マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート 作:みみずくやしき
学生生活を送るRTA、はーじまーるよー。
前回は無事にななか組長と出会うという目標を達成しました。
しかし、途中で
次の目的は『竜城 明日香』、『阿見 莉愛』、『水波 レナ』の信頼度を上げることです。優先度は順番通り。特に明日香を重点的に上げます。目安はささらのサポートがなくとも『思い込み』を封じられる程度でいいでしょう。
なんせ明日香の思い込みは非常に厄介です。本人の性質は善人ですが、その早合点で敵になったり致命的なトラブルを引き起こしたりします。信頼度を上げておけば、行動に移す前に「もしかして」とワンステップ挟んでくれるので不要なロスを軽減できるんですね。
そんなわけで、特に発生するものがなければウォールナッツに明日香を連れ込みますが……。
おっとかえでちゃんから電話です。ハロハロー?
「帆秋さん大変! このみちゃんが倒れたって!」
へえっ!? ……た、多分大丈夫です。『魔女化』じゃないはずです。そんな急に絶望するようなことないはずですし、グリーフシードのストックだって持ってたはずです。それに『魔女化』してたら身体のほうはただの遺体として認識されるはずですから……多分。ここは落ち着いて状況を確認しましょう。
「……帆秋さん、ちょっと」
おう観鳥さん今忙しいから手短にな!
「最近魔法少女の間で妙な事件が起きてるらしいんだ。なんでも突然気を失って目覚めないとか。聞こえちゃったんだけどもしかして……」
あっ、これかぁ!(原因)
あぁ来ました、来ましたねぇ……。観鳥さんはこんな感じに発生しているイベントの情報を持ってきてくれることがあります。だから南凪のことが好きだったんだよ!(愛校心)
というわけで失敗してはいけないイベントその1、『そしてアザレアの花咲く』です。
厳密に言うと、このイベントが成功することが発生条件である『散花愁章』を発生させて確実に『
帆奈への対応だけならば、開始時期を早めて『
なお、このイベントは本来は誰も昏倒しませんがたまに誰かが狙われ、マジで一定期間行動不能になります。運が良いと途中で勝手に起きますが、確率のものをあてにはできないので終了間際まで起きないと考えたほうが良いでしょう。あとプレイヤーも狙われるのでそのときはセーブ地点からやり直しです(3敗)。
今回はこのみちゃんが狙われてしまったので、金策場所もといブロッサムにも影響が出ています。アタイ……ゆるせへんっ!! ゆるせへん……アタイ……ッ!! このみちゃん、仇は取るぞ!
原因がわかったのでかえでちゃんには後で連絡するとだけ伝えて、さっそく出会っておいたななか組長に電話します。これですぐにイベントに干渉が可能です。オレオレ今どこ? 学校? 今日は無理。じゃあ明日参京区のファミレスで。
準備完了です。この様子なら観鳥さんも連れ出せます。
おう明日になったら行くぞ観鳥さん! このみちゃんの弔い合戦じゃ!
たのもー! 貯まりまくったクーポン券が火を噴くぜ!
「先日ぶりですね。そちらの方は……」
「観鳥令。帆秋さんの後輩だよ。華心流の常盤ななかさん」
「既にご存知でしたか。ふふふ……」
観鳥さんはななか組長と相性があまりよくありませんが、それを補うメリットが多いので連れて来てます。なんせこのイベントはちょっとミスるとBAD END一直線です。帆秋ちゃんには頑張ってもらいますが、手が足りなくなる場合が多いので必要なんですね。もはや……休める時間なんて無いんだよ。
ついでにここであきら、美雨、かこちゃんと知り合っておきましょう。
フェリシアは……いませんね。解雇されたみたいです。クビだクビだクビだ!
