私は艦娘に転生して本当の『仲間』を求める   作:釣果津抜

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今回のかんなかは「作戦会議と発令!大規模作戦!!」
となっております

今回は「シリアス・・・シリアス?」な回ですw


「捻くれ餅さん」宣伝ありがとうございます!

また、捻くれ餅さんの所から来て下さった方々

『私は艦娘に転生して本当の「仲間」を求める』
略して『かんなか』をよろしくお願いします

お知らせ

【番外編】ifルート『愛月 花屋敷』様とのコラボ作品 完成しました!

今日のお昼に投稿されてる筈ですのでそちらもよろしくお願いします


作戦会議と発令!大規模作戦!!

長門さんの号令で始まった作戦会議だけども・・・

 

長門ってあの「連合艦隊の『旗艦』長門」でもあり

「ビッグセブン」だよね?!

まさか戦艦「長門」をこの目で見れるとは・・・

 

 

「人類の活動していた海域が解放され

終戦に向かいつつある昨今

 

海軍の過激派が活動を激化させている

海軍の過激派はこれまでに私達、艦娘を「兵器」と見なし「物」として扱い

 

そして、あの悲劇をまたも繰り返してしまった。

皆も、まだ記憶に新しいだろう・・・

 

その過激派が行動を激化している・・・・

これは非常に由々しき事態だ。」

 

そう言って長門さんは目を瞑る

この場の皆も何か通ずるモノがあるのか何も言えずにいる・・・

 

「そして、過激派の重要人物がこの近海の島で目撃せれた

過激派の行動が激化している時に、だ。」

 

長門さんが静寂を破れば、会場はざわめく・・・

 

「しかし、昨晩、その島の一部が爆発した。」

その一言で更にざわめくが、直ぐに落ち着く

 

「長門筆頭、それは確か情報なのでありますか?」

 

声の聞こえた方を見ると

 

学ランにに緑のミニスカートを履き黒いタイツを履いた娘が手を上げている

確か廊下で自ら「あきつ丸」って言ってたっけ?

 

「夜間警備の任務に従事していた者達その爆発を確認している」

「そうでありますか・・・」

 

 

我が鎮守府(呉鎮守府)からは離れている上に

「柱島泊地」からは「屋代島」「情島」「津和地島」

などに遮られてはいるが爆発音だけは聞こえてきたらしい。

 

そして、その爆発の元凶は・・・」

 

長門さんがコッチ見てる・・・?

え?ええっ?

 

 

「そこの夕立だ」

その一言で一斉に注目を浴びる

 

「へ?・・・ぽいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ?!」

えええええええええええええええっ?!

 

「田中提督」

「ああ、そこで困惑している元凶(夕立)なんだが・・・」

 

「酷いぽい!!」

 

コイツ(夕立)の話を聞いた限りだと、そいつはあの島の施設に監禁されて強制的に「練度上げ(レベリング)」させられていたらしい。」

 

 

あ、華麗にスルーされた・・・

 

「つまりこの夕立は一応は戦い慣れてはいるがど素人同然だ。

 

んで、深海棲艦共が夕立の『改二』なった途端、声?を共鳴させたんだが、

そのせいで硝子にヒビが入ったそうだ。

そして硝子の檻を壊した瞬間に爆発したらしい」

 

 

 

 

「それが、昨晩の事だ。

そして、吹き飛ばされたコイツ(夕立)は運よく海面に着水し、漂流した結果

 

ウチ(柱島泊地)のお人好しが運よく見つけ、コイツ(夕立)は助かったって訳だが・・・

あの島の施設に居たのはコイツ(夕立)だけじゃなかったんだ。

 

時雨だ・・・

 

あの島の施設には姉の時雨がいてコイツ(夕立)の隣で戦っていたんだ。

 

そして、その時雨から救難信号を数時間前に一瞬だけだが受信した」

 

 

っ!

 

「勿論、今の今まで『救難信号を受信できなかった』事が引っかかるが・・・

恐らく施設の妨害電波(ジャミング)が働いていたが壁が壊れた衝撃で妨害電波(ジャミング)が不安定になった結果

 

『一瞬だけウチ(柱島泊地)が信号をキャッチできた』

・・・と考えたいが・・・罠の可能性が高い・・・

 

しかも、だ。近海の深海棲艦がその施設の付近に集まっている。

正直言って誰かが死ぬ危険だってある

 

 

そこで、だ。

 

 

この作戦の最終目的を説明する!

 

 

『海軍の過激派の施設から救難信号を受信した為、我々は過激派の救援に向かう!』

・・・ってのは建前で

 

作戦の第一目標!「白露型駆逐艦2番艦 時雨」の救援!

