マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート南凪チャート   作:みみずくやしき

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パート52 時を超えて鳴らす鐘 前編

 

 その日、私の周囲が死に包まれた。

 

「なにこれ……!?」

 

 黒い靄は私の『天門眼』が見せる死の予兆。

 それが、見えている。お父さん、お母さん、猫のパラケルスス(スーちゃん)。テレビのニュース番組の人、中継されている街頭を歩くたくさんの人たちみんなに。鏡に写った私にさえ例外じゃなく、見えている。

 

 こんなのおかしい。

 勝手に見えるのもだけど、これじゃ、みんな死んじゃうってことだ。

 

「塁、どうしたの? 顔色が悪いけど……」

「ひっ――」

 

 お母さんは心配する顔を向けたはずなのに、そこには濃い靄がぼんやりと浮かんでるだけ。光を吸い込むような真っ黒がただただ私を見つめていた。

 

「なっ、なんでもない!」

 

 あまりのことに取り繕うこともできないで、ガタガタと震えながら部屋に引きこもるしかなかった。

 カーテンを閉めたままの部屋で、大丈夫だって何度も心の中で繰り返す。今までも死相は見えてきたし、そのたびに回避してきた。この魔法は占いみたいなもの。原因がわかれば大丈夫だって。

 

 そのはず、なのに。どんなに考えても心当たりなんてない。

 突然みんなに死相が出るなんて、それこそ隕石が降ってきて人類滅亡ぐらいしか思いつかない。いくら魔法少女でもそんなのどうしようもない。

 

 気づいてしまったら、膝を抱えて座り込んだまま黙り込むしかなかった。

 

 世界を救うシチュエーションはフォートレス・ザ・ウィザードなら何度だってやってきた。でも、現実はこうだ。

 

 演じる余裕もなくて、妄想に耽る気力も奪われてしまったみたいで、ただただ心臓がバクバク鳴っていた。なにかしなきゃいけないのに動けなくて、それがまた焦らせて、余計に居心地が悪くなる。

 

 そうした不安の中に浮かんだのは、数少ないお友達のことだった。

 

「せいらちゃん……」

 

 もしも彼女にも見えていたらと、胸がずきずきと痛む。まだわかってないのに涙までも出てきて、自分が情けなく思えた。

 突き動かされるように急いでかけた電話の呼び出し音が響くたび、緊張が高まっていく。喉が乾いていることなんて忘れてただただ答えを待ち続けた。

 

『どうしたの? 朝早く』

 

 聞こえたのは、車の走る音が混じる、いつもと同じ元気な声だった。

 

「あ、あのっ、大変なことが……」

 

 少しばかり心が落ち着くも、押し出されるかのごとく、すぐになにがあったのかを話し続けた。

 説明はつっかえながら一方的に言うばかりで聞き取りづらかったはずなのに、せいらちゃんは『わかった」と返してくれたんだ。

 

『とりあえずこれから会おうよ。ちょうど帆秋さんと待ち合わせしてるから、一緒に対策を考えてみよう』

「し、信じてくれるの……?」

『もちろん。死相が見える魔法のことは知ってるし、水樹が質の悪い冗談なんて言うわけないって』

「……うん」

 

 せいらちゃんは頭ごなしに否定しなくて、ちゃんと聞いてくれる。中二病がバレた時もそれがありがたかったことを思い出す。

 

 電話を切ったスマートフォンが頼もしく思えて、死相ばっかり見える世界を進む勇気が少しだけ湧いて、急いで準備して外に出る。

 時々目をつむりながら目指すのは新西区の骨董品店。せいらちゃんの先輩が持ってる『復元』って魔法が使えるかどうか確かめたくて、くれはさんに相談したら教えてくれたんだって。

 

 電車を乗り継いで近くまで行くと、教えられた店先にふたりが並んでいるのが見えた。

 

「あ……」

「ん? 帆秋さん、水樹が来たみたいですよ。おーい!」

 

 振ってくれる手で認識して、ギュッと痛くなった。顔も見えないほど靄がかかっているけど、声でわかる。せいらちゃんだ。

 

 彼女にも見えたという悲しみは想像していたより重い。

 だけれど――その隣にいる、くれはさんの衝撃も強かった。

 

「え……え!?」

「どうしたの」

 

 近づいて来る彼女の顔は()()()()()()()

 ここに来るまですべての人の顔が見えなかったのに、なぜか彼女だけに死相がない。

 

「助けて、くれはさん……!」

 

 気づいたら、そう言っていた。

 なんだかその特別なことが全部なんとかしてくれそうに思えたんだ。確信するなんておかしいかもだけど、なにも手がかりがなかった中の光に見えたから。

 

 それに、証明するようにくれはさんが手を握った。

 

