マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート   作:みみずくやしき

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パート46 お月見は優雅な茶会のあとで 後編

 

 くれはさんからの電話を受けた後、わたしは家庭科室でお皿を調達して生徒会室に戻っていました。スケジュールでは最初に交流を兼ねたお茶会をするので、その準備が着々と進められていたのです。

 

 お茶会のあとは旧校舎で筝曲部の部長さん――明槻センパイ(天音月夜さんのことですっ)が独奏会を行って、茶道部室でお月見会。

 最初の準備させ済ませてしまえばあとは案内程度なわけでして、少々気を抜いていました。

 

 そう、わたしの『願い』が、そんな簡単に済ませてくれるでしょうか。

 

「ええっ!? 明槻センパイは早退されたんですか!?」

 

 ゆえに、あるまじき声を出してしまったのです!

 

 なんということ、センパイの演奏はまさに水名の誇りなのに。

 ご家族の急病ということでは仕方がないですよね。しかし来校されるリリアンナの方々の中には、あの香春グループ会長のご令嬢もいらっしゃるらしく、万が一にも失敗はできません。

 

 ならば、解決しますと立候補しました。

 こういったトラブルが起きる原因は間違いなく自分。だったら対処すべきもわたし。

 

 すぐに代わりを引き受けてくれる方がいないかと探し始めたのですが……。

 

「ゆきかっ!」

 

 今度は、血相を変えたくれはさんに廊下で出会ってしまったのです!

 なぜか水名の制服を着ている彼女は、ほとんど見たことがない様子でした。焦っていたのです。いつもの真顔も崩れていました。

 

「リリアンナの交流会! 今日来る生徒の中に『ほとりん』って子はいる!?」

「ほと、ほとりん?」

 

 急にどうしたのでしょう。確かに昨日、交流会のことを聞かれましたが、特に関係のないことだったはず。

 ともかく、ヒラのわたしではセキュリティの問題もあって全員の詳細まではわかりません。申し訳ないのですがと正確に伝えたら、彼女はちょっとの間黙って、わたしの手を引いて目立たない場所に連れ込んだのです。

 

「……聞いて。魔法少女の願いで時間が巻き戻って、世界が書き変わったの」

「はあ、巻き戻って――え……ええーっ!?」 

 

 驚きました。それはもう、とっても。

 やり直しなんてなんと荒唐無稽な話でしょう。まさに魔法です。

 

 しかし、あの嘘が苦手で演技ができないくれはさんが言うことです。困惑しつつも信じました。

 なにより魔法だなんだと言ってもわたしたちは魔法少女。月の裏側のように見えない世界を知っているのです。そういうことが起きてもおかしくはないじゃありませんか。

 

「わかりました。それが焦っているのと関係してるんですね?」

「信じてくれるのね」

「もちろんですっ!」

 

 くれはさんの話では、これからちょっと先の未来で旧校舎が倒壊してしまうそうです。そこで『ほとりん』という魔法少女が瀕死となり、その子によく似た子が助けることを願った……らしいのです。

 

 倒壊した原因はわからないようですが、ゲームセンターから瞬間移動した理由はわかります。助けたいという『願い』が死の原因を取り除くため、明槻センパイを早退させて、リリアンナの方々を旧校舎に行けなくした。わたしはきっと、一人分の穴埋めかなにかでしょう。

 

 ちょっと気にかかるのは、なぜかということ。数多のお嬢様を有するわが水名女学園で、お嬢様っぽいだけのわたしが選出された理由です。もっとふさわしい方が……いえっ、文句があるわけではないのですがっ!

 思い当たることとしては、わたしの若気の至りな『願い』が原因でしょう。またしても、です。

 

 しかしまあ、これ以上考えても仕方がありませんので疑問は頭の片隅に放り投げて、話を聞き続けました。

 その結果、くれはさんは倒壊した原因の調査を。わたしは『ほとりん』ともう一人の子を探し出して、万が一にも旧校舎に近づけさせないように足止めをすることになったのです。

 

「絶対に、あんなこと起こさせない……」

 

 別れ際に聞こえたその言葉は重々しく。わたしが踏み出す足にも気合が入りました。

 

 手元のスケジュールではそろそろ出迎えの時間。さっそく向かったのは校門です。

 幸い、生徒会のメンバーは総出の参加となっていましたので、怪しまれることなく合流して聖リリアンナ学園の方々と出会うことができたのです。

 

「ごきげんよう、ようこそ水名女学園へ」

「はじめましてー」

 

 ショートボブとツインテールの可愛らしい双子さんがリリアンナの生徒会役員だそうで、ツインテールのほうが柚希りおんちゃんだと自己紹介してくれました。

 ただ、もう一人のほうは緊張しているようで、おどおどと言葉を詰まらせていました。

 

()()()()、ちょっとしっかりしてよね。保護者のあたしが恥かくじゃない」

「だっ、だってぇ――」

「ほとりん!? あなたがほとりんさんですかっ!?」

「ええ!? そ、そうですけど……」

 

 あ、と思っても時すでに遅し。

 不審な行動と共にまたしてもあるまじき声を出してしまって、みなさんの視線がわたしに集中する。ほとりんさんはさらに怯えてしまい、明らかにダメな雰囲気。どうしましょう、自分でトラブルを引き起こしてしまいましたっ!

