さて!ついに本格的に毒化の術を開発しに行きますが、その前にやることがあります。
術を作るにはきっかけが必要なんです、閃くためのトリガーイベント。
毒化の術の場合は「川の公害イベント」というものを見る必要があります。
というわけで、イベントの起きる川の方へ向かいます。
【……川周辺が異様に静かだ。生物の気配がない。】
【川のせせらぎのみが聞こえる状態はとても異様である。】
【一体なぜ……、そこまで考えたところで思い出した。】
【そういえば、この川は公害が起きていた。】
という感じの入りから始まるイベントで、川がなぜこうなったのかという経緯を調べたりするイベントです。
基本的に分岐はなく、ほぼ一本道なので加速!
内容を知らない視聴者兄貴姉貴たちのために簡単に解説すると「川の公害とそれに伴う毒素の生体濃縮のせいで生物が死に絶えている、公害は今も続いてるらしい。どうにかしなくては!」みたいな内容。
このイベントで「毒の生体濃縮」というワードから毒化の術を閃くことができる!こうして新しい術が生まれるんやなって……。
弱肉強食、食物連鎖、でも餌の中身くらい確認しないとね。どんなもんが混ざってるかわかんないし。
そんな混ざりもんの餌になろうとしてるわけですがホモくんは。鮫肌ちゃん悪食だしね、仕方ないね。
【"毒素の生体濃縮"か……】
【脳裏にピンと豆電球が光って、術を思いついた!】
【毒化の術の開発が出来るようになりました】
はい、ではこれから本格的に毒化の術をマスターしてまいります。
毒化の術の開発の仕方は簡単!
①毒草を用意します
②毒草を食べます
③医療忍術で全部解毒はせず、身体と馴染ませるように身体を弄ります
④限界まで馴染ませて、無理だった分の毒を解毒します
⑤ひたすら繰り返して体内に毒を溜め込みまくります
みたいな流れです大体。
強い毒草を使えば使うほど術は早く進化していくが、リスクも高い。
しかし今回特徴で偏執狂を引いたためもとより成長スピードは速いし、そのうえ先に医療忍術のスキルを育てておいたので最初から強い毒草を使えます。
それに今回は自己治癒の向上も特徴で引いてるので、万が一失敗してもリカバリーが楽です。
あと実際は毒草のほかにも水銀とか毒性のあるものならなんでも使っていきます。
ちなみに、毒化で体質が変わるとチャクラが「毒化チャクラ」というものに変質して、このチャクラを吸収した相手にスリップダメージやデバフを与えたりします。恐ろしいね。
これが終わったら病原菌を溜め込むために、里中の病人の下へ行って治療をします。
仮にも医療関係者なので、治療や治験のためと言うと普通に案内してもらえるので楽チン。
病人を治療しつつ病原菌を回収しては、毒草と同じように身体の中に溜め込んでいきます。
病人は治る、こっちは術がパワーアップする、いい事尽くめですね。
本当のところ医療忍者ってその手の病気の知識もありますが、忍の怪我というと切り傷刺し傷あるいは毒なんかばっかりで病気の知識が役立つ事は基本あんまりありません。
毒化の術、ほんと医療忍術を限界まで悪用してる……。
今回の病人行脚は医療忍者の仕事の合間縫ってやってるわけだから……毒化の術の育成も加えると休みが取りにくくなるし、毒化が成長していくと基本的に体力は育ちにくくなるので過労には本当に気をつけようね!
過労でぶっ倒れるイベント起きて、鬼鮫兄貴と遭遇できるイベント逃したのは試走だけでいい……(一敗)。
という感じの流れで毒化の術をひたすらパワーアップさせていきます!
メニュー画面から偏執狂の適用を毒化の術にして……はい!では後の育成シーンは基本的に似たような光景ばっかりなので倍速倍速!
毒化の術って、一応ちゃんとセーフティあるんですよ。
術を育てる過程で、「潜伏の術」といって毒性や病原菌、さらには毒化チャクラの活動を潜伏させて非活性にさせる術もちゃんと覚えるんですよね。毒化チャクラも通常のチャクラに戻せる。
なので、お風呂入ったらお風呂の水が毒の湖になった……なんてことは起きないわけです。毒性もウィルスも潜伏状態の非活性なので。
……ただ、逆に言うと潜伏状態を解除さえすればどこでも毒やウィルスの症状が現れだすので、時間差の暗殺とかが出来るメリットもあったりします。ピンポイントな解除とかできたりするし。
今回は正面からぶつかってく予定なので関係ありませんが。
潜伏の術は「自分が死んだ場合は体内に残ったウィルスや毒性を自動的にオフにする(既に外に出ていて活性化してるモノはそのまんま)」という設定状態がデフォですが、これは設定を弄る事ができて……死んだら体内の毒やウィルスを全部活性化という設定にさせることもできます。
こっちの設定に切り替えたら死んだ時おっそろしいことに……RTA的には切り替える理由とか特に無いんで設定デフォルトのままで命拾いしたな一般民衆。
……あっ、よしよし規定の毒性レベルまで鍛え終わったようです。
ホモ君は現在全身猛毒&ウィルス状態です!やべえよやべえよ……。
まあちゃんと潜伏の術で安全状態保ってるので一般通過忍者たちは特に何も起きません、というか何か起こして騒ぎになると困るのはこっちなので。
バイオテロをいつでも起こせる状態になったホモくんですが……そろそろ時期ですね。街へ出て情報収集しましょう。
「おい、最近霧隠れ周辺で暁の連中がうろついていたとかどうとか……」
「うへぇ、勘弁してくれよ。アレだよ、里抜けした干柿んとこの奴じゃねえの?居るとしたら……内情知ってるだろうし」
「ったく勘弁してくれよ」
……よし、ちゃんと鬼鮫兄貴とオレオ大好き(?)イタチにーさんがやってくるフラグ立ちましたね。
暁の方でいろいろあって、イタチと鬼鮫兄貴が霧隠れに来るイベントがあるんですよ。
鬼鮫兄貴討伐はこのイベントを狙っていきます。
毒化の術は準備OK、あとは……毒化の術をやるとどうしても顔色が悪くなって、たまーに洞察力のいいキャラなんかに怪しまれたりするので、適当に化粧品を買って誤魔化しておきましょう。
さあ、すべての準備は整った。後は時が来るのを待つだけです。
ようやく山を越えると、遠くにおぼろげに里の明かりが見えてきた。
「……今すぐ行くか?」
「どの道山の中にも見回りが来る事もあります、人ごみに紛れた方がかえって見つかりにくいでしょう」
変化の術で適当に姿を変えて人の中に紛れてゆく。この里の中では"大事なもの"扱いの鮫肌を奪った抜け忍だというのに、誰も気づかない。
里を出てからどれほど経過したか、知らないうちに里の様相はそれなりに変化しているが全ては表層のこと。
本質的には何も変わらないのだろう。
……視界の端に、彼が映った。
反射的にそちらを向いた時にはもう、角を曲がってしまったので姿は見えなかった。
見えたのは後ろ姿だったし本当に彼なのかは分からない、ただ化粧品のようなものを持っていた。
……。
化粧品といえば使うのは女性、誰か良い女性とでも家庭を持ったのだろうか?
……ならば多分、恐らく幸せに生きているのだろう。彼は。
里を抜けた身でそんなことを気にかけるのは滑稽極まりないが、そう考えておいた方が……自分にとっても楽な事かもしれない。