「わかったわ。あなたの不安は絶対に解決する。約束するわ」

「……あ、でも、なにが起きるか」

「私は死なない」

 

 安心させるような言い方に、少しドキっとした。

 まるでノベルゲーのヒロインみたいなことを言われたからかも知れない。自分がその立場になってみると、身体が大事にあったかく包まれてるみたいで心地良かった。

 

「帆秋さん、いや……今はいいです。水樹が落ち着いてくれるなら大目に見ますよ」

「なにが」

「古町先輩と吉良先輩が自然にイチャついてるみたいなものです」

「い、イチャついて?」

「はぁ……にしても、妙に水樹を気にかけてますよね」

「それは……」

 

 言いづらそうに目を逸らす。「相変わらず演技ができないんですね」ってせいらちゃんの言葉が理由なのかな。

 答えを隠すように、くれはさんはいそいそと骨董品店に入っていった。

 

「って、買い物続行するんですか!? 頼んだのはこっちですけど、今は――」

「約束したでしょ」

 

 当たり前のように言う言葉に、私も平静を取り戻したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうしてこんなことになっているのでございましょう。

 私はただ、月咲ちゃんと一緒にみふゆさんの勉強のサポートに行っていたはず。だというのに気がつけば夜の闇が覆い尽くす森に立っていて、夢だと思うのには嫌に現実味があったのでございます。

 

 それは隣に立つ月咲ちゃんも同じく思っていたことでございましょう。なにせ、私たちは先ほどからずっと魔法少女に変身して、鎧の使い魔らを相手に戦い続けているのでございますから。

 

「月咲ちゃん!」

「うん!」

『笛花共鳴!』

「グッ! 鬱陶しい!」

 

 そして、鎧の中にひとり、魔法少女がいたのでございます。

 自らを『コルボー』と名乗った黒いカラスの仮面の魔法少女。フード付きの黒いケープまでもが羽根のように広がっていて、その割に服と髪は白く、月光に照らされて際立つ見た目はまるでかつての黒羽根か白羽根でございますが、その力はあまりにも強大すぎたのでございました。

 

「ぐ、ぐぐ……」

 

 笛花共鳴は、月咲ちゃんと共に相手の頭の中に音を響かせて動きを止める技。音を止められさえしなければ強靭な肉体を持つ魔法少女と言えども抵抗できない強力なもの……のはずが、二人で一人に使わなければ無理やり動いてくるのでございます。

 脳に作用するのでソウルジェムを操作して痛覚や聴覚を遮断しても普通は効くはずと、みふゆさんが教えてくれたことを考えると執念でございましょうか。

 

 などと、悠長にしている時間もございません。

 

「下がるでございます! 早く!」

「でもっ、このままじゃ!」

「……っ、それでもこれしかないでございます!」

 

 笛を持つ左腕が酷く痛む。たった一度、拳が軽く当たっただけなのに折れているかもしれない。

 力量差がありすぎることは私が一番よくわかっていたのでございますから、笛花共鳴でコルボーの動きを止め、影響が残っている間に鎧の使い魔を撃破して後退するしかなかったのでございます。

 

 しかし、終わりの見えない撤退が成功するはずも、コルボーが対策を取らないはずもなく。なによりも、普段より早いソウルジェムの穢れが終幕を告げていたのでございました。

 

「いい加減追いかけっこもお終いにしようぜェ!」

 

 急加速して突っ込んでくる。時折飛ばしてくるカラスの羽根と相まって、まるで強力にした帆秋さんと戦っているようでございます。

 だから、偶然にも笛を犠牲にすることで蹴りを防げたのでございましょう。

 

「ほぉ、やるじゃないか。次はどんな技を使うんだ!? 見せてくれよぉ!」

「行け月咲!」

 

 いつもの口調もなにもかも投げ捨てて、手を広げて月咲との間に立ち塞がる。

 

「できるわけないよ! こ、このっ……!」

「良いねェ……だが纏めてはもったいない、一人ずつ壊すか」

「行かせるわけ――」

 

 懐に飛びついてでも止めようとしても、脚が動かず、振り向くことさえもできなくなっていた。

 この感覚はまるで『停止』。なんとか動かせた視界で確認すると、私から伸びる薄い影に羽根が突き刺さっているのが見える。

 動けなくする技を持っていたのは、相手も同じ。

 

 そんな私の状況に気づいた月咲ちゃんが、さらに急いで駆けて来る。動けない私を助けようと判断してのことでございましょう。

 でも――違う。今、()()()()()()()()()()()()なのに……!