 

「ちょっとなによ! ほとりんは渡さないわよ!」

「い、いえそういうわけでは……!」

 

 詰め寄ってくるりおんちゃんのキツイ視線が突き刺さっても説明できません。まさかこの後大怪我してしまうなんて言えるわけないじゃないですか。なんとか誤魔化すしかありませんっ。

 

「すみませんっ、ほとりんという可愛らしいお名前を噂で聞いていたもので舞い上がってしましまして!」

「ボっ、ボク、柚希ほとりです……りおんがそう呼んでるだけで……」

「あ、なるほど……ニックネームだったんですか……あはは……」

 

 もう笑って誤魔化すしかありません。七瀬ゆきか、ここ数年で一番の誤魔化しっぷりですっ。

 あんまりな振舞いに生徒会長が気を使ってくれまして、すぐに移動することになりましたが……ここで気づいてしまったのです。

 

 わたし、元々は明槻センパイの代役となる方を探していたのだと。

 はい。くれはさんに会って、衝撃的な未来を知らされて、すっかり忘れていたのです!

 

 冷や汗が流れるも、頭を全力で使って考えてみます。

 今から生徒会室でお茶会です。その間に代役の方(旧校舎以外でもてなしてくれる方が良いですっ)を探し出す。みなさんにはお茶会を長引かせて待っててもらうとして……あれ? 

 

 これ、時間を稼ぐのに都合が良くないですか?

 

 ほとりちゃんを助けるためには、くれはさんが倒壊の原因を探る時間が必要です。もっと言えば旧校舎に入らなければいい。他の皆さんには悪いのですが、わたしがゆっくり代役の方を探して、お茶会に留めておいてくれたらより確実になります。

 

 しかし、こんなことが許されるのかと恐る恐る生徒会長に申し上げると。あっさり通りました。

 これもまた旧校舎に近寄らせまいとする『願い』による効果なのでしょうか。わたしは自由に行動できるようになったのです。

 

 たぶん、足止めはできたことでしょう。このままくれはさんと合流するのが一番良い行動なのかもしれませんが……。

 

「役員の仕事を放り出すことはできないですよね」

 

 旧校舎に向かう足を別方向へ。

 こういう性分なもので、受けた仕事をほっぽり出すなんてできないのです。当然ながらほとりちゃんを助けるのが第一ですが、それでも最低限やるべきことをやりたかったのでした。

 

 茶道部室でお月見会をする予定なので、代役は茶道部長さんに頼むのが良いでしょうか。

 ですが茶道部室は旧校舎にあるわけで、もしもの可能性を考えたら新校舎で行うほうがいいですね。

 はて、伝統のある部活は旧校舎に集中していますが、新校舎に適切な部活動があったでしょうか。

 

 そんなことを歩きながら考えていると、自然と自分の教室に入っていました。

 その理由は、自分の机に置いておいたカバン。取り出しました案内用のパンフレットにあります。今日のために貰っておいたのです。

 

 しかし、わたしが視線を奪われたのはパンフレットの下にあった見慣れた白色。

 

「こっ、これ……!」

 

 取り出してみると、間違いありません。マギウスの翼で使われていた白羽根のローブです。

 実力のある羽根が着ることを許されるこれは、目立たない黒羽根だったわたしには到底関係ない品物。手にしたことはないですし、ましてや盗んでなんかいません。だいたい、もうマギウスの翼は解散されてるんです。

 

「でも、間違いなくわたしのカバンですよね……急いで明槻センパイが間違ったのでしょうか」

 

 それはそれで、どうして持ち歩いていたのかという疑問が。

 悲しいことに、わたしの頭では答えが出ません。ここは一つ、今は見なかったことにしようとカバンにしまい込もうとした時でした。

 

「りっ、りおん! 本当にこっち!?」

「間違いないわよ。魔女の反応がある!」

「よし……いこう!」

 

 幼い声が背後の廊下から微かに聞こえて、走る音が通り過ぎて行ったのです。

 

 今のは、ほとりちゃんとりおんちゃんのはず。

 聞こえた内容からして、やはり『ほとりん』はほとりちゃんで、助けたよく似た子とはりおんちゃんなのでしょう。大っぴらに‟自分が魔法少女です”と言っているような会話でしたし。

 

 しかし、なにか違和感。

 

「……んん? あれ、なんでここに? お茶会で待っててくれているはずでは? それに、あっちは――旧校舎ですっ!?」

 

 のんびりしてる暇はありません。そのまま持って来てしまったローブを持ちつつ、すぐに走り出しました。

 くれはさんにも連絡しようとスマホを取り出すと、その彼女から着信が。

 

『そろそろ合流したいのだけど、どこ?』

「いっ、今、その『ほとりん』が旧校舎に向かってしまって! 追いかけてるんですっ!」

『わかったわ。すぐに行く』

 

 電話が切れたのを確認すると、脚により力を込めました。

 周囲に人がいるので魔法少女としては走れませんし、校則もあるのですが……命がかかってるんです。わたしが怒られるだけで済むならいくらでも怒られますっ!

