ダークリリィ:ゲーマーの僕が有名ゲームキャラたちと同じ空間に詰め込まれた件について   作:バガン

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第101話

 『そういえばさっきからラッピーの姿が見えないと思ってたけど、まさかそっちの世界に行っていたなんてね。』

 「らぴ!」

 「しかも、ぬいぐるみに転生?取り付いているなんて。」

 

 ひとまず遊馬の部屋に連れてこられ、ゲームPODネクス越しに仲間と対面する。

 

 『そのぬいぐるみは一体なんなの?えらくボロっちいけど。』

 「こっちのクルーの人の私物だよ。」

 

 しかもついさっき、ハンドメイドだということが発覚した。割とどうでもいいが。

 

 「いや、ハンドメイドであることも関係しているのか・・?まあいいや。」

 『どうやら、ゲームPODネクスにラッピーのゲームソフトが挿さっていることが関係していそうね。』

 「そういえば、借りたソフトをそのままだったな。」

 

 挿しっぱなしになっている初代ラッピーのソフトを思い出す。

 

 『カサブランカのソフトとダークリリィのソフトを同時挿ししているとこの世界が融合したように、ラッピーのソフトとダークリリィを同時挿しした結果ね。』

 「うん、なるほどそれなら納得。」

 『ん・・・?ということは?』

 『今度はラッピーの世界とも融合してしまったという事では?』

 「あっ・・・。」

 

 よりにもよって、一番現実離れしたゲームが選ばれてしまった。海中の、さらにこの密室では確認する方法が無い。

 

 「ラッピー、自分の世界と融合したんじゃないかって、わかる?」

 「らぴ?らぴぴ・・・らっぴ!」

 「うん、わからん。いや、この反応は・・・喜んでる?」

 「らぴ!」

 『という事は、融合している?』

 「らぴ・・・。」

 『違うの?』

 「らぴぃ。」

 「ダメだ、さっぱりわからん。」

 

 反応から察することはできるが、詳細はわからない。らぴ語を理解していたのはレイだけだったが・・・。

 

 『しかし、このぬいぐるみの体じゃ、お菓子も食べられないんじゃないのか?』

 「そういえば・・・。」

 「らぴ?」

 『それは困りましたわね。』

 

 お菓子で変身できないという事は、それこそ初代ラッピーと同じ・・・。

 

 「いやそうか、初代のソフトを使ってるから変身できないのか。」

 

 よく見れば、このぬいぐるみのデザインだって初代準拠だ。

 

 「よしラッピー、この枕を『パリィ』出来るか?」

 「らぴ?らっぴ!!」

 「へぶっ!」

 

 ベッドに置いてあった枕を試しに投げてみると、素早いキックでそのまま跳ね返ってくる。

 

 『まったく戦えないってわけではなさそうだね。』

 『無敵が使えなら充分だろ。』

 「そうだね、コンペイトウさえ手に入れば使いたい放題だし・・・。」

 

 結果的にはパワーアップしているのかもしれない。駄菓子屋さんを覗いていこう。

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