ダークリリィ:ゲーマーの僕が有名ゲームキャラたちと同じ空間に詰め込まれた件について   作:バガン

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第196話

 とまあ天の救いか悪魔の囁きか、あるいはそのどちらでもないチートコードを見つけたところで。

 

 「そろそろ宇宙かな。」

 『こっちもダークリリィの整備をしておくよ。』

 「お願い。また壊すからね。」

 『出来れば壊さないように使ってほしいんだけど。』

 「もうちょっと敵が弱ければラクショーなんだけど。」

 

 思えば、初出撃の時からハラハラな展開を見せていた。アーマーギアというゴリゴリの武装や、超能力を持ったバエルなど、一筋縄ではいかない相手ばかりだった。

 

 とはいえ、ダークリリィを越える機体は、この世界にはそういないハズなのだが。とにかく遊馬の腕さえ上達していけば、そのうちノーダメージで勝つことも出来るようになるはずだ。

 

 『それまでにあと何回直せばいいのかな。』

 「いや、感謝してるよ本当に?」

 『当たり前だ、感謝してなかったらぶっ飛ばしてたぞ。』

 「モンドは何してるのさ?」

 『塗装の塗りなおしをしている。』

 「カラーって黒だけじゃん。」

 『ただの黒じゃないんだよコイツは!』

 

 一応、ステルス性の高いコーティングが為されているので、ただ適当にペンキを塗りなおしているわけではないとは知っている。

 

 『フォノンライフルの替えも必要になるし。』

 「そっか、武器も壊してたなそういえば。」

 『レベリオンの基本は格闘だってあれほど言ってるのに。』

 「そうは言うけど、相手が格闘で懸かってこない以上こっちも銃を使わざるを得ないじゃない?」

 『近くによって殴り掛かれば、銃によるアドバンテージも死滅する。』

 「2人って結構脳筋だよね・・・。」

 

 さすが、実施的にたった一機で地球を守っていただけのことはある。雄二とエルザ、この二人が戦ってくれたらどんだけ楽だったろうか。

 

 「そうだ、そういえば敵勢力には雄二の娘もいるんだっけ。」

 『カサブランカの後継機もね。』

 『ダークリリィに比肩しうる機体だろうね。おそらくは。』

 「そして腕も並じゃないときたもんなら・・・。」

 

 まず遊馬に勝ち目はないだろう。ゲーム的には敗北必至のイベント戦闘って感じなんだろうけど、現実だと負ける漏れなく死ねる。

 

 「そういえば死にかけると決まってそっちの世界に飛ばされるんだよね。」

 『ゲームオーバーになるってことなのかな?』

 

 毎度毎度何かしらの理由で死にかけては、あれ?だもんな。

 

 「ゲームオーバーになったら、普通やり直しになるんだろうけど、なぜかそっちの世界に行っちゃうんだよね。」

 『こっちに来るたびに、ああまたかって思ってるよ。』

 

 死なずに攻略するのもまた難しや。

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