勘のいいボンバーマンは嫌いだよなRTAはーじまーるよー!
前回は恐らく吸血シーンをデイダラが見ているであろうことがわかったところからですね。ふざけるな!(迫真)
はーほんとつっかえ(チャートが)
こんな風に吸血シーンを見られた場合、まずはその場で叫ばれるパターンと黙ってその場を去るパターン。
叫ばれた場合はその場ですぐ捕まえて他言無用と脅すなり始末するなりという手段が相手によっては取れますが、今回のデイダラは黙ってその場を去ったパターンですね。
去ったあと、さらに誰にも言ってないパターンか……誰かに言いふらした場合マジで完走断念するリセットレベルの事態なので急死に一生ですね。
ですが余裕もありません、一度見たキャラは何かの弾みに他人に言いふらす可能性もあるので依然として公に吸血バレの危険性はある状態です。
バレるとね、本当に場合によっては監禁沙汰だったりなんだりだからね……。
……。
少し予定より早いですが、里抜けの準備をしましょう。
そろそろ中忍試験の時期ですが、準備しつつ中忍試験でレベリングしてから里を出ます。
なので、中忍になってからすぐですね里抜けは。
本来ならば、中忍になってある程度レベリングしてからの予定でした。
というわけで、中忍試験に向けてゲスちゃんはどんどん強化していこうと思います。
人の血のほうが強化倍率は高いので、前回の動画で蝙蝠に蓄えた抜け忍の血は切り札として取っておきましょう。
今はまだそんなにバンバン人を吸血するわけにはいかないので。
というわけで、そろそろ基礎基本の術を使いこなしてレベル自体が上がっているので吸血忍術を覚えていきましょう。
吸血忍術とは!文字通り、吸血を行い太陽が苦手な吸血鬼化がある程度進んだ状態でのみ習得できる忍術である!
この忍術は、母親の部屋のクローゼットの中にある書物を漁ると見つかりますのでまず自宅に向いましょう。
【……自宅は静かだ。】
【お父さんは恐らくいつもどおりの様子だろう。】
ネグレクト真っ最中ですが里抜け直前に役立ってもらう予定のお父さんは置いといて、母親の部屋へ向かいます。
【あの日から手をつけてないため、ほこりだらけだ……。】
【お母さんも吸血鬼であるというのなら、何かそれらに関する情報はないだろうか。】
というわけで、忍術習得のための書物探しですが場所分かってるのでさっさと回収します。
【手記を手に入れた。】
というわけで目的のブツを手に入れたので用はありません。あばよ。
手記を手に入れたので、ここに載っている物の中で優先的に取得するのは「吸血忍法・雲散霧消の術」と「吸血忍法・身代わり蝙蝠の術」あたりですね。
吸血によるパワーアップは十分だし、そのほかの通常の術の方も今は人から吸血してないですが人から吸血すれば適性も奪えるので攻撃面は十分。鍛えるべきは防御面です。
雲散霧消の術は、霧化することで物理攻撃を無効にする術です。
物語において霧になる吸血鬼というのはよくあるし、それが元ネタかな?
身代わり蝙蝠は、口寄せで巨大蝙蝠の野衾と契約してから使えるようになる術で、自身の血を与えて育てた蝙蝠は自分ソックリに変化して自立して動けるようになるのでそいつを身代わりにするという術。
野衾から蝙蝠の赤ん坊をもらって、飲み込んで体内で寄生させて育てるというなかなかショッキングな下準備が居る術ですがとても便利ですマジで。幻術の身代わりなんかにもできるし。
雲散霧消と身代わり蝙蝠が使えるようになると滅茶苦茶死ににくくなるので、この二つを優先的に習得しましょう。
とりあえず先に口寄せ獣で野衾を契約できるようになってから術を習得していきます。
では倍速!
……。
どうやら訓練中に、さっそくですがデイダラがちょっかいをかけにきたようですね。
このボンバーマン定期的にヒヤヒヤさせてくるのなんなの趣味なの???
昼間より夜の方がバフがかかるので真夜中にやってるのですが、わざわざ真夜中の訓練の最中に訪ねにきてるの一応の配慮?なのかなんなのか。夜行型のゲスちゃんに合わせて。
嫌いな相手でも妙なとこで配慮する奴が多いんだよなこのゲーム。
【デイダラ?】
「……」
自分から尋ねておいてダンマリ……ということは、吸血についてあれなんなん?と尋ねにきたけど踏ん切りついてないパターンか。
ならこうだ。
【デイダラさあ、見たよね。】
「!」
自分から言いにいって圧をかけておきましょう。
なんとか準備終わるまでは言いふらされたら困るからな……。
「何をだよ」
若干声が震えてますがしらばっくれるので、圧力をさらにかけてゆきましょう。
【こんな風に、私が血を吸ったところを。】
首根っこ引っ掴んで首筋を軽く噛み付いて脅しかけると、おもっきり突き飛ばしてきますが別にいいです。
あんまりばっくれられるとそれはそれで困るしなあ。
しかしゲスちゃん、特徴で臆病引いてるからこの辺のアレソレもビビりながらやってんのだろか。内心ドッキドキ。
「やめろ!くそっ、なんなんだよお前……」
【なにって、聞いてどうするの。】
「どうするって……」
どうもこれ、考えなしに来たっぽいですねデイダラ。
……じゃあ、勢いで脅しつければしばらく黙ってくれそうなのでそっちでやりましょう。
【ううん、黙っていてほしいんだけども……ダメ?】
「今更すぎんだろそれはよォ!言うこと聞くと思ってんのか!?」
【黙っておいて欲しい。黙らない場合、この場で吸うしかなくなるから。】
「……ッ!やるってのか?」
【やりたくないから会話してるんだけども。それともまたいつもどおり爆弾でも使う?】
「……ふん、わかった。お前は殺す、でも今じゃない。もっと、もっとオイラの”美”を極めてからだ」
えー、多分これでなんとかなりました。
喧嘩売ったり脅迫するとゼッテー殺す!となりますが、苦手な相手ほど自分の芸術で殺そうとするので準備不足な今ならこうしてデイダラの追求を躱せるよやったね!
デイダラのプライドの高さに感謝、ゲスちゃんは元々芸術関連で煽ってたから余計にこうなったんだろな。
この時代はまだ禁術にも手を出してないのですが、この頃から爆弾魔の素質あるんだよなあ。
粘土造形師の部分と爆弾魔要素が、禁術でドッキングした結果がアレよ。
とにかくこれで後は中忍試験ですね、それをやったらいよいよ里抜けです。
楽しみだなあ!
きい、きい、きい。
微かな声は、蝙蝠の声だ。恐らくはあいつの口寄せで呼び出されたものだ。
つまりもう、あの女はこちらを見ている。
金切り声にも似た蝙蝠の鳴き声は精神を逆撫でするような声で、首筋がゾワゾワとした感覚に襲われる。
あんな事があったせいか、首のあたりに触れたりすると勝手に背筋と腹のあたりがざわつく。
あの牙の鋭さ冷たさを思い出して、ビビってる自分が情けなくて腹が立つ。
「旦那、お得意の毒煙なんかであの辺の蝙蝠追っ払えたりしないか?うん」
「蝙蝠なんざ恐ろしいものでもなし、わざわざ毒を消費させんじゃねえよ。お得意の爆発で追っ払え」
軽くチャクラを込めた起爆粘土を投げつけると蝙蝠は夜闇に散っていった。
あの女の呼ぶ蝙蝠、たまに人間みたいな笑い声を出す不気味なやつだ。
ひひひ、そんな風に蝙蝠の嘲笑が聞こえてますます苛立ちが募った。