マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート 作:みみずくやしき
同じ匂いがしたからさ。あたしと同じでこの世界を憎んでる奴だと思ってた。
『私たち瀬奈と帆奈で似てるって言ったでしょ? それでこの人は帆秋。私と合わせたら帆奈だよ? 似た者同士三人で組もうよ!』
……ああ、嫌だね。あたしらの世界にずけずけと入ってきて、それでも気にくわないと思わなかったあたしがさ!
むかつくんだよ。あんたが間に合えばさ、瀬奈はああならなかった。いや、そもそも手助けしなければ増長することだってなかった!
あはっ、ま、もうどうでもいいけど!
あの日、調整屋に向かうお前を偶然見つけてピンと来たんだ。このあたしが神様ってのを信じたよ。あんたを見て全部思いついたんだから! 関わった人間が傷ついて、不幸になってったらどんな顔すんのかなってさ!
だから仲良くしてた春名このみを狙った。そいつを助けなきゃ傷つかなかったんだって見せたくて他にもいくつか仕込みをした。
静海このはね~。うん、憂さ晴らしだったけど、仲良い奴らが疑心暗鬼で壊れてくのは最高だった! で、くれはが助けたら好都合。最後は目の前で殺してやるつもりだった。お前が関わったからだってね。
常盤ななかなんてのもいたね。同じような澄ました顔してさ、こいつの人生滅茶苦茶にしてやったらどれだけスッキリするかなって練習ついでに前にやったなぁ。
……でもさぁ、イージーにしてやったのに、なんであたしを見つけられないの?
昔さぁ、自分の魔法がなんなのかわからないときに横から使い魔を掻っ攫ってたり、瀬奈とコンビで戦ってたときに横槍を入れてくれたよね。
頼んでない時に首突っ込んできてさ、なんで今は見つけられない!? 記憶を封じても手を伸ばすんじゃないの!?
静海このはたちを孤立させた。そいつらが犯人だって噂も流した。くれはが追ってることも流した。だったらあんたは真犯人を探そうとするでしょ! 助けようと!
今だって犯人だって言われてるこのはのとこにいるのに、あいつはここに来ようともしない。水名神社で見たあとは調整屋に行ったのを見たっきり。
瀬奈の『暗示』は本当に便利だ。自分に使えば魔力の反応を止めることもできる。あとは隠れてれば見つかりっこない。今だって、すぐ側にいることに気づかないで呑気にしりとりなんてしてる!
ここは隠れ家だって目の前にいるこのはは言ってたけどバレバレ。まあ、見せた幻覚にまんまと引っかかるようなヤツだもん。しょうがないか~。
……こいつらは気づいてないけど足音がする。前に来た七海やちよか、それとも。
「わたしが来たぞー! ふんふん!」
「だ、誰!?」
「そう! 最強魔法少女! 由比鶴乃とはこのわたし!」
扉を勢いよく開けて入ってきたのは無駄に明るいやつ。確か……『
遅れて入ってきたのはやっぱり七海やちよ。それにまだ来る。常盤ななかのチーム四人に見たことない三人組。……どんどん役者が揃ってるってのに。
あいつらはどうしてここに来たのかとか、『暗示』の魔法を使うのが『サラサハンナ』だとかを目の前で話してて滑稽。
でも、お前はいない。関係ないやつらがここまで探し当てたのに。
けれどもう自分から名乗り出てやろうかとしたとき、また扉が開いた。
そいつは走ってきたみたいで汗が浮かんでた。淡い栗色のロングヘア。青のセーラー服。無駄に見た目だけは良くて、澄ました顔がむかつくあいつ。
「くれはまで! 本当に勢揃いじゃない……!」
あいつは周囲を見渡すと言ったんだ。聞き慣れたけど記憶に追いやったあの声で。
「いるんでしょ、帆奈」
「……あは――」
やっと。
「あっはあっはあっはははあっはあは! あっはははははあっはあっはあっは! あっはははあっはあはああっははは! あひはははははあっはあっははあは! あははははあっはあっはあっはは!」
全員の視線があたしに向けられる。ここが最後の舞台の幕開け。
「やーっと、見つけたんだ……! ほら、あたしがお目当ての更紗帆奈。お前らが探してた真犯人だよ!」
睨まれる。驚かれる。あっは! 色んな感情がぶつけられてぐちゃぐちゃ!
だから、だからだからだからだからだからだから! 変わらないその顔が澄ました顔が見つめるその目が青みがかった黒が! むかつくんだよ!
「遅かったじゃん。せっかく探偵役に選んであげたのにさぁ、くれはぁ? お前がちんたらしてる間に何人昏倒したのかな〜?」
「……帆秋さんの知り合いなの?」
七海やちよがそう言う。それだけじゃない。自分たちに魔法をかけたかどうか。降りかかった災厄はあたしのせいか。瀬奈がどこに行ったのか。なんでもかんでもあたしに聞く。
あんまりにも煩わしいからうるさいって叫んでやろうとしたら、その前にくれはが止めた。
「聞かせて。本当に、あなたがやったの?」
「ひひっ、そーだよ全部あたしがやった! 言ってんじゃん、真犯人だって!」
こいつはあたしに記憶を封じられて覚えてない。あのときは咄嗟でやったことだったけど、今になって思えばそれで良かった! お優しいあんたはお友達に怒りなんて向けられないからね!
