸してくれるようにひたすら干渉しまくります。

 見守るだけのスタンスでもフォークロアのメンバーは普通に干渉してるので問題はないね。なんの問題ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラビさんとの初接触は無事終了。

 適切なプレゼントもしましたし、なゆたんの友人扱いの好感触で信頼度が上がってますねこれは……間違いない。

 

 もちろん翌日もラビさんの信頼度上げに動くのですが、その前に魔女退治のパトロール。

 今日は涼子さん経由でとあるキャラとパーティを組んでいます。

 

「これで一通り見て回ったでありますな。魔女の気配は消えたであります」

 

 そうだよ(肯定)。

 

 颯爽登場のマタギチックな彼女はスナイパー系魔法少女『三浦 旭』。フォークロアでありながら時女一族の分家でもある大先輩です。第二部第2章頃に時女一族と合流し、神浜に登場します。

 

 彼女は他のフォークロアメンバーとは違い、時女一族と敵対関係になっていなければ簡単に出会うことができるので、後衛不足のパーティの場合は勧誘してみるのもいいでしょう。

 対魔法少女戦であれば魔力探知の外からソウルジェムを狙い撃てるほど強いので、敵対すると怖いですね……これは怖い。

 

 そんな彼女の固有魔法は降霊術のようなもの。マジもんの幽霊を呼び出すことができます。真夏にピッタリの空気が冷える魔法ですね。

 

 結界に潜っていた理由はご存知の通り信頼度上げです。

 2人だけだったしいやもうキツかったっすね~今日は~三浦さん、上がりますか~?

 

「そうでありますな。朝からの狩りもこれぐらいにしておくであります」

 

 あっそうだ(唐突)。

 三浦さん、夜中腹減んないすか?

 

「魔法少女は夕方や夜にパトロールすることも多いでありますからな。疲れると減るでありますなぁ」

 

 ですよねぇ。

 北養区にぃ、うまい洋食屋のお店、あるらしいっすよ。今度行きませんか? 行きましょうよ。

 

「良いでありますな。腹が減るからと干し肉を懐に忍ばせたことはあるのでありますが、臭いで大変になったゆえ、別の手段を確保しておくのは重要であります。我も料理店には興味があるでありますな」

 

 旭殿の信頼度を上げて旭殿エンドを迎えると、すっげぇ山奥で共に狩りをしてジビエ料理店を営むエンドになります。このルートを目指すのならその辺の技量も鍛えておくと良いですね。くれはちゃんの料理技能? ねえよそんなもん。

 

 こうして周囲のキャラから上げていくことでラビさん陥落も早くなるのは当たり前だよなぁ? 将を射んとする者はまず馬を射よって名台詞を知らないのかよ(知将)。

 

 では続いて里見メディカルセンターに向かいます。

 なゆたんが一度向かったあと、ラビさん同伴でまた来るのでそこを狙い撃つぜ! やってることがストーカーだって? えっそんなん関係ないっしょ(弾丸論破)。

 

 電車での移動中もかかさず情報収集。

 既に彼女たちの素性に辿り着くための情報はゲットしました。

 

 氷室ラビの情報を得ることで、氷室さん家の野菜販売の情報を得ることができます。体の弱い子供を中心に有機野菜を販売しており、神浜でも買ってる人がいるので簡単に知ることができるわけです。

 

 そして野菜販売から『湯国市』というキーワードが手に入るので、湯国市観光組合のホームページをチェックナウ。

 

 すると以前開催されたフェストの情報と大道芸人『有愛 うらら』の名前が手に入りました。

 彼女はディアボロという空中独楽のプロですがこっちも負けてらねぇぜ。くれは、ディアボロストリングプレイスパイダーベイビー3分間、できるよな?

 

 ついでにこのフェストを調べると事故が起きたこともわかります。学生が多数乗ったバスでシ者(マイルドな表現)多数なんて事故がニュースにならないわけがないんだよなぁ。アーメン。

 

 他にも地元紙のウェブ版からは『朱鷺集落』などの情報も入りますが時女ルートやフォークロアルートでないと関係ないのでスルーだスルー。

 

 こんな感じで、ひとつ情報が手に入ればそこから芋づる式に出てきます。

 現代インターネットになんかもう、バラマキ、されそうで怖いっすねなんかね(時すでに遅し)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ストーカー!? 違う、一目惚れしただけだ!」

 

 あすいません、あの、商店街にぃ、変態男性がちょっと入り込んでるんですけど……不法侵入ですよ不法侵入!

