私は艦娘に転生して本当の『仲間』を求める   作:釣果津抜

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前回のあらすじ「ゆっくりと静かに・・・」


柱島鎮守府の長い1日 その4

「まさか、景品として扱っているケーキやドリンク類が無くなるとは、ね・・・」

 

・・・そういえば、昨日拾ったあのペンダント・・・

まだ、ポケットにあるわね。

今日辺り執務室に行こうかしら・・・

 

「明日になれば再開できるみたいだし・・・っ♪

それよりっ!今日は何して遊ぼっか♪麻雀?釣り?テレビゲーム?それとも、TRPG?」

 

彼は後ろに振り向き私と向き合いながら歩いてるけども・・・危なっかしいわね・・・

 

「ちょっとは落ち着きなさいよ・・・それと、前を見ないと「あでっ?!」

 

コイツは盛大に転んで尻餅をついてるわね・・・

「・・・遅かったわね・・・ホラ、大丈夫?」

 

「う、うん・・・ってあれ?そのズボンの太もものポケットから見えてるボールチェーン・・・

まさか・・・ちょっと見せて!!」

 

 

「なによ?急に・・・」

 

確かに、昨日の避難の時に拾ったペンダントがあるけども・・・

そういえば、ボールチェーンだったわね。

 

それと、このボールチェーン

1個1個に特殊な装飾が施されて高級なモノと分かるけども・・・それがどうしたのかしら?

 

・・・考えても分からないし、まぁ、いいわ・・・。

 

「ホラ、これ・・・

一応、拾い物だから、休みの日にでも届けに行くつもりだったから今日辺りでも・・・」

「・・自分のだ」

 

 

「・・・そう、なら、手間が省けたわね

それで、それってひよっとして「ロケットペンダント」?

 

他人の者だし、まじまじと見るのも失礼だから、見なかったけども・・・

アンタのだって分かったから見せてもらうけども・・・

 

ペンダントの蓋の模様は海軍の徽章で相当の高い階級のモノね・・・」

「え?ま、まぁね・・・い、一応、少佐、位かなぁ・・・?あはは・・・」

 

し、少佐って・・・、アンタ・・・一体何者なの?」

 

「え?えぇ~と・・・何処にでもいるただのディーラー?」

「んな訳ないでしょ、海軍の少佐階級を持った一般人なんて居ないわよ

でも、まぁ、休日になれば私の知らない事で色々と遊びを教えてくれるけども・・・」

 

 

「・・・。」

「・・・。」

 

 

私と彼で一緒に黙りこくってしまって、中々切り出せなくなってしまった・・・

 

 

 

「む?なんじゃ?お主ら、二人して棒立ちで突っ立って・・・」

「あ、三k「三笠様っ!!」・・・え?」

 

彼が向こうからやってきた三笠様に走って近づいて行ってしまった・・・?

 

「三笠様!三笠様!!怪我はもう大丈夫なの?」

「この程度、何の心配も要らぬ、椛も元気そうで何より・・・所で・・・

 

霞よ・・・」

「・・はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故、貴様がそのペンダントを持っている?」

「ッ?!」

 

な、なに・・・この・・・重圧・・・

ソロモン近海で立ち会った戦艦水鬼の方が可愛いく思える位の重圧・・・

 

・・・っ・・・ぇ・・・ぁ・・・

「・・・何も言えぬか?」

 

い、いきが・・・でき、ない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わー!わー!!ストップ!ストープッ!!」

「む?・・・何故、止める?」

 

っ!!はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・も、椛?

彼・・・今、三笠様と私の間に割って入ったの?

 

しかも、それでいて平気な顔してるの・・・?

 

 

「じ、実は・・・昨日の避難の時にペンダントを・・・「落とした、と?」・・・ハイ」

 

「あれだけ落とすなと言っておったのに・・・お前は・・・

しかし、非常時であっては仕方がないか・・・霞よ・・・疑ってすまなかったな」

 

「い、いえ・・・私の方も拾って直ぐに届ければ良かったのですが

戦闘後の事後処理の書類仕事などで忙しいと思い、今日まで待っていました

申し訳ございません。

 

所で・・・その・・・付かぬ事(≪連語≫前の話と関係のないこと。)をお聞きしますが・・・

椛さんと三笠様の関係とは一体どういうご関係で?」

 

「む?・・・なんだ?言ってなかったのか?」

「う、うん・・・」

 

・・・ハァ・・・余り言いたくはないが、お主の過去は余り明るいとは言えぬ、

一人で抱えるよりも一番信頼でき、何時もそばにいてくれる者と共有すれば、

少しはお主の背負う荷も軽くなる・・・」

 

 

「三笠様は勿論、信頼してるし、自分の過去も知ってるよね?」

 