 

 既に動けないほうより、まだ自由に動けるほうを狙う。コルボーが方向転換する。月咲ちゃんが近づく。あと数秒もない。

 こうなれば、使えるかわからなくてもドッペルしかない。

 

 されど私は見落としていたのでございます。帆秋さんの『停止』に似ていて、より悪辣なことに気づいていなかった。魔力を集中しても形にならず、この羽根は私の魔法すら阻害していたのだと。

 

 動揺する間にも月咲ちゃんに攻撃が迫っていて、またしても飛び込んだあいつは、魔力を注ぎ込んだ一際強力な蹴りを――

 

「やらせません!」

 

 割って入った、純白の魔法少女に食い止められたのでございました。

 

「バカなっ、今のを受け止めただと……!」

「ご無事ですか!」

 

 振り返って見えたのは攻撃を受けたはず白い鎧。相当な衝撃だったろうに、驚くべきことにへこみもなく綺麗なまま。まったくの無傷でございました。

 

 乱入者を見て一度は驚いたコルボーが、嫌ににたりと笑う。

 

「まさか聖女様が直々に来るなんてなぁ!」

「メリッサ、今のうちにお二人を!」

「はい!」

 

 さらに後ろから来たのは、中世の頃の本当のメイド服を着た青髪の子でございました。

 急速に移り変わる状況にあたふたとする間もなく、私はいつの間にか動くようになっていた身体を彼女と月咲ちゃんに引っ張られ、流されるように駆けだしたのでございます。

 

「ちょ、ちょっと待ってほしいでございます! あの人ひとりじゃ!?」

「大丈夫です! リズが――」

 

 少しだけ後ろを確認すると、いつの間にか黒い衣装の魔法少女が増えていて、彼女の魔法らしい影から伸びる手でコルボーの攻撃を防ぎきっていた。

 

 そのリズさんと言うらしい黒い魔法少女は、先ほどの白い魔法少女に顔を向けてなにかを言ったようで、二人は散開して行ったのでございます。

 コルボーはと言えば、強い方に興味があるのかリズさんを追いかけて行く。やっとのことで私たちは標的から外れたのだと走り続けながらもほっと胸をなで下ろす気分でございました。

 

 しかし、落ち着いて治療を施す暇も話す余裕もなく、彼女たちの本隊だというフランス軍の元に辿り着いたのは、慣れぬ野山を駆け巡り、魔女の結界をひとつ潰してからのことだったのでございます。

 

 私も月咲ちゃんも、聞きたいことは山ほどございました。コルボーという魔法少女、鎧のような使い魔、そして、神浜で見た魔女と遭遇したこと――いえ、それよりも真っ先に、ここがどこなのか。

 

 けれども、彼方に見える天を貫く光の柱が私たちの思考を引き付けた。

 向こうはあの白い鎧の魔法少女『タルト』さんが使い魔を倒しに救援に向かったらしい方角。ただ一人の魔法少女の魔法の余波というにはありえない光景でも、彼女があの人物なのだとしたら、簡単に納得できるのでございます。

 

 兵士のみなさんはタルトさんをフランスの聖女やラ・ピュセルと呼ぶ。聞いたところ、生まれは()()()()()らしく、さらには、()()()()()解放のために戦っていたそうで……これらは、あるひとりの英雄の特徴と同じ。

 

 いくら歴史に疎くても、その名前を一度は聞いたことがあるはず。

 百年戦争末期に現れ、フランスを救った救国の聖女――『ジャンヌ・ダルク』を。

 

 言うなればここは夢のフランス。

 ありえざる邂逅は、この時に始まったのでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか凄いことになっちゃったね」

「本当でございます。こうして月咲ちゃんとも話せてるとまったく夢な気がしないでございますね。まさか、時間旅行とか……」

 

 月夜ちゃんとウチは、そんな発想かやっぱり夢かで迷っていた。

 だって怪我したら痛いけど神浜で見た魔女はいるし、曖昧なんだもの。

 

 あと、戻ってきたタルトさんに本名を聞いてみると、タルトやジャネットと周囲から呼ばれるものの、実際は『ジャンヌ』という名前で、父方の性は『ダルク』というらしい。もしかしたら、なんて思ってたことが事実だと証明されちゃってた。

 

 ジャンヌ・ダルクが魔法少女だったことも驚いたけど、他にも色々とある。

 例えばオルレアンで戦っている時にコルボーが使い魔を引き連れてきて撤退しただとか。それは月夜ちゃんが言うには本来は勝っているはずの歴史が違うらしい。

 さらには、イングランド軍の影響がある地域は夜が明けないそう。確かに見上げた空に浮かぶ月は微動だにせず、ただただ雲が風で流れるばかりだった。

 

 手持ち無沙汰にそのまま見ていたら、隣の月夜ちゃんも同じように眺めていた。

 

