卒業試験で殺し合いとかやばいよお
薬と毒は紙一重なRTAはーじまーるよー!
前回はアカデミー入学までひたすら下積み作業でしたね。
まだもうちょい入学まであるので、倍速しつつちょっと毒化の術について小話を。
毒化の術って要は基本的に毒を溜め込んで自分の体を毒物に改造するというものなのですが、何も溜め込めるのは毒だけじゃないんです。
正確に言えば、病原菌や呪詛なんかも溜め込めるので……そこまで極めてるとマジなバイオテロの術と化します。
今回の鬼鮫兄貴はチャクラを使った自己再生ができるのでそれに伴って毒耐性が一応あるのですが、極めた毒化なら倒せます。
しかし念には念を入れて、鬼鮫兄貴が耐性の無い病原菌の方も毒化の術で溜め込んで保険を作りたいと思います。
ちなみに病気耐性はガチでほぼ全員が耐性無いので、毒は対応できても病気が防げずーという倒し方のできる強敵は多いです。
感染させるまでが大変ですが、柱間やマダラといった強敵をも葬れる可能性があるからこの術殺意が高いって言われてるんですよね。
自分の体の中で病原菌や毒をちゃんぽんして、セルフ生体濃縮してると思うとやべーなこのバイオテロの術。
……っと、こんな話をしてるうちに入学の時期ですね。張り切って参りましょうー!
短いオープニングを飛ばして、さっそくアカデミー生活ですが……木の葉あたりのアカデミーと比べると、ものすごい殺伐としたものを感じますね。
そもそも内乱が多いせいで、今こうしてアカデミーで仲良くしてもいずれ敵対する事もあるってのをこの歳にして霧隠れの子達は知ってるからです。
というかそもそも卒業イベントが殺し合いな時点で仲良くとか無理すぎる。
世知辛いなぁ。
ですが、ホモくんはせっかちなので未来のこととかよく考えず鬼鮫兄貴を中心にみんなに接していきます。
話しかけるのは鬼鮫兄貴だけじゃ無いんかワレェ!と言いたい視聴者兄貴姉貴も居ると思いますが、これにはしっかりと理由があります。
【実技の時間だ!】
【……】
【なんとか課題をクリアできた】
【大変な課題だったせいか、怪我人がいっぱいだ】
はい、これですね。
アカデミーでの授業はやたら厳しく、そのせいで怪我人が毎回出ます。ええんかそれで。
となれば、医療スキルの格好の練習台ですねえ!
傷見せてみろよホラホラホラ……。
こうして傷の手当てとかしてやると多少好感度上がったりします。
鬼鮫兄貴はそんなに傷は負わないですが、無いならないで普通に話しかければいいだけですしこの期間で接触度稼いでいきましょう。
アカデミー期間中はこうして実戦練習を踏まえつつ、教本を最後まで読みきってマスターすることが目標です。
アカデミーに入った事でチャクラ関連の基礎スキルも身につきますし、そこは問題ないでしょう。
では倍速で飛ばします!
この時代の鬼鮫兄貴、ちょっとシャイ?な感じかつ微妙な高飛車感もあるけど普通の子なんですよね……こんな稚魚が里の闇に触れて闇落ちするだなんて。
倍速中ですが何回か鬼鮫兄貴にも手当てしてますホモくん。
こうした実践練習のおかげか教本の方もマスターしたようです。
あ、鬼鮫兄貴の手当て中にイベント起きましたね。
「毎度ありがたいですが、何故こんな事をするんですか?」
【……?】
「この里では、それをしても感謝してくれる人は少ないしこき使われるだけなのに」
遠回しな心配ですかねこれ?
実際医療忍者の扱いが良くないものだから、ホモくんがそっち目指してると知ってる上での発言と考えると「ほんとにそっちの道でいいの?」って心配を感じる……感じない?
まあ適当に選択肢選びましょう、極端にタイムが変動する選択肢は無いはずです。
【人が元気になったら嬉しい。痛くて苦しいままよりはいいと思う】
「そうですか……お人好しですね。せいぜい気をつけた方がいいですよ」
皮肉っぽい言動しつつ気をつけなよ!という蛮族の里ならではのガチ目の忠告感のある言動するとかお前ヒロインかよお!
鬼鮫兄貴のイベントを消化しつつ卒業イベントまで倍速!
木の葉だったら医療忍者になりたいって希望出せばそれ用のルートに乗っかれますが、霧隠れにそんなもんはねえ!ので基本独学です。
なので卒業あとは下忍として経験積みつつ、医務室に通って医療忍術の教本や教えなんかを頼みつつ任務をこなしていく事になります。
下忍やりつつ一定以上に医療スキルを手に入れれば、通常の任務ではなく医務室勤務を言い渡されるのでそこまで行ければ一息つけます。
中忍以上を目指すことは基本ありません、任務が多くなって医療スキル磨く時間が減るのでデメリットしかないので。
まあ、このチャートだと卒業する事そのものがまずちょっと運ゲーじみてるんだけどな!!!
その要因は、なんでこんな事するんだ!とツッコミを入れたくて仕方ない霧隠れのアカデミー卒業試験についてです。
原作でもチラッと言及されましたが、霧隠れのアカデミー卒業試験は生徒同士の殺し合いバトルロワイヤルです。
厳密に言えば生き残りさえすれば卒業とはなるので殺さなくてもOKなのですが、殺した人数が多ければ一目置かれより早く出世できるとかなんとか。
そのため、鎌倉武士みたいなメンタルの多い霧隠れの子たちは積極的にぶっ殺しにかかってくるんですよね()
……ゲームの方でもとうとう卒業試験の方に入りました。
このゲーム最初の山場であり運ゲーです。
「次の任務地は……霧隠れですか」
「お前の故郷か」
「やめてくださいよイタチさん、故郷と言うほど思い出は……ありませんよ」
「……そうか。任務内容にアカデミーを調べろとあるが」
「アカデミーですか。あの里、未だに卒業試験で殺し合いなんて事やってるんですかねえ」
一つ、二つ、命が消えてく。
知らない顔でもない命が消えていった卒業試験。
ふと、彼は今どうしているのだろうと思った。
この里では生きづらい性格だったものだから、霧満ちる里の露に消えたりしてはないのだろうか……と、里を抜けた身がするべきではない思考が浮かび、振り払う。
アカデミーなら恐らくは……彼と鉢合わせたりもしないだろう。
それに、医療忍者であるならきっと私やイタチさんを追いかける事も倒そうとする事もしない。
立ち向かってくるなら対処はどうしてもしなくてはいけないが、彼はそれをするほど強くもない。
「よかった」という単語を振り払い、任務先へと足を進めた。