「随分と図に乗っているようですが、状況を理解していないのですか? こちらは多数。あなたは一人。囲まれているのに逃げられるとでも? それとも大人しく捕まってくれますか?」
「あはっ! 勘違いしないでよ~……逃げられるから出てきたんだけど?」
こいつら、『暗示』をなんにもわかってない。この口を開けてる時点であたしがどれだけ有利か頭の隅っこにも考えてない!
「鬼ごっこしよ? じゃ、『百まで数えたら追いかけてね~!』」
七海やちよに由比鶴乃、このはたちが動かない身体に驚いてる。
これでもうこいつらは本当に百数えるまで動けない。あたしは手を振って悠々とこの場を出ていける。でも完全に見失ったら楽しくないし、そのうち出てくるから少し外で待ってから追いつけるように移動してあげるけどね?
適当に移動して、どっかの廃ビルで最初に来たのはこのはたちだった。見つけるなり襲いかかってきて、あー怖い。
突撃してきた赤いやつの足を引っかけて、黄色いやつの攻撃を避ける。で、青いやつのは杖で弾く。
「っ、嘘でしょ、三人の攻撃を捌くって……」
もうあたしは昔のあたしじゃない。これぐらいのことはできる。
槍、斧みたいなやつ、デカい武器。連携は厄介だけど、時々『暗示』で止めてやればもっと簡単に!
「ぐっ!」
「このは!」
この使い方、『停止』を参考にしたんだよね~! 『暗示』は繊細だからさ、咄嗟に使うにはこれぐらいしかできない。結構簡単に解けちゃったりするしね〜。だけどこうすれば効果抜群!
「どうしたのー? 調子が優れないならもう一回見せてあげよっか? それでまた叫びなよ。あやめぇ~ってさ!」
「な、なんなのさこいつ……!」
「抑えてこのは、アタシらを怒らせるのが狙いだよ」
「……わかってるわ」
なーんだ。落ち着いちゃってつまんないじゃん……! もっとつまればいいのに!
「じゃ、次は『二百まで数えてね~!』」
しまった、みたいな顔を向けるけど飽きちゃったし。
で、場所を次々と変えてった。あいつらもちゃんと追いかけてきてくれて、七海やちよと由比鶴乃の組み合わせが来たり、屋上で常盤ななかと会ったりしたね~。途中で関係ない魔法少女なんてのも見たけど、追いかけられてるってわかると逃げてった。
……そして、遂にあたしを追ってきたんだ。帆秋くれはが。
本当に遅いよ。いつだってお前は遅い!
さあ追ってきなよ。そこが全部の幕引きの場所。更紗帆奈の最期なんだから!
辿り着いたのは新西区の建設放棄された現場。ここなら人目につかずに思いっきりやれる。周囲には『暗示』で従わせた魔女を配置してあるから他のやつの手出しも邪魔できる。
目の前にいるのはあの帆秋くれは。
赤い羽根が付いた帽子に緑の衣装。鳥の羽根を模したカトラスを構えてあたしを睨むその姿。
だんだんと崩れてく表情を見ると、胸の内から感情が湧き出てくる。
「さ、探偵役が犯人を追い詰めたら、決まってるでしょ?」
「すぐに全員来るわよ」
「来ないよ。お前がスズネとかいうのに襲われてたとき、白いやつを同じように足止めしてたんだから」
怒りのような鋭い感覚が皮膚を刺す。
あはっ! そうだよ、怒れ、怒れよ!
お前の戦術とも呼べない戦い方は知ってる。カトラスを用いた接近戦しか能がない。
それを補助するのが『停止』。で、瀬奈と検証したからわかってるよ。『暗示』は命令する必要があるから口を止められるあんたの『停止』と相性が悪いって。
でもあんたの弱点も知ってる。人一人丸ごと止めるのには湯水のように魔力を使うって。そして止められるのは一つにつき一つ。あたしを全部止めたらすぐに魔力がなくなるけど、だからって口だけ止めてもあたしは動ける。……でもあんたは止めるしかない。『暗示』がどんなものかさっきわかったんだから!
そしてそれをむざむざとやらせると思う!?
「『お前は『停止』を使うな!』」
あいつが驚いた顔であたしを見る。予想してないとでも思ってたのか。
動くなって言えばすぐにケリはつく。でもそれじゃつまらないじゃん!
「不思議そうじゃん。サシでやりあおうってだけ。一度戦ってみたかったんだよ……!」
いひっ、あたしの黒い杖とそのカトラス、ぶつけあって傷つけ合おうよ。互いに生命と魔力をすり減らしてぐちゃぐちゃに混ざろう? それがこの世界に残された最後のキラキラしたものなんだから。
飛び込んで杖を振るう。あいつはそれを避けて斬ってくるから杖で受け止める。
……カトラスが軽い。直接受けたことはないけど、こんな重みじゃないはず。
そっか……手加減なんてするんだ~……? もっと傷つけないとわからないんじゃ、仕方ないよね~?