「私たち、みふゆさんの家に行ってからどうしたのでございましょう。なんだか記憶が曖昧でよく覚えてないのでございます」

「なにかあったような気がするんだけどねー……一緒に魔女も倒したし、ウチたちも協力するってことになったけど、どうやったら帰れるんだろう。また同じロウソクを用意しておまじないをしてみるとかかな」

「手がかりはそれぐらいしかないでございますね。あのコルボーとやらが関係してるかもでございますが……」

「あの怖い人かぁ……」

 

 オルレアンがコルボーのせいで解放できなかったのなら、そこで歴史が変わってしまう。すると地続きの現代にも影響が出るわけで、ウチたちが解決するために巻き込まれた……なんて荒唐無稽なことを話したけど、さすがに違うよね。だいたいウチらより強い人はいるし。

 

 考えても答えは出ないし、夢の中で眠ったら起きるかもとか、お互いの頬をつねってみるとか試していると、鎧の音が聞こえた。

 

「あっ、タルトさん」

「お二人ともお疲れ様です。イングランド軍は撤退したようですので報告と感謝を伝えに来ました」

 

 そう言うと彼女は「ありがとうございます」とにっこりと人の良さそうな笑みを見せた。安心感を覚えさせるものでも、魔法少女衣装らしい純白の鎧とはどこかアンバランスを感じさせる。ジャンヌ・ダルクはただの村娘だった――なにかで読んだその一文が、目の前にあるみたい。

 ただ、にこにこと本心からお礼を伝えようとしているのはわかったから、ウチたちはすぐに言葉を返した。

 

「そ、そんなそんな、助けてもらったのでございますからお礼を言いたいのは私たちでございます」

「うん、魔女は知ってただけだから。コルボーって魔法少女の相手はできなかったし、メリッサさんとリズさんにもお礼言わなくちゃ!」

「きっと二人も喜んでくれると思います。でしたらメリッサは後方の陣のところで、えーっと、リズは……噂をすれば」

「あの崖の上でございますか?」

 

 月夜ちゃんが指差した少し離れた高くなった場所に、暗闇に紛れて黒づくめの長身の魔法少女が見える。あれがコルボーを足止めしていたリズさんだろう。

 

「あ、あれ……?」

 

 その隣に、見覚えのある魔法少女がいた。

 月明かりに照らされてキラキラと輝く長髪。木々の葉と同化しそうな色合いの服装。ともすれば妖精かと見紛う容姿の彼女は――なぜか誰よりも早く崖からゴロゴロと高速で転がり落ちてきた。

 そのまま目の前まで来ると何事もなかったかのように真顔で、もはや見間違えようがない。

 

「なんでこんなところに!?」

「偶然よ」

 

 色んな魔法少女と出会ってきたけど、こんなことをするのはひとりしかいない。そう、くれはさんだ!

 

 けれど、今や彼女は信頼できる魔法少女のひとりなのは間違いない。いきなりの変な行動にタルトさんたちが困惑しているように色々と騒動を引き起こすのが問題なんだけど、いざという時には頼りになるって信じてる。

 

「でも、どうして……」

「あなたたちと同じ。それより説明したいことがあるわ」

「ここが夢の世界ってことございますか?」

「いいえ、夢だけど、夢じゃないの」

 

 ハッキリしない言葉にタルトさんと一緒に首をかしげた。後ろから来ていたリズさんは頷いていたから、先に聞いていたのかもしれない。

 

「塁……知り合いに死相が見える魔法少女がいるのだけど、多くの人に見えているみたいで、世界が滅亡するんじゃないかって。たぶん、今の夢が関係してるの」

「え、ええ……っ!? 大変でございます!?」

 

 月夜ちゃんが驚くのも当然。ウチも驚いた。

 だって目が泳いでないし『停止』を使った魔力もない。映画撮影の時とか演技がぜんぜんできなかったあの人が魔法の補助なしに嘘をつけるわけがないよ。

 

「もう少し情報はないですか!? ウチらどうすれば……」

「全員揃ったら詳しく説明するわ」 

「え?」

 

 全員、全員ってなんだろう。

 ここにいるのはウチと月夜ちゃん、そしてくれはさん。タルトさんとリズさん。魔法少女なら全員いる気もするけど……うーん、メリッサさんのことかな?

