私は艦娘に転生して本当の『仲間』を求める   作:釣果津抜

74 / 111




新しい得物と得物の存在理由

執務室を飛び出し、向かう先は当然出撃ドックぽい

ドックの扉を開けると

 

「・・・お待ちしておりました。話は提督から聞いております。」

神妙な顔つきの夕張さんが待っていたぽい

 

「・・・艤装をお願い致しますぽい」

「はい、しかし、少々話をしましょう。」

 

そう言うと夕張さんに背中を向けて

艤装を付け、各部位をチェックしてもらうぽい。

 

その途中で夕張さんから話しかけたぽい。

 

 

 

 

 

 

「夕立さん・・・貴方にとっての「武器」ってなんですか?」

「・・・「敵」となる「存在」を消し去り、「味方」と言う「存在」を守る為の一部ぽい」

 

「そう、ですか・・・ずっと考えて・・・いたんです・・・

あの時雨さんが消えた日に見た一本の動画を見た時から・・・

 

武器は全てを奪って行ってしまって、私達の大事なモノも奪ってしまんじゃないかって・・・

私は・・・武器が・・・怖いんです・・・」

 

「・・・。」

 

「でも、私は「兵装実験軽巡艦」・・・武器を・・・兵装を試し、試した兵装のデータの計測したり

改修したり、次の武器を新しく作る為のデータを集める為に作られた存在

その為に生まれた存在が・・・武器を恐れるなんて・・・おかしいですよね・・・」

 

 

 

そう言う夕張さん艤装を着脱を手伝ってくれる手は震えていたぽい・・・。

・・・なら、あの話をしてるぽい。

 

 

「・・・。夕張さん、一つ質問ぽい

 

『「道具」 生き物を「殺せる」』

「イエス」か「ノー」どっちぽい?」

 

「・・・え?」

「良いから答えてぽい」

 

夕張さんは黙って作業の手を数秒止めて

 

「・・・「NO」です。」

「何故ぽい?」

 

 

「何故って・・・「道具」が生き物を殺ろすと言うよりも・・・その・・・

「道具」を「使用する存在」が、生き物を殺ろすから・・・ぁ・・・。」

 

「・・・どうやら、落ち着く所に落ちた様子ぽい

『「道具」が「生き物」を殺すんじゃないぽい 「人」が「道具」を使って殺すぽい』

 

つまり・・・道具を恐れる必要は無いぽい。

ホントに恐れるべき存在は?」

 

 

「・・・『道具を使う存在』」

「ご名答ぽいっ!けども、

この御時世に得物を持ち歩く事を禁止するのは難しいと思うぽい

 

道具を恐れる必要は無いぽい。

今すぐは無理でも少しづつ理解していけば良いぽい

 

 

・・・ぽぃ。

それで?提督さんが言っていた「新しい得物」ってまさか・・・」

 

「・・・ええ、その「まさか」です

にしても・・・夕立さん。

 

少し、落ち着いたというよりも・・・いつも道理になりました?」

「・・・ぽい?」

 

「入室してきた時はこう・・・焦っていたみたいな様子ですが

今は大丈夫そうですね・・・これならこの『道具』も安心して渡せそうです」

 

そんな話をしている内に各部位の点検と艤装の装着も終わっていたぽい。

そして、夕張さんに振り返るとそこには

 

 

黒で染められた戦斧と眩しい程に白銀に煌く戦斧を持った夕張さんが

 

「一振りは夜間戦闘と通常戦闘を想定し塗装を施した一振りで

もう一振りは『昼間戦闘「だけ」』を想定して塗装した一振りです

 

日本刀の刀身が鏡の様に綺麗な理由は

太陽光を反射させて間合い(リーチ)を悟られない様にしているそうなんです

 

その知恵を借りて「昼間戦闘特化迷彩」を新たに作り施してみました

効果の程は実験済みですよ?」

 

グリップの場所以外は鏡の様にピカピカぽい

「・・・流石「兵装実験軽巡艦」ぽいっ」

「ふっふっふっ~そうでしょう~?

 

しかし、『「昼間戦闘特化迷彩」』の名前の通りに

夜戦では「キラキラ」と光り発見されやすくなってしまってますのでご注意を」

 

なるほど、ぽい。

戦斧の大きさはかなり大きいぽい

 

試しに持って斧腹を地面につけてみると握りの部位が胸下辺りまで

伸びていたぽい

 

これは、かさばるぽい・・・

持っていけるのは一振りぽい

 

 

なら今回は

「『「昼間戦闘特化迷彩」』の方を持って行くぽい」

 

「了解です。それと皆さんはこの座標の位置で待っている筈です

どうか、ご武運を」

「うん、行って来るぽいっ!!」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。