 

 不幸中の幸いと言うべきか、二人の魔力反応らしきものは前方から感じられる。

 それを目印に追いかけて、旧校舎に入って階段を駆け上がり、見つけた結界に飛び込む。

 

 ……そこまでは順調だったのです。

 黒羽根時代の癖で、つい持っていたローブを羽織ってしまうまでは! しかも、目の前にいた、変身した二人の前で!

 

 いきなりこんな行動をしたら引かれることでしょう。

 なのに、最初は驚いた様子だった二人はなぜか目を輝かせました。

 

「あなたはさっきの生徒会のお姉さん……」

「そのローブ……さっきのはほとりんの身を案じてくれてたんですね! ゆきかお姉さま!」

「……はい?」

 

 急に態度が変わった理由は、彼女たちが話してくれました。

 二人は元々黒羽根で、水名の近くで白羽根の方に助けてもらったからマギウスの翼に入ったらしいのです。その時に水名女学園の学校指定バッグを持っていたからここの生徒だとはわかっていたそうで……つまり、このタイミングでわたしが白羽根のローブを着たからその方だと勘違いされているのです。

 

「あ、あのですね。このローブは調整屋さんで預かっ、て――」

「ゆきかお姉さま?」

 

 今、わたし、なんて言いました?

 

 調整屋さんでこのローブを預かった?

 そ、そうです……わたしにはその記憶がありますっ! 昨日、調整屋さんに寄った時に明槻センパイが忘れていったと聞いて、代わりに届けようとしたのです。

 

 ……いや、ちょっと待ってください。

 昨日はゲームセンターでメダルゲームをしていたのでは? やってきたくれはさんに交流会のことを聞かれて答えたじゃないですか。そして、そのまま帰ったはずです。

 

「……なるほど」

 

 時間が巻き戻って、世界が書き換わったとは、こういうこと。

 ワープ以外にも記憶に影響が出て、事の重大さを実感しました。

 

 それと同時に、小心者のわたしは、少女の祈りがここまで世界に影響を及ばすことがなんとなく怖くなったのです。

 

 自分に降りかかるだけのわたしの祈りや、助けたいというりおんちゃんの望みならともかく、邪悪な私利私欲に満ち溢れてもっとマイナスの方向に振り切った『願い』があったのなら――いえ、それこそ純粋な『願い』でも、国や世界を滅ぼすことができるのではないかと。

 

 一市民で一魔法少女のわたしでは憂うだけしかできません。頭のモヤモヤは捨て置きます。

 今すべきことはいずれ来る倒壊から二人を守り、人々を脅かすこの結界の主を倒すこと。それだけですっ。ともかく誤解を解いてから!

 

「まずですね、白羽根のローブは借り物で、わたしはただの黒羽根――」

「お姉さまっ! 使い魔が来ます!」

「ああっ、いつものトラブルがここで!?」

 

 落ちてきた使い魔たちは台座に乗った丸のような感じ。相変わらず形容しがたい存在です。

 接近してから針のようなものを伸ばして攻撃してくるので、避けてレイピアで刺そうとしたのですが、なんと弾かれてしまいました。

 

「だったら!」

 

 刺突がダメなら斬撃です。即座に左手にマインゴーシュを生成して数回攻撃を繰り返す。

 どうやら効いていたらしく、それで消えました。

 

「……ダメです」

「え? 倒せたじゃないですか」

「一体一体がこれじゃ硬すぎるんですっ」

 

 元々こっちの武器はメインじゃないし、時間がかかりすぎる。

 それは二人も同じでした。打撃で戦うほとりちゃんと、ステッキから出る光線で戦うりおんちゃんの攻撃もあまり効果がないようです。なんというか、使い魔自体の防御力が高いのです。

 

 使い魔でこれなら本体である魔女はどれだけ強いのでしょう。ここは撤退すべきかと考えて、隙がないか周囲を見渡すと――ベルみたいななにかが、空中に浮いていました。

 

「魔女があっちから出向いてきた? りおんっ、入り口は!?」

「変わってない、近くよ!」

 

 マズい。最深部に引きこもる魔女がほとんどだというのに、わざわざ出てくるなんて。

 ええ、もう見ただけでわかります。魔力の圧がとてつもないのです。あのワルプルギスの夜とまではいきませんが、間違いなくマギウスが育てていた魔女よりも強い。

 