 

「あなたたち二人で来たでしょう? 私もそうよ」

「ということはもしかして、リズはもう会ったんですか?」

「ええ、タルトたちのことも紹介してあるわ。そのもうひとりの魔法少女の協力があって、コルボーはすんなり追い返せたのだけど……そちらもあなたたちの知り合いかしら」

 

 あのコルボーを相手にしても戦える人。知ってる魔法少女の中でもそんな人は数少ない。

 月夜ちゃんと顔を見合わせて誰だろうと言葉を交わすと、今度は軽い足音がした。

 

「来たわね」

 

 私たちの前に現れたのは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーっ!? 天音姉妹のお二人!? ち、違うんですこの姿は! これには訳が!」

 

 小さい頃の姿をした、みふゆさんだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 またしても神浜が壊滅の危機に陥るRTA、はーじまーるよー。

 

 本日は新西区に来ております。ブロッサムじゃねえぜ。

 商店街で待ち合わせをしているのですが、あの子は……いました。

 

「あ、帆秋さん! 今日はよろしくお願いしま……えっなんですかそのリュックサック……」

 

 工匠のせいらちゃんです。今回は知り合っているので、先輩の魔法を確かめる実験パターンが使えます。場所を骨董品店に指定後せいらちゃん経由で塁ちゃんを呼び出すだけのお手軽進行です。

 

「あれ、水樹からだ。ちょっと待っててください」

 

 とか言ってたら向こうから来やがった!

 なんか死相とか大変とか聞こえますがオイオイオイもう始まってるわ。いかん危ない危ない危ない……。

 

 塁ちゃん到着まで暇なので死相について解説すると、これはイベント『時を超えて鳴らす鐘』の影響です。なんやかんやでフランスで歴史が変わって闇の時代到来! 生まれなくなるってことは、死ぬってことなんじゃないかな?(哲学)

 

 厄介なところは、発生して失敗されると問答無用でゲームオーバーになることです。

 ノーマルならいろはちゃんあたりを放り込んでおけばクリアしてくれますがハードなのでそうもいきません(2敗)。最悪突破するまでリセットする地獄が待っています。完走しなきゃならないのにやめたくなりますよ~RTA~。

 

「助けて、くれはさん……!」

 

 言ってる間に来ました。塁ちゃんです。かわいいですね。

 じゃあ彼女を引き連れて骨董店に乗り込め―! そしておもむろに古ぼけた本を確保! さあ読め!

 

「うへぇ、何語ですかこれ」

「ラ、ラテン語……」

「水樹読めるの!?」

 

 彼女は中二病なのでラテン語に興味を持つぐらいはします。ゲームの人工言語の解読もするぐらいなので、このように柚希姉妹の時に買っておいた辞書とセットで渡せば読んでくれます。すごいわね。

 

 解読は他にもねむちゃんやてまりちゃんといった文系魔法少女でも行けます。普通にやるならねむちゃんがオススメです。やちよさんに任せると辞書とにらめっこし続ける面白い絵面になりますがロスですね。

 またはくれはちゃんの学力が高ければ勝手に解読しますが……タイムの都合上最低限にしかしてないので読めません。悲しいね。

 

 ではこの間に電話をかけまして……ハロハロ~?

 

『はーい、頼れるみんなの調整屋さん、八雲みたまよ~』

 

 このタイミングでみたまさんにも来てもらいます。彼女もイベント中は骨董品店に来るのでスケジュールも問題ありません。調整屋も新西区にあるのでロスもない!

 

 第二部では隙あらばみたまさんの信頼度も稼いでおきましょう。みなさん知っての通り、彼女に調整を受けた魔法少女は全員記憶を見られているので、今後万が一にも敵対されると大変なことになります。まあ、くれはちゃんはみたまさんの『願い』を知っているレベルなのでチャート通りやれば大丈夫ですね。

 

 おっとご到着。

 

「お待たせくれはちゃん……あら、せいらちゃんじゃない。また映画撮るならスカウトの協力しちゃうわよぉ」

「さっきの電話は八雲さんだったんですね。呼び寄せてなにを――」

「これ黒魔術の魔導書ッ!? 本物!?」

 

 おっ、解読終わってんじゃ~ん! 

 手っ取り早く魔導書の内容を言うと、人を魔女の結界に押し込めて覚めない悪夢を見せ続ける方法を書いたものです。魔女の呪いを利用したのを黒魔術って言ってるらしいですよ。正体見たりって感じだな。

 

「こ、このロウソクもそう。魔法をかけたい相手の髪の毛を入れるんだって」

「うわわわ! 買っちゃダメですよこれ!」

「でも、普通の人の手に渡っても困るわよぉ。わかる人が処分しないと」

 

 困りましたねぇ……くれはちゃんがやりますよ! なので全部くださいね!