それでは、ななか組長から詳しい話を聞きましょう。帆秋ちゃんはまだそういう事件が起きているらしいことしか知りません。情報共有は大事です。
「――と、いうわけです。近くには魔女の反応もなかったらしく、魔法少女が魔法を用いて実行している……という噂が一人歩きしています。最近見るようになった魔法少女が怪しい、と嫌疑をかけられているのが……」
「この人たち、でしょ? この前結界で見かけたんだ」
うわあ……これは『
もちろんこの三人は犯人ではありません。かと言って真犯人を探す必要もなく、他の魔法少女を信じようとしない『静海 このは』の説得を成功させることがクリア条件です。(事件を調べる必要は)ないです。調査なんか必要ねーんだよ!
鍵となるのは『三栗 あやめ』と、そこに座っているかこちゃんです。彼女の友情パワーでイチコロだぜ!
「……あやめちゃん」
なーんか雲行き怪しい……怪しくない? 見てくださいよあのかこちゃん。明らかに心配そうな顔してますよ。
「確かにそうですが、あの方たちではないでしょう。そんな回りくどいことをするほど実力は低くありません。むしろ誰かに陥れられようとしている……そう見えます」
「その言い方、会ったことあるって感じだけど……」
「あるヨ。けど干渉されたくないの一点張りネ」
「このようなことになってしまって残念です。協力できることもあったかもしれませんのに……」
……ん?
今なんて言いました? 『協力できることもあったかもしれませんのに……』?
ウォアアアアアアア!! マズいマズいマズい! 予想以上にヤバい方向に転がってます! BAD ENDのEぐらいまで来てます!
このセリフが出るのは、このは達アザレア組がななか組から距離を置いた場合です。このままだと葉月が情報収集のため独断で他の魔法少女と接触し、このはに浮気現場を見られたみたいになってなんやかんやであやめが死にます。
こんなことをしている場合ではありません。余計な接触を控えさせるためにすぐにリカバリーに動きます。まだ葉月がななか組長に接触していないのが幸いです。独断で手を組まれる前ならどうにかなります。ならなきゃリセットです。
というわけで本来なら昏倒事件の情報を探る段階ですが、他の魔法少女の誰よりも早く葉月に接触します。それしかありません。
行動パターンとしては通っている参京院教育学園周辺や調整屋の辺りにいるはずなので……観鳥さんは参京区! 帆秋ちゃんは新西区! とにかく遊佐葉月を探すんだよォ!
調整屋ァ! いない? 失礼しましたどうした観鳥さん? え、水名のほうで見たって聞いた? 合流して水名じゃ! ちくしょう魔女だ! はい『停止』! 叩っ斬る! 観鳥さん撮って! はい爆破! 終わり! 次行くぞ次! あ、やちよさんいたんですかでも今忙しいんでアバヨ!
「……なんですか~? そんな血相変えて」
決死の捜索(微ロス)で見つけました。夕飯の買い物帰りの遊佐葉月です。明らかに話をうやむやにしようとするモードですが関係ありません。おう姉ちゃんちょっとツラ貸せや……。
「手がかりが見つかったからってのはわかるけどさ……強引だって……」
初対面でこんな出会い方をすると信頼度が低い状態から始まりますが、このアザレアイベントで回復できるのでリセットで大ロスよりマシです。今から戻るよりかはこっちのほうが早いので。
では葉月にかいつまんで話しちゃいましょう。アザレア組で一番話がしやすいのが彼女です。事実を現実的に受け入れて、なにが起きてるか理解してくれます。
彼女の交渉力はななか組長をも上回るトップクラスなので、ダメ押しとしてあやめ、かこ、フェリシアそれぞれが写っている写真を用意して、友達になっていることを伝える手段(脅し)もありましたが、こちらは既に知っているようです。距離を置いても13歳と偶然出会うかこちゃんの運命力が彼女と葉月を引き合わせてますね。
そして、アザレアイベントの最難関はまさに今です。ここから恐怖のマルチBAD ENDが待っています。
今すぐに葉月からこのはに他の魔法少女と手を組むことを提案させるわけにはいきません。このタイミングで提案させると、このはがより他の魔法少女を信じなくなり、グリーフシードを巡った抗争へ発展してなんやかんやであやめが死にます。
しかし、昏倒事件をこのはに伝えてもらわないとなんやかんやであやめが死にます。
なので他の魔法少女としっかり手を組むなんてことをせずにただ伝えてくれればいいんですが、あやめ・かこ・フェリシアが何度か出会っていないと、なんやかんやであやめは死にませんがアザレア組が神浜から出て行ってしまいます。解決はしますが、アザレア組というか葉月がワルプルギス戦に参加してくれないと不利なのでこれもダメです。
かこちゃんの心配具合を見るに三人の仲は大丈夫そうなので葉月に集中します。彼女には独断で動かず、他の魔法少女と必要以上に協力せずにいてもらうことを伝えましょう。帆秋ちゃんの説得力、見せてやるぜ!
