マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート 作:みみずくやしき
大勢の人の声に混ざって、パチパチと燃える音がする。
実物じゃないし、見えるだけで熱くはないけれど、ひとつの命を燃やし尽くそうとする炎はとっても綺麗で、触れられそうな気さえした。
「あの人……えーと、ジャンヌ・ダルクだっけ?」
「……タルトよ」
くれはちゃんの声以外に聞こえるのは外国語で、本来の私には何一つわからないはずなのに都合良くわかる。"乙女"と呼ばれた人が磔にされていて、今から処刑されるんだって。
『タルトッ!』
『今すぐ助けますっ!』
人混みをかきわけて、赤色と青色の二人の少女が走ってくる。
それを見て、くれはちゃんが「エリザ、メリッサ……」とつぶやいた。二人の名前みたい。
彼女たちは兵士の人に止められても火の近くに行こうとしてて、ソウルジェムを持ち出した。
だけどハッとした表情で磔の女の子に顔を向けて、動きを止めたの。口々に呼びかける言葉からしてテレパシーで話しかけられたらしい。たとえ魔女になっても一緒にいたいだなんて言っちゃって、共感しちゃうな。
まあ、彼女たちの静止の声も必死の行動も意味なんてなくて、タルトって子は炎の中に消えていくんだけどね?
その様子を見て、くれはちゃんは膝をついた。
「どうしてタルトは微笑んでいられるの。エリザも、メリッサも、手を伸ばしているじゃない……あなたが望んだ夢も、日常も、あるはずなのに……」
「ね? 人を助けて希望や喜びを得ても、こうやって終わりを迎えちゃうの。薄情だよね」
「……無駄だったって言いたいの?」
「そうさせたくないの。こんなことのためにくれはちゃんが命を削って頑張る必要はない。どうやっても悪意を消し去ることなんてできない。だから私たちは、あんな目に遭ってきたんだから……」
鏡の魔女になって、たくさんの悲しみと絶望を見てきた。
結局、世界はずーっとこんなことの繰り返し。誰かが手を伸ばしても一時しのぎでしかなくて、またなにかに蹂躙される。
願いでお父さんを遠ざけても、次はお母さんが私を苦しめ始めた。魔法少女になって『暗示』の魔法を得て自由に生きられても、魔女化の終わりがやってきた。そういう私自身に降り掛かった出来事のように。
「それでも……悪意だけじゃないわ。助けようって思う人は確かにいる――」
「その手が傷つけるんだよ?」
腕を動かすと景色がガラッと変わる。ちょうど良い場所が出てくるように操ったら、今度は里見メディカルセンターだ。
夜の病室は真っ暗で、ベッドにはくれはちゃんとよく似た人がいる。けれど背が低くて顔つきが幼い。そもそもの雰囲気が明るめで、小さい頃の姿というわけでもない。
「……あーちゃん?」
くれはちゃんの声は震えていた。
信じたくないって感じで、ベッドの上を見つめている。
「ほら、窓にキュゥべえがいる。契約の時だね」
「魔法少女、だったの?」
そのあーちゃんって子は、キュゥべえとしっかり話している。話の流れからして契約しようとしてるんだ。
確かお姉さんも魔法少女だったんだよね。三姉妹揃ってだなんてすっごい偶然。
『やっぱり、お姉ちゃんも苦しむの?』
『その可能性がないとは言えないね。姉と妹が遺伝性の病気になって、くれはだけに起きないとどうして言えるんだい?』
『……うん、決めた。ちゃんと叶えてね?』
『もちろん――』
くれはちゃんそっくりで優しいよね。"私の命をお姉ちゃんたちにあげて"なんて願えるんだから。それは魔法少女としての死を望むものと同じだから、すぐに力尽きてベッドに倒れちゃうのに。
さすがのキュゥべえも、まさかそんなことを願われるとは思ってなかったみたい。『わけがわからないよ』と言い残して去っていっちゃった。
「違う、私はずっと病気で死んだと思ってて……! 葬式、だって……」
真っ暗闇よりも、暗闇の中に差し込む光が遠ざかることのほうが苦しい。光に焼かれることだってある。悪意も善意も同じ最後に辿り着く。
だったら最初から、そんな光がなければいいんだ。