だから振るう速度を上げる。それでも弾いてくるけど、だんだん呼吸が乱れて追いつかなくなってきてる。ねえ、こんなもの? この程度じゃないでしょ!?
「――まずっ……!」
絶対に腹に入ったと思った攻撃が弾かれた。やればできるじゃん。
それからは見えない攻撃が混じり始めてきた。今のあたしですら反応できないって、やっぱり……面白いよね!
……ああ、でも、なんかおかしくない?
くれははこんなに一撃に感情を込めてたか? あいつはもっと、淡々と斬ってなかったか? そしてなにより、こいつは怯えてないか? 最初、驚いてなかったか? あのいつも澄ました顔をしたくれはが?
疑いだしたらキリがない。確かめるように離れて顔を見ると――笑った。
違う、あの頃だって一度も見たことないんだ! こいつは帆秋くれはじゃない!
「へえ、気づいたんだ」
映像がブレるみたいに姿が変わる。
淡い栗色の髪は青に。緑色の衣装も青に。カトラスは三又の槍に。こいつは……水名神社で見たことがある……! 確か、水波レナ!
なら本物はどこに行ったかと考える前にそれは起きた。空間が歪む。結界とかそういうのじゃない。見たことのない方法で現れたのはさっきまで戦っていたはずのくれはに、紫のマフラーを巻いたやつ。
「……あとお願い。焦ったわよほんと」
騙してた怒りをぶつけてやろうと口を開こうとしても動かない。……こいつ、確実にあたしの口を止めるために!
「雫、レナとまさらを連れて撤退! 全員にこの場所を連絡して!」
「あんた後でシュークリーム奢りなさいよね! 絶対!」
「……任せたから」
あの白いやつまでここにいた……! こいつら、最初からこれが狙いで組んでたっての……!
むかつく。騙したことも騙されたことも。見抜けなかったことが一番むかつく。
よく見れば全然違う。さっきまでの偽物と比べて表情が違う。カトラスの構え方が違う。そしてあたしを見る目が違う。
今度こそ二人だけの空間に邪魔者はいない。
もう、あたしも余力なんて考えない。全力で行く。
さっきよりずっと速く杖を振る。でも、なんなく弾かれた。カトラスは砕けたけどすぐに作り直して反撃してくる。魔力を使った遠距離攻撃を混ぜてみても避けられる。そしてまた互いの武器をぶつける。
そうだ。そうだそうだそうだ! これ、これだよくれは! やっぱり偽物とは違う! 打ち付ける重みが違う! あたしを殺そうと狙う切れ味が違う! 怯えてなんかない! お前だ、お前がいるんだ!
カトラスが間に合わないなら拳で殴ろうとする野蛮さ! いつの間にか背後にいるその速度! あたしが待ってたのはこれ!
何度も何度も何度もぶつかって砕けて傷ついて、ようやく大きな怪我を与えたのはあたしが先だった。
杖の先、円のようになってる部分の棘を振り向きざまに突き刺して、やっと一発。
傷口は結構深い。痛い? 痛いよね! 血が出てるもの! だから生きてるんだよあたしたちは!
「この強さ、まさか……!」
あはっ! 気づいてくれた? 使い魔に苦戦して、魔女を『暗示』で操って戦ってなかったあたしがなんでこんなに強いと思う?
自分に『暗示』をかけてるんだよ。無意識で働くリミッターを全部外してんの! 口を止めたってもう遅い! だからそのバカみたいな力に対抗できる。どれだけ速くても反応できる。お前を超えられるんだよくれは!
全力で戦ってるんだ。だから見せて全力を!
後先考えずに魔力を使って、数えるのも億劫になるほどの紫のダガーを作り出す。さあ、これを受けるの避けるの!?
突っ込んでくるのが六割。防御で凌ぐのが三割。ひひっ、無様に逃げるのが一割ってとこかな~?
だけどまったく動かない。やってることはこっちを見据えてるだけ。
「あっはははは! そんなんアリ!?」
こいつ、カトラスを投げて相殺しやがった。しかも何本かはその場で止まってからあたしに絶え間なく飛ぶようになってる。本当に……本当に面白いよ!
あ。
というか、今あたし喋った?
「止まれ!」
どっちが先にそれを言ったのか。それはあたしの口が示していた。
動く。それに対してあいつは動かない。
「攻守交代で~す! でもなぁ、もう互いにあんまり持たないよね? 名残惜しいけど……」
あんたと違ってあたしは効果時間を間違えるなんて真似はしない。でも限界まで楽しみたいからゆっくりと歩みを進める。
楽しかったよ。あれから起きたことの中で一番楽しかった。こうして止めたから崩れる顔が見れないのだけは残念だけど、必死になって動く姿で満足した。
一歩。あいつは動かない。
二歩。杖を構える。
三歩。もう首を狙える。
……これで終わり。自由な世界に送ってあげるよ!
動かないくれはのソウルジェムを砕こうと近づいたときだった。
くれはが、動いた。
飛び跳ねるように突っ込んできて、さっきよりも速く直線的にあたしを狙ってくる。振り回すみたいな軌道で読みやすいから避けられるけど……!
