時を駆けるクズなRTAはーじまーるよー!
前回は無事追手をぬっころしたところからですね。三人(一人)に勝てるわけないだろ!
というわけで悠々とみんなと合流します。
【おーい。】
「うわっ!?お前生きてたのか!?」
【酷いなあ、生きてるでしょどう見ても。】
どう見ても死亡フラグ立ててる状態からの帰還だから反応もこうなる()
この時期だと、まだ穢土転生が猛威を振るってなかった時代なのでこうして戻ってきても受け入れてもらえるんですね。
穢土転生が大暴れしだすとこうはいきません、自爆するかもしれないからね、仕方ないね。
卑劣様の影響大きスギィ!
とにかく、こうして敵を倒して戻ってくると周囲からの評価が上がります。やったね!
ある程度こうして評価を上げて出世していく予定です、今回チャートの都合上お金がかなり必要になるので。
「今回はなんとかなったが、次からは一人で残るとか危ない事はやめてくれ心臓に悪い」
【わあ、角都優しい〜!そうならないよう、頑張って強くなろうなみんなで。】
よかったよかったと他の小隊の子たちもほっとしたところで偵察任務終了です。
という感じでしばらくは任務任務&任務の毎日なので倍速ぅ!
雑談なんですけど、この大戦世代で五大国以外の滝隠れみたいな小国出身にして大国倒すぜ!みたいな動画結構ありますけど、一番エグいの毒化の術を利用して致死率高い病気作って疫病流行らせる戦法ですよねやっぱ。
この戦法で水の国打倒RTAやったヴェノミナーガ姉貴の動画、再生数すごいので見てる人多いと思いますけど本当にえらいことになってましたからね。
島国だから逃げ場が無い水の国に疫病流行らす外道戦法、お前はコロンブスか???
手段を選ばずダーティに生き残りを画策して、やりすぎじゃなきゃ戦争じゃ無いと言わんばかりに殺意と疫病を口寄せ獣の鼠たちに乗せて振りまくヴェノミナーガ姉貴には参ったね。敵が皆死ねば戦争は起きない()
お前は悪魔だ魔女だという主人公への罵倒があながち間違ってもいないという……。
一応おまけ動画でこの戦法自体は卑劣様の提案により戦争のルールで封じられるんですけど、その頃にはもう主人公の寿命が間近なものだからヤバいもん振り撒くだけ振りまいてやり逃げダイナミックしていく感が凄かった。
あっそうだ(唐突)
本格的な戦闘に参加させられるようになる前に、小隊のみんなに氷針舞の効果をあらかじめ説明しておきましょう。
ぶっつけ本番よりは、ちゃんと説明しておけばそれぞれ対応してくれます。
【という感じの効果あるから、俺が冷気を散布し出したら気をつけてね!】
「なるほど、それを使って追手を仕留めたのか……」
【そうだよ、でもうっかり味方が吸い込んだら肺がボロボロになるから吸わないよう頑張ってね。】
「頑張ってじゃ無いだろう」
【大事な身内がそんな風になったら俺も悲しいからこうして説明してるんだよ。】
「全く、口達者だなお前は」
角都にツッコミ入れられますが、なんやかんや例の黒マスク使って対策してくれるのでこれでOK OK。
本来は別のイベント起きて角都は黒マスクするようになるんですよ、表情を読まれにくくするためという理由で。
今回は氷針舞の説明をしたので、それに対応するためのマスクになってますね。
この頃の角都は捻くれてないので、面と向かってこういうこと言うとちょっと照れたりします。
この時代本当に魔窟なので、ことを起こすまではちゃんと好感度稼いで協力しやすくなるよう行動します。
最終的には任務ほっぽりだす上色々やるんですけどね、忍のクズがこの野郎……。
氷針舞はマスクなんかで口を遮られるとデバフの量が減りますが、それでも出し得な技なのほんと有能。
創成期のヤバい戦場でも、とにかく氷針舞をばらまいて数でタコ殴りにすればよほどヤバい相手以外はなんとかなります。
使いまくると敵からも対策されますが、まきびし氷はともかく冷気を完全に防ぐのは不可能なのでデバフ自体はあるしやっぱり出し得。
ただし、こうして角都に一度効果を説明してるので後々暁に入った角都を討伐する際には対策取られるのでクライマックスの戦闘ではあまり役に立ちません。
というか、一緒に任務しまくるから角都はクズくんの氷遁に対してだいぶ知識あるので対策が取られやすいです他の技も。
もっとも、コールドスリープ後のクズくんが新たに覚えたり作った技はその限りでは無いので討伐の時にはそれ使って倒す予定です。
男子三日会わずばなんとかかんとか。
はい、ではまた任務の繰り返しなので倍速!
そうそう、ちなみに氷遁の応用で傷口を凍らせて出血を止めるっていう応急手当方法あるんですよ。
これ意外と便利で、治療するまで時間を持たせるってのが混沌とした戦場では地味に役立ちます。
あっ、今倍速中ですっ飛ばされましたけど結構強いモブが相手だったので怪我した味方の傷を凍らせて治療できる場所まで戻るのに間を持たせてます。
任務漬けの毎日ですが、これから更に大きなイベントがあります。
柱間ァ!の細胞をなんとかして持ってこいと言われるイベントです。こいつをクリアして大金を手に入れます。
倒すのは絶対無理ですが、細胞だけならどうとでもなります。柱間ァ!は甘いので。
火の国に潜入だー!
「なあ、角都よお……その滝隠れの氷遁使いってもしかして知り合いの可能性があったりするのか?」
「……それを知ってどうする」
「知らんやつよりは知ってる奴のが殺りやすいじゃねーか!」
「知ってるからと言って楽勝になる相手では無いぞアレは。そもそも、あいつの能力はおそらくお前とあまり相性が良く無い」
「はぁ?なんでだよ」
「あいつは血を凍らせて出血を抑える事もできる、それに直接殺す術より敵の足を引っ張る術を好んでよく使う。不死身だろうがあまり意味がない」
「ほーん、しかし嫌に詳しいじゃねえか、もしかしてもともと組んでたりとか……グエッ!いきなりぶつんじゃねえよ!そもそも本当に知り合いかどうか確定したわけじゃねえんだろ!?」
「黙れ」
寒く冷たい吐息の恐ろしさは、その技を受けたことこそ無いがよく知っていた。
人柱力の護衛が本当にアイツだというのなら。
心臓が無事でも肺をやられたら元も子もない。気をつけなければ、マスクの内側で声に出さずに呟いた。