「……わかった。アタシたちも探ってみるよ。疑いをかけられたままじゃいられない」
良かったあ~葉月ちゃんに話して。葉月ちゃんは……神浜のファミリーみたいなもんやし。
とりあえずこれで大丈夫です。次は他のBAD ENDフラグを叩き折りつつ、説得の準備をしましょう。……やることが……やることが多い……! ちくしょう誰だハードで走ろうとした奴は。
しかしこのイベントを失敗させるわけにはいきません。頑張りましょう。
帆秋ちゃんを駆け回らせつつ辿り着きました。本日最後のポイント、スーパーマーケットです。
今日はここの下見です。かえでちゃんの好きな限定アイスがあるスーパーは、この周辺地域でランダムで変わるので位置を確認しに来てます。
葉月が情報収集を開始した後、夕飯時を狙ってかもれトライアングルをここに誘い込みましょう。うまくいけば数日短縮できます。
「あなたは……」
やちよさん! やちよさんじゃないか! 再会場所がこんなんでいいのかよぉ!
しかし珍しいことではありません。やちよさんはタイムセール中やポイントがお得な日のスーパーでの遭遇率が非常に高いです。事前に知り合っていなければスルーされますが、一度でも会えばそういった場所で出会えます。
「この前の戦い方だけど……」
おっと戦い方を止められましたね。そういえば途中で会ってました。
そりゃ急いでたとはいえあんな戦い方してたら命がいくつあっても足りませんし止められます。やちよさんの優しさ感じるんでしたよね? しかし、こちらには最終兵器リセットがあるので平気です(リセット前提で動く走者の屑)。
突き放すような言い方でシリアスな話をしてますが、ここはタイムセール中のスーパーです。これじゃ台無しだぁ……。
適当に話を聞き流し終えたら、せっかくなのでプレゼント用の食べ物を買い込んでおきましょう。このみちゃんのお見舞いのときに持っていれば更に信頼度が上がります。上げられるときに上げておく走者の鑑(自画自賛)。
食料を調達して確認も済んだのでもう用はありません。とっとと帰りましょ。
帰宅しつつ今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
◆
私がその事件に関わったのは、ここ最近見ていない電話番号からかかってきたからだ。
「……やちよさん、直接会って相談したいことがある。神浜に流れている噂についてなんだ」
そう言ったのは十咎ももこ。少し前まではチームを組んでいた魔法少女だ。
ある出来事があってからは互いに距離を置いていたけれど、その声色から自分の事情を捨て置いてでもしなければいけないことがあるのだと感じた。
噂とやらについては見当がつく。魔法少女が次々と倒れて目覚めないという話は私だって聞いている。最初は単なる尾ひれがついた話程度だと思っていたのに、いつの間にか無視できない大きさになっていて、どちらにせよ調査が必要な段階ではあった。
今は一人だけの家を出るのに断りもいらない。準備も早々に、今まで何度も使った待ち合わせの場所へ向かうと、見慣れたポニーテールの立ち姿。
「ごめん、夜なのに出てきてもらっちゃって」
「前置きはいいわ。噂の話でしょ」
ももこは少しだけ苦笑いをすると、言いづらそうに口を開いた。
「実はかえでの友達がその被害にあったんだ。昨日の夜、倒れてたところを偶然発見されてまだ意識が戻ってないらしい」
「身体の状態はわかっていないの?」
「かえでとお見舞いに行ったときに聞いたよ。異常なしだって。眠ってるのと変わらないんだ」
随分とおかしな話だ。魔法少女だけが倒れる病気なんて可能性はまずない。ソウルジェムも輝いているそうで不調の原因とは言えない。魔女の仕業という可能性もあるけれど、だったら今も無事でいられるかしら。