なんで効かなかったのかは何度も同じような攻撃を繰り返す様を見てわかった。こいつ、自分の精神を止めてるんだ。あたしが自分に『暗示』をかけたみたいに。
無機物に『暗示』が効かないのと同じで意識がなければ通じない。だから今は防衛本能だけで動いてるんだ。
で、それがなに?
「苦し紛れの愚策お疲れさま~! そんなんじゃ避けられないでしょう、が!」
蹴っ飛ばしたくれはが建材の山にぶつかる。
こんな蹴り一つ避けれない行為になんの意味があんの? 確かにもうほとんど魔力はないけどまだ動けるし、くれはだってそう。
見れば自分への『停止』が解けたのか、理性がある目でこっちを見てる。……いや、あたしじゃない。見てるのは後ろ? なんで――
「――莉愛ッ!」
「お任せを! さあ明日香さん!」
背後。なにもなかった場所に、金髪で弓を持ったやつと青髪で薙刀を持ったやつがいた! なんで、そこには気配も反応もなかったはずなのに!?
「竜城明日香が命じます! 帆奈さん、あなたは固有魔法を使用してはいけません!」
自分の中のなにが縛られる。感覚でわかる。『上書き』もろとも『暗示』を禁止された。
あ~、そっか! この一手を届かせたかったんだ! だからこんな面倒な真似をし続けてたんだ!
……あはっ、あはははっははっははは! あははっはあっはっははは! いひっはあはは! へへっははっあははっは、いひっ! あははははははははははははは!!
そうなんだね! 結局、世界はあたしに冷たいんだ! 友情を見せつけたかったんでしょ!? あたしは一人だって教えてくれたわけだ!
『暗示』を封じていい気になってなよ。まだこの手足と杖は動くんだから。
なんだ、見たかったものは見れるじゃん。
「見てろくれは! あんたが助けたやつがどうなるか!」
……じゃーね、せいぜいあがきなよ。お友達と一緒にさ。
ソウルジェムを砕けば全部終わる。この腐った世界ともオサラバ。
そしてあたしは杖を振りかざした。
これは……口だけじゃない。全てが動かない。
「やっと思い出せたんだ……やっと手を伸ばせるんだ……! そんな幕切れを、許すかッ!」
掌を向けて腕を伸ばしたくれはが証明している。止めたんだ。だけど、こんな使い方をしたらソウルジェムが。あの二人は……あたしが邪魔で気づいてない!
赤紫のソウルジェムが黒く濁っていく。……それは、あの時と同じ。瀬奈の次は、帆秋。
『わー! くれはちゃんのソウルジェム、そんな色なんだ! いいなー、帆奈ちゃんの衣装とお揃い!』
『……そういうもの?』
『そうそう。ね、帆奈ちゃん――』
……動け。
動け。
動け! あいつは誰かが止めないとどこまでも!
急激に効力が弱まる。腕一本なら動く。限界が近づいてるんだ。
『あれはなんだ……なんで、こんな……手遅れなの……?』
手遅れじゃない――グリーフシードはある!
「金髪! くれはに使えっ!」
「えっ!? なぜ!」
「いいから!」
金髪のやつが走り寄って穢れを浄化する。それをなにするわけでもなく見ていた。
立ち上がったあいつは青髪からグリーフシードを受け取って、あたしに使った。それで言った。
「ありがとう」
……なんであたしはあいつを助けたんだ。なんでお前はあたしを抱き寄せるんだ。なんでくれはは泣くんだ。あんたが泣くなんて、今まで一度もなかったでしょ。あたしが見たかったのはそんな顔じゃない。
違う。違う。違う。あたしは、ぐちゃぐちゃのドロドロにしたくてやったんだ。ここで殺したくて追わせたんだ。でも、なんで――。
すすり泣く声だけが夜の闇に聞こえる。
いい加減に離せって押し出したら、素直にこいつは退いた。目が少し赤いのと涙の跡が残ってる以外はいつも通りだ。
「……帆秋さん。みなさんを呼んで大丈夫ですか?」
「ええ、お願い」
周囲が霧に包まれたかと思ったら、急に何人もこの場所に現れる。
知ってる限りあの中にいた奴らで霧を出せるのは静海このはの『幻惑』の副作用。でもこんな効果あった……?
「捕まえたわよ……更紗帆奈……!」
「ほ、ほんとにできた……霧でも跳べるんだ……」
静海このはに常盤ななか。七海やちよもいればあの三人組もいる。それに、和泉十七夜……!
あいつがいるってことは『暗示』が解けてる? じゃあまさか――
「いつから思い出してた!?」
「最初からよ」
そういえば、さっきも思い出したとか言ってたような。
……あは、お前、やっぱり帆秋くれはだよ。
しかし、最初より少ないとはいえこれじゃ逆戻りだ。『暗示』は使えないし、いつ効果が切れるのかもわからない。鬼ごっこはあたしの負けってことで両手を挙げて降参した。
いたーい視線が少し和らいだけど、あいつだけはむしろ鋭い目を向けてくる。
「……なに?」
「魔女を操り、私たちにけしかけたのはあなたですね?」
常盤ななか。一番あたしを追ってたやつだ。あ〜……キレてるね。いひっ、こいつ一人だったらすぐにでも斬りかかってきそう!
