甘いのがお好きな方は番外編の方へどうぞ
そうして、開かれた五日目の戦局は火を見るよりも明らかだったぽい
深海棲艦の指揮官である飛行場姫は他の深海棲艦に対して爆撃・雷撃攻撃を始め
その指揮下にあたる三分の一に当たる深海棲艦達は混乱、
その飛行場姫の指揮下にあり混乱する深海棲艦達は
指揮官に付き従い味方である深海棲艦に対して攻撃を始める艦、
撃たれたからやり返す艦、
兎にも角にも目の間の脅威である艦娘に対して攻撃をする艦
この3つに分かれたっぽい
そして、その結果、混乱は連鎖していったぽい
指揮官を失った3分の1個にあたる深海棲艦達は雑兵と化し、
「艦娘に沈められるか」「深海棲艦に沈められるか」に分かれ
そして、深海棲艦の基地からの直接的に指示を受け取る深海棲艦達は
「深海棲艦」の中の「裏切り者」と「味方」を判別しながら攻撃を加えるという
手間と時間を掛けざる負えない状況になっていったぽい
しかも、後方からは夕立達の第四艦隊が挟撃にしに来ている為
対応をなければ、被害が大きくなる
そう言った状況になっていたぽい
対する艦娘達は「目の前の敵を撃つ」たったそれだけだったぽい
指揮官からの伝令は「コチラに寝返ろうが知った事では無い」、その一言に尽きたっぽい
艦載機が空を蔽いつくさんばかりに飛び交い、
艦載機の合間を縫い三式弾の雨が降るぽい
恐らく大和さんぽい?
その後、水雷戦隊の魚雷の一斉投射により更なる被害をだしたぽい
艦娘達は目の前の深海棲艦を次々に蹂躙していくだけだったぽい
弾が尽きれば、後退し、後方の艦隊と交代
それを繰り返す内に戦艦、巡洋艦、駆逐艦は掃討されていき
指揮官である飛行場姫だけがボロボロの体で立ち尽くしていたぽい
第一艦隊と第四艦隊で飛行場姫を包囲し
第二艦隊と第三艦隊で周囲を警戒をする形に
すると、飛行場姫が武装を解除し、一言
「俳句ヲ詠ム、解釈してクれるか?」
そう言いつつその場に正座をし手で海水を救い首を洗いだしたぽい
「・・・ひとつお聞きします、貴方は何故、寝返り潔く首を差し出したのですか?」
そう聞くのは大和さんぽい
確かに彼女なら何があろうと対処は出来そうぽい
「私は元々ハ人だった、ならば最後位、人の役に立ちタい・・・
それに、この展開をノゾミ裏切っタ・・・」
「そう、ですか・・・」
「とは、ゐえ・・・コノ身は深海の身・・・戻る事は出来ない」
「・・・。」
「・・・大和さん、コレ使って」
そう言い一振りの刀を差し出したのは時雨おねぇちゃんぽい
「・・・時雨さん」
「艤装つけたままだと振りにくいから、戦艦の誰か、持ってあげて?」
そう言い大和さんが目配せをすると
その場に居合わせたアイオワさんとガング―トさんが艤装の着脱を手伝っているぽい
「あの大和型に解釈してもらえるのか・・・最高の死に様だな・・・」
「・・・そう、言って頂けると、助かります」
そして、大和さんがゆっくりと抜刀し上段で構え
飛行場姫が一言
「夏草や、人々達の、夢の跡」
「・・・大丈夫です
私達が生きて、守り、護り抜きます。そして、再び人の世を繁栄させ、夢を取り戻します」
「・・・頼んだぞ」
その一言を最後に飛行場姫が討ち取られるが、歓声は上がらず
暫し、黙とうをささげた後に、大和さんは艤装を装着し、刀は時雨おねぇちゃんに返されたっぽい
その後、全艦が前を向いたぽい
彼女の呼んだ句は松尾芭蕉の有名な句を少しだけ変えた句だったぽい
無理もないっぽい、昔の武士も戦の前に句を読んでいたそうぽい
彼女の場合はそんな時間は無かったのかもしないぽい
そして、句の内容は
「かつて栄華を極めた人々の生活や死闘を重ねた人々の夢が、
跡形もなく消え去ってしまったことへの空しさ」が込められているぽい
それに対して大和さんは「私達が守り、人類を繫栄させ、夢を取り戻す」
そう返し、彼女は「頼んだぞ」とだけ言い逝ったぽい
この攻勢、この作戦、成功させるっぽいっ!!
バレンタインデーなのに殺伐・・・w