私は艦娘に転生して本当の『仲間』を求める   作:釣果津抜

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前回のあらすじ「完全に神薙さんと愛宕さんの回」
って事でスピンオフ回ですw

夕立もちょこちょこと出てきますw
そして、今回は2組目です


柱島鎮守府の長い1日 その3

昼下がりの鎮守府

空は晴れ、心地いい風が吹く中

 

私は、

 

「・・・まさか、材料が全て尽きるとは、な・・・」

 

カフェで提供しているケーキを全て使い切ってしまい、

急遽、半日休みを取る事に

 

まさか、最前線を支える彼女達、全員が撤退し

その一部がこの鎮守府に来る事になるとは・・・

 

そのおかげで

本格的にやる事が無くなってしまった

 

でも、まぁ・・・

皆、目を閉じたり、言葉にならない言葉を上げたりして喜んでもらえたな

 

お店の会計や給仕はあの3人の仕事

そして一生懸命に仕事をこなす姿を見ていると

彼女達の仕事を奪うのも気が引ける・・・。

 

・・・まぁ・・・たまには、中庭で木に背を預けて座り、

潮風を感じるのも・・・悪くは無いな・・・

 

っ?人気のない廊下を歩くのは・・・神薙?

随分、落ち込んでいるな・・・

 

声をかけに・・・

 

「・・・。」

「・・・。」

 

・・・響だ

彼女がいつの間にか近づいて来てた。

無言だけどもお互いに何が言いたいか分かる

 

 

となり、いい?

・・・ああ。

 

 

海風が心地よく昼下がりの木陰での木漏れ日の中

私のとなりに、きみが座る・・・

 

特に会話も無く・・・・

けども、居心地が悪い事も無い・・・

 

「・・・?」

お店は良いの?

 

「・・・。」

材料が全て尽きちまって、入荷も明日

今日、出来る事はもうねえよ・・・

 

俺達も休まなきゃな

 

 

「・・・うん

・・・そう、だね・・・。

 

彼女は小さく消え入りそうな声で今確かに

返事をして、「そうだね」と言った気がした

 

 

 

心地いい時間が彼女といるだけで更に良くなって行く気がする・・・。

急に隣で「ガサゴソ」と布の擦れる音がして、振り向くと

 

「・・・っ?」

「・・・、・・・?」

 

きみが、私の太ももに頭を置いて見上げて来た。

特に断る理由も無い

 

「・・・。」

すきにして

 

「・・・♪」

そうする♪

 

 

心地良いようで・・・なにか引っかかってる・・・

原因は当に気が付いてる・・・

 

首から下げたこのネックレス・・・

この服に隠れた胸元の2枚の小さな鉄板

 

ほんの少しの勇気も無いが故に、言えないな・・・

 

 

気を紛らわす為に不意に彼女頭を撫でてみる

「っ・・・。」

「・・・っ・・・ごめん。」

 

彼女は酷く驚いてしまった。

慌てて手を引っ込め、謝ると

 

 

 

「・・・ううん、少し・・・驚いただけ・・・気にしないで♪」

 

無言でそう言うと

私の手を取り自分の頬に私の手を持っていき

 

手のひらを自分の頬にこすりつけてる

そして、始まる無言の会話

 

「・・・、・・・。」

「・・・。」

 

おおきくて、ザラザラな手だね

男だし、水も扱うからね・・・。

 

 

彼女の柔らかい頬の感触が絶え間なく伝わってくる右手

この姿を見ていると、ホントに女の子と強く感じる事が出来る・・・

 

 

 

ふと、気が付くと

そのままきみは私の手を頬に当てながら

綺麗な寝息をたてながら、規則正しく呼吸をしていた

 

 

 

私は、「このまま、雨が降らぬといいが」と天気の事を考えつつ

きみとのゆったりとした時間を過ごしていく、今日この頃

 

ふと、廊下に目をやれば皆の往来が戻り少しづつ活気を戻している鎮守府の中に

 

 

何時もブラックジャックで活躍する

若い彼女と彼を見つけたが・・・

 

コチラには気が付いてない上に声を帰る必要も無い為、

空いた手で彼女の頭を撫でる事にした。

 




この二人はゆっくりと、静かに・・・

次回は
「シリアスに突入する為の前置き回」ですwww
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