 

 本来はみたまさんが全部買っていってしまいますが、事前に解読しておくことで譲ってもらうことができます。こうして赤と青のロウソク二つを二セット確保しましょう。

 というのもこのロウソク、『時を超えて鳴らす鐘』の参加権なんてやべー代物です。合計四つあるので自分を含めて最大四人で乗り込むことができます。

 

 みたまさんと調整屋に寄ったあとは引き連れて行く人のもとに行きますが……実はこのイベントに誰が参加したかで後の関連イベントに出る魔法少女が変わります。原作通りいろはちゃんとやちよさんを連れて行ってもいいですが、もっと短縮できる人がいるのでそちらにしましょう。

 

「どうしたんですか? ワタシに直接会いに来るのは珍しいですね」

 

 インターホンを連打して無理やり入れてもらいました。みふゆさん家です。

 さてさて今回はどうでしょうか。おじゃましまーす。

 

「わっ、くれはさん!」

「なにか用でございますか?」

 

 いました。天音姉妹です。

 彼女たちは家事能力皆無のみふゆさんのために世話を焼きに来ているので、タイミングを調整すればここで出会えます。いなきゃ待つだけだぜ。

 

 まず明日さあ……勉強会あんだけど、予習してかない?

 

「あら、いいですね」

 

 薬学部を受験するというのにまったく勉強が進んでない彼女にはこれが効きますね。普段は小学生に教えてもらっちゃってさぁ、恥ずかしくないのかよ?

 

 でもあれですね。のどか、喉渇かない? ちょうど全員分の差し入れ持ってきたんでくれはちゃんが淹れてきますよ。

 サッー(持参した水筒からコップに注ぐ音)。

 

 おまたせ! ミックスジュースしか用意してなかったけどいいかな?

 

「すごい色してますね……でもせっかくの差し入れですし、一口――ゴホッ!?」

「マ、マズいでございま……」

「ダメな味だ……よ……」

 

 今だ、ロウソクをうっかり点火! 

 そしてくれはちゃんも一気飲み! 意識がブラックアウト! いざフランス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこですかここーっ!?」

 

 フランスです(無慈悲)。

 ロウソクはそれぞれの組のセットで飛ばされるので、みふゆさんとくれはちゃん、天音姉妹の二人がバラバラに参加しました。こっちは森の中で周囲になにもありませんが、あっちは今頃やべぇのと戦ってるんじゃないですかね?

 

 初っ端からネタバレしますが、ここ、実はかのジャンヌ・ダルクが見ている夢の中です。ロウソクを点火した状態で寝ることで辿り着けます。

 添い寝しないといけないので昼間は寝てるクシュちゃんや、昼寝しがちな美雨だと連れてくるのも楽ですね。えっ!? 警備を乗り越えてかはるんと添い寝を!? できらぁ!

 

「ワ、ワタシたち勉強会の話をしてましたよね? どうも記憶が曖昧なんですが、それがどうして……」

 

 ちなみに先ほどのは調整屋で用意してもらったみたま特製スペシャルドリンクです。摂取すると強制的に睡眠の状態異常がかかります。プレゼント用なのでこの手ぐらいにしか用途がない呪いのアイテムです。

 

 ちなみに魔法少女でも身体は人間なので睡眠薬は効きますし毒も入ります。風邪だってひきます。魔力で治せるにしてもこれ吸ってみな……と怪しい薬を嗅がせたら効くだなんてたまけだなぁ。

 

 ところで『時を超えて鳴らす鐘』系列のイベントは章仕立てになっていて非常に長く、普通にやるとRTAの天敵です。

 しかーし、その分自由度に富んだ様々なチャートが構築可能です。区間目標はそれぞれを半分以下にできたら良いでしょう。短縮はねぇ、自信あるんですよ!

 

 あっそうだ。このへんにぃ、『夢の中だけでも自由になりたい』と願った魔法少女、いるらしいっすよ。

 

「あ、あれ……くれはさんってそこまで背が高かったでしたっけ? ワタシの髪もなんだか長くないですか――え、まさか昔の姿に!?」

 

 自由に夢を見る力……つまりは自分に幻覚をかける力を手にしたみふゆさんですが、それは固有魔法の話。

 

 "夢の中"であるここでは、みふゆさんは全盛期以上のパワーを叩き出すパーフェクトフリーダムみふゆさんと化します。だから無理やりにでも連れてくる必要があったんですね。

 代償に13歳の時の姿になりますがなぁにこれが効くのよ。おかげで過去のフランスにタイムスリップしたのではなく、夢の中だと確信もしてくれます。便利だなぁ。

 

「なんですかそのあたたかな目! と、とにかく! 周囲を探索してみましょう!」

 

 いいっすかぁ!? 意外と早く受け入れたな~。 

 誘いにホイホイと乗って移動しましょ。この辺を歩いてれば話が進むので、その間は暇ですよねぇ。そんなみ~な~さ~ま~の~ため~に~。

 

 着いちゃった。あんまりなかった(小並感)。

 

「戦闘音です、急ぎましょう!」

 

 あっ、いいっすよ(快諾)。

 すると二人の魔法少女が戦っている世紀末的現場に着きます。

 

「新手!?」

「活きの良いのが増えたじゃないか!」

 

 白黒のみふゆさんに似たカラーリングのは『コルボー』です。初っ端イベントボスと遭遇するとかどうなってんだよこの仕様はよぉ!