「たわけが

 

余もお主と何時でも一緒に居られる訳でもない

 

余もこれから権力を持つ事になる

それも、とてつもなく大きな権力を

 

権力者は感情や私情などで動いてはいけない

いつでも、味方できる訳ではなくなる

 

そのペンダントの徽章も絶対とは言えぬ・・・

力尽き、万策尽き、精魂尽きた時・・・

 

その時に味方がいなければ・・・後は分かるな?」

「・・・ハイ」

 

 

しかし、こやつなら・・・

 

霞よ・・・

 

椛は器用ではあるが不器用で

落ち着きが無くて子猫の様な存在よ

 

そして、子猫は信用できる相手にさえ、「弱み」を見せぬ

この余に対しても、だ。

 

故に、一人で抱え込み、自爆するという

非情にタチの悪い所もある

 

更に、目に見えぬ敵も多く潜んでいるかもしれん

 

霞よ・・・少なくとも、こやつの味方であってくれ

そして、こやつの過去を聞いて一緒に背負ってくれぬか?」

「ッ!!み、三笠様ッ?!」

 

 

海軍の英雄が・・・私に頭を下げて頼み事を?!

 

「み、三笠様っ!わ、私は最初っからコイツ・・・じゃなかった・・・椛さんの味方です

 

柱島泊地に向かう船の船主に上る危ない事しだしたりする

そんな椛を見た時から危なっかしいくて見てられなくて・・・それで・・・

 

少しの間、一緒に過ごして見ると、裏表が無くて・・・いつでも、一生懸命で・・・

明るい性格で・・・それで・・・こう思ったんです・・・

 

『このまま、ほっとくと誰かに良い様に利用されて捨てられる』って・・・

それが、見てられなくて・・・もっと彼と一緒に居る事にしたんです

 

そして、彼と過ごす内に現役の時には得られなかった

『楽しい平和な毎日』を得られた気がしたんです」

 

「・・・。」

 

「それで・・・私は知ってしまったんです・・・

『楽しい平和な毎日』の価値を・・・

 

そして、失うのがとても怖いんです・・・

昔はそんな事、一切なかったのに・・・

 

ですから・・・護りたいんです。

『楽しい平和な毎日』を!

 

そして、『楽しい平和な毎日』は椛が連れて来てくれて

椛が居ないと私にとっての『楽しい平和な毎日』は彼なくしては無いんです!!

 

私は、自分の為に、彼の為に・・・

『楽しい平和な毎日』の為に!!

 

・・・三笠様、貴方が護れないモノ。

私に守らせて・・・いえ・・・

 

 

私に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私に護らせなさいっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・「護らせろ」、か・・・その心意気や、よし・・・

じゃが・・・どう守るつもりじゃ?」

 

三笠様が頭をゆっくりと上げて睨んでくきてる・・・

けども、怖くないっ!!

 

「・・・力尽きても這いつくばってでも奪い取り、

万策で足りぬなら、億でも兆でも京でも幾らでも策を用意し、

精魂尽き様とも立ち上がります」

 

「・・・策は無し、か・・・霞よ

お主、確か、現役の時に多くの戦果を挙げておったな」

 

「・・・まぁ、それなりには・・・」

「お主、()()を、それなりか・・・まぁ、いい、少しだけ、待っておれ

それと、霞、貴様の戦果、利用させてもらうぞ?」

 

「・・・それで護れるなら全て預けます」

 

「任せておけ、余は()()『英雄』

『権力者』となる前に『英雄』としての最後の仕事をさせてもらうぞ?

 

余は早速、仕事にかからせてもらう

それと、せっかくの休日を邪魔したな、失礼するぞ?」

 

そう言うと足早に歩きだし、携帯で連絡を取りながら何処へ行ってしまった・・・。

 

 

「・・・椛」

「・・・うん」

 

「今晩、アンタの部屋に邪魔するわよ

少し、時間をあげるから色々と準備してなさい」

「・・・あい

 

 




さて、椛さんの過去とは?
ま、ぶっちゃけ、三笠様も言った通り物凄く重いんすけどね♪(ゲス顔)

それはさておき・・・ちょっとだけ作品とは関係の無い小話をば

ある日、仕事から帰り息抜きに動画を見てると一本の広告が
その広告を見た時色々と懐かしい思い出が蘇る内容でした。

それも、「ポケットモンスター」のね?
下記にURLを記載しておきます。

約3分程度の短い動画に沢山の小ネタや見どころが沢山ありましたし
私以上にポケットモンスターを知ってる方なら更に楽しめるかもしれませんね?

それでは

【【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia】


URL

https://www.youtube.com/watch?v=BoZ0Zwab6Oc

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