「ななかさん、あなたの憤りは私も感じてる。でも今は……」
「わかっています。ですが……」
「みと。あなたの固有魔法を」
「そっか……うん! 手を繋ごう! くれはさん、ななかさん、このはさんと一緒に!」
みとと呼ばれた小動物みたいなのがあたしの手を無理やり掴む。振り払おうとしたけどくれはが無駄に強い力で押さえつけて動かせない。
「私たちの過去を見せるわ。いいわね」
「……そんなことできんの? 別にいーよ。見せなよ」
それで急に景色が変わったかと思ったら、どっかの結界の中にいた。
これは、あたしが初めてくれはと会った日。次は瀬奈と三人で話してる姿。……思い出そうともしなかった場面が次々に流れてく。
最後に見えたのはあの瞬間。団地の屋上で瀬奈が魔女になった日。あたしがくれはの記憶を封じて、魔女に適当に団地で暴れなって命令したときだ。……そういえば、その魔女を倒したやつも魔女化したんだっけ。失踪したなんてニュースで言ってたよね。
現実に戻ったら、二人の見る目が変わってた。
「で、どうだった? 哀れんだ? かわいそ~って思った? 魔女化を知った気持ちは?」
「……信じたくないし知りたくもなかったわ。でも、私たちはそれを知ってここにいるから」
静海このはの言うことを一瞬理解できなかった。知ってんの? でも、それでも魔法少女として戦うって?
動揺するあたしのことなんか知りもせず、常盤ななかが言った。
「更紗帆奈、どんな過去があろうと私はあなたを許さない。けれど、死に逃げることも許さない。私の魔法があなたを『敵』と示さなくなる日が来るのか、見極めさせてもらいますから」
……あんたはそれでいいの? 仇だよ?
でも、本気の目だ。許したくないのにそんなこと言えるんだこいつ。
そんなのを見たから、あたしもらしくないことを言った。
「……あっち。あそこにあんたらを襲わせた魔女を隠してる」
「そうですか。……今はこれで手打ちにします。あとで四人で叩き潰してきますので」
そう言って常盤ななかは一歩下がる。相当キレてるんだろうなってのは持ってる刀の力の入れ具合でわかった。
一段落、じゃないよね。それでも睨むのは七海やちよと和泉十七夜。
「で、更紗帆奈の処遇だが」
「危険ね。また同じことをするとしか考えられない」
「待って、私が監視をするから……!」
「今大人しくしているのは偶然かもしれないぞ?」
「……私が偶然を必然に変える。帆奈の運命は私も背負う」
あたしが蚊帳の外で話が進んでく。……魔力は回復してるし、暴れれば突破できそうだけどそんな気はなぜか起きなかった。
くれはと二人が睨み合ってたけど、折れたのは二人のほう。七海やちよがため息をついた。
「監視って言うけどね、どうするの。彼女は水名らしいけど、このことを知ってるのは……」
「明日香と莉愛辺りだけど」
「……『偽装』で南凪の生徒にするのはいかがですか。あそこなら蒼海幣の監視の目も届く。それに、帆秋さんでなければ近くに置いておくことはまだ危険です」
全員が揃ってあたしを見る。……いーよいーよ。興が削がれたから従ってあげる。
だから変身を解いてそれをくれはに投げてやった。全員の視線がそっちに動く。あのくれはまでもが驚いたような目をしてる。ざまあみろ。
「ソウルジェム、あんたが持ってなよ。変身できないようにしたら安心でしょ?」
「……帆秋君。つまりはほぼ離れられないということだぞ」
「受け入れるわ。私が動かなきゃいけないときは他の魔法少女に持っててもらうから」
あんまりにもあっさり言うから誰もなにも言えなかった。
でも、今までなにも言わなかった赤髪のやつが言ったんだ。
「あの、学校はいいと思うんですけど家は……?」
「いいでしょ一緒に住めば」
「あはっ! やっぱイカれてるよお前!」
……それでも心配だから、しばらくは数人があたしらを監視をするんだってさ。今日のところは場所も近いから七海やちよの家に行くんだって。
後ろからの視線なんて気にせず、くれはと二人で並んで歩くあたしは話してた。
「あーあ、あたしとあんたが戦ってる姿なんてみたら瀬奈はどうしてたかな」
「止めたでしょうね。喧嘩したときに言われたじゃない。『帆奈ちゃんもくれはちゃんも落ち着いて』って」
「……そうだったね。あはっ、忘れてたよ」
それはあの喫茶店で瀬奈が遅れて来たときだった。お前はなんて言ったっけ。確かそれが原因で喧嘩したんだ。
『遅いよー。もう帆秋なんか三杯目……ってお前またメロン? いい加減別の頼んだら?』
『結構。だって――』
ま、いいか。そのうち聞き出してやるよ……
◆
ありえない大ガバを起こしたRTA、はーじまーるよー。
前回、みとちゃんにとんでもないことを告げられました。
経歴が帆奈の『暗示』で隠されるってなんだよ(哲学)。
正しい初期交友関係はみゃーこ先輩、観鳥さん、なぎたん、更紗帆奈、瀬奈みことです。モブすらいなくて異様に少ないとは思ったけどここまで来てそれは嘘だろお前……。
帆秋ちゃん、瀬奈みことの魔女化現場に居合わせてます。うせやろ?