 ……ふふ、ふふふ。

 

「お姉さま……? 笑って……」

「はっ!?」

 

 いけません。アドレナリンが出始めています。自分勝手に楽しむなんて今はできません。

 冷静に、あくまでも冷静に、わたしを見る二人に言い放ちました。

 

「二人とも、包囲される前に逃げてください。わたしが囮になります」

 

 もちろん、冷静に、合理的に考えた結果です。

 使い魔の防御力からして、わたしたちではこの魔女に決定打を与えることができない。経験の浅い二人では使い魔の群れから逃げ出すのは困難。誰かが注意を引いてるうちに脱出してもらうのが一番良い。

 

「大丈夫です。この魔女は強敵でも、神浜にはもっと強い人たちがいる。二人が逃げて、くれはさんに情報を伝えてくれれば目的は果たせるんです」

「ボクたちも戦います! だって、お姉さまは――」

 

 たぶん、『憧れ』とか『命の恩人』とか、そういう言葉が続くのでしょう。

 いえいえ、わたしはその白羽根の方ではないのです。颯爽と魔女を倒すことはできません。

 

「あっ」

 

 だから、こうして――  

 

「血っ、血が!」

「なっ……なんで、ゆきかお姉さまが……」

 

 二人を庇うことぐらいしか、できないのです。

 魔女が話している隙を見逃すはずもなく、伸ばした布の腕が飛来していました。わたしなら耐えられると前に出たのですが、ちょっと予想外の攻撃力でした。

 

 そうこうしている間に先ほどの使い魔が飛び掛かってくる。もう、時間はありませんっ。

 

「ボクたちと逃げましょう! 今なら!」

「いい、から……行ってっ! ()()()()を信じて!」

 

 白羽根さん、すみません。名前を使わせてもらいました。

 ほとりちゃんが涙をこらえながら、りおんちゃんの手を引いて走っていく。そのりおんちゃんは、ずっと苦々しい顔で泣いていました。よほど、お姉さまは信頼されていたようです。

 

 二人が行ったのを見届けて、わたしは魔女にレイピアを向ける。

 

 威勢のいいことを言いいましたが死は間近。右目は見えませんし、残った視界も真っ赤です。左腕は変な方向に曲がってますし、脇腹にも深い裂傷。生きてるほうが不思議です。

 けれども痛みはなく、思考はクリアになっていく。ソウルジェムが強く輝いています。ドバドバと溢れる脳内物質がわたしの口角を吊り上げて、もはや裂けてしまいそう。どうしましょう。楽しくなってきちゃいました。

 

「ふっ、ふふふふ……ふふふふふふ!」

 

 死の淵でしか生を実感できないなんて、我が事ながら、これじゃとんだ性格破綻者じゃないですかっ!

 

 刺さらなかったレイピアが、刺さる。

 見切れなかった攻撃が、見切れる。

 地を蹴って空に跳び、追って来る使い魔を足場に、更に跳ぶ。

 魔女が伸ばした布のような手に着地して、駆ける。

 目指すは一点。魔女の命です。

 

 倒壊の原因はおそらくこの魔女。

 ならば、ここで倒してしまえばいい。颯爽とは倒せなくとも、捨て身なら。

 

「はぁぁぁっ!!」

 

 煌くレイピアを構えて、突撃を――

 

「――あ」 

 

 音にしてみれば、こつんという小さなもの。

 後頭部に軽い痛みがあって、使い魔が放った小石がぶつかったのだと気づく。

 

 だというのに、途端にがくんと全ての力が抜けました。

 最後の力を使い果たしたかのように、レイピアが手から離れていく。己も高空から落ちていく。嘲る魔女の笑い声が響き、布の腕が高速で飛来する。

 

 ああ、死にますね、これ。

 間違いなくソウルジェムごと突き刺そうとしています。それでわたしにはもう抵抗できる手段がない。簡単な帰結です。

 

 入り口は近いのですから、二人は逃げきれた。やれるだけのことはやったはずです。

 そう思い、落ちゆく最中に入り口に目を向けると。

  

 赤い視界に、ほんの少し、緑が見えたんです。

 

「――っ!」

 

 伸ばされた手から発せられた魔力はとても馴染んだもので、思わずその名前を口にしていて。

 布がピタリと止まるのを見た瞬間、わたしの意識まで落ちていったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に目が覚めた時、最初に見えたのは、まなかちゃんの顔でした。

 どういうことでしょうと困惑するわたしとは裏腹に、彼女は安心したような顔をしたのです。

 

「ふぅ、意識が戻りましたよ。全員で治療した甲斐がありましたね」

「ぜ……全員?」

 

 寝かされていたようで、上半身を起こして周囲を見てみると、数人の見知った魔法少女がいました。

 無事に逃げられたほとりちゃんとりおんちゃん。助けに来てくださったのか、阿見センパイ、梢センパイ、史乃センパイという上級生の方々。

 そしてあの人は、すぐに駆け寄ってきたのです。

 