心の景色が喫茶店に戻る。けれど私たちの席以外は荒れ果てていて、窓から見える外の景色も荒廃していた。
「……じゃあ、なんで私は魔法少女になったの?」
くれはちゃんは顔を伏せて言った。固く握りしめた拳をテーブルに叩きつけて、肩を震わせ泣いていた。
「お姉ちゃんも、あーちゃんも、私のことを思ってくれてたのに、私は私のことだけ考えて……意味なんてなかったじゃない。二人の想いまで無駄にして――!」
「二人とも善意を持って願ったのにね。今もこうしてくれはちゃんを苦しめてる。結局、こうなっちゃうの。悲しいよね、辛いよね。だから……」
向かい合っていた席を立って、隣に座る。
これでわかってくれたはず。これで、信じてくれるはず。
息を吸ってゆっくりと。
約束の言葉を口にした。
「魔女になって?」
最後のテーブルが崩れていく。もはやこの空間には闇しかない。私たちの身体だけが、光が差し込まないのにくっきりと見えるだけだ。
「私ね、考えたんだ。世界が滅んでも一緒にいたいから、どうすればいいかって」
「あなたまで、おかしく……」
おかしい? おかしいよね。
今の私はもう、魔女の側にいる。なのに、まだ友達と一緒にいたいと思ってる。
前だったら会えただけで満足できた。こっち側に来て欲しくない気持ちがあったに違いない。
でもね、ひとりぼっちはもうイヤなの。
すぐそこにいるのに気づいてくれない気持ちはもうたくさん。捨てられたくない……忘れられたくない。
この気持ちは帆奈ちゃんが『暗示』を捨てた日に始まり、くれはちゃんが"さよなら"を告げた日からどんどん強くなっていた。
もちろん怪我させたくないし、苦しめたくなんてない。
けど滅ぼしたい気持ちも抑えられないの。私たちを苦しめた世界の真相を。あらがえない世界の仕組みを。全部台無しにしてやりたい。
だから、これしかないの。もう、魔女なんだから。
「大丈夫。『対象変更』の魔法を持ってる人がいるでしょ? 私の魔法にかけて精神を『移植』すればいいの。そうすれば、くれはちゃんも帆奈ちゃんも、ずっと一緒にいられる」
本人に協力を頼まなくったって、ミラーズのコピーなら固有魔法も使えるし、いくらか手間がかかったり個体差はあるけれど、数も揃えられる。できないことのほうが少ない。
それに滅ぼす方法だってもうある。いつだって始められる。
だからあとは、帆奈ちゃんとくれはちゃんだけ。二人が来てくれたら終わりが始まる。
くれはちゃんを先にしたのは、ソウルジェムがボロボロでいつ死んでもおかしくなかったから。この世界に奪わせたくないもの。
その気持ちは隣り合う世界を覗いてみるうちに、どんどん強くなっていった。
ある時は自分でソウルジェムを砕いて死んでいた。
またある時は私の傍にいてくれて、神浜のみんなと敵対していた。
そもそも、私と出会ってない世界だってあった。
でも不思議なことに、全体で見てみれば、くれはちゃんがみんなと仲良くしていることのほうが少ない。会っても1人か2人。今みたいに100を超える魔法少女と出会ったことなんて見たことない。
だからこそ、この世界は一番の最悪なんだ。
どうやっても、なにもかも絶望で終わるのに、それだけの数の悲しみを受け止められるわけがない。こんな世界に、くれはちゃんが耐えられるわけがない。
滅ぼそう。
滅ぼして、そんな苦しみを味わせないようにしよう。魔女になって一緒に暮らそう。
害するわけじゃない。救うためなんだ。間違ってるわけがない。
くれはちゃんも、帆奈ちゃんも、私も、みんなみんな幸せになれる。
みんなが救われる、たったひとつの方法なんだから。
「……でも」
「でも? まだなにかある?」
「私は両親に愛されてた……どんな形でも、それに違いはない。だから魔法少女になったんだもの……魔女になったら、否定するみたいだわ……」
「うーん? お父さんとお母さんもああだったんでしょ?」
当たり前のことを言ってもしょうがないと思うけれど、聞かれたら答えちゃうよね。
だけど、くれはちゃんは首を傾げたの。