しかもその前に何回か偶然遭遇して一緒に魔女退治してます。うせやろ?
ほぼチームみたいだったらしいですね。うせやろ? アレとどうやって?
なぎたんみたいに記憶を封じられてそもそも出会わなかったことにされてたみたいですね。うせやろ?
みことと帆奈に関する全てを忘れた結果、なぎたんまで忘れたんですね。うせやろ?
でもなぎたんは帆秋ちゃんを覚えてたから妙なことになってたんですね。あ、そっかあ……。
おう白タヌキ! もういないけど知ってたんなら教えろや! いやあいつ『聞かれなかったからね』って言うわ。
というかこれじゃ帆奈はこっちの手の内知ってるwwwww詰んだwwwww。
草生やすな(豹変)。
これだからハードはやめられねえぜ! くそー、こんな急展開で残りのチャートが持つのかよ! 誰だこれで走ろうとした奴。
しかし更紗帆奈……帆奈……帆……。
……ん? そういえば帆秋ちゃんって名前に『帆』が入ってますよね。
あっ、これかぁ! 序盤にかえでちゃんとエンカウントできなかったのは、帆奈がいつの間にかエンカウントしていたからかもしれません。かりんちゃんがグリーフシードを盗んだからいいものの、このチャート最初からガバガバじゃねえか! チャートを作ったのはどこのどいつだぁ!
逆に考えましょう。魔法を解除する手間がなくなるのでなぎたんが参戦できます。
しかもこの段階で神浜魔法少女ファイルに更紗帆奈の全情報が載ってます。つまり最初から全力で対帆奈対策ができます。
築いてきた神浜魔法少女の友情パワーを最大限活用すれば大丈夫です。ここまでに知り合ったみなさんの力をお借りしましょう。
ところで、このイベントまでにやっておくべきことは実はもう済んでいます。それは明日香の信頼度を徹底的に上げておくことです。そして莉愛様・まさら・さなちゃんのうち一人、レナの信頼度もある程度上げておきます。
必須ではないですが余裕があればあいみと雫ちゃんも上げておくといいでしょう。理由は後々。
ちなみに莉愛様を選んだ理由ですが、今回は序盤に会えたというのが大きいですね。他の理由としては、さなちゃんは下手に上げると『ひとりぼっちの最果て』が発生せずチームみかづき荘に加入しない可能性があるため除外してます。まさらは単純に別の役を任せたいからです。
その点、莉愛様はメインイベントを阻害せず信頼度が上がりやすいのでうってつけです。凄ェ! さすが莉愛様ァ!
というわけで思い出したのをいいことに昏倒事件を追うメンバーを招集します。信頼度を上げておいた面々はもちろん、さらに連絡がつく人は全員呼んじゃいましょう。
ただし、その前に魔女化を見た団地組へのフォローをしなければいけません。幸いなぎたんがいるので任せましょう。
それで揃ったのがこの大人数です。アザレア組とやちよさん以外は大体います。あの人たちには囮になってもらいましょう。
ではさっそく更紗帆奈の情報をフルオープンします。『上書き』や『暗示』の性能から本人の性格まで知ってることを正直に全部言って協力を頼めば手伝ってくれます。魔法少女の優しさ感じるんでしたよね?
作戦も伝えちゃいましょう。内容は後々。
そしてここまで言えばやっぱり組長が察してくれます。神か?
「ならば……美雨さん。申し訳ありませんが、あなたは作戦中は姿を隠してください」
「なぜネ! 私情なのはわかってるが殴ってやらないと気が済まないヨ!」
「私たちが天乃スズネを撃退した時を思い出してください。『偽装』で殺されたフリをしましたよね? コピーされて同じ事をやられたら全てが振り出しに戻ります。万に一つの可能性でも排除すべきです」
「そ、それは……。そうネ、わかったヨ……。ななか、託すネ」
「……でもさ、美雨がいないってわかったら即逃げられたりしない? ボクたちのことを調べてるかも」
そこに水波レナって人、いるらしいっすよ。
「は? レナ? レナは別に関係ないでしょ?」
「……あ、そうか! レナが美雨さんに変身して紛れてれば……!」
「はあ!? ちょっとももこ!」
「一度だけ、私たちといるところを見せれば問題ありません。その後は帆秋さんに姿を変えて作戦通りに行きましょう」
物凄く反発してるレナちゃんですが、ある程度信頼度があればこう言いつつもやってくれます。ほう、信頼度上げが効いたな。シュークリームをおごってやろう。
それじゃあ作戦、イクゾー!