「良かった……」

「くっ、くれはさん、近いですっ」

 

 柔らかな肌がわたしに触れる。つまり、抱きしめられてしまいました。どうしましょう。この場面を目撃されていると多大な誤解が生じかねません。

 しかし、伺うように肩越しから見てみると、みなさんわたしを気にかけてくれていて、とても暖かい雰囲気だったのです。

 

「どうしてくれはさん以外にも……」

「言ったじゃない。どんなトラブルが起きようと解決するって」

「そうですわ。水臭いじゃありませんか七瀬さん。私たちは同じ魔法少女。いつだって協力しますわよ!」

「まったくです。前のめりなのは阿見先輩だけで十分ですよ」

「強敵でしたけど、あの時みたいに私たちが束になれば勝てるんです」

「だから無茶する前にみんなを頼ってほしいですぅ」

 

 なんだかみなさんの理解が一つ飛ばしのような。まるで見ていたかのような言い方にハッとして、ほとりちゃんとりおんちゃんに顔を向ける。

 

「ゆきかお姉さまが逃してくれた時、ほっ、ほんとに心配で……」

「この人たちにはその後で……ほとりんが引っ張らなかったら一緒に戦ってたのに」

 

 どうやらお二人から説明がいっていた様子。本当に心配をかけてしまっていました。

 

 あの時はアドレナリンが出ていて判断ができていなかったのかもしれません。冷静で合理的でも、自分の命を容易くベットしていました。

 もっとも、以前のわたしであればそれがどうしたという話でしょう。死に近づくほど生きていることを実感できるのですから。

 

 しかし、捨て身ならと思った時……僅かながらに心が反対していたのです。

 観鳥さんを助けようと無茶をしていたくれはさんを見て、気づいていた。『自分を犠牲にみんなを助けられるならそれでいい』、それは少し違うと。

 

 思い返せばあの投石は避けれるものでした。されど避けた先は魔女の攻撃範囲。より強力な攻撃が当たっていれば――わたしは、ここにはいないでしょう。

 

「……ありがとうございます」

 

 まったく助けられてばっかりですね。

 それだけこの方が頼りになるということで……ふふっ、いつも近くにいる人がちょっと妬けちゃいますっ。

 

 そんな今もすぐ近くにある綺麗な真顔は、「あ」と一言つぶやくと、わたしと目を合わせました。

 

「生徒会の人が探してるみたいだけど」

「へ? ――あっ、わ、わたし、どれだけ気絶してたんですかっ!?」

「さあ」

 

 こっ、こうしてる場合ではありません! 交流会をすっぽかしてます!

 くれはさんから離れて跳ねるように立ち上がって、すぐにほとりちゃんとりおんちゃんへ声をかけました。

 

「二人とも、生徒会室に戻りましょう!」

「生徒会……あっ! ボクたち抜け出してきたんだった!」

「お姉さま! すぐに戻りましょう!」

 

 こうと決まれば急がないと。みなさんにお礼を言って、すぐに――

 

「ちょっと七瀬先輩っ! さっきまで大怪我してたこと忘れてませんか!?」

「くっついてるから大丈夫ですっ。お月見会には行けますから」

「はあ、帆秋さんといいあなたといい、結構な大怪我をしてもすぐ治せるわよね……。軽いものならともかく、普通は調整屋に行って治してもらうものだけど」

「みたまさんはお医者さんみたいなものですからねぇ、病院に行かないで治っちゃうのはすごいですぅ」

 

 言われてみると、どうしてでしょう。強力な治癒の魔法を持ってるわけではないのに、わたしは治りやすいです。結構危険な目に遭ってるので慣れてるのかもしれません。

 

 くれはさんは……と、考えてる場合じゃありませんっ!

 

「本当にありがとうございました! 必ずお礼はいたします!」

 

 みなさんには感謝してもしきれません。せめて想いだけでも込めて、二人を連れて急いで旧校舎を駆け下ります。

 その途中、ほとりちゃんがおどおどとわたしに問いかけました。

 

「あ、あのっ! あの人たちに教えてもらったんですけど、お姉さまは白羽根じゃなくて黒羽根だったって……」

「そうですっ。言い出せるチャンスがなくてすみません。ですから、わたしのことは気にせず——」

「いいえ! ゆきかお姉さまが助けてくれたことに変わりはないんです! ね、ほとりん!」

「うん!」

 

 あ、あれ……わたし、結局お姉さまのまま!?