「あ、もしかして、まだあの『暗示』は解けてない? ほら、くれはちゃん言ってたよね。書斎で見つけた……あれ? 誰も解除できないようにって、私たちにもかけたんだっけ。私の『暗示』と帆奈ちゃんの『暗示』の二重ならそっか」
「そんなの、知らない……」
あー、そっか。そっか……んふふっ……。
「だって、お父さんとお母さんのこと、嫌いでしょ?」
くれはちゃんはなにも答えなかった。わかるよ、同じだもの。
私だってお父さんを殺して幸せを取り戻そうとしたのに、他愛ない昔の思い出を思い出して止めてしまった。逆もそう。どんなに好きでも一滴の泥が台無しにしちゃう。
けれど、優しいからそれを認められないんだよね。
んふふ、任せて、すぐに――
『くれはーっ!』
「ひなの先輩……!」
もう、邪魔だなぁ。
外から聞こえるだなんて、よっぽど強い想いがあるみたい。
「ここはくれはちゃんの心の中だよ。時間の流れは違うし、誰も入れるわけがない。入れたところで、抜け出す方法も――っ!?」
そのはずなのに、暗闇の色が変わっていく。信じられなかった。見通せない闇は雲が浮かぶ夜空に変わり、クッションみたいな星が浮かび始めて、顔の付いた変な大きい月がふっと現れる。ゆらゆら揺れるベッドまであって、文字通りの
「心を繋げてみたけど……あ! あっち!」
「おぉ~……じゃあみんな寝ようかぁ~……それで抜け出せるからぁ」
私たちの空間に土足で入り込んできたのは3人。
先頭を走る白衣を着た小さい魔法少女は、確かくれはちゃんの先輩だ。
その後ろにいるフード付きのマントを着た小動物みたいな子も見たことがある。くれはちゃんと帆奈ちゃんが戦おうとした頃にいた。
だけど、そのまた後ろ。パジャマのような衣装で眠そうな魔法少女はよく知らない。
それが誰にせよ、私の感情がマイナスの方向に揺れたことに違いはない。
やっぱり、私たち以外にも友達がいるってツラいな。特に、私がいなくなった後に生まれた繋がりだなんて、否定の証明を突きつけられてるのと同じだ。
彼女たちは私たちの前まで来ると、一様に私に視線を向ける。ひなのと呼ばれた魔法少女がくれはちゃんに近づこうとするのを、間に入って止めたからだ。
「……オマエが、"みこと"なのか?」
「そうだよ。あなたに呼ばれる筋合いはないんだけど」
本気で睨みつけてくるし、はあ、とため息をついた。演技じゃなくてほんとの気持ち。
残念だけど、こうなったらこの空間にいる意味がない。他の魔法少女がいたらこっちが台無しだもん。抜け出せる方法はわかんないけど、こうも自身満々だとあるんだろうな。ふーんだ。
「じゃあくれはちゃん、また今度ね。死なないって約束してね」
くれはちゃんに『移植』できたのに移動するのは癪だけれど、今の私はただ寄生するだけの存在じゃない。本体の鏡の魔女を動かせるのだから、"ひとつになる"その時までいくらでもチャンスはある。だって、どんな場所でもすぐ行けるし見られるんだから。
たとえ死んじゃっても……過去を変えてどうにかするから、んふふっ。
でも、どうしてすぐ対応できたんだろう。外にいない魔法少女もいたし……。
なんて思って意識の表層に上がったら、その答えはくれはちゃんの視界にしっかりと映った。
「はぐりんの『魔女特効』乗せたから、ドーンとやっちゃって!」
最初にいたネオマギウスの四人の援護を受けた"彼女"が、株分けの鏡の魔女が放つ銃撃を避けて、影のような真っ黒な剣を叩きつける。結構効いたみたいでグラついていた。
……ああ、やっぱり。帆奈ちゃんだ。
私のじゃない固有魔法を使ってても、しっかり使いこなしていてすごい。頭良いんだろうな。
もうちょっと待っててね、次は帆奈ちゃんに見せてあげるから。
◆
こいついつも囚われてんなのRTA、はーじまーるよー。
第一部の時は攫われたり、二部前は夢のフランスに送り込まれたり、常々散々な目に遭っているくれはちゃんですが、瀬奈みこと改めせなみこが精神にダメージを与えてくれるということで、このまま見てみましょう。
景色がだんだん変わっていってクォクォア……フランスね!?