なら、もしかすると。
「……同じ魔法少女の仕業かもしれないわね」
「やっぱり、そう思うよな。魔女が増えてきたって言っても、競争相手を減らそうって考えはあると思う」
眠らせるだけでは一時的にしかならないと思うけど、ももこの言う通りその線が一番ありえた。
神浜市では本当によく色々なことが起きる。魔法少女絡みの出来事なんて珍しいものじゃない。鶴乃が『決闘少女』だなんて呼ばれていたときだって、方法が過激なら今回のような大きな事件になっていたかもしれないのだから。
「実害が確認できてしまった以上、黙ってはいられないわ」
「そう言うと思った。早く解決しないと――」
「っ、ももこ!?」
話していたももこが急にバランスを崩して倒れ込んだ。慌てて支えたけれど、完全に気を失っているようで人一人分の重みがのしかかる。
このタイミングで気を失うなんて普通じゃない。それに、ほんの一瞬だけ魔力を感じた。魔法だ。
ももこを地面に寝かせて周囲を探ってみるも特に反応はない。逃げられた。
「やってくれるわね……」
今のが『魔法少女が倒れて目覚めない』という噂の現象で間違いない。反応も結界もないということは、やっぱり魔女じゃない。魔力パターンも確認できた……間違いなく、魔法少女の仕業ね。
だけど、それがわかったからといってこのまま探しに出る訳にもいかず、数分後、救急車を呼ぶべきかとスマホを取り出した辺りでももこは目覚めた。
「や、やちよさん……アタシ、今……」
「気を失ってたのよ。もし今のが噂の原因だとしたら……偶然ここを通りかかったのかもしれないわね。焦っていたから十分に効果が発揮しなくてすぐ目覚めたのかも」
「タイミングが良いんだか悪いんだか……」
不意打ちとはいえ私でさえ気づけない犯行。
相当な手練れか厄介な固有魔法か……とにかくこれ以上野放しにはできない。
念のため、ももこを送り届けた後から本格的に情報収集に動いた。話を聞くなら同じ魔法少女。普段はパトロールをしている時間も捜索に充てて街を歩き回る。
エキセントリックなデザイン画を見せてきた魔法少女からは、知らない三人組を見たと聞いた。
大きな声で応援をしてくれた魔法少女は、やはり魔法少女の仕業ではないかという話を教えてくれた。
話を聞いていくうちに姿を見せたのは『神浜に最近現れた魔法少女が怪しい』という別の噂。最近来たからといって、すぐにその結論にはならないはずだけれど、その三人組が渦中にいるのは間違いない。
そこで調整屋でみたまから聞き出したのが、三人組の一人である『遊佐 葉月』という人物だった。
そういうことをする人物には見えないと言っていたけれど、確認してみなければならない。
だけれど、その調査は難航を予想させた。遊佐葉月は調整屋に通っていない。待ち伏せができないなら人伝てに探し当てるしかないけど、簡単に見た目を教えてもらっただけで写真もなにもない。
どうにかその三人組と遭遇できないかと調べまわっている途中、結界を見つけた。
事件のこともある。だけど魔女だって放っておくわけにはいかず、突入するとそこで見たのは――『帆秋 くれは』。見知らぬ魔法少女もいたけれども、彼女はつい先日ウォールナッツの近くで偶然出会っていた。
ただ、その戦い方があまりにも違いすぎて一瞬気づけなかった。
時折魔女が動きを止めるのは彼女の固有魔法なんだろう。数度しか見ていないけれど、あの時はサポートするように使っていたのが今は攻撃する隙間を作り出すためだけに使っている。
いくら傷つこうが構わない。鬼気迫る勢いで動かない魔女を斬り続ける彼女に冷えたものを感じた。
背後で攻撃を続けるもう一人の魔法少女も困惑していたけれど、帆秋くれはが何か合図をすると首から提げていたカメラを手に取った。すると魔女は写真に変わってそこに幾度も爆発が起きる。