 白羽根さんとは別人とわかってもらえても、わたし自身を慕ってもらうのを止めるなんて無碍ですし……。

 

 なので、その関係を否定しない代わりに、ひとつだけお願いをしたのです。

 

「お姉さまは禁止、ですっ!」

 

 やっぱりわたしは、端役ですから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほむらちゃんの気分になるRTA、はーじまーるよー。

 

 倒壊した旧校舎ではりおんちゃんの契約イベントが始まります。

 くれはちゃんでは特にできることがないので大人しくしていましょう。いろはちゃんの固有魔法があればスルーできますが、りおんちゃんに魔法少女になってもらわないとなんやかんやで後々詰みかねないので魔法少女になるんだよ!(ド畜生)

 

 ちなみにこのタイミングからでも、雫ちゃんに電話すればいろはちゃんを呼べます。それでも助かるかは五分五分です。申し訳ないが屑運に頼るのはNG。

 

「さあ、キミはどんな『願い』で魂を輝かせるんだい?」

 

 白タヌキに『願い』を告げる瞬間、お前らもよーく見ておけよ?

 りおんちゃんがなにか言おうとしたら……ここ! はい自分に『停止』!

 

 世界が書き換えられますが、このタイミングで『停止』くんを自分に使うことで記憶の改竄を防ぐことができます。『願い』の効果すらガードできるとか、こいつにこんな才能があったとはなぁ……。

 まあキュゥべえやゆきかちゃんも覚えてるのでそんなに凄くはありません。意図的に記憶引継ぎの解決役になれるだけです。

 

 それに、重要なのは『願い』による世界改変をくれはちゃんが体験できることです。ここ以外だとだいたいロクでもないことになりますし、比較的安全なのでりおんちゃんに魔法少女になってもらう必要があったんですね。

 

 気がついたら~場面が変わっていた~。

 時間が巻き戻り、南凪の教室に戻っています。朝にした行動はそのままなので水名の制服を着てますね。なのでまた水名女学園に突撃ー!!

 

 移動中はゆきかちゃんに電話しましょう。ハロハロー?

 

「はっ、はい、もしもし……くれはさん? どうしました? ……え、なんでもない? 今から水名に行く? は、はぁ……お待ちしてますね」

 

 慌てているように見えますが、あのトラブルラビットなので勝手に適応します。とりあえずで交流会の準備を普通に進めるので着くまで放置してイーヨー……。

 

 突入したら即座にゆきかちゃんと接触します。ヘイ、ほとりん知らないかい!

 

「ほと、ほとりん?」

 

 ここでりおんちゃんの名前を出せればいいのですが、急いだばっかりにくれはちゃんは『りおん』という名前を聞いていませんし、『ほとりん』というあだ名しか知りません。しかも旧校舎の倒壊が魔女の攻撃の余波だと知らないガバガバっぷりです。ほとりんを助ける手伝いを頼もうにも明確な選択肢が存在しません。

 

 さらに、ゆきかちゃんは元の世界でも月夜ちゃんが早退しているという事実を知りません。じゃあ大丈夫ですね、なんて勘違いをすると今度はほとりんとりおんちゃんの二人共退場してしまいます。

 

 よって、名前を知らずともすぐに解決できる手段を使いましょう。

 まずはゆきかちゃんにリリアンナ勢の足止めを頼みます。本来は『願い』を叶えようとする世界の意思がほとりんたちを旧校舎から遠ざけようとするのですが、ハードモードだとサボりまくり向かいまくり二人揃って退場しまくり。準備時間すらなくなるのでちゃんと対応しましょう。

 

「わかりました! なんとか旧校舎に向かうのを遅らせますっ!」

 

 ありがとな。頑張りや、足止め。 

 そうしたらくれはちゃんは改変前同様に高等部三年の教室へ向かいます。話の流れ的には倒壊の原因の調査が名目ですが、そんなことしません。

 

「くれはちゃんですぅ! ……あれ、どうして制服を? 麻友ちゃん、知ってますぅ?」

「うーん……莉愛ちゃんならわかるかも。私も今日会おうって話しか聞いてないし……」

 

 前回とまったく同じ事を言われますが、今回は信頼度上げが目的じゃないです。改変前の信頼度上昇は引き継がれています。因果が太いんすかね?

 

 なお、改変前に行った予定入れが無駄になるんじゃないの? とお思いの方もいるといらっしゃると思います。ところがどっこい、改変されるのは今日の特定の事象だけなのでこれも同じく残ります。空き時間にその行動をしたということにされるんですね。あぁん? なんで? ちょっと時系列が乱れてんよ~。

 

 というわけで会話をするわけではなく、くれはちゃんパーティに入ってもらいます。続いて中等部へイクゾー!!

 

「むっ、意外と早かったですねくれはさん。南凪から来るのならもう少し時間が――って、ちょっと待ってくださいよ! なんで校内にいるんですかウチの制服着てるんですか!?」

 

 まなかちゃんをパーティに誘いたかったからだよ!!

 『若菜 つむぎ』の名前は聞いているので会話は必要ありません。近くにいて探す手間が省けた莉愛様も回収して、五人パーティになったところでゆきかちゃんに連絡します。

 

「いっ、今、その『ほとりん』が旧校舎に向かってしまって! 追いかけてるんですっ!」

 

 なんで?