「あの人……えーと、ジャンヌ・ダルクだっけ?」
あらタルトさんいらっしゃい! ご無沙汰じゃないっすか!
この場所は今一番ホットなフェスティバル。中世フランス式キャンプファイヤー……なんて生易しいものではなく、火刑による処刑のタイミングですね。お前なかなか~良い場面選ぶじゃねぇか。
タルトはverFinal後。ラ・レーヌの黄昏を倒すために魔法少女を超えた代償として、もうグリーフシードによる浄化すら受け付けなくなっています。
歴代魔法少女の中でもトップクラスの因果を持つ彼女が魔女化したが最後、通算何度目かの世界滅亡。世界を救うためにはソウルジェム割るしかないなんて悲しいなぁ……。
とはいえそこは歴史に名を残す"
タルトは火あぶりにされても泣かないんだよな! ウッス! メリッサとエリザが駆けつけてきても想いは変わらないっす! おーすっげ……(感涙)。
信頼度が高いキャラが退場すると精神にダメージを受けるので、タルトイベント3連続で信頼度を上げ続けてきたくれはちゃんには効果的ですね。燃えるほどみるみる穢れが増えていくぜ~?
「ね? 人を助けて希望や喜びを得ても、こうやって終わりを迎えちゃうの。薄情だよね」
(タルトの旅路を否定するのは)ちょ、ちょっと横暴ですね……。
次に到着したのはまたも里見メディカルセンター。登場回数多いっすね。
「ほら、窓にキュゥべえがいる。契約の時だね」
お? おぉ……そういう、関係だったのか……。
懐かしの神浜魔法少女ファイルが更新。帆秋あかりの正体見たり! くれはちゃんの妹と知られる帆秋あかりの本性は姉に隠れて契約を行うお手本のような魔法少女だったのかあっ!
これだけではあっ、そっかあ……と驚くだけで終わってしまうところ、願った内容が良いですね、ええ。
姉である帆秋るいが願った『妹たちの病気を治して』も、妹が願った『私の命をお姉ちゃんたちにあげて』でさえ、二人が退場していることに加えて、くれはちゃんが魔法少女になったことで無意味になっています。(見事に全員が噛み合ってなくて)これはキツイですよ。
今までくれはちゃんが気づかなかったのは……この辺の願いの副作用が上手いこと重なったり、姉のほうの固有魔法が良い感じに色々誤魔化してくれてたり、そもそもくれはちゃんの知力が低いからとかじゃないっすかね?(適当)
というかダメージ受けすぎ……受けすぎじゃない? くれはちゃんの精神はほぼほぼ終わり。不思議ですね。
永続的な穢れ上昇量増加デバフが常に新鮮な穢れを供給。物理と精神の両方の面でソウルジェムを、徹底的にソウルジェムを苛め抜いた結果がコレです。
さすがにこれ以上ダメージ食らって魔女化したら元も子もないのでそろそろ逃げたい……逃げたいんですが……これどうやって逃げればいいんだ?(ガバ)
現実の身体は意識がぶっとび昏睡状態!
会話の主導権は向こうに握られ頷くまで帰してくれそうになく!
むしろ魔女化を望まれてるような始末!