第ニ目標!「過激派の施設から情報を奪取!

 

異議のある者は居るか!」

 

 

その一言に誰も何も言わずに頷いてる

 

 

 

「・・・ぇ?」

 

 

「うっし!そんじゃ!行くか!長門!!」

「いいだろう!これより【鎮守府沖救援海戦】を発令する!艦隊!出撃するぞ!

編成を発表する!」

 

 

「ちょ!ちょっと待つぽい!!」

思わず割って入る

 

「なんだ?」

「・・・なんで・・・?

 

なんで・・・おねえちゃんを助けてくれるぽい?

 

・・・本当に罠で誰かが死ぬかもしれないぽい!!」

 

 

 

 

 

部屋が鎮まるが皆一様に「きょとん?」と言いたげに見つめてくる

 

 

 

 

「・・・そういえばコイツは時雨の安否も分からずに単艦で出撃しようとしてたなぁ?」

「司令官?それはホント?」

 

「ああ、そうだぞ?霞?なんか言ってやれ」

「なんで私が!・・・まぁいいわ!」

 

そう言って後方から列を割って出て来くるのは灰色の髪の娘が、1人

 

 

夕立()の前に立ち一言

「・・・アンタ・・・バカ?」

 

 

「ぽい?!」

いきなり罵倒された?!

 

「戦えば誰か死ぬ・・・当たり前でしょ?」

 

 

・・・確かにそうだ。

だけども、それは今までは「ゲーム」での世界の話

しかしこれは違う・・・これは現実・・・本当に死ぬ・・・

 

 

 

「誰かが『助けて』って言ってんの!

助けに行くに決まっているでしょ?

 

それに・・・アンタだって助けて欲しいんでしょ!

 

だから単艦で出撃しょうとするんじゃない!

助けて欲しいなら早く言いなさいったら!

 

っとに・・・

今のアンタの事は見てらんないったらありゃしないわよ・・・」

 

 

 

 

 

 

「・・・ぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの「仲間」と呼んだ人たちは

裏切られたり肉壁にしたり逃げられたりしたけども・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この人達はこれから死地に逝くって言うのに・・・

「死地?上等!」と笑って見せたり、

仲の良い者同士で、「貴方となら強くなれる」と頷きあってる・・・

 

 

 

 

 

もし・・・

コレが「共に歩んでゆく仲間」と呼んでいいなら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・おねえちゃんを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時雨おねえちゃんを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けてぇ・・・っ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんの・・・少しだけ・・・寄りかかってみよう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言い頭を下げる

が返事がなく頭を上げると

 

 

 

 

涙で前がぼやけてしまって前が見えにくいけども・・・

「皆、何処か微笑んでる」

それだけは分かった

 

 

 

 

 

「ンだよ?水臭いぜ?夕立の姉貴?」

自分と同い年の赤毛の娘がそう言って肩を抱いて

 

「きひひっ!」

と笑っている

 

そして、みんなの顔を見ると言葉にはしないが、頷き賛同してくれている

 

 

 

 

 

「・・・ありがとうぽい!!」

 

「これで本当に異論は無くなったようだな?田中提督?」

「うし!なら行くぞ?「時雨救出作戦」!発令だ!!

「将校殿・・・作戦名が違いますが・・・良いでしょう・・・」

 

っ!

「ぽいっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・もういいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もういいよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なら!夜戦!そんな事よりも夜戦ー!!はやく夜戦-!やーせーんー!!」

 

「ねぇさん・・・」

 

 

 

 

 

えぇ・・・

 

 

 

 

 

「きひひっ、よーし夜戦だ!突撃だ!続けェエエ!」

 

 

 

 

 

「あー!もう!バカばっかり!」

 

 

 

 

えぇ・・・今の流れで・・・?

 

 

 

 

そう言って夜戦好き?な娘が部屋から勢い良く赤毛の娘に続いて走り去って行く・・・

 

 

 

 

「アイツら・・・大丈夫か?

俺は編成も説明もほぼ、なにもしてないのに・・・」

 

・・・本当に大丈夫かな?

 




・・・川内は夜戦を目の前にしてよく我慢した方だと思うから反動で最後の最後に・・・

「時代背景」や「海軍内部情勢」等はこの夜が明けたら説明回で書きます

次回は『「静寂の廊下」に積み重ねるは「言の葉」を』

更新時間は、弥生(3月)のフタ(2日)のヒトフタマルマルを予定しております



それとどうでもいい事ですが

最近、「グリッ〇シティ」という町のバーでバーテンダーになるゲームにハマってましたwww

ちなみに主人公と上司の「社会人百合」もあるよ?w

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