 

 ちゃんと足止めしとけ七瀬ゆきかァッ! お前正面突破されてるレベルだぞ!

 まあ……どちらにせよ倒壊の時刻前なら問題ありません。このまま旧校舎に乗り込むぞ!

 

 ただし、全速力は出せません。お嬢様学校なので下手に走ると注意されて無駄にロスります。微妙な速度を出しつつ、死角となる曲がり角をステップで跳ぶことで加速できるので使っていきましょう。

 

「なんですかその動き。急ぐなら普通に行きましょうよ」

「胡桃さん……よくごらんなさい。的確にステップを挟むことで気品を保ちつつ全速力で向かってるのですわ」

「ほら、先生に怒られたら急げないですから……」

「ちゃんと考えられてるんですね。勉強になるですぅ」

「もしかしてまなかがおかしい……?」

 

 そんなこんなで旧校舎に到着です。ここまで来れば変な移動をしなくていいので、わき目もふらずに四階までダッシュ。結界が見えたら飛び込みます。

 

 おう、やってるかい!

 

「くれはさん……っ!」

 

 なんで既に大ピンチなんだ七瀬ゆきかァッ!! もう少し遅かったらリセットだったぞお前!

 くれはちゃんの『停止』と麻友の『攻撃不可』が間に合って良かったですね。消費魔力量的に麻友がいなかったら危なかったでしょう。 

 

 ピンチになればなるほど強くなる体力をミリ残したあとの恍惚殺戮マシーンゆきかちゃんがダウンしてる理由は不意打ち食らったかなんかでしょう。後ろにも目をつけて、どうぞ。

 

「七瀬先輩……酷い怪我です。一旦まなかが外に運んで治療してきます」

 

 あっ、おい待てぃ。下手に動かしたら危険(ロス)だからそのままにしてくれよな~頼むよ~。

 こうすれば魔女を倒すことを優先してくれます。気絶してるだけで体力は残ってるから問題ないんだよなぁ。

 

 ちなみに、普通は0になったら調整屋に運び込みますがその行動は単純にロスです。最速を目指すならありえません。もしあれば誰かに頼んだほうがいいです。

 

 しかしまあ、目の前のアイツが相手では仕方ないですね。

 

 アイツとはこのイベントのボス、強化版『子守りの魔女』です。

 なんとこいつ、特殊仕様で攻撃力が半端じゃありません。神浜のメイン盾たるさなちゃん、あやめ、こころちゃんでも直撃を喰らうと体力の半分消し飛ぶヤバさです。くれはちゃんなんか掠ったら即死します。ベテラン魔法少女複数人を要求するレベルの存在です。白タヌキに聞くと5~6人でやっと勝機があると言われます。そんなの用意するわけねーよ! 通常プレイじゃなきゃ絶対ムリだぜ! 

 

 だったら攻撃させなきゃいいんだよ上等だろ! 梢麻友、おめぇの出番だ!

 

「止まってくださーい!」

 

 まずは『攻撃不可』が効いている間に全員でタコ殴りにします。

 効果が切れたらいつもの莉愛様の『隠蔽』とくれはちゃんの『停止』の合体技、完全ステルスです。魔女でも発見できなくなるので二人で殴りつつ三人を退避。

 そしてまなかちゃんが倒れてるゆきかちゃんを回復させつつ、さゆさゆが『魔力提供』で麻友の魔力を回復、再発動可能になったらまたタコ殴りです。

 

 これを数回繰り返せばハードでも簡単に勝てます。固有魔法の悪用ってのは怖ぇなぁ……ちょうど水名女学園にいたのが運の尽きだぜ?

 明日香がいればもっと簡単だったんですが、神浜マギアユニオン結成後は竜真館がユニオンの縄張り扱いになるので難しいですね。接触するのに時間がかかります。

 

 なお、一応ゆきかちゃん単騎でも固有魔法バフ&ドッペル発動でなんとかなります。退場されたらリセットなのでやりませんがなんだアイツ。

 

「これでトドメよ! ベラ・スピーナッ!!」

 

 凄ェ! さすが莉愛様ァ!

 説明してる間に倒しちゃいましたね。もうこんなとこに用はねぇぜ。

 

「結界が消えて……あっ、さっきの魔法少女に――ゆきかお姉さま!」

 

 そういえば結界に入る前にほとりんとりおんちゃんがいましたね。

 

 ここでは特にやることはありません。ゆきかちゃんを白羽根だと勘違いしてようがタイムに関係はないのでスルーでいいです。あ、莉愛様が教えてくれます? 凄ェ! さすが莉愛様ァ!

 

 じゃあパパッと会話を飛ばして『お月見は優雅な茶会のあとで』終わりっ! 解散! 走って帰宅! 

 

 したかったのに~横を付いてくるヤツがいる~。

 

「やあ、くれは」

 

 神浜内部に取り残されたパターンの白タヌキですね。無視だ無視。全速力で駆けてついてくるなよな!