「魔女になって?」
嫌です……。
一応交友関係があったのにここまで痛めつけてくるなんて、こいつすげえ精神だぜ?
この時期の瀬奈みことはもうかなり魔女側に寄っており、移植した人格の自我を失うこともあるヤバヤバのヤバ状態。生前の彼女とはもはや別物と思っておきましょう。
「大丈夫。『対象変更』の魔法を持ってる人がいるでしょ? 私の魔法にかけて精神を『移植』すればいいの。そうすれば、くれはちゃんも帆奈ちゃんも、ずっと一緒にいられる」
あっ、ふーん……。
せなみこお前いつからそんなテクニシャンになったんだ? そうっすね、ミラーズを利用すればいい訳だ。
今さらな話ですが、今まで一切行ってないのでミラーズのコピーの解説をしておきましょう。
果てなしのミラーズ内に出現する魔法少女のコピー体は、一度でも内部に入った魔法少女の見た目や能力をコピーします。
これ、困ったことに固有魔法までコピー対象です。
つまり最初の固有魔法決定作業でチート固有魔法を選ぶとここで地獄を見ます。
超火力を願えば自分に向けられ、攻撃を防げる絶対無敵能力を願えばこっちの攻撃が通らない。洗脳魔法やえげつない状態異常を用意したらそれがこっちに飛んでくる始末。時には勝手にパワーアップしたコピーのせいで平行世界と繋がったり、突然世界滅亡の引き金を引いてゲームオーバーなんてあるらしいっすよ?
そして最大の問題は、それらが複数体で徒党を組んでやってくる地獄絵図。もうダメだ……おしまいだぁ……。
第一部レギュならミラーズガン無視でいいので楽なんですが、第二部だとそうもいかないので固有魔法の選定が重要です。
その点『停止』くんは魔力消費がクソ重なので、コピーですら多用してきません。本質の『対象確定』を使うには本人の"認識"が必要なので限度があり、なにより普通に使ったところで動きを止められるぐらいしかありません。複数人で囲んでボコればいいだけです。
幸い所詮は使い魔なうえ、せなみこのINTもそんなに高くないので、こちらがやるハウスルールで禁止されそうな最強最悪コンボはしてきませんが……単体で強い固有魔法は要注意ですね、ええ。
『くれはーっ!』
来たっ、来たっ、来たなぁ!?
みゃーこ先輩来てくれてありがと~! 観鳥さーん! 観鳥さん見てるか~!? フラーッシュ!(潜在スキル)
精神空間だっていうのに味方が来るなんて信頼度を上げておいた甲斐があったもんだぜ。
時間の概念がないってことは、いつ入っても同じってことじゃないかな?(因果逆転)
そして見てくださいこのメンバー! え!? 現状の特攻魔法少女揃い踏みでしょうこれ!
「心を繋げてみたけど……あ! あっち!」
「おぉ~……じゃあみんな寝ようかぁ~……それで抜け出せるからぁ」
ご存知みとさんの固有魔法は『心を繋げる力』。これで外部からの入り口を作るわけですね。
続けて、ネムネムの顔の蛍が枕で丸ごと食べたのでしょう。すると睡眠中扱いになり、精神空間が夢の世界化。フィールド魔法が発動したことで環境とルールが書き換えられ、脱出方法が突如出現します。魔法少女の固有魔法の組み合わせは無限大! 君も探してみよう! 目指せ、最速!
「じゃあくれはちゃん、また今度ね。死なないって約束してね」
あっ帰ってくれる!? 帰ってくれるそうです。
次のアポを勝手に取り付けられましたが、あっいいっすよ(快諾)。退場する時はお前と一緒だからなぁ、後半の約束なんて関係ねぇんだよそんなもん!
