ダークリリィ:ゲーマーの僕が有名ゲームキャラたちと同じ空間に詰め込まれた件について   作:バガン

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第210話

 さーて、まずはパソコン上にゲームの映像を取り込んで・・・。

 

 「どうやって?」

 

 ネットで調べたり、あくせく悪戦苦闘しながらなんとかゲーム映像がデスクトップに映る。音響の設定などはそのままなので、他の細かい設定などはしなくてもいい。

 

 「む、こっちは顔出し配信してないのか?」

 

 Webカメラが置いてあるが、どうやら起動していないようだし、万一カメラが起動しても映らないようにレンズ部分が隠してある。かなり厳重に顔を映さないようにしているようにも見える。

 

 まあ、ゲーム実況動画の方も声しか出していなかったし。

 

 「・・・あれ?よく見たら料理チャンネルとゲームチャンネルは紐づけされたなかったのか。」

 

 という事は、それぞれ別人として活動しているってことか。

 

 (ゲームと料理は別ってことか・・・。)

 

 ゲーム動画の方でも広告収入はある程度入っていることだろうが、料理チャンネルの方がいっぱい入っていることだろう。

 

 しかし料理チャンネルで散々顔を見せているのに、ゲームチャンネルの方では顔を隠す理由って何だろう。

 

 「・・・あ、ボイスチェンジャーか。声も加工してあったのか。」

 

 道理で最初自分の声だと気づかなかったわけだ。ついでにキャラも大分変だった、もとい作っていたようだった。

 

 「そういえばチャンネル開設は・・・あっ、ゲームチャンネルの方が先だったのか。」

 

 ゲームチャンネルの方が1年ほど早いようだ。先にゲームで動画配信者となっていたのを、後から料理チャンネルと2本持ちを始めたようだ。

 

 (ゲームチャンネルの方では凛世は出てこない・・・大学に入ってから料理チャンネルを始めたのか。)

 

 うーん・・・と考えれば考えるほどドツボに嵌っていっている気がする。そんなことよりゲームをしよう、予定通り配信で。

 

 椅子に座ってヘッドセットをつけると、マイクのテストを行う。

 

 「えーっと、さあ今日もはじまるザマスよ。」

 

 見様見真似でキャラを作ってみる。

 

 《わこつ》

 《わくおつ》

 《なんか声がいつもと違う》

 

 配信を始めるとさっそくコメントがついた。

 

 「あ、ボイスチェンジャーついてなかった。」

 

 《昨日あんだけ顔出ししてたのに何をいまさら。》

 

 「え?」

 

 《え?じゃないがな。》

 《またやってね。》

 《検証スレ立ってるぞ→ttp:》

 

 「え?マジ?」

 

 と、コメント欄に貼られたURLを追っていくと、バッチリ遊馬の顔がスクショされていた。

 

 「あっちゃー・・・。」

 

 どうやら昨日相当荒れていた、というよりも酔っていた勢いで顔出し配信をしていたらしい。あーあ。

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