 

 奴は近接戦闘を得意とし、遠距離にはカラスの羽根を飛ばして攻撃してきます。

 さらに、羽根は影に刺さると行動阻害の効果付きです。幸い広範囲への大火力攻撃はありませんが、魔法少女にも効く黒死病をばら撒けるので危険なことに変わりありません。

 加えて一番ヤバいのは固有魔法『強要』です。こいつは自分の魔力消費を近くの魔法少女に押し付けられます。つまり、どれだけダメージを与えてもこっちの魔力で回復してくる対人最強魔法少女です。バッカじゃねえの!?

 

 フランスではずっとこんなバグじみた奴らと戦わなくてはいけません。もちろんくれはちゃんでは勝てないのでお助け要素に頼りましょう。

 ヘイそこの黒づくめの彼女!

 

「コルボーと敵対している……イングランド軍の魔法少女じゃないのね」

「イングランド? 少なくとも向こうの好戦的な方よりあなたのほうが話ができそうですね」

 

 そのうちの一人が彼女! 『リズ・ホークウッド』!

 『影の操作』という攻撃防御拘束移動なんでもアリな汎用性抜群の固有魔法を持ち、マジの傭兵で戦場を駆け巡っていたためかステータスがマミさんよりも高く、戦闘技術も良し、覚悟も良しのとんでも魔法少女です。しかも性格も良く話も通じる。弱点は小さくて可愛いものに弱いぐらいしかない有能です。

 

「……あの、どうかしましたか」

「い、いえ」

 

 そう、小さくて可愛いもの。いますよね。

 これが明らかに悪役な魔法少女だったりすると、疑われまくり警戒されまくり影を使って脅されまくり。その点今のみふゆさんなら話が早いですね。

 

 この場で三つ巴の頂上決戦になったら対人よわよわのくれはちゃんは巻き込まれて余波で退場してしまいます。なので即刻リズに協力する選択肢を取りましょう。ね、みふゆさん!

 

「そうですね、今の私にどこまでできるかわかりませんが……協力します!」

 

 実感してないでしょうが、今の彼女のステータスはこの場の誰よりも高くなっています。

 これこのように、投げる円月輪はコルボーの防御を貫き、接近戦でも速度を上回り殴り合える始末。これマジ? 見た目と比べて戦闘力が高すぎるだあっぶぇ! 今の流れ弾くれはちゃん直撃コースですよ! リズが防いでくれなきゃリセでしたよリセ! 

 

「良いぞ白黒のォ! お前も私を楽しませてくれるか――ああ、だがなぁ」

 

 こんな序盤で全力のぶつかり合いをするわけにいかず、さすがのコルボーも退いてくれてさっさと戦闘が終わるわけです。これ以上はタイム的にもくれはちゃんの命もお陀仏なので嬉しいですね。

 

 よし次行くぞ次! 隙あらばリズと会話して信頼度を上げつつ天音姉妹と合流じゃー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーっ!? 天音姉妹のお二人!? ち、違うんですこの姿は! これには訳が!」

 

 崖を短縮しつつ降りてきてなんやかんやで合流成功。チャート通りいい感じに進んでます。

 

「まあ、可愛らしいお方ですね!」

「み、みふゆさ……っ、ちょ、ちょっと、ふふっ……」

「かわいいでございます……」

「笑い事じゃないんです! 絶対に戻りますからね!」

「あ、あれ……?」

「タルト、彼女には事情があるのよ」

 

 リズと話してる彼女が『タルト』。色々なゲームや小説、漫画の創作に引っ張りだこなあのジャンヌ・ダルク本人です。救国の聖女だけあって因果の高さが半端ではありません。

 一撃で城塞を砕くありえないレベルの攻撃力、大砲を至近距離で受けても物ともしない防御力、そして『停止』くんを彷彿とさせる燃費の悪さを併せ持ちます。本人は剣や槍といった基本の武装を持たず、実物か固有魔法の『光』で作り出します。まるで主人公みたいだぁ……(直喩)。実際主人公なので、このイベント中の戦闘は彼女に任せておけばだいたいは解決します。

 

 この後は彼女たちと協力し、夢と現実を行ったり来たり、各地の砦を奪還したり色々お楽しみがあるのですが、そんなの悠長にやってられねーよ! 通常プレイじゃなきゃ絶対ムリだぜ!