 

「いつものことだし返事はしなくていいよ。キミも記憶が残っているようだし、あの時近くにいた魔法少女だから伝えておこうと思っただけだ。実は今回、ちょっとしたテストをしててね。『願い』の結果が被膜に影響するのかどうかを知りたかったんだ」

 

 しかし、今回は活躍できましたが、もはや攻撃力と速度だけのくれはちゃんではお荷物同然です。忘れがちですけどね! この子のカトラス、使い捨てなんですよ! 炎が出るようになってから多少は耐久力上がりましたけど、パリンパリン割れるんですよ!

 

「キミがりおんと出会ってくれて助かったよ。切実に願うあの子のおかげで確認ができた。統計上、キミが関与するとボクに有益なことが起きる。良い取引さ。だからお礼としてもう一つ情報がある」

 

 それに元々団地組に経験値が渡るように戦っていたので、くれはちゃん自身の合計ステータスは進行具合から見てかなり低いです。特化型にしているから戦えているだけで、バランスよく割り振りしていたら即お陀仏でしょう。

 

「柚希りおんの負った因果では、完璧な世界改変が成せなかった。なかったことにするには足りなかったんだ。だから防ごうと働きかける結果になった。もっとも、根源たる柚希ほとりはともかく白羽根を蘇らせることはできなかったようだけど」

 

 余計な経験値稼ぎなんかしたら無駄にタイムが伸びるだけだからね、仕方ないね。そのための強化イベント? あとそのためのフラグ立て?

 あと白タヌキの言うことは全部知ってるんでスルーしましょう。聞くだけ無駄です。

 

 おっと帆奈ちゃんから電話。

 

「あんたに頼まれてた品物、見つかったけどどうすんの? 買う?」

 

 意外と早く出てきたなぁ~(嬉しい誤算)。

 さらにタイムが短縮できそうなので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんてことがあって、あたしたちは無事にお月見会を行えていた。

 

 あのくれはって人には感謝しなくちゃ。お姉さま……こほん、ゆきかを助けてくれたんだもの。ほとりんを気にかけてたのがムカつくけど、それは不問にしてあげる。

 ただ、あたしにも同じ感じの視線を向けてたのが気になる。もしかして……そういう趣味なの?

 

「でね、かはるん。その魔女はみんなが倒したんだ」

「なるほど、手強い相手でしたのね」

 

 関心したように頷くのは『香春 ゆうな』――あたしたちは"かはるん"ってあだ名で呼んでるけれど、リリアンナの中でも特にすごい家のお嬢様で生徒会長。まあ、魔法少女としては新人で、あたしたちのほうが先輩だけどね。

 

「それであの、あの……りおん、目つきが怖いあの人って……」

「くれはでしょ。あの人が他の魔法少女を連れて来てくれたのよね」

 

 水名の生徒じゃないのに制服を着ていたり、水名に知り合いが多かったりすることは気になるけど、それよりも。

 

「くれはさんが……やはり、彼女らしい」

  

 そのかはるんの反応が気になった。

 

「ふふ、そろそろ挨拶に向かってもいいのかもしれませんね」

「なにかご存知なのでしょうか?」

「ええ。ゆきかさん、彼女の名字は"帆秋"でしょう?」

「そうですがあの、くれはさんとなにか……?」

 

 帆秋? アイツ、名字が帆秋なの?

 ちょっと待って、それじゃ、もしかして――!

 

 意味に気づいたあたしとほとりんは、同時にかはるんの顔を見た。

 そして。

 

「彼女の姉、帆秋るいさんと約束をしたものですから」

 

 幾度も聞かされた話に出てきた名前を、思い出したのだった。

 




■今回の内容
 『お月見は優雅な茶会のあとで』

■ゆきかちゃん
 死に際になるほど強くなるのでパワーアップする。
 放っておいても勝手にドッペルを発動させて倒してた。なんだコイツ。

■ヒールタイプ
 魔法少女のタイプの一つ。まなかちゃんはここ。
 いろはちゃんやまどかさんといった主人公も入りがち。

■りおんちゃん
 黒羽根だったということになっているが、魔法少女になった時にはマギウスの翼は解散しているはずなので改変の影響を受けている。
 改変前の記憶がないのでくれはちゃんのことはすっかり忘れている。

■イベントの魔女
 ベテラン5~6人でやっと勝機があるレベルのとんでもないヤツ。
 しかし本来はゆきかちゃんが単騎で撃破する。なんだアイツ。

■子守の魔女の手下
 自身の頭部で石を弾き飛ばすわ、人間に群がって血を吸い尽くすわで明らかにヤバいヤツら。
 魔女の設定には結構大変なことが書いてある。

■くれはちゃんの姉
 くれはちゃんの名前は既存キャラと被らせているのでこっちも被る。
 同名の時は基本的に原作キャラのことを言っていますが混乱したら申し訳ナイス!

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