最初に向かうこのはの隠れ家は、かこちゃんにあやめが接触してくるので散々鍛えた尾行スキルで発見できます。見つかりそうになったら別のメンバーに代わってもらいましょう。まさら辺りがオススメです。
見つけたら今度はやちよさんが来るタイミングを待ちます。来たらななか組と団地組に行ってもらいましょう。帆秋ちゃんは後から来ることで面倒な説明なんかをスキップできます。
そして帆奈が姿を現したら大人しく『暗示』を受けます。ここは確実に百数える暗示なので安心しましょう。
よし行ったな! ヘーイ雫ちゃん、今がチャンスだぜ!
「あなた、十七夜……!」
「悪いが説明している時間はない。そのまま数えていてくれ。相野君、やるぞ」
雫ちゃんに連れてきてもらったのはなぎたんです。
みとちゃんは手を繋がないとぼんやりとしか繋げられませんが、そこになぎたんの『読心』を加えます。これで数えている無駄な時間の間に伝えてない全員にイメージを送って作戦を教えることができるんですね。みとちゃん! 好きッス!
「自分と帆秋君、それと団地の三人は一度戻る。頼んだぞ」
みなさんを見送って一足先に調整屋に帰還です。いかにサボるかっつーのも仕事の内や。
嘘です。状況確認と補給のためです。ここにいるみなさんを見つつ、グリーフシードのストックやらを確認しておきましょう。
(梨花から連絡来たぞ! 今中央区――うおっ! すまん誰か来る!)
それとせっかく交友関係が広いので、魔法少女を配置して監視網を形成しました。これで得られた情報を用いてあいみの『行動予測』を応用すれば逃げる場所を探し出せます。
「帆秋が来たネ。あとは位置を特定するだけヨ」
「むむむ……今どこ……どこ……来た! ここ! だったら……こっち!」
「……やはり一度団地に来ているな。だがここでは人目につく……」
ちなみにここの帆奈はボス仕様なのか滅茶苦茶強いです。アザレア組三人と戦って問題ないですし、やちよさんと鶴乃ちゃんのコンビにも負けません。あきら、美雨、かこちゃんの三人にも勝ちますし、団地組なんか全員やられます。絶対に追跡はベテランに任せましょう。下手するとみとちゃんが退場します(1敗)。
おっとまさらから連絡が来ました。帆秋ちゃんに変身したレナちゃんがピンチだそうです。よし、じゃあ乗り込んでやるぜ!
「準備はいいな。阿見君と竜城君もだ」
「当然! 私が絶対に成功させてみせます!」
「同じく! 竜真流の威信をかけます!」
というわけで雫ちゃんにワープさせてもらいます。重要なのはこのタイミングで『隠蔽』と『停止』の合わせ技で完全ステルス状態にしておくことです。帆奈の注意を自分に向けて待機させておきましょう。
それでこの帆奈ですが、帆秋ちゃんなら……というか並べるとマジで紛らわしいですね。なんで気づかなかった……?(ガバ) くれはちゃんにしましょ。
帆奈の『暗示』ですが、くれはちゃんの『停止』なら口を止めれば防げます。言わせなければいいので他にも止める方法はありますね。コピーされる可能性もありますが『暗示』よりずっとマシです。
それでは『魔法少女 更紗帆奈』戦です。この周辺にいる操られている魔女を殲滅するまでの時間稼ぎもあります。乱入されても困りますのでやちよさんや鶴乃ちゃんに――あっぶぇ! 今体力がゴリッと減りました。マジで強いぜ!
というかなんかすごい数のダガーが来てます。(多すぎて)笑っちゃうんすよね。
これまでカトラスで斬るぐらいしかしてない脳筋魔法少女のくれはちゃんでしたが、せっかくなので固有魔法をフル活用して魔法少女らしいことをします。
ダガーにカトラスを投げつけてるだけに見えますが、実は違います。
『停止』は対象が物か自分なら消費魔力が減ります。なのでカトラスもおそろしく低い消費で止められるんですね。
なので全力でぶん投げたカトラスが飛んでる間に止めます。実はこの状態、魔法の不思議な力で止めているので解除するとまた吹っ飛びます。つまりこうして絶え間なく投げ続け、時折遅延をかけることで一人で多重攻撃を仕掛けられます。
小学校の時と違って成長してるからできることですね。今ならあの忌々しい『屋上の魔女』もなんてことありません。なんせ半端じゃない『攻撃力』の一撃を尋常じゃない『速度』で投げ続けるという特化ステータスの暴力です。
パワーが違うぜ! フェリシア並みのエンジンだぜ!
そんなこと言ってたら『停止』がそろそろ切れますね。ですが今度は自分に使います。
『停止』くんですが、実は自分の精神を停止させることであらゆる精神干渉系魔法を無効にできます。視覚に作用する幻惑は止められませんが、洗脳や暗示という超厄介な魔法は全部効きません。もはや完全な帆奈特効です。自分一人なら口を止めるよりもこっちのほうが燃費が良いです。
代償として考えられなくなるので効果時間中は技量がゼロになります。元からないから関係ないな!
ぐえー! 衝撃で解けました。ですがいい位置です。莉愛様に合図しましょ。
「お任せを! さあ明日香さん!」
凄ェ! さすが莉愛様ァ!