ちょっかい出してきたせなみこの目的は、くれはちゃんを味方化したうえでの魔女化っぽいですし、目的を伝えてきたのでまた『移殖』を受けることはないでしょう。
彼女は突発的に色々としてくるので、信頼度最悪で札害(マイルドな表現)目的だったら亜空間から包丁が飛んできたりします。リセとリカバリーで大きくロスしていたところです。初期交友関係に突っ込んでくれたランダム要素くんもたまには良い仕事するな。
「くれはは無事……じゃない、な。早く起こして結界からも抜け出すぞ。全員寝れば逆に起きられるんだな?」
「そうだよぉ~……でも、寝られるかなぁ?」
「大丈夫だからね、私たちが手を繋いで一緒にいるから」
悠長に寝付くまで待ってられないんだよね、それ一番言われてるから。
燦様がサーッと睡眠薬を盛ってくれたら早いんですが、いないし作ってないだろうし私いじけちゃうし。
「うーむ、あんまりこういう手法は良くないんだが……アタシが魔法で眠らせよう」
「えっ、バーンって!?」
「それじゃ永眠だねぇ~」
「違う違う! 爆発以外もできるんだよ! 伊達に長年魔法少女やってないぞ!」
おう漫才やってんじゃねぇんだぞ!
まあみゃーこ先輩なら睡眠薬ぐらい用意できるでしょう。さすが、謎の液体に満ちた試験管やらフラスコが入ってるカバンが魔法少女の標準装備なだけはある。
それでは無理やり寝つつ……起床! 起きろ朝だぞ!
◇
起きた結果、株分けの鏡の魔女戦に巻き込まれてしまいました。
真っ白のシンメトリー切り絵みたいな姿をしているのが
攻撃方法は銃を持った人型の切り絵を出現させての斉射。ご覧の通り範囲攻撃なので避けるのが難しいです。
まあホーリーマミさんの弾幕に比べたら余裕なのでそう焦ることはありません。
なにより、くれはちゃんを助けるまでの間にひめなとサーシャ、時雨ちゃんとはぐむん、あとどこから来たのか帆奈ちゃんが応戦。かなり強いので厳しい戦いでしたが、もう勝ち確の領域でしょう。
「みんな離れて!」
ヒューッ! 超強化みとさんの『ツキササルイバラノヤ』だ!
直撃を受けた株分けはアワレにもしめやかに爆発四散! ナムアミダブツ!
戦ってる間にせなみこは使い魔でも使って果てなしのミラーズ本体に行ったでしょうし、結界が消えて海岸に戻って来たのでめでたしめでたし。リカバリー大成功。
で、なんで帆奈ちゃんがいるんですかね?
「あたしはずっとあんたの影の中にいたんだよ。それで瀬奈の声がしてもしかして……って思った。また前みたいに心が囚われてたらって心配だったから、雫に頼んでみととか連れてきてもらったんだよ」
「蛍のことは真里愛から聞いてたからな。アタシが推薦した」
はえ~そうなんすねぇ。
……前ってなに? そんなイベント踏みましたっけ? チャートにも書いてないですし、またこいつスキップ中に……(辟易)。
ともかくくれはちゃんはもうボロボロ。準備万端なのでお家に帰ってラスダン突入まで大人しくしているので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
■今回の内容
第二部第11章『喜びと悲しみの終幕流転』(一部分)
瀬奈みこと 魔法少女ストーリー 1話『出会ってしまったふたり』(一部分)
瀬奈みこと 魔法少女ストーリー 2話『偽りの中で』(一部分)
瀬奈みこと 魔法少女ストーリー 3話『夜になる前に』(一部分)
■みんなの敵ルート
帆奈ちゃんや観鳥さんが死亡しプロミストブラッドへの復讐のみでくれはちゃんが生き続けた場合、最終的に瀬奈みこと側に付く。RTAしないとこうなるので、むしろこっちが正規ルート。
それは行き場のない自暴自棄か。魔女と化した友人だけでも守りたかったのか。彼女の想いは誰も知らず、鈍く光るカトラスだけが突き付けられた。
■未来紗枝ちゃん
「神浜の、みんなの――敵にならないで」とは上記のこと。
家族は全滅するし唯一過去を知ってるくれはちゃんはこうなるしもうめちゃくちゃや。