 

 けしからん、私が喝を、入れてやるとばかりに到着と同時に男子生徒に掴みかかったのはお縄になりたいわけではなく、彼がラビさんを付けまわしているから。

 

 ラビさんの噂を流したり、那由他さん家に脅迫文じみた手紙を送ったり、運命の相手だとかなんとかわけわかんねーこと叫びながらコイツ目がイっちゃてる。神浜生まれ神浜育ちとかなんのカバーにもならないし多分変態だと思うんですけど(名推理)。

 

「ストーカーですって……」

「そういえばあの人、ずっと氷室さんを……」

「というか不審者ってもしかして……」

 

 ほーら世間からの反応が良い色になってきたぜぇ~?

 あとはラビさんを探してコイツを突き出せば終わりっ! 嬉しいだろォ!?

 

「はい、ありがとうございます」

 

 クールな表情でとぼけちゃってぇ……。

 

 ラビさんは意味深なことを言ったり終末時計の針を動かしたりと、彼女がラスボスのような大きな力を認識していたり、未来予知系の魔法を持っているのではないかと思った方は多いかと思います。

 

 しかし、本人がポエム気質なだけなので翻訳すると結構普通のことです。ポエット!

 あと時計も大切な物ではあるものの、特殊なものではなく手動で動かしてるだけなので、ラビさんの年相応メンタルがどうなってるかの目安なだけです。本物の終末時計と似てますね。

 

 とはいえ時計の針が0時を示すと魔法少女を全滅させようと動き始めるので気をつけましょう。フォークロア自体は4人+太助なのでそんな力はありませんが、だからこそラスボス側に付くルートもあるとかちょっと極端すぎるんよ~。

 

 よし、じゃあ解決法をブチこんでやるぜ!

 湯国市にラピヌお姉さまをシューッ! 超! エキサイティン!

 

 なんてすると一般人相手に地獄絵図のラピヌ無双が始まるのでやめておきましょう。お姉さまはやられたらやり返すタイプです。撲滅派が撲滅されます。

 

 里見メディカルセンターに行ったついでにフラグを立てておいたので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 




■今回の内容 
 『那由他さん家の平和な日常』
 『灰色革命』(一部分)
 氷室ラビ 魔法少女ストーリー 1話 『覆水盆に返らずとも』(一部分)
 氷室ラビ 魔法少女ストーリー 2話 『それは、青天の霹靂』(一部分)
 氷室ラビ 魔法少女ストーリー 3話 『胡蝶之夢の如く』(一部分)

■氷室 ラビ
 民族衣装な衣装の魔法少女。特に出自とは関係ない。
 フォークロアのリーダー格であり、本来他のメンバーは後半にならないと明かされない。ラビさんには宇宙の意思ならぬRTAの意思と戦ってもらいますの。

■三浦 旭
 マタギ系魔法少女。ミリオタで一人称は我で特徴ばっかりでありますなぁ。
 口調といい戦法といい名字といい便利なので正直ずっとくれはちゃんの横に置いておきたい。ログイン④(夜)で夕方は腹が減ると言う。

■有愛 うらら
 なんだかカエルっぽい魔法少女。名前しか出てないんよ。
 なんよ、なんね、なのんの活用を覚えればうらら語録は完璧。そ……そんなにおいしいのん?とは言いそうで言ってない。なにっ。

■栗栖 アレクサンドラ
 色々とデカい魔法少女。来栖ではない。
 このあとめちゃくちゃネオマギウスに参加した。

■くれはちゃん
 とくになにも考えてない。本人としては全部偶然。
 走者のせいですべての魔法少女の趣味嗜好と行動パターンを知らないのに知っていることになり、行く先々で現れては趣味に合う物を渡してきたり遊びに誘うタイプの怪異。

■宇宙の意思
 これRTAのせいじゃねぇか?
 
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