結局、私が着いてからすぐに魔女は倒された。
その帆秋くれはは、私を一瞥すると声をかける間もなく走り去っていく。
「すみません、今急いでて! 待って帆秋さん!」
もう一人を置いてなにかを探すかのように急ぐ彼女に、どうにも嫌な予感を覚えた私は二人を追いかけた。あの様子では気づかれる恐れもなく、容易に後をつけることができる。
気づかれないように追い続けて、どこまで行くのかと思い始めた時、立ち止まった彼女は参京院の生徒の肩を掴んで捕まえていた。なにをしているのかと耳をすませば、聞こえてきたのは遊佐葉月の名前。
……そう、あれが遊佐葉月ね。
噂の三人組の一人の顔を記憶すると、もう少し様子を見ようと息を潜めるも――スマホが鳴り出した。
「――っ」
見覚えのある着信表示。
……まあいいわ、三人が揃っている時に話をしたいから。
「なに? ももこ」
「伝えたいことがあって……ひょっとしてタイミング悪かった?」
「ええ、それなりには」
「あっちゃあ……」
次に帆秋くれはと遭遇したのは、電話の後で買い物をしている時だった。
そのスーパーの近くまで来ていたのもあるけれど、この辺りのタイムセールは把握している。ちょうどいい時間だったから寄ったのだけど、彼女も同じだったのかもしれない。
「……七海やちよ」
アイスとメロンパンが入ったカゴを持った彼女の目は、以前とは変わっていなかった。友人と連携していた時と同じ。だからこそ、あの戦い方と詰め寄る様が気にかかった。
ももこから、判明した二人目の被害者は帆秋くれはの知り合いである『春名 このみ』だと聞いていた。同じアルバイト先だから、程度の話じゃない。同じ魔法少女同士で随分仲が良いのだと、この前偶然遭遇しただけの私が思えるほどには気の置けない友人だったはずだ。
痛ましい。
自分の仲間を失うとはどういうことか。それがどんな行動と痛みを引き起こすか。それを知らない私じゃない。
彼女も三人組を追っていたのだろう。すぐに目を覚ましたももこのことでさえレナが随分と怒っていたというのに、未だ目を覚まさず、いつ目覚めるのかもわからない状態を待つしかない彼女の心境はあまりにも辛い。
詰め寄っていたのもそのせいと推測できて、もう一人の魔法少女が付いているうちは大丈夫だろうけど、あの戦い方だけは見過ごせなかった。
「あなた、なにをそんなに急いでいるの? 仲間を守ろうとはしているみたいだけど、自分の身を顧みない戦い方をしていたらいつか後悔する日が来るわ」
「……どきなさい」
その声は淡々としていた。今はこれ以上言ってもなにも聞かないと直感できるほどに。
お見舞いに持っていくつもりなのか、メロンを物色する姿を背後に私も自分の買い物を再開した。
この事件は絶対に解決しなければいけないと、決意を強くする。
これ以上、被害者を増やしてしまったら……きっと、取り返しのつかないことになる。
だから、次の調査は幸運だった。
「……あなた、誰?」
「……」
「だ、誰さー!」
静海このは、遊佐葉月、三栗あやめ。二人は初めて見るけれど、間違いない。犯人と噂される魔法少女たち。
早々に見つけた彼女たちに、こうして姿を見せることは危険かもしれないという考えはあった。けど、大丈夫だと判断できる。
なにせ三人とも、ももこが襲われたときに感じた魔力パターンと違うのだから。
■今回の内容
『そしてアザレアの花咲く』
■七海 やちよ
みんな大好きやちよさん。
「私のドーナツがないわね……私の……」というセリフはあまりにも有名。
■遊佐 葉月
イケメン魔法少女。黄色。175cm。
壁の穴を塞いだり本棚を直したりスパナを新調したり月刊木工の発売日をカレンダーに書いている。
■何でこの人急いでるの?
RTAだからです。