くれはちゃんに集中して隙だらけのタイミングを狙うために莉愛様と明日香を隠しておきました。帆奈は下手に隠してもすぐに気づくのでここまで待ってたんですね。
今だ明日香さんやっておしまいなさい!
「竜城明日香が命じます! 帆奈さん、あなたは固有魔法を使用してはいけません!」
工事完了です……(捕獲)。魔法少女の友情パワーはすごいわね。
この通り明日香の『規律厳守』で固有魔法の使用を禁じれば捕獲できます。この固有魔法、対象一人につき一つしか効きませんがワルプルギスの夜でさえ縛れます。チートか? 効果が切れそうになったら再使用しておけばヘーキへーキ。
梨花ちゃんの『心変わり』でも可能ですがそもそもやってくれませんし、万が一何かの拍子で解除された場合大惨事になります。だから明日香が、必要だったんですね(例の構文)。
ちなみに他には非変身時かつソウルジェムが指輪状態でない時限定ですが、かりんちゃんで盗んだりすれば無効化できます。
ご存知の通り『上書き』は非常に強力な固有魔法です。それを すてる なんて とんでもない !
このワイルドカードがあればいざというときのリカバリー方法が増えます。一定期間しか神浜にいない魔法少女のコピーをしてもいいでしょう。もう一度会えるチャンスがある千里の『魔法効果の解除』なんかが狙い目ですね。
お前はもうここ(神浜魔法少女の輪)から出られないんだよ! ジュージューになるまでやるからなぁ?(説得)
ウオアアアアアア!! ソウルジェムを砕こうとするなあああああ!!
はい! くれはちゃん全力で止めて! げえ消費がマッハ! HELP! HELP! タイム返して。
なんとかなりました。魔力が限界に近いと魔法が失敗したりするんですが運良く効いてくれましたね。
リカバリーはねぇ、自信あるんですよ! リカバリー綺麗でしょ!?(自画自賛) ガバがないでしょ? いや、そりゃ作戦を成功させるのは気持ちええっすよそりゃねえ(至言)。
ここまで来れば大丈夫です。近くに待機してもらっていた面々をせいかのワープで連れてきましょう。それと莉愛様と明日香は雫ちゃんに連れ帰ってもらいます。
では説得タイムですが……説得は非常に困難です。目を離すと姿をくらますこともあります。時間をかけてじっくりとやりましょう。説得に関してはれんぱすとかなら効果が増加します。逆になぎたんだと減少します。
一応このタイミングでも説得はできるのでやっておきます。
でもその前に……おうみとちゃん! 出番だぜ!
これで過去を見せておけばこのはと組長からの説得効果が上昇します。ちなみに帆奈と戦っている間に、この二人だけには魔女化についてなぎたんと団地組から話しといてもらいました。結構ダメージが入りますが、なんだかんだで大丈夫です。やっぱり……仲間がいるってのは……最高やな!
見終えたので説得をしたいんですが……今までくれはちゃんの説得力でその場を凌いできたりしましたが、さすがに今回ばかりは難しいでしょう。なんとか少しでも良い方向に持っていければ短縮できるんですが……。
いやなんか基本説得成功率が異様に高いですね。おお? そういう……関係だったのかぁ(青春)。
なんかあっさり成功しました。こ、これが友情パワーか……。やべえよ……やべえよ……このあと全部ノーミスで来てるからお釣りが来ちゃったよ……。経歴ガバをやらかしたときはどうなるかと思いましたが良い方向に働いてくれましたね。
じゃあとっとともう一回説得して『暗示』を捨てさせ……られないですね。別の話が始まって発生しませんでした。まあ誤差だよ誤差!
別の話、処遇についてですが、更紗帆奈の監視を引き受けましょう。
言ってませんでしたがくれはちゃんは両親がもう亡くなってるので家に連れ込もうがなんの問題もありません。信頼度上げたい放題です。やちよさんの動きを参考にするといいですね。
本当は学校に行く時間も動ければいいんですが、ご近所様の目があるので難しいです。変な時間に登校したりすると学校に連絡が行ったりします。そんなとこリアルにしなくていいから……。
無事に乗り越えたので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
■今回の内容
『散花愁章』
■由比 鶴乃
最強系魔法少女。実家の味は50点。
スイーツコンテストにいた。
■帆奈
友情パワーで捕獲ルート。
Q. これどうやって説得するの?
■みとちゃん
大体はどうにかしてくれる。思い出させて説得効果が激増。
A. 繋ぐこの手がッ! 私の固有魔法だッ!!
■組長
帆奈と相対すると口調が崩れるブチ切れモードが見れる。
未遂。
■くれはちゃん
シリアス続きで超まとも。これからより紛らわしくなるので呼び方変更。
くれはちゃんの説得力、見せてやるぜ! やった。救えた。
■『停止』くん
大活躍。
でもやっぱり帆奈相手ですら消費がマッハ。
■散花愁章
大幅改変。
散花愁章 → 「帆」奈のイベント
愁 → 「秋」と心
散花 → 飛花落葉 →「紅葉」
つまりくれはちゃんの章でもあったんだよ!(MMR)
■ここまで
更紗帆奈編。シーズン1。
1章からがシーズン2。