 

 事実、ハードモードでは解決するまで帰れません。受けたケガはそのままですし補給もできない地獄の百年戦争が待っています。ノーマルならば帰れば消費した魔力はそのままなものの、体力全回復でグリーフシード補給も簡単なのですが、これはキツイですよ。

 

 対策はただ一つ、即解決です。RTAみたいなことしてんなこいつ(すっとぼけ)。

 

 手始めに現代から持ってきた古文書をリズに渡し、ロウソクを使ったことを話しましょう。話しました。これで簡単に未来から来たと簡単に信じてくれるわけです。

 

「本当に未来から来たのなら魔導書の制約にも引っかからない。まさに切り札ね」

「制約ってなんでございますか?」

「ごめんなさい、私からは言えないわ。きっと触れてしまう」

 

 だいたいのキャラはオルレアンで夢の中に取り込まれた者なのですが、実はリズとコルボーだけが後から夢の中に来てるので事情を全部知っています。しかし、ロウソクを使う者は夢の中で魔導書の秘密を口にすると、夢を形成する結界に肉体が吞まれてしまうのでリズは教えてくれません。

 

 ところが現代から来た四人は肉体が未来にあるので言っても平気です。なので古文書もとい魔導書を……。

 

「魔導書ってこの本ですか? うーん、私は読み書きが得意ではなくて……」

「ならボクが読もう」

「あーっ!」

「キュゥべえでございます!?」

 

 その必要はないわ。

 事前に塁ちゃんに解読してもらっているので内容は把握済みです。くれはちゃんの頭ではロクに覚えてないでしょうが、概要はメモしてもらっているのでわかります。だから帰れオラ白タヌキ!

 

「"キュゥべえ"……キミたちはそう呼ぶんだね」

「私たちはキューブと呼んでるけれど、ああタルトは――」

「天使様、お願いできますか?」

 

 と神浜なら言うところですが、フランスのはキューブゆえ別物。この個体が特殊なのかもですが、タルトに魔女化されると地球でのエネルギー回収ができなくなるので物凄く協力的な便利なヤローです。

 さっそく良い様に利用してやりましょう。見ろ、見たな!

 

「そこのキミが持ってるメモとだいたい同じだね。やはりここは夢の中らしい。しかし、夢の中とはいえタルトの心が傷ついて魔女化すればコルボーたちの思い通りというわけだ」

「つまり、現実の私は眠っていると……?」

「うん、起きるには"聖別された鐘"を鳴らしてキミ自身が聴く必要があるそうだ」

 

 これでイベント内9章まで話が飛び、目的が『聖別された鐘を鳴らすこと』となります。

 肝心の聖別された鐘がどこにあるかは記述が痛んでいて読めません。まあオルレアンの聖十字架大聖堂の鐘のことなんですけど、その前に次のイベントのためにも手順を踏まないといけません。お、ロスか? 

 

 しかし悪いことばかりじゃありません。これがくれはちゃん強化計画の一部です。レベル上げの時間分で安定と強化ができるので効率が良いってはっきりわかんだね。

 

「うーん、ウチらじゃどこの鐘かなんてわからないし……」

「みふゆさんはどうでございますか?」

「えっ!? そ、そうですね……リズさん?」

「言える範疇なら一つだけ。聖カトリーヌ教会なら手がかりがあるはず」

 

 はい決定! さっさと行きましょう!

 目標はフィエルボアの聖カトリーヌ教会、クリアに向けてパーフェクトみふゆさんのお通りだぜ!

 

 じゃあさっそく、くれはちゃん強化合宿inフランスが開始するので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




■今回の内容
 『時を超えて鳴らす鐘』

■天音姉妹
 フランス百年戦争に突っ込まれた悲劇のピーヒョロ姉妹。
 あんまりでございます。

■タルト
 ジャンヌ・ダルク本人の魔法少女。神浜に連れてくるとバランスが壊れる盾役兼火力担当。
 因果の量がとんでもないので攻撃力も防御力も異常に高い。

■リズ
 黒髪ロング美人の魔法少女。神浜に連れてくるとバランスが壊れる司令塔役兼火力担当。
 戦闘力、固有魔法の汎用性など総合的に強いお助けキャラ。

■コルボー
 イングランド軍のやべー魔法少女その1。くれはちゃんじゃ勝てない。
 コルボー戦で流れる曲が『The Crow』なので実質テーマ曲。

■みふゆさん
 やちよ・みふゆ(始まりver.)の昔の姿。
 パーフェクトボディと引き換えに誕生! パーフェクトみっふ!

■みたまさん
 いろやちがフランスに来る原因。
 なぜか声がタルトに似ている(すっとぼけ)。

■塁ちゃん
 本来このイベントにまったく関係ない中二病。
 ハードモード神浜はイベントが起こる度に死相が見える地獄で塁ちゃんの心労が大アップ。実際に歴史改編での死というか存在消滅を感知できるかはわからん! ここじゃできます。

■白タヌキ
 珍しいことにたるマギでは完全に味方サイド。便利なヤツ。 
 もしかしたらこのキュゥべえはタルトとの旅を通じて……。

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